ドリルダウン

ドリルダウンとは、【概要から詳細へデータを掘り下げて分析していく手法】を指す。例えば国→都道府県→市区町村や、年→月→日のように、階層を持つデータを詳細に分析する際に用いられる。一つずつ階層を下げながらより詳細のデータを収集することができるため、売上分析に用いる場合、全体売上→期間売上→エリア売上→営業店舗売上→顧客売上→ブランド売上→商品・サービス名、といったようにドリルダウンを繰り返してデータを絞り込むことができる。ドリルダウンを行う際には、下位階層のデータから分析、改善施策の策定を行うため、分析の目的に従って階層の設定をする必要がある。紙面上で同様の分析を行うのは困難であるが、情報システムや計算システムの活用により可能となった分析手法である。ドリルダウンによって詳細のデータを収集するだけでなく、システムを用いることで視覚化することができる場合がある。ドリルダウンと逆の手法を「ドリルアップ」と呼ぶ。