NTTコミュニケーションズの年収を調べるときは、まず社名と採用情報の前提を整理する必要があります。NTTコミュニケーションズ株式会社は、2025年7月1日にNTTドコモビジネス株式会社へ社名変更されました。

2026年4月30日時点で確認できる公式情報の範囲では、NTTドコモビジネス単体の平均年間給与は確認できません。一方、ドコモ採用ページでは、2026年4月以降入社者向けの初任給として、大学了34万2,000円、修士了35万4,000円、博士了41万5,660円などが掲載されています。

この記事では、旧NTTコミュニケーションズの年収を調べている人に向けて、社名変更後の公式情報、初任給の読み方、中途応募時に確認すべき給与条件を整理します。

  • NTTコミュニケーションズの現在の社名と公式情報の見方が分かる
  • 平均年収の公式値が確認できるか判断できる
  • ドコモ採用ページの初任給・賞与・手当の前提が分かる
  • 中途応募やオファー面談で確認すべき年収条件を整理できる

参照元

この記事で確認した一次情報・公式情報

NTTドコモビジネスの社名変更リリース、会社概要、決算公告、NTTドコモ採用の募集要項、NTTグループの人事給与制度ニュースリリース、国税庁・厚生労働省の公的情報を確認しています。

NTTコミュニケーションズは現NTTドコモビジネス

NTTドコモビジネスの公式発表では、NTTコミュニケーションズ株式会社は2025年7月1日付でNTTドコモビジネス株式会社へ社名変更するとされています。旧社名で検索している場合でも、現在の公式情報はNTTドコモビジネスとして確認するのが基本です。

項目 公式情報で確認できる内容 年収を調べるときの意味
旧社名 NTTコミュニケーションズ株式会社 口コミや過去記事では旧社名表記が残ることがある
現社名 NTTドコモビジネス株式会社 現在の会社概要・採用情報は現社名で確認する
変更日 2025年7月1日 検索結果の年度や社名を確認する
位置づけ ドコモグループ・NTTグループの法人事業の中核会社 法人ICT、クラウド、ネットワーク、セキュリティなどの職種が中心

社名変更前後で会社の情報が混在しやすいため、年収や採用条件を見るときは「いつの情報か」「旧社名か現社名か」を確認することが重要です。

公式平均年収は確認できる?

NTTドコモビジネスの会社概要には、資本金2,309億円、従業員数9,350名、NTTドコモビジネスグループ全体17,550名などの情報が掲載されています。また、経営情報ページには2024年度(第26期)の決算公告が掲載されています。

ただし、2026年4月30日時点で確認できる公式会社概要・決算公告・採用情報の範囲では、上場企業の有価証券報告書に載るような平均年間給与の公式値は確認できませんでした。

確認項目 確認結果 注意点
NTTドコモビジネス単体の公式平均年収 確認できず 口コミ平均を公式値として扱わない
会社概要 資本金、従業員数、事業内容を確認可能 会社規模の確認には使えるが年収値ではない
決算公告 2024年度(第26期)などを掲載 平均年間給与の確認資料とは別に見る
採用ページ 初任給、賞与、手当、勤務地、勤務時間などを確認可能 応募時の条件確認に使う

つまり、NTTコミュニケーションズの年収を調べるときは、平均年収の推定値を探すより、応募する職種・グレード・勤務地に適用される条件を確認するほうが実務的です。

ドコモ採用ページの初任給は大学了34.2万円、修士了35.4万円

NTTドコモ採用ページの募集要項では、2026年4月1日時点の内容として、2026年4月以降入社者向けの初任給が掲載されています。ページ内では、NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)がドコモの子会社となり、ドコモグループが設立されたことも説明されています。

区分 初任給(住宅補助を含む) 12カ月換算の目安
高卒 318,000円 3,816,000円
短大・専門・高専卒 324,000円 3,888,000円
大学了 342,000円 4,104,000円
修士了 354,000円 4,248,000円
博士了 415,660円 4,987,920円

この初任給には、独身・首都圏の場合の住宅補助費42,000円が含まれると説明されています。また、博士了はグレード4、博士了以外はグレード6で採用した場合の金額とされています。12カ月換算は月額を単純に12倍した目安であり、賞与や実際の手当条件を含む年収保証ではありません。

転職Tips

初任給は住宅補助込みかどうかを必ず見る

ドコモ採用ページの初任給は、独身・首都圏の場合の住宅補助費を含む前提で掲載されています。年収比較では、基本給だけなのか、住宅補助込みなのか、賞与や残業代を含むのかで見え方が変わります。

賞与・手当・勤務条件も年収に影響する

ドコモ採用ページの募集要項では、賞与は年2回、諸手当はリモートワーク手当、通勤手当、扶養手当など、昇給は年1回とされています。勤務地はNTTドコモグループの国内外の事業所で、勤務時間は9時30分から18時00分を標準勤務とし、部署によりフレックスタイム制や交替勤務制があるとされています。

項目 公式募集要項で確認できる内容 年収判断で見るポイント
賞与 年2回(6月・12月)など 初年度支給、評価期間、標準評価時の目安を確認する
諸手当 リモートワーク手当、通勤手当、扶養手当など 自分が対象になる手当を確認する
昇給 年1回 評価基準、グレード、昇格条件を見る
勤務地 国内外の事業所 勤務地変更、海外勤務、住宅制度の条件を確認する
勤務時間 9:30から18:00、部署によりフレックス・交替勤務あり 職種別の残業、夜間対応、交替勤務の有無を見る

厚生労働省も、賃金、就業場所、業務内容、労働時間、休日などの労働条件は確認すべき項目として整理しています。内定後は、口頭説明だけでなく労働条件通知書で確認しましょう。

NTTグループは専門性重視の人事給与制度へ移行

NTTグループは、2023年4月から専門性を軸とした新たな人事給与制度を導入すると発表しています。この発表では、年次・年齢や在級年数ではなく、専門性を重視し、評価や給与・人事異動等が決まる仕組みへ見直すと説明されています。

制度のポイント 年収を見るときの意味
専門性を重視 年齢だけでなく、職務・専門スキル・成果で処遇が変わる可能性がある
18の専門分野ごとのグレード基準 応募職種がどの専門分野・グレードに当たるか確認したい
スペシャリストコースの創設 管理職だけでなく専門職として処遇を上げる道がある可能性がある
自律的なキャリア形成支援 異動・研修・キャリア支援が中長期の年収に影響する

NTTコミュニケーションズ時代の年収口コミを読むときも、現在の制度やグレード前提と合っているかを確認する必要があります。過去の年功的なイメージだけで年収を判断しないことが大切です。

転職裏情報

通信・ICT企業は「会社平均」より「専門性とグレード」で見る

ネットワーク、クラウド、セキュリティ、AI、法人DXなどの職種では、同じ会社でも求められる専門性が大きく異なります。平均年収だけでなく、自分の経験がどの職種・グレードで評価されるかを確認するほうが、転職後の条件を読みやすくなります。

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職種別に見るべき給与条件

ドコモ採用ページのワークフィールドには、法人事業のソリューションエンジニア、ビジネスデザイン、パートナーコンサルティング、プロダクト・サービスエンジニア、AIエンジニア・データサイエンティスト、セキュリティエンジニア、ネットワーク・インフラエンジニア、6G・IOWNエンジニアなどが掲載されています。

職種・領域 年収で確認したい点 理由
ソリューションエンジニア プロジェクト規模、PM経験、クラウド・ネットワーク経験 法人顧客向けの提案・設計・構築・PM経験で評価が変わりやすい
ネットワーク・インフラ 通信知識、運用経験、資格、夜間・障害対応 社会インフラに近い職務では勤務条件の確認が重要
セキュリティ 実務経験、資格、インシデント対応、専門性 市場価値とグレードの対応を確認したい
AI・データサイエンス 研究・実装経験、分析基盤、クラウド、成果物 専門スキルの評価が提示条件に影響しやすい
ビジネスデザイン・法人営業 顧客規模、営業支援、マーケティング、評価指標 担当範囲や成果指標で求められる役割が変わる

中途応募では、求人票の職務内容だけでなく、等級・グレード、想定成果、評価基準、勤務地、働き方をセットで確認しましょう。

全国平均と比べるときの注意点

国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円、正社員の平均給与は545万円です。ただし、これは業種・年齢・職種を横断した年間給与の平均です。

比較対象 金額 比較時の注意点
ドコモ採用ページ 大学了初任給 342,000円 住宅補助込みの月額。賞与や実際の手当条件は別確認
ドコモ採用ページ 修士了初任給 354,000円 住宅補助込みの月額。グレード前提を確認する
給与所得者全体の平均給与 478万円 賞与を含む年間給与の統計
正社員の平均給与 545万円 業種・年齢・企業規模が混ざる平均

初任給の月額と全国平均の年間給与を単純比較すると、判断を誤ることがあります。比較するなら、月給、賞与、手当、残業、勤務地、年齢、職種をそろえて見る必要があります。

中途応募ではオファー面談で年収条件を確認する

中途採用では、求人ごとの年収レンジや提示条件が職種・経験・グレードで変わることがあります。平均年収の推定値だけで応募判断を終えるのではなく、選考中から条件を確認できるようにしておきましょう。

確認項目 見るポイント 質問例
基本給 月給、グレード、専門分野 今回のポジションで想定されるグレードと基本給の内訳を確認できますか
賞与 年2回、評価反映、初年度支給 標準評価の場合の賞与目安と、初年度の扱いを確認できますか
手当 住宅補助、リモートワーク、通勤、扶養など 今回の勤務地・家族構成で対象になる手当を確認できますか
勤務時間 残業、フレックス、交替勤務、障害対応 配属予定部署の残業時間や夜間対応の有無を確認できますか
勤務地 国内外拠点、転勤、リモート可否 勤務地変更の範囲とリモートワークの前提を確認できますか

テンプレート

オファー面談で使える年収確認メモ

提示年収の内訳:基本給、賞与、住宅補助、リモートワーク手当、通勤手当、扶養手当、時間外勤務手当を分けて確認したいです。

グレードの前提:今回の職種・専門分野で想定されるグレード、評価基準、昇格条件を確認したいです。

勤務条件:フレックス、交替勤務、夜間対応、障害対応、平均残業時間を確認したいです。

勤務地の前提:初期配属、国内外拠点への異動可能性、リモートワークの利用条件を確認したいです。

入社後の見通し:初年度と2年目以降で年収が変わる要素を確認したいです。

向いている人・慎重に見たい人

NTTドコモビジネスは、ICTサービス・ソリューション事業、国際通信事業などを担う会社です。クラウド、ネットワーク、セキュリティ、AI、データ、法人DXなどに関心がある人には、職種の選択肢が広い一方、職務ごとの条件確認が重要になります。

向いている可能性がある人 理由
法人ICT、クラウド、ネットワーク、セキュリティに関わりたい人 法人向けソリューションや通信インフラに関わる職種が多いため
専門性を軸にキャリアを伸ばしたい人 NTTグループは専門性を重視した人事給与制度へ移行しているため
大規模顧客や社会インフラに近い仕事をしたい人 法人事業・通信基盤・DX支援に関わる機会があるため
慎重に見たい人 確認したい理由
会社平均年収だけで判断したい人 公式平均年収が確認できないため、職種別条件を見る必要がある
勤務地や働き方を強く固定したい人 国内外事業所、フレックス、交替勤務などの前提確認が必要
残業や夜間対応を避けたい人 ネットワーク・インフラ系では職務によって勤務条件が変わる可能性がある
旧社名の口コミだけで判断している人 社名変更後の制度・採用枠・グレード前提とズレる可能性がある

まとめ:NTTコミュニケーションズの年収は現社名と職種条件で確認する

NTTコミュニケーションズ株式会社は、2025年7月1日にNTTドコモビジネス株式会社へ社名変更されています。年収を調べるときは、旧社名の口コミだけでなく、現社名の会社概要・採用情報を確認しましょう。

2026年4月30日時点で、NTTドコモビジネス単体の公式平均年収は確認できませんでした。一方、ドコモ採用ページでは、2026年4月以降入社者向けの初任給として大学了34万2,000円、修士了35万4,000円、博士了41万5,660円などが掲載されています。ただし、住宅補助込み、グレード前提などの条件があります。

転職判断では、平均年収の推定値より、自分が応募する職種・グレード・勤務地・勤務条件に適用される年収を確認することが重要です。基本給、賞与、手当、残業、勤務地、リモートワーク、評価制度まで確認してから判断しましょう。

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