「メルカリの年収は高いのか」「転職するとどのくらいを期待できるのか」と気になっていませんか。メルカリはテック企業として注目度が高く、公開開示資料の平均年間給与も高水準に見えますが、採用時のオファー年収は一律ではなく、個別に決まると公式FAQで明記されています。
結論から言うと、2025年6月期の公開開示資料ベースでは、株式会社メルカリ単体の平均年間給与は約1,176.3万円でした。ただし、この数字だけで転職時の提示年収を読むのは危険です。年齢や社歴で横並びに決まる会社ではなく、スキルやバリュー発揮能力によって年収が変わるためです。
この記事では、メルカリの公開開示資料、採用FAQ、新卒採用ページ、福利厚生ページをもとに、平均年収の見方、採用時の給与の決まり方、福利厚生、応募前に確認したいことまで整理します。
- メルカリの平均年間給与とその見方
- オファー年収が個別に決まる理由
- 月給例、賞与、固定残業代の確認ポイント
- 福利厚生や働き方まで含めた判断材料
メルカリの平均年収はどれくらいか
まず押さえたいのは、年収の根拠となる公開数値です。IRBANK掲載の有価証券報告書ベースでは、株式会社メルカリ単体の平均年間給与は次のとおりでした。
| 項目 | 公開数値 | 見方 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 11,763千円(約1,176.3万円) | 2025年6月期の株式会社メルカリ単体ベース |
| 平均年齢 | 36.3歳 | 比較的若い年齢帯でも平均年収が高い |
| 平均勤続年数 | 3.8年 | 長期在籍者だけの平均ではない |
| 単体従業員数 | 1,543人 | 平均年間給与の母数となる人数 |
| 連結従業員数 | 2,159人 | グループ全体ではなく単体平均と分けて見る |
約1,176.3万円という数字だけを見るとかなり高く見えます。ただし、ここで見ているのは株式会社メルカリ単体の平均で、グループ全体の平均ではありません。公開開示資料の平均年収は、管理職や高度専門職も含めた実績値なので、応募者全員が近い年収になるとは限りません。
そのため、検索で「メルカリ 年収」と調べる人が知りたいのは、単純な平均値よりも、自分の経験でどのくらいのオファーが出やすいのかという点のはずです。次に、メルカリが採用時の年収をどう決めているのかを見ていきます。
転職裏情報
平均年収が高く見えても、提示年収をそのまま予測できるわけではない
メルカリの採用FAQでは、年俸制で、年齢や社歴による一律の給与ではないと明記されています。つまり、平均年間給与は会社全体の実績を知る材料としては useful ですが、転職時のオファーは職種、スキル、実績、期待役割でかなり変わります。
採用時の年収はどう決まるか
メルカリの採用FAQでは、給与制度について年俸制(年俸の12分の1を毎月支給、毎年2回見直しあり)と説明されています。さらに、年齢や社歴で一律に決めるのではなく、個人のスキルやバリュー発揮能力によって個別のオファー金額を提示するとされています。
また、新卒採用FAQでは、本選考オファー時の給与は一人ひとりの経験や能力に合わせて決めるため、一律のオファー金額は設けていないと案内されています。メルカリは直近3年で中途採用比率が85.6%から90.0%の水準にあり、採用全体でも個別オファーが前提の色合いが強い会社だと読めます。
| 制度 | 公式情報 | 転職時の見方 |
|---|---|---|
| 給与体系 | 年俸制、12分の1を毎月支給、年2回見直し | 月給だけでなく年俸総額と見直しタイミングを確認する |
| オファー年収 | 年齢や社歴による一律ではなく個別提示 | 平均年収をそのまま自分の想定年収に置き換えない |
| 新卒・中途の月給例 | 月給例300,000円 = 基本給221,965円 + 45時間分固定残業代78,035円 | 基本給と固定残業代の内訳を分けて見る |
| 賞与 | 3月・9月、会社業績や本人評価により支給 | 固定年収に含むのか、変動分なのかを確認する |
| インセンティブ | 一定グレード以上にストック・オプションあり | 現金報酬以外の条件もオファー面談で確認する |
ここで特に重要なのは、月給例300,000円は「新卒・中途を問わず採用時に提示する給与の一例」だという点です。つまり、これが全ポジションの標準月給ではありません。職種や期待役割によって、実際のオファーは上下します。
さらに、固定残業代45時間分が含まれる例が示されているので、提示年収を見るときは「年収総額」だけでなく、基本給、固定残業代、賞与、株式報酬の有無を分けて確認したほうが安全です。
転職Tips
年収を見るときは「総額」より「内訳」を先に確認する
メルカリのように個別オファー制の会社では、年収総額だけを見ても実態がわかりにくいです。基本給がどれくらいか、固定残業代が何時間分か、賞与やストック・オプションが含まれるかまで見て、はじめて比較しやすくなります。
福利厚生と働き方まで含めて見るとどうか
年収が高くても、働き方や休暇制度が合わなければ満足度は上がりません。メルカリの採用ページで確認できる条件を整理すると、給与以外にも見ておきたいポイントがあります。
| 項目 | 公式情報 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 労働時間 | 所定労働時間8時間、休憩1時間、フルフレックス | 職種ごとの例外有無と実際の働き方 |
| 出社ルール | ハイブリッドワーク前提、通勤費は出社に応じて支給 | 配属先の出社頻度と通勤負担 |
| 交通費 | FAQでは月15万円が上限 | 遠方通勤や新幹線利用可否 |
| 休日休暇 | 完全週休2日制、入社時有給10日、Sick Leave年10日、リラックス休暇年3日 | 休みやすさとチーム運用 |
| 福利厚生 | mercibox、持株会、健康診断補助、カウンセリング窓口 | 自分に効く制度がどれか |
| 持株会 | 会社奨励金25%、賞与拠出にも25%奨励金 | 現金年収だけでなく資産形成面も見る |
メルカリは、年収の高さだけでなく、休暇制度と持株会制度の厚さも特徴です。入社時に有給10日が付与されるうえ、Sick Leaveが年10日、リラックス休暇が年3日あります。体調不良時に年次有給休暇を削り切らずに休めるのは、働きやすさに直結します。
一方で、ハイブリッドワーク前提である点は見落としやすいです。完全リモート前提で転職先を探している人は、オファー年収だけでなく出社頻度とチーム運用もセットで確認したほうが後悔しにくくなります。
参照ポイント
福利厚生は「あるか」より「自分に効くか」で見る
メルカリは福利厚生メニューが多い会社ですが、転職判断では全部を同じ重みで見る必要はありません。持株会、Sick Leave、リラックス休暇、ハイブリッド勤務、復職支援などのうち、自分の働き方や家族事情に直結する制度から優先して確認すると判断しやすくなります。
転職前に確認したい質問
メルカリの年収を見極めるうえで、面談や面接で確認したいのは次の点です。
- オファー年収の総額と、基本給・固定残業代・賞与の内訳はどうなっているか
- 固定残業代は何時間分で、超過分の扱いはどうなるか
- 配属先はメルカリ本体か、メルペイ・メルコインへの出向か
- 期待されるミッションと評価指標は何か
- 出社頻度、所属チームの働き方、10:00-16:00推奨時間の実運用はどうか
- ストック・オプション対象グレードかどうか
テンプレート
オファー面談でそのまま使える確認項目
・今回のオファー年収の内訳を、基本給・固定残業代・賞与見込みで教えてください。
・固定残業代は何時間分で、超過した場合の支給ルールはどうなりますか。
・配属先はメルカリ本体ですか。それともメルペイ、メルコインへの出向を含みますか。
・このポジションで期待される成果と、年2回の見直し時に重視される評価軸を教えてください。
・出社頻度と、チーム内の標準的な働き方を教えてください。
メルカリの年収まとめ
メルカリの公開開示資料ベースの平均年間給与は約1,176.3万円で、数字だけ見るとかなり高い水準です。ただし、採用FAQでは年俸制かつ個別オファー制が明示されているので、平均値だけで自分の提示年収を見積もるのは危険です。
見るべき順番は、まず平均年間給与で会社全体の報酬水準を把握し、その次に採用時の月給例、固定残業代、賞与、出社ルール、配属先、持株会やストック・オプションの有無を確認することです。数字が高い会社ほど、内訳と条件の読み違いが年収の満足度を大きく左右します。
自分の経験でどのくらいのオファーが狙えるか整理したいなら、職種、現年収、強みを言語化してから比較したほうが判断しやすいです。