「JACリクルートメントの年収は高いのか」「平均年収816万円という数字は自分にも当てはまるのか」と気になっていませんか。人材紹介会社は成果や職種によって給与の見え方が変わるため、平均年収だけで判断すると入社後のギャップにつながることがあります。
結論からいうと、JACリクルートメントの2025年12月期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は8,159千円、平均年齢は35.0歳です。ただし、この平均は全社員の実績であり、新卒初任給や中途採用の提示年収とは対象が異なります。
この記事では、公式IR、公式採用情報、公式求人、公的な給与統計をもとに、JACリクルートメントの年収を応募前にどう見ればよいか整理します。
- 平均年収816万円の対象範囲と注意点が分かる
- 新卒初任給と中途予定年収の違いを確認できる
- 成果報酬・固定残業代・評価制度の見方を整理できる
- 面接やオファー面談で確認すべき質問が分かる
参照方針
平均年収と求人条件を分けて確認する
本記事では、JACリクルートメントの有価証券報告書、公式採用ページ、公式求人ページ、国税庁・厚生労働省の公的情報を参照しています。口コミや推定年収は、本文の根拠として使っていません。
JACリクルートメントの平均年収は816万円
株式会社ジェイエイシーリクルートメントの2025年12月期有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は8,159千円です。万円換算では約815.9万円、記事内では読みやすく平均年収816万円と表記します。
| 項目 | 2025年12月期の数値 | 見るときの注意点 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 8,159千円 | 賞与および基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 35.0歳 | 若手だけの給与水準ではない |
| 平均勤続年数 | 3.9年 | 中途入社者を含む平均として見る |
| 提出会社の従業員数 | 2,002名 | 子会社への出向者を除いた就業人員数 |
国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円とされています。JACリクルートメントの提出会社平均816万円は、この全国平均を上回る水準です。
ただし、平均年収は会社全体の実績値です。応募者が入社時に提示される年収や、入社後に到達できる年収を保証する数字ではありません。新卒、中途、職種、成果、評価によって実際の条件は変わります。
転職Tips
平均年収は「会社の水準」、求人票は「自分の条件」
平均年収が高い会社でも、入社時の提示年収は職種や経験で変わります。企業研究では平均年収を見つつ、応募する求人の予定年収、給与内訳、評価制度、残業代の扱いを分けて確認しましょう。
JACリクルートメントの年収推移と見方
JACリクルートメントの有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与が継続的に開示されています。直近の平均年収だけでなく、過去数年の推移を見ると、会社全体の給与水準をつかみやすくなります。
| 決算期 | 平均年間給与 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2025年12月期 | 8,159千円 | 35.0歳 |
| 2024年12月期 | 7,889千円 | 35.5歳 |
| 2023年12月期 | 8,429千円 | 35.4歳 |
| 2022年12月期 | 8,465千円 | 35.6歳 |
| 2021年12月期 | 8,003千円 | 35.5歳 |
年ごとに増減はありますが、近年はおおむね800万円前後の水準です。人材紹介事業では、事業環境、採用人数、成果報酬、賞与、職種構成によって平均年収が動く可能性があります。
応募者が見るべきなのは、平均年収の上下だけではありません。自分が応募する職種で、どの成果が給与に反映されるのかを確認することが重要です。
新卒初任給は年俸430万円から
JACリクルートメントの新卒採用募集要項では、リクルートメントコンサルタントの初任給として、年俸4,300,000円からと記載されています。内訳は、基本給3,010,000円、コンサルタント手当1,290,000円に、パフォーマンスボーナスが加わる形です。
| 項目 | 公式募集要項の内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 職種 | リクルートメントコンサルタント | 企業と転職希望者の双方を担当 |
| 初任給 | 年俸4,300,000円から | パフォーマンスボーナスは別途変動要素 |
| 月給例 | 358,340円 | 基本給とコンサルタント手当を12等分 |
| 固定残業制度 | コンサルタント手当が月48時間相当 | 48時間超過分は追加支給 |
| 賞与 | パフォーマンスボーナス制、チームインセンティブ制 | 支給条件と評価期間を確認 |
新卒条件を見るときは、年俸430万円という数字だけではなく、固定残業制度とパフォーマンスボーナスの扱いを確認する必要があります。特に、コンサルタント手当が時間外勤務手当に相当する点は、月給の見え方に影響します。
初任給は入口の条件であり、平均年収816万円とは対象が異なります。平均年収は在籍社員全体の実績、新卒初任給は入社時点の条件として分けて見ましょう。
中途採用の予定年収は535万円から1155万円
JACリクルートメントの公式中途採用ページでは、リクルートメントコンサルタントの募集が掲載されています。公式求人では、予定年収は535万円から1155万円、賃金形態は年俸制とパフォーマンスボーナスとされています。
| 項目 | 公式求人の内容 | 応募前の確認ポイント |
|---|---|---|
| 予定年収 | 535万円から1155万円 | 年間予算100%時の成果報酬を含む |
| 賃金形態 | 年俸制+パフォーマンスボーナス | 固定部分と変動部分の割合を確認 |
| 残業手当 | 有 | 固定残業代の有無、超過分支給を確認 |
| 勤務地 | 東京、北海道、東北、北関東、横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、中国、福岡 | 希望勤務地と配属可能性を確認 |
| 雇用形態 | 正社員 | 試用期間中の条件変更有無を確認 |
予定年収の幅が大きいのは、経験、スキル、配属領域、成果期待、選考評価によって提示条件が変わるためです。また、公式求人では、予定年収に年間予算100%時の成果報酬が含まれる旨が示されています。
つまり、中途転職では「535万円から1155万円のどこに入るか」よりも「固定部分と変動部分がどう決まるか」を確認することが重要です。
転職裏情報
成果報酬込みの予定年収は内訳確認が必須
予定年収にパフォーマンスボーナスが含まれる場合、実際の支給額は達成率や評価で変わることがあります。オファー面談では、固定年俸、想定賞与、評価期間、初年度の按分、未達時の下振れを分けて確認しましょう。
JACリクルートメントで年収が高く見える理由
JACリクルートメントの給与水準を理解するには、同社の事業特性を見る必要があります。公式採用情報では、同社の強みとして、専門職・管理職などハイクラス人材の転職・採用支援が説明されています。
リクルートメントコンサルタントは、企業と転職希望者の双方を担当し、採用要件の定義、市場の給与水準を踏まえた条件設定、候補者へのキャリアコンサルテーションなどを行います。単なる求人紹介ではなく、企業の経営課題や人材戦略に踏み込む仕事です。
| 年収に影響しやすい要素 | 理由 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| ハイクラス・専門職領域 | 候補者や企業の条件設定が高度になりやすい | 担当業界、担当職種、顧客層 |
| 両面型コンサルタント | 企業・候補者の双方を担当するため業務範囲が広い | 担当件数、KPI、支援体制 |
| 成果報酬 | 達成率が賞与やインセンティブに影響する可能性 | 目標設定、評価期間、未達時の扱い |
| 中途入社比率 | 経験者・異業界出身者が多く、職歴で条件差が出やすい | 自分の経験がどの等級で評価されるか |
年収が高い可能性がある一方で、成果や行動の期待値も確認が必要です。高年収に見える求人ほど、評価基準と働き方の相性を確認することが欠かせません。
年収を見るときの注意点
JACリクルートメントの年収を調べるときは、平均年収、初任給、中途予定年収を混同しないことが大切です。それぞれ対象範囲が違うため、同じ「年収」という言葉でも意味が変わります。
| 数字 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 平均年収816万円 | 提出会社の在籍社員平均 | 入社時提示額ではない |
| 新卒年俸430万円から | 新卒募集要項の初任給 | コンサルタント手当と賞与の扱いを確認 |
| 中途予定年収535万円から1155万円 | リクルートメントコンサルタント求人の予定年収 | 成果報酬込みで達成率により変動 |
また、JACリクルートメントの中途求人では、勤務地が複数拠点にまたがります。拠点や担当領域によって顧客層、求人市場、働き方、成果の出し方が変わる可能性があります。
応募前には、平均年収ではなく、自分の応募ポジションの給与条件を基準に比較しましょう。
オファー面談で確認したい給与条件
厚生労働省の「確かめよう労働条件」では、賃金、労働時間、就業場所などの労働条件を確認する重要性が示されています。JACリクルートメントに応募する場合も、内定前後で給与条件を曖昧にしないことが大切です。
- 提示年収のうち、固定年俸とパフォーマンスボーナスはいくらか
- パフォーマンスボーナスは何を達成すると満額になるのか
- 初年度の賞与は在籍期間や入社月で按分されるのか
- 固定残業代が含まれる場合、対象時間と超過分支給はどうなるか
- 評価は年何回で、昇給・昇格にどう反映されるか
- 担当業界・担当職種・配属拠点で目標設定が変わるか
- 試用期間中の給与や評価条件は同じか
- 労働条件通知書で就業場所・業務内容の変更範囲を確認できるか
テンプレート
JACリクルートメント応募時の年収確認質問
提示年収の内訳について、固定年俸、パフォーマンスボーナス、各種手当を分けて教えていただけますでしょうか。
パフォーマンスボーナスは、どの指標をどの達成率で評価する設計でしょうか。
入社初年度の賞与やインセンティブは、入社月や評価期間によってどのように扱われますか。
固定残業代やコンサルタント手当がある場合、対象時間と超過分支給の扱いを確認したいです。
配属予定領域や勤務地によって、目標設定、働き方、昇給機会に違いはありますか。
JACリクルートメントが合いやすい人・慎重に見たい人
JACリクルートメントは、専門職・管理職などのハイクラス人材紹介に強みを持つ会社です。年収水準に魅力を感じる人も多い一方で、両面型のコンサルタントとして企業と候補者の双方に向き合う働き方との相性を確認する必要があります。
| タイプ | 相性 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 営業・顧客折衝経験を活かしたい | 合いやすい | 担当業界、顧客層、提案範囲 |
| 成果が給与に反映される環境を望む | 合いやすい | 成果指標、賞与設計、評価頻度 |
| 専門性の高い業界でキャリアを作りたい | 合いやすい | 配属領域、研修、キャリアパス |
| 収入の変動要素を避けたい | 慎重に確認 | 固定部分と変動部分の比率 |
| 定型業務を安定して続けたい | 慎重に確認 | 両面型コンサルタントの業務量と裁量 |
年収だけを見ると魅力的でも、成果目標、顧客対応、候補者支援、スピード感が合わないと長期的な満足度は下がりやすくなります。給与水準と働き方の相性をセットで判断することが大切です。
参照元・確認した公式情報
この記事では、実在確認できる公式情報・公的情報のみを参照元として掲載しています。
参照元
JACリクルートメントの年収・給与条件の確認に使った情報
まとめ:JACリクルートメントの年収は高水準だが内訳確認が重要
JACリクルートメントの2025年12月期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は8,159千円、平均年齢は35.0歳です。全国平均と比べても高い水準といえます。
一方で、新卒初任給は年俸430万円から、中途のリクルートメントコンサルタント求人は予定年収535万円から1155万円と、数字の対象範囲はそれぞれ異なります。特に中途採用では、年俸制、パフォーマンスボーナス、固定残業代、評価制度を分けて確認することが重要です。
JACリクルートメントを検討するなら、平均年収816万円という会社全体の水準と、自分に提示される給与条件を切り分けて判断しましょう。求人票だけで判断しづらい場合は、希望年収、働き方、評価の相性を整理してから応募先を比較するのがおすすめです。
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