「60万円だと、手取りはいくら残るのか」「月収60万円と手取り60万円はどれくらい違うのか」と気になっていませんか。

求人票や内定通知に書かれる月給・月収は、基本的に税金や社会保険料が引かれる前の額面です。会社員・東京都・協会けんぽ・40歳未満・扶養なし・住民税ありという前提で概算すると、額面60万円の手取りは月45万円前後が一つの目安になります。

この記事では、2026年5月13日時点で確認できる国税庁、協会けんぽ、厚生労働省、東京都主税局などの公式情報をもとに、額面60万円の手取り、控除内訳、賞与ありの場合、手取り60万円を目指す場合の見方を整理します。

  • 額面60万円の月手取り目安を確認できる
  • 所得税・住民税・社会保険料で何が引かれるか分かる
  • 月収60万円、月給60万円、手取り60万円の違いを整理できる
  • 賞与込み年収と毎月の手取りのズレを確認できる
  • 転職で月収60万円の求人を見るときの注意点が分かる

参照方針

手取り額は公式情報をもとに前提付きで概算します

この記事の手取り目安は、給与収入のみ、東京都、協会けんぽ、扶養なし、一般の事業という前提で概算しています。

実際の手取りは、勤務先の健康保険、標準報酬月額、住民税、扶養、年齢、賞与、固定残業代、会社独自控除で変わります。

額面60万円の手取りは月45万円前後が目安

額面60万円は、税金や社会保険料が引かれる前の支給額です。給与明細で見ると、そこから健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税などが差し引かれます。

会社員・東京都・協会けんぽ・40歳未満・扶養なし・住民税ありで見ると、額面60万円の手取りはおおむね44.8万〜45.5万円前後が一つの目安です。

ケース 手取り目安 見方
40歳未満・住民税あり 約44.8万〜45.5万円 前年も同程度の収入がある会社員の目安
40歳未満・住民税なし 約48万円前後 新卒、転職直後、前年所得が少ない場合などの一時的な見え方
40歳以上65歳未満 約44.3万〜45.0万円 介護保険料が加わるため、40歳未満より少し下がりやすい

60万円という数字だけを見ると余裕が大きく見えますが、住民税ありのケースでは月14万〜15万円前後が控除されることもあります。求人票の月収60万円は、口座に60万円が振り込まれる意味ではない点に注意しましょう。

転職Tips

「額面60万円」と「手取り60万円」は別物

額面60万円の手取りは、住民税ありなら45万円前後が目安です。

手取り60万円を毎月受け取りたい場合は、税金や社会保険料を考えると、額面は60万円よりかなり高く見る必要があります。

60万円から引かれる税金・社会保険料

額面60万円の手取りを考えるときは、どの控除が大きいのかを分けて見ると分かりやすくなります。

2026年5月時点の公式情報をもとにした標準ケースでは、社会保険料だけで月8万円台後半、住民税と所得税を含めると控除合計は月14万円台になることがあります。

控除項目 概算額 確認ポイント
健康保険料 約29,000円 協会けんぽ東京、標準報酬月額59万円、40歳未満の目安
厚生年金保険料 約54,000円 標準報酬月額59万円の被保険者負担分
雇用保険料 約3,000円 令和8年度の一般の事業、労働者負担5/1000を想定
所得税 約2.5万〜3万円 扶養なし、社会保険料控除後の給与をもとにした概算
住民税 約3万〜3.5万円 前年所得が同程度の場合の概算。自治体や控除で変動

協会けんぽ東京支部の令和8年度保険料額表では、報酬月額57万5,000円以上60万5,000円未満の標準報酬月額は59万円です。この等級をもとにすると、健康保険料と厚生年金保険料の被保険者負担だけで8万円台になります。

住民税は前年の所得に応じて課税され、給与所得者は原則として6月から翌年5月までの給与から特別徴収されます。そのため、転職1年目などで住民税が少ない月の手取りを、長期的な手取りとして見ないことが大切です。

転職裏情報

手取りが急に下がったように見える原因は住民税のことがある

転職直後や新卒1年目は、前年所得の関係で住民税が少なく、手取りが多く見えることがあります。

翌年6月以降に住民税の特別徴収が始まると、同じ額面でも手取りが数万円下がる場合があります。

月収60万円・月給60万円・手取り60万円の違い

「60万 手取り」で検索するときは、額面60万円の手取りを知りたい場合と、手取り60万円を得るための額面を知りたい場合が混ざりやすいです。

まずは、求人票や給与明細で使われる言葉を分けて確認しましょう。

言葉 意味の目安 注意点
月収60万円 1か月の収入全体を指すことが多い 残業代、歩合、手当、副業収入を含む場合がある
月給60万円 毎月の給与条件として使われることが多い 基本給、固定手当、固定残業代の内訳を確認する
額面60万円 控除前の支給額 税金・社会保険料が引かれる前の金額
手取り60万円 控除後に実際に受け取る金額 額面60万円では届きにくい

手取り60万円を毎月安定して受け取りたい場合、条件にもよりますが、額面月給は80万円台後半から90万円前後、賞与なしなら年収1,000万円前後以上を一つの目安として考える必要があります。

ただし、扶養、住民税、健康保険組合、賞与配分、所得控除で変わるため、手取り60万円を狙う場合は、年収だけでなく月給と賞与の配分まで確認するようにしましょう。

月収60万円の求人条件を、今の給与明細や生活費と比べてよいか迷う場合は、第三者に内訳を見てもらうと判断しやすくなります。FiiTJOBでは、条件の見方を整理しながら、自分に合う求人を探す相談ができます。

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賞与ありの年収720万円では毎月の手取りが変わる

額面月給60万円を12か月受け取ると、賞与なしの年収は720万円です。一方で、年収720万円でも、月給45万円と賞与180万円という設計なら、毎月の手取りは月給60万円のケースより低くなります。

生活費や家賃、ローン、教育費などを毎月の給与から払う場合は、年収総額だけでなく、月給部分を確認してください。

年収720万円の内訳例 月額面 毎月の手取りイメージ 見方
月給60万円・賞与なし 60万円 45万円前後 毎月の資金計画を立てやすい
月給50万円・賞与120万円 50万円 37万〜39万円前後 賞与月に収入が増えるが、毎月の手取りは下がる
月給45万円・賞与180万円 45万円 34万〜36万円前後 年収は同じでも月の固定費には注意が必要

転職Tips

年収720万円は「月給の高さ」まで分解する

同じ年収720万円でも、月給が高い求人と賞与比率が高い求人では、毎月使えるお金が違います。

賞与は会社業績、評価、入社時期で変わることがあるため、固定給でいくら確保できるかを確認しましょう。

額面60万円の生活感は固定費で大きく変わる

額面60万円、手取り45万円前後は、一般的には高めの給与水準といえます。ただし、生活の余裕は家賃、住宅ローン、車、家族構成、保険、奨学金、教育費、親への仕送りなどで変わります。

手取り45万円前後を家計に落とし込むときは、先に固定費を引き、残りを生活費、貯蓄、投資、自己投資に分けると判断しやすくなります。

確認項目 見方 注意点
家賃・住宅ローン 手取りに対する固定費比率を見る 賞与頼みの返済計画にしすぎない
車・保険・通信費 毎月出やすい支出を合計する 高収入でも固定費が膨らむと余裕は減る
貯蓄・投資 先取りで残す金額を決める 残ったら貯める形だと増えにくい
転職後の一時費用 引っ越し、通勤、服装、資格費用を見る 入社月の給与日や住民税切替も確認する

月収60万円の求人へ転職する場合、収入アップだけでなく、働き方の負荷も確認が必要です。高い給与に固定残業代、深夜勤務、成果連動給、出張、転勤、責任範囲の広さが含まれることもあります。

給与が高い理由を分解して、自分が納得できる働き方か確認することが、転職後のミスマッチを減らすうえで重要です。

転職で月収60万円の求人を見るときの確認ポイント

月収60万円の求人は、金額だけで判断せず、内訳と再現性を確認してください。特に「月収例」「想定年収」「固定残業代込み」「インセンティブ込み」の表記は、毎月安定して得られる給与と違う場合があります。

求人票や面談では、次の項目を確認しましょう。

  • 月収60万円は最低保証なのか、モデル月収なのか
  • 基本給はいくらか
  • 固定残業代が含まれる場合、時間数と超過分支給の扱いはどうか
  • インセンティブ、歩合、役職手当、資格手当の比率はどれくらいか
  • 賞与は固定か、業績・評価連動か
  • 年収720万円のうち、毎月の給与と賞与の配分はどうなっているか
  • 試用期間中に給与条件が変わるか
  • 社会保険、交通費、退職金、福利厚生の扱いはどうか

テンプレート

面談で月収60万円の内訳を確認する質問例

提示されている月収60万円は、最低保証額でしょうか。残業代やインセンティブを含むモデル月収でしょうか。

基本給、固定手当、固定残業代、変動手当の内訳を教えてください。

固定残業代がある場合、対象時間と超過分の支給ルールを確認したいです。

賞与込み年収の場合、月給と賞与の配分、過去の支給実績の考え方を教えてください。

試用期間中や配属後に給与条件が変わる可能性はありますか。

月収60万円の求人が自分に合うかは、手取り額だけでは決まりません。仕事内容、評価制度、残業、休日、勤務地、将来の昇給余地まで一緒に見る必要があります。

求人票の読み解きや条件比較に迷う場合は、希望条件を整理したうえで相談すると、応募すべき求人と見送るべき求人を分けやすくなります。

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まとめ:60万の手取りは、額面か手取りかを分けて判断する

額面60万円の手取りは、会社員・東京都・協会けんぽ・40歳未満・扶養なし・住民税ありの概算で、月45万円前後が目安です。40歳以上では介護保険料が加わり、住民税がない時期は一時的に手取りが多く見えることがあります。

一方で、手取り60万円を毎月受け取りたい場合は、額面60万円では足りません。税金や社会保険料を考えると、額面月給や年収はかなり高く見る必要があります。

転職で月収60万円の求人を見るときは、基本給、固定残業代、賞与、変動手当、試用期間、毎月の手取りまで分けて確認することが大切です。金額だけで決めず、自分の生活費と働き方に合う条件かを落ち着いて比較しましょう。

参照元