「nttデータ 年収」と検索すると、平均年収、職種別の給与、転職時の提示額、残業代、福利厚生など、確認したい情報が多く出てきます。特に転職を考えている人は、「平均年収は高いのか」「自分はいくらでオファーされそうか」が気になるはずです。

結論からいうと、2025年3月期有価証券報告書に記載された株式会社NTTデータグループの平均年間給与は923.4万円です。ただし、この数字は提出会社ベースであり、国内事業会社の株式会社NTTデータやグループ会社すべての平均年収をそのまま表すものではありません。

この記事では、有価証券報告書、会社プロフィール、2026年3月期第3四半期決算、経験者採用情報、厚生労働省の公的情報をもとに、NTTデータの年収の見方と、応募前・内定前に確認すべき給与条件を整理します。

  • 有価証券報告書上の平均年収と、その対象範囲が分かります。
  • 経験者採用の想定年収レンジと、見るべき注意点が分かります。
  • 職種・職位・評価・勤務地で年収が変わる理由を整理できます。
  • オファー面談で確認すべき給与条件を質問例にできます。

参照元の見方

平均年収は「どの会社の、どの範囲か」を必ず確認する

NTTデータは、持株会社である株式会社NTTデータグループ、国内事業会社である株式会社NTTデータ、海外事業会社であるNTT DATA, Inc.、国内外のグループ会社で構成されています。平均年収を見るときは、対象が「提出会社」なのか「国内事業会社」なのか「グループ全体」なのかを分けて確認しましょう。

NTTデータの平均年収はいくら?公式情報では923.4万円

NTTデータグループの2025年3月期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は923万4,000円です。あわせて、従業員数は1,592人、平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は14.1年と記載されています。

この平均年間給与には、基準内給与に加えて、時間外手当等の基準外給与と賞与が含まれています。つまり、月給だけではなく、残業代や賞与を含めた年間ベースの平均として見る必要があります。

項目 2025年3月期 有価証券報告書 見るときの注意点
平均年間給与 923.4万円 基準内給与、基準外給与、賞与を含む
平均年齢 39.7歳 若手の年収ではなく、全体平均として見る
平均勤続年数 14.1年 長期勤続者や転籍者の勤続年数も影響する
従業員数 1,592人 提出会社ベース。グループ全体の人数とは異なる

転職Tips

平均年収923万円を「自分のオファー額」として見ない

平均年収は企業研究の入口として有効ですが、転職時の提示額は職種、職位、経験、スキル、評価、勤務地、雇用形態によって変わります。応募前には、平均年収よりも「応募ポジションの想定年収」「提示年収の内訳」「入社後の昇給条件」を確認しましょう。

経験者採用の想定年収は550万円〜1,750万円

NTTデータグループの経験者採用ページでは、NTTデータグループ、NTTデータ、NTT DATA, Inc.の募集要項として、給与欄に想定年収550万円〜1,750万円と記載されています。詳細は面接時に伝えるとされています。

このレンジは広いため、「NTTデータに転職すれば必ず高年収になる」とは言えません。若手メンバー、システムエンジニア、プロジェクトマネージャー、コンサルタント、管理職、専門職では、期待される役割と報酬が大きく変わります。

確認項目 公式情報で確認できること 転職前の見方
想定年収 550万円〜1,750万円 ポジションごとの職位・経験要件で大きく変わる
勤務会社 NTTデータグループ、NTTデータ、NTT DATA, Inc.のいずれかは求人票で確認 同じNTTデータ名でも勤務会社を確認する
勤務時間 9:30〜18:00、職種によりフレックスタイム制・裁量労働制あり 残業代や裁量労働手当の扱いを確認する
待遇 昇給年1回、賞与年2回、交通費全額支給、各種社会保険、住宅・子育て介護等の手当 提示年収に含まれるもの・含まれないものを分ける

NTTデータの年収が高く見える理由

NTTデータの年収が高く見えやすい理由は、事業規模、担当領域の難度、プロジェクト責任、専門性、賞与・手当の影響があるためです。NTTデータグループのプロフィールでは、2025年3月期の連結売上高は4兆6,387億円、グループ全体の従業員数は197,800人とされています。

また、2026年3月期第3四半期決算説明会資料では、2025年4月〜12月の売上高は3兆6,438億円、営業利益は3,842億円、新規受注は4兆20億円と示されています。大規模な公共、金融、法人、海外案件を扱うため、職種によっては高い専門性と責任が求められます。

高年収につながりやすい要素 理由 確認すべきこと
大規模プロジェクト経験 公共・金融・法人などの重要システムを扱うため 担当範囲、顧客折衝、予算規模、チーム規模
プロジェクトマネジメント 進捗、品質、コスト、リスク管理の責任が大きい PM経験がどの職位で評価されるか
専門技術 クラウド、データ、AI、セキュリティ、基盤などの需要がある 求められる技術スタックと入社後の育成体制
グローバル案件 海外事業・多国籍チームとの連携がある 英語利用、出張、海外拠点連携の頻度

転職裏情報

年収アップは「会社名」より「職位」と「役割」で決まる

同じNTTデータ関連の求人でも、メンバー、リーダー、プロジェクトマネージャー、コンサルタント、管理職候補では提示年収が変わります。年収アップを狙うなら、会社名だけでなく、求人票に書かれた職位、担当範囲、成果責任、必要スキルを確認しましょう。

職種別に見る年収の差が出るポイント

NTTデータの経験者採用では、職種紹介としてシステムエンジニア・プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント、営業など複数の職種があります。年収は職種名だけで決まるわけではなく、担当する業務範囲と成果責任で変わります。

職種・役割 年収差が出やすいポイント 面接で確認したいこと
システムエンジニア 要件定義、設計、構築、専門技術、顧客折衝の範囲 開発担当か、上流工程まで担うか
プロジェクトマネージャー 予算、人数、品質責任、リスク管理の大きさ 管理するチーム規模と責任範囲
ITコンサルタント 構想策定、業務改革、システム企画、提案責任 提案・構想・導入のどこを担当するか
営業・アカウント 担当顧客、案件規模、提案範囲、売上責任 担当業界と既存・新規の比率

特にIT系の転職では、求人票の職種名だけでは実態が分かりにくいことがあります。年収を正しく見るには、担当工程、顧客折衝、マネジメント範囲、評価指標をセットで確認することが大切です。

平均年収と自分の年収がズレる理由

NTTデータの平均年収を見て「自分も900万円台になる」と考えるのは危険です。平均年収は、年齢、勤続年数、職位、賞与、時間外手当、管理職比率などが混ざった数字です。

  • 若手・中堅・管理職が同じ平均に含まれる
  • 賞与や時間外手当の影響を受ける
  • 提出会社ベースの数値で、グループ会社全体の平均ではない
  • 転職時の提示額は個別ポジションの要件で決まる
  • 裁量労働制やフレックスタイム制の扱いで手当の見方が変わる

転職Tips

「年収」ではなく「年収の内訳」を聞く

オファー額を見るときは、基本給、賞与、残業代、裁量労働手当、住宅補助、通勤費、その他手当を分けて確認しましょう。総額だけを見ると、月々の手取りや残業の扱いを誤解しやすくなります。

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福利厚生・働き方も年収とセットで見る

経験者採用の募集要項では、正社員の場合、昇給年1回、賞与年2回、交通費全額支給、各種社会保険完備、住宅・子育て介護などの諸手当、財形貯蓄制度、共済・各種貸付制度、福利厚生施設などが記載されています。

FAQでは、年次休暇は年間20日、夏季休暇5日、年末年始休暇、ライフプラン休暇などが案内されています。また、多様な働き方を支援する制度として、裁量労働制度、テレワーク制度、短時間勤務制度が挙げられています。

年収だけで比較すると高く見えても、勤務地、働き方、残業、裁量労働制、出張、プロジェクトの繁忙期によって満足度は変わります。給与と働き方は必ずセットで確認しましょう。

項目 公式情報で確認できること 確認したいポイント
休暇 年次休暇20日、夏季休暇5日など 配属先での取得実態、繁忙期との関係
働き方 裁量労働制度、テレワーク制度、短時間勤務制度 応募職種で実際に適用される制度
勤務地 主に首都圏、職種により国内外拠点の場合あり 出張、転勤、顧客先勤務、自宅勤務の扱い
手当 住宅、子育て介護などの諸手当 支給条件、金額、年収への含まれ方

参照元

厚生労働省は給与や労働条件を書面で確認する重要性を示している

厚生労働省は、求人票や募集要項で労働時間、賃金などの労働条件を確認し、採用時には労働条件通知書などで重要な条件を書面確認することを案内しています。年収が高く見える求人ほど、給与内訳と労働条件を具体的に確認しましょう。

NTTデータの年収で確認したい注意点

NTTデータの年収を確認するときは、次の点に注意してください。

  • 有価証券報告書の平均年収は提出会社ベースである
  • 国内事業会社、海外事業会社、国内外グループ会社で条件が異なる可能性がある
  • 経験者採用の想定年収レンジは広く、個別ポジションで変わる
  • 裁量労働制やフレックスタイム制の対象かを確認する必要がある
  • 賞与、残業代、手当、住宅補助が年収にどう含まれるかを確認する必要がある

転職裏情報

「高年収企業」ほどオファー面談の確認が重要

高年収レンジの企業では、入社時の職位設定がその後の昇給・昇格に影響しやすくなります。提示額に納得できるかだけでなく、入社時等級、評価基準、昇格タイミング、初年度に期待される成果まで確認しましょう。

内定前に確認したい給与条件チェックリスト

NTTデータへの応募・内定を検討するなら、オファー面談や採用条件通知のタイミングで、給与条件を具体的に確認しましょう。

  • 提示年収の内訳は、基本給・賞与・残業代・手当に分かれているか
  • 賞与は標準評価でどの程度を想定しているか
  • 時間外勤務手当や裁量労働手当の扱いはどうなっているか
  • 入社時の職位・等級は何か
  • 昇給・昇格のタイミングと評価基準は何か
  • 住宅補助や子育て介護手当などの支給条件は何か
  • 勤務地変更、出向、国内外異動の可能性はあるか
  • テレワークや裁量労働制が応募職種で実際に使えるか

テンプレート

NTTデータのオファー面談で使える質問例

年収内訳:提示年収のうち、基本給、賞与、時間外勤務手当、その他手当の内訳を教えてください。

賞与:標準評価の場合、賞与はどの程度を想定していますか。

職位:入社時の等級・職位と、同職位に期待される成果を教えてください。

昇格:昇格タイミング、評価基準、過去の中途入社者の昇格例を教えてください。

働き方:この職種ではフレックスタイム制、裁量労働制、テレワーク制度のどれが適用されますか。

勤務地:勤務地変更、出向、国内外異動、顧客先勤務の可能性を教えてください。

まとめ:NTTデータの年収は高水準だが、平均だけで判断しない

NTTデータグループの2025年3月期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は923.4万円です。経験者採用の募集要項では、想定年収550万円〜1,750万円のレンジも示されています。

ただし、平均年収は提出会社ベースであり、国内事業会社やグループ会社全体の平均とは異なる可能性があります。また、転職時の提示年収は職種、職位、経験、評価、勤務地、雇用形態で変わります。

NTTデータへの転職を検討するなら、平均年収を見るだけでなく、自分が応募するポジションの給与内訳、職位、評価基準、働き方まで確認することが重要です。

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公式情報・公的情報