ENEOSの年収が高いのか、エネルギー業界の中でどの程度の水準なのかを知りたい人は多いです。

結論からいうと、ENEOS株式会社単体の平均年収は公式非公開です。ただし、参考値として確認しやすいENEOSホールディングスの2025年3月期有報整理値では平均年収1068万円で、かなり高い水準にあります。

この記事では、ENEOS株式会社の会社概要、新卒採用、福利厚生、キャリア採用サイトをもとに、参考値1068万円の見方、初任給35.9万円、中途採用で確認したいポイントまで整理します。

  • ENEOS株式会社単体の平均年収が非公開である理由
  • 参考値としてのENEOS HD平均年収1068万円の見方
  • 初任給35.9万円の位置づけと手当の考え方
  • 中途採用で年収条件を見るときの確認軸

ENEOS株式会社単体の平均年収は非公開

ENEOS株式会社単体の平均年収は公式に公開されていません。ENEOS株式会社はENEOSホールディングス株式会社の100%子会社で、上場会社として有価証券報告書に単体平均年収を出しているのは持株会社であるENEOSホールディングスです。

項目 確認できる情報 読み方
ENEOS株式会社単体平均年収 公式非公開 未上場事業会社なので単体年収の断定は避けるべき
参考値 ENEOSホールディングス平均年収1068万円 持株会社の開示値として使う
ENEOS株式会社の従業員数 7,159人(2025年3月31日時点) 事業会社単体でも大規模組織
ENEOS HDの平均年齢 44歳 中堅層を含む平均値
ENEOS HDの平均勤続年数 17.42年 長期勤続者を含むため年収は上に寄りやすい

つまり、「ENEOSの平均年収1068万円」と言い切るのは厳密には持株会社の数字です。検索上はENEOSの年収として扱われがちですが、転職判断ではENEOS株式会社本体の採用条件と切り分けて読む必要があります。

参照の見方

年収は持株会社の開示値、採用条件は事業会社の公式ページで確認する

ENEOS株式会社は未上場のため、単体平均年収は公式に確認できません。そのため年収水準はENEOS HDの有報整理値を補助参照とし、実際の応募判断はENEOS株式会社の採用要項と福利厚生ページで行うのが妥当です。

参考値としてのENEOS HD平均年収は1068万円

参考値として使いやすいのは、ENEOSホールディングスの平均年収1068万円です。IRBankでは、2025年3月期の平均年収1068万円、平均年齢44歳、平均勤続年数17.42年、従業員数1,339人と整理されています。

項目 数値 補足
平均年収 1068万円 ENEOS HDの開示値
平均年齢 44歳 持株会社の中堅層を含む平均
平均勤続年数 17.42年 長期勤続で高めに出やすい
従業員数 1,339人 ENEOS HD単体の人数

この数字はかなり高水準ですが、ENEOS株式会社の精製・販売・研究・事務系社員の年収そのものではありません。持株会社には経営管理機能が集まりやすく、事業会社と同じ水準とは限らない点に注意が必要です。

初任給は大学卒35.9万円で高水準

ENEOSの大学・大学院卒募集要項では、大学卒359,000円、大学院卒(修士)376,100円、大学院卒(博士)412,000円が初任給として示されています。これは基本給と住宅手当の合計額で、23歳〜36歳未満、京浜地区、家賃負担有、扶養家族無しの場合です。

学歴 初任給 内訳
大学卒 359,000円 311,000円 + 住宅手当48,000円
大学院卒(修士) 376,100円 328,100円 + 住宅手当48,000円
大学院卒(博士) 412,000円 364,000円 + 住宅手当48,000円
その他諸手当 別途支給 時間外勤務手当、通勤手当、転居手当など

この初任給は、国内大手製造業・エネルギー企業の中でもかなり高い部類です。ただし住宅手当を含む前提条件付きなので、額面全体を基本給と誤解しないほうが安全です。

転職Tips

初任給の高さだけで中途オファーを推測しない

ENEOSの初任給は高いですが、住宅手当や勤務地条件を含む金額です。中途採用の提示額は職種、経験、勤務地、転勤可否で変わるため、初任給だけで年収相場を決めつけないほうが実務的です。

福利厚生と働き方はかなり厚い

ENEOSの福利厚生ページでは、ノンコアフレックスタイム制度、事由制限のないテレワーク勤務制度、配偶者転勤同行休職制度、転勤猶予制度、育児・介護支援などが整理されています。新卒要項でも、持株会、財形、退職金、福利厚生サービス、会社診療所の利用などが明示されています。

項目 公式情報 転職時の見方
勤務時間 標準労働時間7時間30分、フレックスあり 所定労働時間は比較しやすい
テレワーク 事由制限のないテレワーク制度 本社系・企画系では柔軟性が高い
転勤制度 配偶者同行休職、転勤猶予制度あり 全国転勤前提でも調整余地がある
福利厚生 持株会、財形、退職金、福利厚生サービス、会社診療所など 総報酬で見ると強い
休日休暇 完全週休2日制、会社記念日、祝日、年末年始、連続休暇制度など 休みの取りやすさも比較しやすい

給与だけでなく、大企業らしい制度の厚さがENEOSの魅力です。一方で、勤務地はFAQで「日本全国および海外のENEOSの拠点」と明記されているため、転勤前提の働き方を受け入れられるかは重要な判断材料です。

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中途採用では年収より職種と勤務地条件の確認が先

ENEOSのキャリア採用サイトは2025年4月15日にリニューアルされており、プロセスエンジニア、メカニカルエンジニア、研究開発職、IT企画職、事務系職種など幅広い職種が案内されています。ただし、公式求人の給与は一律開示ではなく、公開求人の一例では「応相談」表記です。

  • 本社・支店勤務か、製油所・製造所勤務かを確認する
  • 全国転勤や海外赴任の可能性を確認する
  • 住宅手当を含むのか、別途支給かを確認する
  • 総合職としての異動範囲を確認する
  • 裁量労働制やテレワークの適用対象かを確認する

転職裏情報

ENEOSは年収水準だけでなく『勤務地と異動の広さ』で印象が分かれやすい

ENEOSは、全国・海外を含む総合職運用と、大企業らしい制度の厚さがセットです。年収水準に惹かれて応募しても、転勤や製油所勤務の前提を後から重く感じるケースはあり得ます。

テンプレート

オファー面談でそのまま使える確認文

「今回のポジションは、本社・支店勤務と製油所・製造所勤務のどちらを想定していますか。」

「提示年収には住宅手当や各種手当が含まれていますか。それとも別途支給ですか。」

「将来的な異動範囲として、全国転勤や海外赴任の可能性はどの程度ありますか。」

「テレワークや裁量労働制の適用は、この職種でも想定されていますか。」

この確認までできれば、ENEOS HDの参考年収1068万円をうのみにせず、自分に近い条件で判断しやすくなります。事業会社本体の募集条件を優先して見るほうが現実的です。

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ENEOSの年収をどう判断するか

ENEOSは、初任給や福利厚生だけ見てもかなり高水準の会社です。一方で、検索でよく見かける平均年収1068万円は持株会社の開示値であり、ENEOS株式会社単体の平均年収をそのまま示すものではありません。

そのため、ENEOSの年収を判断するなら、持株会社の参考値、初任給、勤務地、異動範囲、住宅手当、働き方制度をセットで見るのが実務的です。会社平均より、応募ポジションの条件を優先して確認してください。

参照元