「23歳の平均年収はいくら?」「自分の年収は同世代より低いのかな」と気になっていませんか。
結論からいうと、公的統計では23歳だけを切り出した平均年収よりも、20〜24歳のような年齢階級で見るのが現実的です。国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査では、20〜24歳の平均給与は277.1万円です。
ただし、23歳は新卒1年目から社会人5年目前後までが混ざりやすい年齢です。平均年収だけで焦らず、職種、賞与、残業、地域、昇給見込み、身につく経験を合わせて判断することが大切です。
この記事では、公的データをもとに、23歳の年収目安、手取りの考え方、平均より低い・高いときの見方、転職や求人比較で確認したい条件を整理します。
- 23歳の平均年収を公的データでどう読むか
- 20〜24歳の平均給与277.1万円を使うときの注意点
- 年収250万〜350万円台の手取り感
- 平均より低い・高いときに確認すべき条件
- 23歳から年収アップを狙う求人票の見方
23歳の平均年収は「20〜24歳の平均給与277.1万円」を目安に見る
23歳の平均年収を確認するときは、まず国税庁の民間給与実態統計調査が参考になります。この調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の年間給与を年齢階級ごとに確認できます。
令和6年分の調査では、20〜24歳の平均給与は277.1万円です。23歳はこの階級の中に入るため、同世代の年収感をつかむ入口として使いやすい数字です。
一方で、20〜24歳には新卒入社直後の人、高卒・専門卒で社会人経験が長い人、正社員以外の働き方の人も含まれます。そのため、23歳単年の確定値として扱うのではなく、幅を持って読む必要があります。
| 年齢階級 | 平均給与 | 23歳との関係 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 277.1万円 | 23歳を見るときの中心になる階級 |
| 25〜29歳 | 406.9万円 | 20代後半に向けた伸びを見る参考 |
| 全年齢平均 | 478万円 | 全年齢を含むため、23歳との単純比較には向かない |
23歳で年収250万〜300万円台前半なら、20〜24歳の平均給与に近い範囲として考えられます。年収300万円台後半以上の場合は、賞与、残業代、資格手当、営業インセンティブなどが反映されている可能性があります。
参照データ
23歳単年ではなく「年齢階級」で読む
国税庁の民間給与実態統計調査は、給与所得者の年間給与を年齢階級ごとに示しています。
この記事では、23歳を20〜24歳階級の中にある年齢として扱い、20〜24歳平均277.1万円を中心に整理しています。
前後の年代と比べたい場合は、20代の平均年収、25歳の平均年収、26歳の平均年収も合わせて確認すると、20代前半から後半への伸び方をつかみやすくなります。
23歳の年収は平均だけで判断しない
平均年収は便利な目安ですが、ひとつの数字だけで「自分は低い」「十分高い」と決めるのは危険です。平均値は高年収層に引っ張られることがあり、23歳は学歴、入社時期、雇用形態、地域、業界による差が大きいからです。
総務省統計局の統計学習資料でも、集団の中心的傾向を見る代表値として平均値、中央値、最頻値が紹介されています。年収比較では、平均値だけでなく自分と近い働き方・職種・地域の人と比べる視点が重要です。
| 見る指標 | 意味 | 23歳の年収比較での使い方 |
|---|---|---|
| 平均年収 | 全体の合計を人数で割った値 | 同世代の全体感をつかむ入口にする |
| 中央値 | 人数を順に並べたとき中央にくる値 | 平均値が高年収層に引っ張られていないか見る |
| 求人票の想定年収 | 応募職種で提示される可能性がある給与帯 | 自分が転職した場合の条件に近い材料として見る |
| 手取り | 税金・社会保険料を引いた後の金額 | 生活費や貯金可能額を考える材料にする |
転職Tips
23歳は「今の年収」より伸び方を見る
23歳は、まだ社会人経験が浅い人も多い年齢です。今の年収だけで判断すると、今後の昇給やスキルの伸びを見落とすことがあります。
基本給、賞与、昇給ペース、資格手当、次に経験できる仕事を分けて確認しましょう。
23歳の手取りはどれくらいか
年収を見るときは、額面と手取りを分ける必要があります。求人票や源泉徴収票の年収は、基本的に税金や社会保険料が引かれる前の額面です。
実際に使えるお金は、所得税、住民税、健康保険、厚生年金、雇用保険などが引かれた後の手取りです。手取りは扶養、住民税、加入保険、賞与の有無、居住地によって変わりますが、概算では額面年収の75〜85%程度を目安に見ることが多いです。
| 額面年収 | 年間手取りの目安 | 月の手取りイメージ |
|---|---|---|
| 250万円 | 約187万〜212万円 | 約15万〜17万円 |
| 280万円 | 約210万〜238万円 | 約17万〜19万円 |
| 300万円 | 約225万〜255万円 | 約18万〜21万円 |
| 350万円 | 約262万〜297万円 | 約21万〜24万円 |
月の手取りは、賞与が多い会社ほど低く見えることがあります。反対に、賞与が少ない会社では月給が高く見えても、年間では伸びにくい場合があります。
23歳で給与を比較するときは、月給だけでなく年収総額、賞与、手当、固定残業代、控除額をセットで見ることが大切です。
転職裏情報
「月給高め」でも基本給が低いケースがある
求人票の月給には、固定残業代や一律手当が含まれていることがあります。
月給だけを見ると高く感じても、基本給が低いと賞与や残業代の計算に影響する場合があります。
月給の内訳、固定残業時間、超過分の支払い、賞与算定の対象を確認しましょう。
23歳で今の年収や手取りに不安がある場合は、いきなり応募先を決めるより、今の給与内訳と求人票の条件を並べて見ると判断しやすくなります。FiiTJOBでは、年収だけでなく働き方や職場との相性も含めて、次の一歩を相談できます。
23歳で平均より低い・高いときの考え方
平均年収と比べる目的は、落ち込むことでも安心しきることでもありません。今の職場で伸びる余地があるのか、別の環境を見た方がよいのかを考える材料にすることです。
平均より低いときに確認したいこと
23歳で平均より低く見える場合でも、すぐに転職すべきとは限りません。新卒1年目、賞与がまだ満額でない、地域相場が低め、残業が少ない、資格取得前などの事情があるためです。
- 入社年次が浅く、賞与や昇給がまだ反映されていない
- 資格取得や経験年数で給与テーブルが上がる職種である
- 残業が少なく、休日や生活リズムを優先できている
- 今の仕事で次の転職に使える経験が積めている
- 地域や業界の相場として大きく外れていない
一方で、昇給基準が不透明、賞与がほとんどない、責任だけ増えて給与が変わらない、心身に負担が出ている場合は、求人比較を始める意味があります。
平均より高いときに確認したいこと
23歳で平均より高い年収を得ている場合も、条件の中身を見ておきましょう。長時間労働、休日出勤、夜勤、成果給、固定残業代の比率が大きい場合、年収だけでは働きやすさを判断できません。
高い年収が「続けやすい条件」から来ているのか、「無理を前提にした条件」から来ているのかを分けることが大切です。
23歳から年収アップを狙うなら求人票のここを見る
23歳は、第二新卒や若手採用の対象になりやすい時期です。未経験職種へ挑戦しやすい一方で、仕事内容や給与条件を曖昧にしたまま転職すると、入社後のギャップにつながります。
年収アップを狙うなら、入社時の金額だけでなく、2〜3年後にどう伸びるかを確認しましょう。
| 確認項目 | 見るポイント | 質問例 |
|---|---|---|
| 給与の内訳 | 基本給、固定残業代、手当、賞与 | 月給のうち基本給はいくらですか |
| 昇給制度 | 評価回数、昇給幅、資格手当 | 入社後1〜3年で給与はどう変わりますか |
| 仕事内容 | 身につく経験、担当範囲、教育体制 | 未経験者や若手は最初にどの業務から始めますか |
| 働き方 | 夜勤、残業、休日、シフト、勤務地 | 繁忙期の残業や休日出勤はどの程度ありますか |
| 評価される経験 | 資格、営業実績、接客経験、現場経験、PCスキル | どの経験が給与や評価に反映されますか |
テンプレート
面談で給与条件を確認する質問例
月給の内訳として、基本給、固定残業代、手当を分けて教えてください。
賞与はどの基準で決まり、入社初年度はどのような扱いになりますか。
入社後1〜3年で、どの経験や資格が昇給につながりますか。
残業、夜勤、シフト、勤務地変更の可能性を確認したいです。
提示年収と実際の手取りの差を把握するため、控除や手当の条件を確認したいです。
23歳の年収アップで失敗しやすいパターン
23歳で年収を上げたい気持ちは自然です。ただし、年収だけを優先すると、仕事内容や働き方が合わずに早期離職につながることがあります。
- 月給だけ見て、固定残業代や賞与の条件を確認していない
- 未経験歓迎の言葉だけで、教育体制や配属先を確認していない
- 年収は上がるが、夜勤や休日出勤が生活に合わない
- 昇給制度が曖昧で、入社後の伸び方が見えない
- 今の経験を活かせる職種かどうかを整理していない
23歳の転職では、ポテンシャルだけでなく「これまでの経験をどう活かせるか」も見られます。接客、営業、介護・福祉、医療周辺、事務、製造、ITなど、経験の棚卸しをしてから求人を見ると、条件比較がしやすくなります。
まとめ:23歳の平均年収は目安にして、条件の中身まで確認しよう
23歳の平均年収は、23歳単年の数字ではなく、国税庁の20〜24歳平均給与277.1万円を中心に見るのが現実的です。ただし、平均給与はあくまで目安であり、職種、地域、雇用形態、賞与、残業、資格手当によって実際の年収は変わります。
平均より低くても、経験が積めていて昇給見込みがあるなら焦る必要はありません。反対に、平均より高くても、長時間労働や固定残業代に支えられた年収なら、続けやすさまで確認する必要があります。
23歳で年収や働き方を見直すなら、平均年収、手取り、給与内訳、昇給制度、身につく経験をセットで比較することが大切です。
今の年収が妥当か、次にどんな求人を見ればよいか迷う場合は、一人で数字だけを見続けるより、希望条件を整理して相談する方が判断しやすくなります。