「スポーツインストラクターの仕事内容が知りたい」

「収入はどれくらい？」

「なるためにおすすめの資格は？」

といった疑問を持ってはいませんか？

そこで今回は

• スポーツインストラクターの仕事内容
• 平均年収
• 向いている人の特徴
• なるための方法とおすすめ資格3選

といった内容を紹介。今回の記事を読んでもらうと、スポーツインストラクターの具体的な仕事内容やなるための方法などがわかります。これからスポーツインストラクターを目指そうと考えている人は参考にしてみてください。

スポーツインストラクターとは？

スポーツインストラクターについて

• 概要
• 活躍の場

の2つを紹介します。

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概要

スポーツインストラクターとは、主にトレーニングやスポーツの指導をする仕事のこと。対象となるお客様にはさまざまなニーズ、年齢、性別などがあることが特徴です。具体的には

• ダイエットしたい人への指導
• 泳げるようになりたい子どもへの指導
• スポーツのパフォーマンスを高めたいアスリートへの指導
• 健康を維持したい高齢者への指導

など。そのため、対象とするお客様に応じて求められるスキルや経験も変わってくる職業です。

活躍の場

スポーツインストラクターの主な活躍の場は

• スポーツジムやフィットネスクラブ
• 水泳やダンスのスクール
• 福祉施設

の3つ。それぞれ紹介します。

スポーツジムやフィットネスクラブ

1つ目の活躍の場はスポーツジムやフィットネスクラブ。主に対象となるお客様は

• 健康を維持したい
• ダイエットしたい

といったニーズを持つ人になります。

水泳やダンスのスクール

2つ目の活躍の場は、水泳やダンスのスクールです。主に対象となるお客様は

• スポーツを習いたい子ども
• 本格的にスポーツに取り組んでいる人

など。そのため、指導するスポーツの経験があることも重要なポイントとなります。

福祉施設

3つ目の活躍の場は福祉施設。特に最近では需要が高まっています。その理由は、高齢化社会が進んでいるから。実際にここ数年で福祉施設の数は増加。いつまでも健康でいたいと考える高齢者の人も増えてきています。そのため、スポーツインストラクターにとって福祉施設も活躍の場です。

スポーツインストラクターの仕事内容

スポーツインストラクターの主な仕事内容は

• トレーニング指導
• スタジオレッスン
• 怪我などの応急処置
• 受付などの接客
• マシンなどの点検や清掃
• 栄養指導

の6つ。それぞれ解説します。

トレーニング指導

1つ目の仕事内容はトレーニング指導。スポーツインストラクターにとってメインの仕事になります。具体的には

• 目的に合わせた正しいトレーニングフォームの指導
• 怪我予防のためのトレーニング指導
• 正しいマシンの使い方

など。また、効果的なトレーニング指導をするために解剖学や生理学、正しいトレーニングのテクニックなどの知識が求められます。

スタジオレッスン

2つ目の仕事内容はスタジオレッスンです。スタジオがあるフィットネスクラブなどでは、スタジオレッスンを担当することがあります。具体的なレッスンの内容は

• エアロビクス
• ヨガ
• ダンス

などさまざま。また、スタジオレッスンでは1人のインストラクターに対して複数のお客様に指導することが多いです。

怪我などの応急処置

3つ目の仕事内容は怪我などの応急処置です。なぜなら、トレーニングやスポーツには怪我のリスクもあるから。どれだけ安全面に配慮していても、突発的な怪我の可能性をゼロにすることはできません。そのため、怪我の応急処置が求められます。具体的には、RICE処置やAEDなどの心肺蘇生法が必要。スポーツインストラクターとして活動するなら応急処置ができるようにしましょう。

受付などの接客

4つ目の仕事内容は受付などの接客。実際にトレーニングの指導をするだけでなく、スポーツクラブなどに入会したい人の対応をすることもあります。そのため、受付などの接客の仕事もスポーツインストラクターの仕事です。

マシンなどの点検や清掃

5つ目の仕事内容はマシンの点検や清掃です。なぜなら、お客様により安全で快適に施設を使ってもらうために必須だから。具体的には

• 器具や施設内をきれいに保つこと
• マシンやダンベルなどが壊れていないかチェックすること

などが必要です。点検や清掃はトレーニングの効果を高めるためにも重要なポイント。そのため、スポーツインストラクターに求められる仕事になります。

栄養指導

6つ目の仕事内容は栄養指導。その理由は、トレーニングの効果を高めるためには栄養も必須だから。実際にダイエットを成功させたり、スポーツのパフォーマンスを高めたりするためにはバランスのいい食事が必要です。そのため、スポーツインストラクターはトレーニング指導だけでなく栄養の指導もする場合があります。

スポーツインストラクターの給料

スポーツインストラクターの平均年収は300〜350万円と言われています。月収に換算すると、21〜25万円ほど。日本の平均年収が約420万円となっているので、スポーツインストラクターの平均年収はやや低めになっています。また、正社員としてではなくアルバイトや業務委託の形で働いている人も多いです。

人によっては1000万円を超える年収の人もいるので、個人のスキルや経験で年収が左右される仕事とも言えます。

向いている人の特徴

スポーツインストラクターに向いている人の特徴は

• 人と関わるのが好き
• 身体を動かすのが好き
• 学び続けることができる

の3つ。それぞれ解説します。

人と関わるのが好き

1つ目の向いている人の特徴は人と関わるのが好きなことです。その理由は、スポーツインストラクターは接客業だから。実際にお客様に対して効果的にトレーニング指導をするためには

• お客様のニーズを正確に把握する
• トレーニングを正しく伝える
• トレーニングに集中しやすい雰囲気づくり

など、コミュニケーション能力が重要です。そのため、人と関わるのが好きな人はスポーツインストラクターに向いています。

身体を動かすのが好き

2つ目の向いている人の特徴は身体を動かすのが好きなこと。なぜなら、スポーツインストラクターは見本を見せるなど、たくさん動く仕事だから。お客様に正しいトレーニングフォームを指導するときは、見本を見せることが必須です。もし見本を見せずに指導しようとすると、イメージを掴んでもらえず伝わらない可能性が高くなります。そのため、スポーツインストラクターは正しく見本を見せられることも重要なポイント。身体を動かすのが好きなことも向いている人の特徴です。

学び続けることができる

3つ目の向いている人の特徴は、学び続けることができること。その理由は、トレーニングの指導には正解がないから。トレーニングには

• 現状では正しいと言われていることが数年後には間違っていると言われる
• トレーニング時の姿勢や握り方、意識など突き詰めるとキリがない

という側面があります。そのため、常に効果的な指導をするためには指導者自身が勉強し続けることが必要。勉強する習慣がある人はスポーツインストラクターに向いています。

スポーツインストラクターになる方法

スポーツインストラクターになるために必須の資格はありません。そのため、資格を取得しなくてもスポーツインストラクターとして活動することは可能です。しかし、お客様に安全で効果的なトレーニング指導をするためにはトレーニングや身体に関する知識は必須。基礎知識を習得していることが求められます。具体的な勉強方法は

• 大学や専門学校などで勉強する
• アルバイトなどで働きながら勉強する
• 資格を取得する

など。それぞれ紹介します。

大学や専門学校で勉強する

1つ目の勉強方法は大学や専門学校で勉強することです。この方法のメリットは

• 基礎知識を体系的に学べる
• 実技の勉強もできる
• 一緒に勉強する仲間ができやすい

などで、デメリットは

• 他の方法に比べて時間と費用がかかる

といった点。大学や専門学校での勉強は、現場で活躍できるように基礎からしっかり勉強したいという人にはおすすめです。

アルバイトなどで働きながら勉強する

2 つ目の勉強方法は実際にフィットネスクラブなどでアルバイトとして働きながら勉強することです。この方法のメリットは

• 実際に現場で役立つことを学べる
• 経験をたくさん積める

などで、デメリットは

• 自分で学ぶ力がないと厳しい

といった点。実際に現場で必要なことだけを学べるので、最短でスポーツトレーナーになりたい人におすすめの方法です。

資格を取得する

3つ目の勉強方法は資格を取得すること。この方法のメリットは

• 最低限の基礎知識を学べる
• 基礎知識があることの証明になる

といった点で、デメリットは

• 実技の勉強ができない

ことです。解剖学や生理学、トレーニングのテクニックなど、スポーツインストラクターに求められる基礎知識を勉強したいという人におすすめの方法。また、資格を取得する場合はインストラクターの資格として有名なものを取得することがポイントです。

おすすめ資格3選

スポーツインストラクターになるためにおすすめの資格は

• JATI-ATI
• NSCA-CPT
• 健康運動指導士

の3つ。それぞれの資格の概要と取得方法を紹介します。

JATI-ATI

概要

JATI-ATIは、日本トレーニング指導者協会が認定する民間資格。取得することで、一般人からアスリートまでさまざまな対象や目的に応じたトレーニングプログラムの作成や指導をすることができるようになります。また、アメリカ発祥のトレーニング資格が多い中で日本発祥の資格なのも特徴の1つ。日本の環境や実状に合わせたトレーニング指導ができるようになります。

取得方法

JATI-ATIを取得するための流れは

1. JATIに入会
2. 養成講習会の受講、自己学習課題の提出
3. 試験を受験し、合格すると資格認定

となります。JATI-ATIの試験を受験するためには、養成講習会を受講することが必要。しかし、場合によっては養成講習会がすべてまたは一部が免除となることもあります。免除の条件は日本トレーニング指導者協会の公式サイトから確認できるので、チェックしてみてください。

JATI認定トレーニング指導者資格（JATI-ATI）の取得方法

NSCA-CPT

概要

NSCA-CPTは、NSCAというアメリカの団体が認定する民間資格。取得することで、年齢や性別、トレーニング経験などを問わず、さまざまな層のさまざまなニーズを持つお客様に対して適切にトレーニング指導ができるようになります。また、NSCA-CPTはトレーナーの資格としてはもっとも有名。世界的な認知度も高いです。そのため、どの資格を取得すればいいか迷ったらNSCA-CPTの資格取得がおすすめ。

取得方法

NSCA-CPTを取得するための流れは

1. NSCAジャパンの会員登録
2. 日程と会場を決めて試験申し込み
3. 試験を受験し、合格すると資格認定

といったものです。NSCA-CPTの試験は自分の都合のいい日程と会場を選べるのが特徴。自分のペースで勉強を進めて、資格取得を目指すことができます。詳しくはNSCAの試験要項を確認してください。

NSCA資格認定試験

健康運動指導士

概要

健康運動指導士は、健康運動体力づくり事業財団が認定する民間資格。生活習慣病の予防や適切な運動習慣の普及を目的としています。取得すると、安全で効果的な運動プログラムの作成と実践、指導計画の調整などを行うことが可能です。

取得方法

健康運動指導士を取得するための流れは

1. 講習会の受講または養成校の講座を修了
2. 認定試験を受験して合格する
3. 登録手続き後、資格認定

となります。受講する講習会は、所持している資格などによって必要な単位数が変わります。そのため、講習会の開催要項をチェックしてください。また、健康運動指導士は登録手続きをしないと資格認定となりません。忘れずに登録手続きをするようにしましょう。

健康運動指導士養成講習会開催要項

まとめ

今回はスポーツインストラクターの仕事内容について紹介。主な内容は

• スポーツインストラクターとは、主にトレーニングやスポーツの指導をする仕事のこと
• 主な活躍の場はスポーツジムやフィットネスクラブ、水泳やダンスのスクール、福祉施設の3つ
• 主な仕事内容はトレーニング指導、スタジオレッスン、怪我などの応急処置、受付などの接客、マシンなどの点検や清掃、栄養指導の6つ
• スポーツインストラクターの平均年収は300〜350万円
• 向いている人の特徴は人と関わるのが好き、身体を動かすのが好き、学び続けることができるの3つ
• スポーツインストラクターに必須の資格はない
• 基礎知識の勉強方法は大学や専門学校などで勉強する、アルバイトなどで働きながら勉強する、資格を取得するの3つ
• おすすめの資格はJATI-ATI、NSCA-CPT、健康運動指導士の3つ

といったものでした。スポーツインストラクターは、トレーニング指導などを通して人の成長に関わることができる仕事。そのため、やりがいも大きいです。資格を取得するなど、必要な知識を勉強してお客様のサポートができるようになりましょう。

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