リクシル(LIXIL)の年収を調べると、「平均年収は高いのか」「自分が応募した場合もその水準を期待できるのか」で迷いやすいものです。

この記事では、LIXILの2025年3月期有価証券報告書、公式採用情報、ESGデータをもとに、平均給与の見方、初任給、働き方、応募前の確認点を整理します。

平均年収の金額だけで判断せず、対象範囲・職種・等級・勤務地・残業代・賞与の仕組みまで確認することが、転職後のミスマッチを避ける近道です。

  • LIXILの公式開示に基づく平均年収の水準が分かる
  • 平均年収を自分の応募条件に引き直す見方が分かる
  • 求人票や面接で確認すべき給与・働き方の項目が分かる
  • 年収だけで応募判断しないための比較軸が分かる

リクシルの平均年収は708.7万円

株式会社LIXILの2025年3月期有価証券報告書によると、提出会社単体の平均年間給与は7,087,320円です。万円表記にすると、リクシルの平均年収は約708.7万円となります。

同じ開示では、従業員数14,930人、平均年齢46.0歳、平均勤続年数20.3年とされています。つまり、この平均年収は若手だけの水準でも、中途入社者だけの水準でもなく、一定の勤続年数を含む社員全体の平均として読む必要があります。

項目 2025年3月期の開示内容 見るときの注意点
平均年間給与 7,087,320円 賞与および基準外賃金を含む
平均年齢 46.0歳 若手・中途入社直後の給与水準とは限らない
平均勤続年数 20.3年 長期勤続者を含む平均として見る
従業員数 14,930人 提出会社単体の就業人員

参照元メモ

平均年収は「提出会社」の数字

有価証券報告書の平均年間給与は、連結グループ全体ではなく提出会社である株式会社LIXILの開示です。グループ会社、職種、雇用区分、勤務地によって条件が異なる可能性があります。

平均年収は賞与と基準外賃金を含む

有価証券報告書では、平均年間給与について「賞与及び基準外賃金を含む」と説明されています。基本給だけの数字ではなく、賞与や時間外勤務手当などを含んだ年間ベースの金額です。

転職で比較するときは、提示年収の内訳を確認しましょう。月給、賞与、残業代、手当、固定残業代の有無を分けて見ると、入社後の手取りや生活設計を考えやすくなります。

平均年齢46.0歳・平均勤続年数20.3年の数字として見る

平均年収708.7万円は魅力的に見えますが、平均年齢46.0歳、平均勤続年数20.3年という前提があります。20代、30代、中途入社直後、管理職、専門職、営業職、工場系職種では、実際の提示条件が変わる可能性があります。

そのため、応募前には「平均年収に届くか」ではなく、自分が応募する職種・等級・勤務地でどのレンジが想定されるかを確認することが大切です。

リクシルの年収を比較するときの注意点

LIXILの平均年収は、国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査における給与所得者全体の平均給与477.5万円と比べると高い水準です。ただし、比較対象の年齢、雇用形態、業種、職種が異なるため、単純に「高い」「低い」と断定するのは避けた方がよいでしょう。

特にLIXILは住宅設備・建材など複数の事業領域を持つ大手企業です。営業、研究開発、設計、施工管理、製造管理、IT、経理財務、人事など、募集コースや職種によって求められる経験と給与決定の考え方が変わります。

比較軸 確認する理由 応募前に見るポイント
職種 営業、技術、管理、製造系で評価指標が異なる 募集職種の給与レンジ、手当、成果評価
等級・役職 平均年収には管理職層も含まれる可能性がある 入社時等級、昇格要件、管理職登用
勤務地 全国事業所や在宅型・通勤型など働き方に幅がある 転勤有無、勤務地限定、在宅勤務条件
残業・賞与 平均年間給与には基準外賃金と賞与が含まれる 残業時間、賞与算定、固定残業代の有無

転職Tips

平均年収より「提示条件の再現性」を見る

企業の平均年収は会社全体の傾向を知る入口です。転職では、求人票の想定年収が自分の経験でどこまで再現されるか、賞与や残業代にどれくらい左右されるかを確認しましょう。

メーカーや住宅設備関連の求人を比較している場合は、給与だけでなく職種内容、勤務地、休日、残業、評価制度を並べると判断しやすくなります。FiiTJOBで相談する場合も、希望年収だけでなく「避けたい働き方」まで整理しておくと、求人比較の精度が上がります。

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新卒初任給・休日・働き方の公式情報

LIXILの大学・大学院卒向け公式募集要項では、2025年度実績として初任給が公表されています。新卒向け情報ではありますが、給与水準や制度を見るうえで参考になります。

区分 2025年度実績の初任給 補足
院(博士)卒 月給27万8000円 公式募集要項の記載
院(修士)卒 月給26万2000円 公式募集要項の記載
大学卒 月給24万7000円 高専専攻科は大学卒と同額

同募集要項では、諸手当として時間外勤務手当、家族手当、通勤手当などが挙げられています。また、勤務時間は実働7時間50分、休日休暇は完全週休2日制を基本とし、年間休日125日が前年実績として示されています。

ただし、勤務地は全国各事業所で、担当する仕事内容に応じて通勤型または在宅型のいずれかとされています。休日や勤務制度は職種・配属部門により異なる可能性があるため、応募する職種の募集要項で確認してください。

ESGデータから働き方の傾向も確認する

LIXIL ESGデータブック2025では、国内の直接雇用従業員を対象に、2025年3月期の月平均時間外労働時間が国内16.9時間、うち株式会社LIXIL16.1時間と示されています。また、年平均有給休暇取得日数は国内10.5日、うち株式会社LIXIL10.7日です。

これらは会社全体の傾向を見る参考になりますが、配属先や繁忙期によって実態は変わります。働き方を重視する人は、平均値だけでなく配属予定部門の実態を確認することが重要です。

転職裏情報

大手企業ほど「部署差」を前提に見る

大手企業では、会社全体の平均データと配属先の働き方が一致しないことがあります。応募時は企業名だけで判断せず、職種、配属想定、繁忙期、評価指標、異動可能性まで確認するとミスマッチを減らしやすくなります。

応募前に確認したい給与条件のチェックリスト

LIXILの平均年収を見たうえで転職を検討するなら、求人票と面接・面談で確認する項目を分けておくと便利です。給与条件は後から聞きづらくなることもあるため、事前に優先順位を決めておきましょう。

求人票で見る項目

  • 想定年収の下限・上限と、どの経験を前提にしているか
  • 月給、基本給、固定手当、固定残業代の内訳
  • 賞与の有無、支給時期、算定方法の概要
  • 時間外勤務手当、家族手当、通勤手当などの対象
  • 勤務地、転勤、在宅勤務、通勤型・在宅型の条件
  • 休日、勤務時間、フレックスタイム制度の対象範囲

面接・面談で聞きたい項目

  • 入社時の等級・グレードはどのように決まるか
  • 評価は個人成果、チーム成果、行動評価のどれを重視するか
  • 昇給・昇格のタイミングと、過去の中途入社者の傾向
  • 繁忙期の残業時間と、部署ごとの働き方の違い
  • 転勤や異動の可能性、希望勤務地の扱い
  • 提示年収に賞与・残業代・各種手当がどう含まれるか

テンプレート

年収条件を確認するときの聞き方

「提示年収の内訳として、基本給・賞与・手当・時間外勤務手当はどのように見ればよいでしょうか。」

「入社時の等級は、これまでの経験や担当範囲をどのように評価して決まりますか。」

「同じ職種で中途入社された方は、入社後どのような評価軸で昇給・昇格されていますか。」

「配属予定部門の繁忙期や平均的な残業時間について、確認できる範囲で教えていただけますか。」

リクシルの年収が合う人・慎重に見たい人

LIXILは住まいに関わる幅広い事業を持つ企業です。平均年収だけでなく、事業内容、職種、働き方、評価制度まで含めて相性を見ましょう。

合いやすい人

  • 住宅設備、建材、リフォーム、グローバルブランドに関心がある人
  • 大手メーカーで長期的なキャリア形成を考えたい人
  • 給与だけでなく、職種専門性や事業規模も重視したい人
  • 全国事業所や部門ごとの働き方の違いを理解したうえで応募できる人

慎重に比較したい人

  • 勤務地や転勤可能性を厳密に限定したい人
  • 平均年収と同じ水準を入社直後から期待している人
  • 残業代や賞与に左右されない固定給を最優先したい人
  • 職種ごとの評価制度や昇格要件を確認せずに応募しようとしている人

年収条件に納得して入社するには、企業の平均年収と自分の提示条件を分けて考える必要があります。「LIXILだから高年収」と決めつけず、自分の経験でどの条件が提示されるかを確認することが大切です。

まとめ:リクシルの年収は高めだが、応募前は内訳確認が重要

リクシルの平均年収は、2025年3月期有価証券報告書で7,087,320円、約708.7万円です。平均年齢46.0歳、平均勤続年数20.3年の提出会社単体の数字であり、賞与および基準外賃金を含みます。

この水準は全国平均と比べると高めですが、転職・就職で重要なのは、自分が応募する職種でどの給与レンジ、勤務地、勤務制度、評価条件になるかです。求人票と面接で、基本給、賞与、残業代、手当、等級、配属先の働き方を確認しましょう。

LIXILを含めた企業年収を比較するときは、年収額だけでなく「働き方とのバランス」も見ることが大切です。希望条件の整理や求人比較に迷う場合は、FiiTJOBで自分に合う選択肢を相談してみてください。

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