「年収700万円の男性はどれくらいいるのか」「自分の年収は高い方なのか」と気になって検索している人も多いはずです。年収700万円は平均より高い水準ですが、統計を見るときは、母集団と給与階級の区切りを確認する必要があります。

国税庁の令和6年分 民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した男性給与所得者のうち、給与700万円超の層は約26.0%です。700万円台だけで見ると、男性給与所得者全体の約7.6%にあたります。

この記事では、国税庁の公的データをもとに、年収700万円の男性割合、平均年収との比較、手取り目安、転職で年収700万円を目指すときの確認ポイントを整理します。

  • 年収700万円超の男性給与所得者の割合
  • 700万円台だけで見たときの人数と割合
  • 年収700万円の手取りと生活レベルの目安
  • 転職で年収700万円を目指すときの求人票チェック

年収700万円超の男性割合は約26.0%

国税庁の統計表では、給与階級が「600万円超700万円以下」「700万円超800万円以下」に分かれています。そのため、この記事では年収700万円以上に近い統計値として、原則「700万円超」の男性給与所得者割合を使います。

令和6年分の第3表によると、1年を通じて勤務した男性給与所得者は29,250,024人です。このうち、700万円超の給与階級に入る男性は7,609,992人で、割合は約26.0%です。

見方 男性人数 男性給与所得者に占める割合 補足
700万円超 7,609,992人 約26.0% 700万円超800万円以下から2500万円超までの合計
700万円台 2,231,977人 約7.6% 700万円超800万円以下
600万円超700万円以下 3,018,818人 約10.3% 統計上、年収700万円ちょうどに近い層が含まれる階級
600万円超 10,628,810人 約36.3% 600万円超700万円以下も含めた広めの見方

参照元メモ

「全男性の割合」ではなく「男性給与所得者の割合」

この割合は、国税庁の民間給与実態統計調査における「1年を通じて勤務した男性給与所得者」が母集団です。自営業者、役員報酬の扱い、短期勤務者、無業者などを含む全男性人口の割合ではありません。

年収700万円は男性平均より高い水準

同じ国税庁調査では、1年を通じて勤務した給与所得者全体の平均給与は477.5万円、男性の平均給与は586.7万円です。年収700万円は、男性平均を上回る水準です。

ただし、平均は年齢、職種、業種、企業規模、雇用形態、地域の影響を受けます。年収700万円を高いか低いかで判断するより、自分の経験年数、職種、責任範囲と比べることが重要です。

比較対象 金額・割合 見方
給与所得者全体の平均給与 477.5万円 男女・雇用形態などを含む全体平均
男性給与所得者の平均給与 586.7万円 男性の1年を通じて勤務した給与所得者の平均
男性の700万円超割合 約26.0% 男性給与所得者の約4人に1人という見方
男性の700万円台割合 約7.6% 700万円超800万円以下に限った割合

転職Tips

年収700万円は「職種別の相場」で見直す

同じ年収700万円でも、営業、エンジニア、管理職、専門職、医療・福祉周辺職では到達しやすさが変わります。求人を見るときは、全体平均だけでなく、応募職種で求められる経験、資格、マネジメント範囲、夜勤やシフトの有無を確認しましょう。

年収700万円の手取りは年間約529万〜533万円が目安

年収700万円の手取りは、東京都・会社員・40歳未満・扶養なしの概算で、年間約533万円です。40〜64歳で介護保険料がかかる場合は、年間約529万円前後に近づきます。

月平均にすると約44万円前後ですが、賞与比率が高い会社では毎月の手取りが低く、賞与月にまとまって入る形になります。年収700万円の生活感は、額面年収よりも月給と賞与の配分で変わります。

項目 概算額 補足
額面年収 700万円 賞与込みの年収として想定
社会保険料等 約103万〜109万円 健康保険、厚生年金、雇用保険。40〜64歳は介護保険料も加算
所得税 約26万円 給与所得控除、基礎控除、社会保険料控除を反映した概算
住民税 約37万円 東京都在住、追加控除なしの概算
年間手取り 約529万〜533万円 扶養、控除、居住地、勤務先の社会保険で変動

LINEであなたにフィットするしごと探し

年収700万円の生活レベルは固定費で差が出る

年収700万円は平均より高めの水準ですが、生活に余裕が出るかは家族構成と固定費で変わります。特に住宅費、車、教育費、保険料、奨学金返済がある場合は、手取り月平均だけで判断しない方が現実的です。

  • 独身:住居費を抑えられれば、貯蓄や自己投資に回しやすい水準です。
  • 夫婦二人:共働きなら余裕を作りやすく、片働きなら住居費と保険料の設計が重要です。
  • 子育て世帯:住宅ローンや教育費が重なると、年収700万円でも家計管理が必要になります。
  • 都市部在住:家賃や住宅価格が高い地域では、同じ年収でも可処分所得の余裕が小さくなります。

転職で年収700万円を目指すときの確認ポイント

年収700万円を目指す転職では、求人票の「想定年収」だけで応募判断をしないことが大切です。想定年収には賞与、固定残業代、手当、インセンティブが含まれていることがあり、実際の月給や手取りが想像と違う場合があります。

年収700万円に到達する条件が、基本給なのか、賞与込みなのか、残業込みなのかを分解して確認しましょう。特に転職初年度は賞与の支給対象期間が短く、提示年収と実際の初年度収入に差が出ることがあります。

転職裏情報

想定年収700万円の「下限」を確認する

求人票の年収レンジが「600万円〜800万円」の場合、入社時に700万円が保証されるとは限りません。面談では、入社時の等級、評価制度、賞与算定、固定残業代、試用期間中の条件を確認すると、入社後のズレを減らしやすくなります。

求人票で使える確認テンプレート

年収700万円を基準に求人を比較するときは、以下のように確認項目を整理しておくと、面談やエージェント相談で話しやすくなります。

テンプレート

年収700万円求人の確認メモ

希望年収:700万円前後

確認したい内訳:基本給、賞与、固定残業代、役職手当、資格手当、インセンティブ

質問例:想定年収700万円は、どの等級・評価・残業時間を前提にしていますか。

質問例:初年度と2年目以降で、年収計算に違いはありますか。

質問例:賞与が標準評価を下回った場合、年収の下限目安はいくらですか。

質問例:固定残業代に含まれる時間数と、超過分の支給ルールを教えてください。

年収700万円の求人を探す場合は、給与額だけでなく、働き方、残業、評価制度、将来の昇給幅まで含めて判断する必要があります。FiiTJOBでは、希望年収や働き方を整理しながら、求人選びの相談ができます。

LINEであなたにフィットするしごと探し

まとめ:年収700万円の男性割合は母集団を見て判断しよう

国税庁の令和6年分 民間給与実態統計調査をもとにすると、1年を通じて勤務した男性給与所得者のうち、給与700万円超の層は約26.0%です。700万円台だけで見ると約7.6%で、男性平均給与586.7万円を上回る水準です。

一方で、年収700万円の手取りは年間約529万〜533万円が目安で、生活レベルは住宅費、家族構成、賞与比率で変わります。転職では、年収700万円という金額だけでなく、基本給・賞与・固定残業代・評価制度まで分解して確認しましょう。

参照元