コナミのインストラクター・パーソナルトレーナーの求人解説

全国に店舗展開している大手フィットネスクラブとして有名なコナミスポーツクラブ。
大手のためインストラクターやパーソナルトレーナーとしてこの会社で働きたい人は多く、就活生にも大人気の企業のひとつです。
しかし、実際に働きたいと考えた時に気になってくるのが収入面ではないでしょうか。
ほかの大手他社よりも年収は高いのか、この会社に入るためのハードルはどれくらいなのかなど、気になることはたくさんあるかと思います。

そこで今回は、コナミスポーツクラブで働く際に気になる年収や応募要項などの求人解説をしていきます。
将来コナミでインストラクターやパーソナルトレーナーを目指したいと考えている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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コナミについて

（引用：コナミスポーツクラブ）
コナミスポーツクラブはトレーニングジム、フィットネススタジオ、プール、パーソナルトレーニング、ゴルフなどのフィットネスに関連したさまざまな施設が集合した総合フィットネスクラブです。

全国展開しているため、施設数は2020年9月の時点で直営173施設、受託207施設で合計386店舗にもなります。
従業員数は5,000名を超えるほどの、業界屈指の大手のフィットネスクラブです。

コナミの魅力のひとつは、種類豊富なスタジオプログラムがあること。
中でも有名なのプログラムなのが、ニュージーランド発祥のエクササイズ「ズミルズ・プログラム」と呼ばれるダンスエクササイズの一種です。

特定のリズミカルで激しいテンポの音楽に合わせた動きで脂肪燃焼させて身体を鍛えるレスミルズは、運動初心者から上級者まで幅広い層から人気があるエクササイズです。
所定のカリキュラムを修了すれば、レスミルズ・インストラクターとして認定してもらえます。

コナミインストラクターのリアルな年収

それでは、ここからはコナミで働くインストラクターのリアルな年収をご紹介します。

どの部署に所属するかによって年収も変わってしまいますが、本社勤務の正社員の場合だとコナミスポーツ株式会社を傘下にするコナミホールディングスの平均年収はおよそ797万円です。

インストラクターとして入社する場合は、新卒での年収が200万〜300万が相場のようです。

一方、コナミスポーツクラブに在籍経験のあるインストラクターのお話を聞いてみると勤続年数5〜10年でマネージャー職に就いている人だと年収350万ほどというケースもあります。
入社1年目の新人インストラクターの場合は年収が250万という回答もありました。

実際にフィットネス業界で働くインストラクターの収入は、ほかの業界と比較してもさほど年収に大きな差は出てこないです。
それはコナミの給与体系でも同じことが言えるようです。
マネージャー職などの役職に就けば、役職手当として年収がやや上がる傾向にあります。

業務委託の場合

フリーランスや個人事業主として働いているインストラクターは、業務委託契約を結んで会社の規定に基づくレッスンフィーを設定します。
レッスンフィーの一部を手数料としてジムに払えば、ジム内のフィットネスクラブなどの設備を自由に使えるようになります。

2017年時点のコナミインストラクターのレッスンフィー

• 報酬：レッスンフィーの65％
• 料金：6,000円〜

コナミスポーツクラブのパーソナルトレーニングサービスは1時間6,000円からのセッションが一般的で、そのうち約6割がインストラクターに支払われます。
しかしパーソナルトレーナーは業務委託という形態のため完全歩合制となり、正社員と違って時給制ではありません。
つまり、何かしらのレッスンを行わない限り報酬が支払われることがないのです。

大手フィットネスクラブとの年収比較

この表を比較してみると、他社よりも平均収入が高いことが分かります。

アルバイト勤務の場合

コナミスポーツクラブの公式ホームページを見てみると、地域によってやや差がありますが首都圏内であれば時給1,071円～スタートのケースが多いです。
社内規定のライセンスを取得すれば昇給できるようになっています。
ゴルフ指導であれば時給1,870円～、事務作業は時給1,100円～、体操およびスイミング指導時給1,179円以上です。

コナミインストラクター・パーソナルトレーナーの応募資格

それでは、次にコナミでインストラクターやパーソナルトレーナーとして働く資格について確認しておきましょう。

もし加圧トレーニング指導をするインストラクターは、上記の資格に加えて「加圧トレーニング指導暦1年以上」「加圧インストラクター資格の取得」を満たしていることが条件となります。
有効期限または更新期限切れの資格は無効扱いなので注意してください。

インストラクターやパーソナルトレーナーを目指すための学校の種類

結論から言うと、コナミのようなフィットネスクラブに就職するか、フリーランスとなって自分自身でスタジオに生徒を集めて指導することでインストラクターやパーソナルトレーナーとして活動できます。

インストラクターやパーソナルトレーナーを目指す際、必須の資格は特にありません。
しかし、クライアントに正しい指導ができるようにスポーツやフィットネスに関する専門的な知識を身につけておくことが必要です。
お手本となることができる技術や指導力なども求められるので、できるだけ早いうちからインストラクター業務になじんでおくと良いでしょう。

スポーツ科学部のある大学や、インストラクターを目指す人専用の養成所や専門学校もあります。

スポーツインストラクターになるための学校で学べる内容

大学
インストラクターやパーソナルトレーナーになるためには、スポーツや健康に関するカリキュラムが豊富な専門学校や大学で学ぶのがおすすめです。

大学

☆カリキュラム例

• 人体の仕組み
• 人体の機能
• トレーニング理論
• 栄養学
• 応急措置

体育大学など、運動系のカリキュラムが履修できる大学は全国各地にあります。
専門学校では学べない一般教養も学べることや、大卒の学歴が持てるので就職の際も幅広く活動できるでしょう。

しかし、一般的にインストラクターやパーソナルトレーナーは学歴が問われません。
そのため、運動系の大学に進学した学生の多くはインストラクターよりも体育の教師など教員になるのを目指す人が多いようです。

専門学校

スポーツや運動系の専門学校には「スポーツインスラクター科」があるところも多いです。
スポーツインストラクター科では、座学で専門知識を学ぶのはもちろん実技に特化したカリキュラムが多いのが特徴的です。

☆カリキュラム例

• マシントレーニング
• エアロビクス
• ヒップホップ
• ジャズ
• ヨガ
• ピラティス
• 水泳

実際に経験することで自分が指導したい種目が見つかれば、専門分野を絞ることもできるでしょう。
学校によってはコミュニケーションスキルや指導力、臨機応変な対応力を養うためのカリキュラムも用意されています。
さらに現役のインストラクターやスポーツトレーナーと交流を持つ機会があったり、インターンシップへの参加も可能です。

高卒でも目指せる？

先述のとおり、インストラクターやパーソナルトレーナーになるために学歴は関係ありません。
つまり専門学校や大学を卒業しなくても、インストラクター・トレーナー職に就けます。

高校でスポーツ系の部活動をしていた人がそのままインストラクターになるなど、スポーツ経験を通じてインストラクターやトレーナーになることも多いです。
ダンスやヨガを趣味としてやっていた人が指導する側になるなど、学歴ではなく自分の経験を活かした就職をしている人が多いです。

オーディションはある？

インストラクターやパーソナルトレーナーがフリーランスとして契約する場合、オーディションと呼ばれる採用試験が実施されます。
特にダンスやエアロビクス、ヨガのインストラクターを目指す場合は、このオーディションを通過しなくてはいけません。

オーディションが実施される際はほかの先生のレッスンに参加したり、自分の模擬レッスンを録画をするなど、通常の筆記試験や面接とは別の対策が必要です。

副業でインストラクターやパーソナルトレーナーになれる？

副業を考えている人の中には、インストラクターやトレーナーをしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、副業でインストラクターやパーソナルトレーナーを目指せます。

指導する種目によっては専門的な知識が必要ですが、さらに指導力やコミュニケーションスキルなども求められる仕事です。
特にコミュニケーションスキルなどは、本業にも活かせるスキルとして活かせるでしょう。

インストラクターやパーソナルトレーナーを目指す人におすすめの資格

ここからは、インストラクターやパーソナルトレーナーを目指す人におすすめの資格を紹介します。

日本体育協会認定スポーツ指導者の「指導員」

コナミなどのフィットネスクラブといった総合フィットネス施設で、利用者の指導にあたるための能力があると認定された人に与えられる資格です。
日本体育協会指定の大学や短大で学ぶと講習や試験の一部が免除されます。

資格条件

• 18歳以上
• NHK学園の通信講座を35時間受講
• 体育協会主催の講座を40時間以上受講

日本トレーニング指導者協会「トレーニング指導者」

科学的根拠に基づくトレーニングプログラムを作成・指導するための知識やスキルを習得したと認定された人に与えられる資格です。
一般科目と専門科目の合計72時間に及ぶ養成講習会を受講し、認定試験に合格すると資格取得できます。

日本ストレングス＆コンディショニング協会の「NSCA認定パーソナルトレーナー」

年齢や経験を問わず幅広いクライアントのニーズに適したトレーニング指導を行う能力があると認定された人に与えられる資格です。
講習会を受講して資格試験に合格すれば認定証が交付されます。

財団法人健康・体力づくり事業財団の「健康運動指導士」

肥満などの生活習慣病を予防し、健康な生活を送るためのトレーニングプログラムを作成・指導する能力があると認定された人に与えられる資格です。
4年制体育系大学の卒業生、または卒業見込み者が講習会の受講と試験に合格すれば「健康運動指導士」として登録できます。
こちらの資格はフィットネスクラブだけでなく、病院や介護施設、保健所への就職の際にも役立つ資格です。

インストラクターやパーソナルトレーナーの年収や働き方の特徴

コナミだけでなく、一般的なインストラクターやパーソナルトレーナーの年収や給料の特徴についてまとめたのでご参考にどうぞ。

働けるのは若いうち

フィットネスクラブやスポーツジムで、現役として働けるのは約20代～30代までです。
事務職や管理職にジョブチェンジして会社に残る人もいますが、給料の低さや体力の低下を理由に辞職するケースもあります。
辞めた人は、結婚や妊娠がきっかけで専業主婦になったり、スポーツ関連企業や施設、または一般企業などへの転職といったパターンが多いです。

契約社員・アルバイトの収入

近年は、経費削減を理由にアルバイトや契約社員の雇用が増えています。契約社員やアルバイトから、正社員として登用されるケースもあります。
インストラクターやパーソナルトレーナーとして契約社員になると、仕事内容は契約先のフィットネスクラブによって異なりますが、その多くは社員と同等の仕事を担当することが多いです。
とはいえ年収は社員より低く福利厚生やボーナスといった手当もなく、人気がなければ契約更新もされないため非常にシビアです。

アルバイト採用の場合は、たいてい利用者への指導に限られます。
給料は時給制で、経験や人気、勤務日や時間帯で給与額は変動します。

年収をアップさせる方法

利用者への気遣い

トレーニング指導の際に最も重要となるのが利用者へのこまやかな気遣いです。
利用者と近い距離で指導するため、接客面ではほかの業種よりもシビアに見られがちです。

• 誰にでも分かりやすい丁寧な説明をする
• 利用者の話を親身になって聞いてあげる
• 挨拶をしっかりする
• 清潔感のある外見を心がける

このように、見た目や接客態度などにも気遣いをもって接する櫃お湯があります。丁寧な接客そのものが高収入に直結するわけではありませんが、こうした小さな積み重ねがリピータを生んで人気も徐々に出るようになります。
その結果、利用者から人気のあるインストラクターとして給与がアップすることもあるでしょう。

資格の取得

利用者側としては、無資格よりも資格保持者のインストラクターやパーソナルトレーナーに指導してもらいたいものです。
資格があることはその人の知識やスキルの証明にもなり、さらに利用者から信頼を得る際にも役立ちます。
資格があれば資格手当が出るフィットネスクラブやジムもあり、集客面や就職の際にはほかのインストラクターと差別化できるので非常に有利になるでしょう。

SNSでのプロモーション

TwitterやInstagramなどのSNSを利用すれば、誰でも簡単に情報発信ができます。
また、SNSで一度バズればかなりの集客が期待できるため、SNSを用いたプロモーションは年々人気を見せています。
コツコツと情報発信を続けてフォロワーを増やしていけば、フォロワーの一部が自分のトレーニング指導を受けてくれることもあります。
YouTubeやブログで広告による収益を得るビジネススタイルもおすすめです。
チャンネル登録者数や動画の視聴数、または紹介した商品の購買数などで収入が入ってくるので、副業としてやってみるのもひとつの手段でしょう。

コンテストに出場する

ダイエットや筋トレの指導を受けたい利用者側からみたら、太っているトレーナーと筋肉質なトレーナーであれば後者を選ぶはず。
そこで、自分の肉体を使ってインストラクターとしての実力を証明するためにボディビルやフィジークなどのコンテストに出場してみるのもおすすめです。
もし大会で入賞すれば、フィットネスクラブ公式HPのトレーナーの紹介でプロフィール欄に実績を掲載できます。
利用者はこういったHPの情報からそのジムに通うかどうかを判断するので、肩書きがあるかどうかは非常に重要な要素です。
筋肉がつけばダイエット目的の女性からバルクアップしたい男性まで幅広い層からの支持が得られるでしょう。

まとめ

今回は、コナミのインストラクター・パーソナルトレーナーの求人情報について解説しました。
インストラクターやパーソナルトレーナーはクライアントとの精神的物理的距離が非常に近いので、指導力だけでなくハイレベルな接客も求められる職業です。
資格がなくてもなれる職業ではありますが、無資格よりも資格保持者の方が仕事の幅を広げられるので、今回紹介した資格を中心に取得を目指してみるのがおすすめ。
みなさんも、コナミのインストラクターを目指したい人はぜひ本記事を参考にしていただければ幸いです。

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