「25歳の平均年収はどれくらい?」「自分の年収は低いのか、高いのか」と気になる人は多いはずです。

ただし、公的統計では25歳単年ではなく、25〜29歳などの年齢階級で公表されることが多いため、25歳の平均年収は“ひとつの正解”ではなく、複数の統計と働き方を合わせて見る必要があります。

この記事では、国税庁「民間給与実態統計調査」や厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとに、25歳の年収目安、手取り、平均より低い・高いときの考え方、年収を上げる転職判断のポイントを整理します。

  • 25歳の年収を公的統計で見るときの注意点
  • 25〜29歳の平均給与から考える年収目安
  • 額面年収と手取りの違い
  • 平均より低い場合に見直したいポイント
  • 25歳から年収アップを目指す転職判断

25歳の平均年収は「25〜29歳の統計」を目安に見る

25歳の平均年収を調べると、記事や調査によって数字が少しずつ違います。これは、調査対象が正社員中心なのか、非正規を含むのか、賞与や残業代を含むのかによって結果が変わるためです。

国税庁の令和6年分「民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は全体で478万円です。年齢階層別では、20〜24歳が277万円、25〜29歳が約407万円とされます。

つまり25歳だけを切り出して「平均年収は407万円」と断定するのではなく、25歳は25〜29歳区分の下限に近い年齢として、300万円台前半〜400万円前後を幅で見るのが現実的です。

見方 目安 注意点
25歳単年 300万円台前半〜400万円前後を幅で見る 公的統計は25歳単独ではなく年齢階級で見ることが多い
25〜29歳の平均給与 約407万円 賞与や残業代を含む給与所得者の平均で、雇用形態差も含まれる
20〜24歳の平均給与 277万円 新卒・若手初期の水準が多く含まれる
手取りの見方 額面の75〜85%程度が目安 社会保険料、所得税、住民税、扶養状況で変わる

参照元

年収データの読み方

国税庁の「民間給与実態統計調査」は、1年を通じて勤務した給与所得者の給与実態を見るときに使いやすい統計です。一方、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」は、性別、学歴、産業、地域などの賃金差を細かく見るときに役立ちます。

平均年収を1つの数字だけで見ず、調査対象と含まれる給与項目を確認することが大切です。

25歳の平均年収を見るときに外せない3つの前提

平均年収は便利な目安ですが、自分の状況を正しく判断するには前提を分けて見る必要があります。25歳は新卒3年目前後の人もいれば、専門学校卒・高卒で社会人経験が長い人、転職済みの人もいます。

1. 平均値は高年収層に引っ張られやすい

平均値は、年収が高い人の影響を受けやすい指標です。そのため、平均より少し低いだけで「自分だけ遅れている」と決めつける必要はありません。

25歳では、現在の年収額だけでなく、昇給ペース、経験できる業務、次の転職で評価されるスキルを合わせて見ることが重要です。

2. 業界・職種で年収の上がり方が違う

同じ25歳でも、営業、介護・福祉、医療周辺職、IT、製造、事務、販売などで年収水準は異なります。夜勤、資格手当、インセンティブ、賞与の有無でも額面は変わります。

  • 資格や専門性が給与に反映されやすい仕事
  • 経験年数に応じて昇給しやすい仕事
  • 基本給は控えめでも手当や賞与が大きい仕事
  • 年収より働き方の安定性を重視しやすい仕事

3. 額面年収と手取りは同じではない

求人票や源泉徴収票で見る年収は、基本的に税金や社会保険料が引かれる前の額面です。実際に使えるお金は、所得税、住民税、健康保険、厚生年金、雇用保険などが引かれた後の手取りになります。

年収が同じでも、住民税の有無、扶養、加入保険、賞与比率によって毎月の手取りは変わります。

25歳の手取りはどれくらいか

25歳の手取りを考えるときは、額面年収に対しておおむね75〜85%程度が手取りの目安になります。ただし、これは個別条件で変わるため、正確な金額は給与明細や源泉徴収票で確認してください。

額面年収 年間手取りの目安 月の手取りイメージ
300万円 約225万〜255万円 約18万〜21万円
350万円 約262万〜297万円 約21万〜24万円
400万円 約300万〜340万円 約25万〜28万円
450万円 約337万〜382万円 約28万〜31万円

月の手取りは、賞与が多い会社ほど毎月分が少なく見えることがあります。反対に、賞与が少ない会社では月給が高くても年間で見ると伸びにくいケースがあります。

転職Tips

給与明細で見るべき場所

25歳で年収を比較するときは、月給だけでなく、基本給、固定残業代、各種手当、賞与実績、控除額を分けて確認しましょう。

特に固定残業代が含まれる場合は、何時間分の残業代なのか、超過分が支払われるのかを確認することが大切です。

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25歳で年収が平均より低い・高いときの考え方

平均年収と比べる目的は、落ち込むことではありません。今の職場で伸びる余地があるのか、別の環境を見たほうがよいのかを判断する材料にすることです。

平均より低いときに確認したいこと

年収が平均より低く見える場合でも、次のような理由があれば、すぐに転職だけで判断しないほうがよいことがあります。

  • 入社年次が浅く、昇給や賞与がこれから反映される
  • 資格取得や経験年数で給与テーブルが上がる職種である
  • 残業が少なく、休日や働き方の安定性を重視している
  • 今の経験が次の転職で評価されやすい

一方で、昇給基準が不透明、賞与が極端に少ない、責任だけ増えて給与が変わらない場合は、求人比較を始める意味があります。

平均より高いときに確認したいこと

25歳で平均より高い年収を得ている場合も、安心しすぎず中身を見ておきましょう。長時間労働、休日出勤、成果給の変動、固定残業代の比率が大きい場合、年収だけでは働きやすさを判断できません。

高い年収が「続けやすい条件」から来ているのか、「無理を前提にした条件」から来ているのかを分けることが大切です。

転職裏情報

25歳は“未経験歓迎”だけで選ばない

25歳はポテンシャル採用の対象になりやすい一方で、入社後の仕事内容が曖昧な求人もあります。

「未経験歓迎」「若手活躍」だけで決めず、入社後に身につくスキル、評価制度、シフトや夜勤の有無、資格支援、配属先の教育体制を確認しましょう。

年収アップを狙うなら、入社時の金額だけでなく、2〜3年後に評価される経験を得られるかが重要です。

25歳から年収を上げる転職判断のポイント

25歳は、社会人経験をもとに次のキャリアを選び直しやすい時期です。ただし、年収アップだけを目的にすると、仕事内容や働き方とのミスマッチが起きることがあります。

確認項目 見るポイント 質問例
給与の内訳 基本給、固定残業代、手当、賞与 月給のうち基本給はいくらですか
昇給制度 評価回数、昇給幅、資格手当 入社後1〜3年で給与はどう変わりますか
仕事内容 経験できる業務、担当範囲、教育体制 未経験者は最初にどの業務から始めますか
働き方 夜勤、残業、休日、シフト、勤務地 繁忙期の残業や休日出勤はどの程度ありますか
将来性 資格取得、専門性、次の転職での評価 どのスキルが評価や昇給につながりますか

介護・福祉・医療周辺の仕事では、夜勤手当、資格手当、処遇改善関連の手当、賞与の有無で年収が変わります。求人票の総額だけでなく、自分が無理なく続けられる働き方で年収が上がるかを見てください。

テンプレート

求人比較で使える質問メモ

現在の年収:額面で約___万円、月の手取りは約___万円です。

希望する働き方:夜勤の有無、残業時間、休日、勤務地で重視したい条件は___です。

確認したいこと:基本給、固定残業代、賞与、資格手当、昇給基準を知りたいです。

転職で避けたいこと:年収は上がっても、___が大きく悪化する求人は避けたいです。

まとめ:25歳の平均年収は比較より次の伸びしろを見る

25歳の平均年収は、25歳単年で断定するより、25〜29歳の公的統計を目安に考えるのが現実的です。国税庁の令和6年分調査では25〜29歳の平均給与は約407万円ですが、25歳はその年齢階級の前半にあたるため、300万円台前半〜400万円前後を幅で見ると判断しやすくなります。

大切なのは、平均より上か下かだけで判断しないことです。職種、業界、雇用形態、賞与、残業、手当、昇給制度、身につくスキルによって、25歳からの年収の伸び方は変わります。

今の年収に不安があるなら、まずは求人票の給与総額ではなく、基本給・手当・賞与・働き方・将来の評価基準を分けて比較しましょう。

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