「ミスミ 年収」と検索すると、平均年収が高いのか、自分が転職した場合も同じ水準を期待できるのかが気になるはずです。ミスミはメーカー事業と流通事業を併せ持ち、商品開発、IT、EC、物流、生産、営業、コーポレートなど職種が幅広いため、平均額だけで判断すると条件を読み違える可能性があります。

結論からいうと、株式会社ミスミグループ本社の平均年間給与は第63期有価証券報告書ベースで828万4,625円です。ただし、この数字は提出会社単体の平均であり、株式会社ミスミ、グループ会社、職種別、年齢別の給与レンジをそのまま示すものではありません。

この記事では、有価証券報告書、公式採用情報、公式事業概要、厚生労働省の労働条件確認情報をもとに、ミスミの年収の見方と応募前に確認すべき給与条件を整理します。

  • 平均年収828.5万円の対象範囲と注意点が分かります。
  • 新卒初任給、固定残業代、賞与の公式記載を確認できます。
  • 中途採用で提示年収を見るときの確認項目を整理できます。
  • 平均年収だけで応募判断しないための質問例を作れます。

ミスミの平均年収は828万4,625円

ミスミグループ本社の第63期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は828万4,625円です。あわせて、提出会社の従業員数は632名、平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は6.2年と記載されています。

この平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含む年間ベースの平均です。つまり、基本給だけではなく、賞与や時間外手当などを含んだ平均値として見る必要があります。

項目 第63期有価証券報告書の記載 見るときの注意点
平均年間給与 8,284,625円 提出会社単体の平均。賞与と基準外賃金を含む
平均年齢 39.1歳 若手だけでなく中堅層も含む平均
平均勤続年数 6.2年 入社年次や職種別の定着状況を示すものではない
提出会社従業員数 632名 株式会社ミスミグループ本社単体の人数
連結従業員数 11,064名 国内外のグループ会社を含む就業人員数

参照元の見方

平均年収は「ミスミのどの範囲か」を確認する

有価証券報告書の平均年間給与は、株式会社ミスミグループ本社の提出会社単体の数値です。

応募先が株式会社ミスミ、海外拠点、物流・生産関連会社、別のグループ会社になる場合、同じ給与水準をそのまま当てはめることはできません。

新卒初任給は学士・高専専攻科了で月額30.3万円

ミスミグループ本社の新卒採用ページでは、2027年4月入社向けの募集要項として、ビジネス職の基本報酬が公開されています。修士了は月額33万4,000円、学士了・高専専攻科了は月額30万3,000円です。

区分 基本報酬 固定残業代の記載
修士了 月額334,000円 月額43,409円、20時間分を含む
学士了・高専専攻科了 月額303,000円 月額39,380円、20時間分を含む
賞与 年2回 6月、12月
昇給 年1回 4月
勤務時間 9:00から17:30 フレックスタイム制。配属先により変形労働時間制の場合あり

募集要項では、固定残業時間を超えた場合は超過分の残業代が支払われると説明されています。固定残業代込みの月額報酬は、基本給だけの比較ではなく、残業時間と超過分の扱いまでセットで見ることが大切です。

転職Tips

固定残業代は「込みだから損」と決めつけず内訳を見る

固定残業代がある場合は、何時間分か、超過分が支払われるか、実際の残業時間の目安はどれくらいかを確認しましょう。

新卒募集要項の記載を中途採用の全職種へそのまま当てはめるのではなく、応募する求人票の条件で確認することが必要です。

ミスミの年収は職種と事業領域で見方が変わる

ミスミは、インダストリアル・オートメーション産業向けに、メーカー事業と流通事業を併せ持つ会社です。公式採用ページでも、商品開発、IT企画、EC企画、物流企画、生産企画、営業、コーポレートなど幅広い職種が示されています。

そのため、年収を見るときは「ミスミ全体の平均」だけでは足りません。応募職種が事業開発寄りなのか、IT・EC寄りなのか、物流・生産寄りなのか、営業・コーポレート寄りなのかで、求められる経験と評価軸が変わります。

確認軸 年収への影響 応募前に見るポイント
職種 商品開発、IT、営業、物流、生産、コーポレートで評価軸が変わる 募集職種の職務内容、必須経験、期待役割
事業領域 メーカー事業、流通事業、デジタルサービスで専門性が異なる 担当製品、顧客、プロジェクトの範囲
勤務地 東京本社、国内外拠点、配属先で働き方が変わる 転勤可能性、リモートワーク、出社頻度
給与内訳 基本給、賞与、固定残業代、手当で手取り感が変わる 提示年収の内訳、賞与算定、残業代の扱い

転職裏情報

「平均年収が高い会社」より「自分の経験が評価される職種」を見る

ミスミのように事業と職種が広い会社では、会社全体の平均年収よりも、応募ポジションで何を成果として評価するかが重要です。

IT企画、EC企画、商品開発、物流企画、営業では、同じ会社でも活かせる経験が異なります。職務経歴書では、応募職種の成果指標に近い実績を前面に出しましょう。

ミスミのようなBtoB企業への転職では、求人票の年収レンジだけでなく、職種ごとの評価軸や働き方まで確認することが重要です。条件の見方に迷う場合は、第三者に整理してもらうと比較しやすくなります。

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中途採用でミスミの給与条件を見るときの注意点

キャリア採用では、募集職種ごとに求められる経験や役割が変わります。平均年収828.5万円は企業研究の入口として使えますが、中途採用の提示年収は職種、職位、経験、評価、勤務地、雇用形態で変わると考えておきましょう。

厚生労働省の「確かめよう労働条件」でも、仕事を探すときは求人票や募集要項で、労働契約を結ぶときは労働条件通知書などで条件を確認することが案内されています。年収に関しても、面接中の口頭説明だけで終わらせず、内定前後に書面で確認することが大切です。

応募前に確認したい給与条件

  • 提示年収に賞与、固定残業代、各種手当が含まれるか
  • 固定残業代がある場合、何時間分で、超過分が支払われるか
  • 賞与の算定方法と直近の支給月数の考え方
  • 昇給・昇格の評価周期と評価項目
  • 勤務地、転勤、リモートワーク、出社頻度
  • 試用期間中と本採用後で待遇が変わるか
  • 職種別採用か、入社後の配属変更があり得るか

テンプレート

オファー面談で使える確認文

提示年収の内訳について、基本給、賞与想定、固定残業代、各種手当を分けて確認させてください。

固定残業代が含まれる場合、対象時間と超過分の支給方法を教えてください。

入社後の評価周期、昇給・昇格の考え方、賞与算定に影響する評価項目を確認したいです。

配属先や勤務地によって勤務時間、リモートワーク、転勤可能性が変わるかも確認させてください。

ミスミの年収が合う人・慎重に確認したい人

ミスミの年収水準は、公式開示ベースでは上場企業の中でも一定の高さがあります。ただし、給与だけで転職を決めるより、仕事の性質や評価される経験と合っているかを見る方が、入社後の納得感につながります。

向いている可能性がある人 慎重に確認したい人
製造業、BtoB、部品調達、EC、物流、IT企画などに関心がある 平均年収だけを見て、仕事内容や配属をあまり確認していない
業務改善、仕組み化、デジタル化に関わる仕事をしたい 固定残業代や評価制度の確認を後回しにしがち
グローバルな製造業向けビジネスに関わりたい 勤務地、転勤、配属変更の可能性に不安がある
営業、商品開発、IT、物流など自分の専門性を活かしたい 希望職種と実際の募集要件のズレを確認していない

ミスミの年収を調べるときは、平均年間給与828.5万円という数字だけでなく、その対象範囲と自分が応募する職種の条件を分けて確認しましょう。最終的には、求人票、面接、オファー面談、労働条件通知書で給与内訳を確認することが重要です。

まとめ:ミスミの年収は高めだが、応募職種の条件確認が重要

ミスミグループ本社の平均年間給与は、第63期有価証券報告書ベースで828万4,625円です。新卒採用では、修士了が月額33万4,000円、学士了・高専専攻科了が月額30万3,000円と公開されており、固定残業代や賞与、昇給についても公式募集要項で確認できます。

一方で、平均年収は提出会社単体の平均であり、中途採用の提示年収をそのまま表すものではありません。応募前には、職種、事業領域、勤務地、評価制度、給与内訳、固定残業代の扱いを整理してから判断しましょう。

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