近年芸能人なども身体と心のメンテナンスのためにヨガを取り入れるなど、ヨガはその注目度が高まってきています。実際にヨガをやってみると奥が深く、さらにヨガを極めてヨガを仕事にしたいと思う方も少なくないのではないでしょうか。この記事ではヨガを指導するヨガインストラクターの年収や働き方についてご紹介していきます。
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ヨガインストラクターはヨガスタジオやフィットネスジムなどで、ヨガの正しいポーズや呼吸法の指導をおこなうインストラクターです。ヨガインストラクターの指導では基本的にインストラクターもヨガを実演しながら指導を行っていきます。そのため指導をおこなうためのヨガの知識だけでなく、自身でヨガを実演するための実演能力も必要となります。
またヨガインストラクターの仕事はヨガの指導だけではありません。働く施設によって仕事内容に多少変化はありますが、スタジオなどの受付業務、ブログやSNSの発信、顧客のカルテの管理といった事務作業もインストラクターの仕事です。またヨガのクラスのプログラムを作成するプログラミングといった仕事もあり、仕事内容は多岐にわたります。
ここからヨガインストラクターが活躍している場所を詳しくご紹介していきます。
ヨガインストラクターの活躍の場
ヨガインストラクターは活躍の場がいくつかあります。具体的には下記のような場所があります。
ヨガスタジオ
ヨガスタジオには多くのヨガインストラクターが在籍しています。大手ヨガスタジオから個人が運営しているヨガスタジオまで様々です。スタジオによって流派などが違うため全てのヨガスタジオで同じ内容を教えるわけでは無いという点もポイントです。
フィットネスジム
大手フィットネスジムの中にはスタジオレッスンのプログラムが組まれている場所も少なくありません。フィットネスジムなどに勤めている、ヨガインストラクターは、スタジオプログラムの中でヨガのプログラムを担当しています。またフィットネスジムでは自分の担当するプログラム以外の時間には通常のエクササイズの指導を行う場合もあります。
オンライン
近年ではオンラインでヨガレッスンを開催しているヨガインストラクターも増えてきています。自宅にいながら行えるオンラインでのヨガは小さい子供がいる女性などからの人気によって注目を集めています。その他にもYouTubeなどで活躍している講師などもいます。
ヨガインストラクターの年収や現状
「ヨガだけで生活していくのは難しい」といったネット記事などがあるため、実際にヨガインストラクターだけで生活してくのは難しいのでは無いか、という疑問を持つ方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
給料バンクが厚生労働省の労働白書などを参考に算出したヨガインストラクターの平均年収は250万円程度とかなり低い水準となっていました。その一方で各種求人サイトでは平均年収が400万円程度となっている場合もあります。
この金額の差には勤務先の違いや働き方の違いが大きく影響しています。ヨガインストラクターはヨガ歴や指導実績などが給与に反映されやすいため、インストラクター間の収入の差も大きい傾向にあります。社員としてヨガインストラクターになる場合には、大手ヨガスタジオやフィットネスジムを運営する会社に勤務する場合が一番給与が高い傾向にあります。初任給は20万円程度となっており、会社によってはボーナスなどが整備されている場合もあります。また大手ヨガスタジオなどに即戦力として中途採用で入社する場合は年収400万円以上の求人として掲載されている場合もあります。そのため求人サイトでの平均年収が400万円台となっていることもあるようです。
中規模や小規模のヨガスタジオでの就職はさらに給与が少ない場合もあり、ボーナスなどの制度が無い場合もあります。
ヨガインストラクターの中には、フリーの個人事業主として活躍している方もいます。その場合は契約しているヨガスタジオやフィットネスジムなどで、1レッスンに対して報酬を得ています。給与の金額はインストラクターによって変動しますが、この形態で活躍している場合は自分で仕事を受注した分がそのまま給与として反映されます。活躍しているフリーランスのヨガ講師は年収500万円以上の収入を得ている場合もあります。
またヨガの講師として独立して自分のヨガスタジオを運営するヨガインストラクターもいます。その場合は店舗の売上によって収入は変わりますが、年収1,000万円以上を得ている人も珍しくありません。しかしヨガスタジオの運営にはヨガインストラクターとしての知識だけでなく、経営やマネジメントといった別の能力も必要になってきます。
ヨガインストラクターの現状
近年の健康思考の高まりや国内、海外問わず著名人がヨガをエクササイズの一環として取り入れていることなどによってヨガの注目度は高まっています。その一方でヨガインストラクターになるために必要な資格が整備されていないことや、趣味の延長線上でヨガインストラクターとして開業してしまうケースなどもあり「インスタントインストラクター」と呼ばれる講師が増えている実情もあります。
そのためこのまましっかりとした技術や知識を持たない講師が増え続けることで、インストラクター間での収入格差が広がって行く可能性もあります。
そのためしっかりと収入を安定させられるように、資格の取得や実績を積むといったことが必要になります。
他方でヨガインストラクターの活躍の場所は拡大しつつあり、ヨガスタジオやフィットネスジムだけでなく、先述したオンラインでのヨガ指導やYouTubeといった場所での活躍やヨガ講師育成のスクール、またセミナーなどをおこなっているヨガ講師もおり、活躍の場はさらに拡大していくことが予想されます。
ヨガインストラクターとして給与を上げる方法
ここまでヨガインストラクターの現状や給与についてご紹介してきましたが、それではヨガインストラクターが給与を上げていくにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは給与を上げるための4つの方法をご紹介していきます。
資格取得
ヨガインストラクターになるために必須の資格やヨガに関する国家資格などは現在ありません。そのため資格などを取得しなくてもヨガ講師となることはできます。しかしヨガは全世界に広がっており、世界的に有名な団体や国内で大きな指示を得ている団体の中にはヨガ講師を認定する資格を発行している団体も多くあります。それらの団体が発行している資格を取得することでしっかりとしたヨガの技術や知識を習得した証拠となります。
ヨガスタジオやフィットネスジムで資格取得によって、すぐに昇給などに繋がる場合はあまり多くはありません。しかし長くヨガのキャリアを継続していく中で、給与を上げていく場合や就職や転職に際して資格の保持は1つのアドバンテージとなります。
マネジメント能力の向上
すでにヨガスタジオやフィットネスジムに勤務している場合は、単純なヨガの指導能力や知識、資格だけでなく他のヨガインストラクター達をマネジメントしていける能力をつけることで昇給が望める場合もあります。先述した通り、近年ヨガの需要の増加と共にヨガインストラクターの講師も増加しています。しかしその需要の増加によってあまりヨガインストラクターとしての経験を積んでいない講師が活動している場合も少なくありません。そんなインストラクター達をしっかりとマネジメントしていく能力は今様々なヨガの現場で求められています。そのためマネジメント能力を向上させていくことは収入上昇へと直径していきます。
マーケティング知識の取得
ヨガスタジオインストラクターはヨガの指導だけでなく、ヨガスタジオの運営の全体的な業務に携わります。その中でも広告やSNSを運用して新規の顧客を獲得していく、WEBマーケティングの知識を持っているインストラクターはとても有利です。しっかりと顧客となる可能性のあるユーザーを分析して新規顧客として獲得していくことで、社内での昇格していく事もできます。またマーケティングの知識はフリーランスで活躍する場合や独立して店舗をオープンする場合にも非常に役立つスキルであるため取得しておくことをおすすめします。
またWEBマーケティングなどの知識は近年新しくヨガインストラクターの活躍の場となっている、SNSやYouTubeなどでの活躍の際にも役に立つスキルです。しっかりとマーケティングを学んでおくことで新たな方向性での活躍も期待できます。
独立・開業
すでにヨガインストラクターとしてしっかりとした力量がある方が収入を伸ばすには、独立や開業がおすすめです。フリーランスとして個人で活動する場合は、自分が担当したクラスの数だけ収入が増えていくため社員として勤務しているときとは違った充実感を感じることもできます。また自身で店舗を開業して、他のヨガインストラクターを雇用していくことで年収1,000万円以上の収入を目指すことも可能となります。この独立や開業がしやすいという点もヨガインストラクターの大きな特徴の1つです。
ヨガインストラクターにおすすめの資格
ヨガインストラクターが取得しておくことで、キャリアアップなどに役立つ資格をご紹介致します。これらの資格の中には日本国内だけでなく、海外でも通用する資格があります。
RYT200
世界的なヨガ講師認証団体である、全米ヨガアライアンスが発行しているのがRYT200の資格です。全米ヨガアライアンス認定のスクールにて、所定の講座を受講することで取得できる資格です。国内だけでなく広く海外のヨガ教室でも採用されている資格となっています。
AJYAインストラクター資格
AJYAは一般社団法人全日本ヨガ協会の略称で、この協会では知識、技術、ホスピタリティを持ったヨガインストラクターの育成を目指しています。
この資格には3つの種類があり下から、「マスターコース」「アドバンスコース」「シニアコース」の3種類があります。
まとめ
ヨガインストラクターは現在需要が増加している職業であると同時に、このストレス社会で身体と心をリラックスする方法を広めていく魅力的な仕事です。しっかりとした知識、技術を持つことで自分の店舗を持つことができるという点もヨガインストラクターの魅力の1つです。これからヨガインストラクターの仕事を目指す方は、安定した収入を手に入れるため資格取得できる講座の受講なども検討してみてください。
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