「ヤマハの年収は高いのか」「平均年収はいくらなのか」「ヤマハ発動機とは別に考えるべきなのか」と気になっていませんか。

結論からいうと、ヤマハ株式会社の第201期(2025年3月期)有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,837,409円、つまり783.7万円とされています。ただし、この数字はヤマハ株式会社の提出会社ベースであり、職種、勤務地、賞与、時間外勤務、採用時の評価、グループ会社によって個人の年収は変わります。

この記事では、ヤマハ株式会社の公式会社概要、有価証券報告書、新卒・キャリア採用情報、公的な労働条件情報をもとに、平均年収の読み方と応募前に確認すべきポイントを整理します。

  • ヤマハ株式会社の公式平均年収と対象範囲が分かる
  • ヤマハ発動機との違いを踏まえて年収を読める
  • 新卒初任給と中途採用の給与決定方法を確認できる
  • オファー面談で確認すべき給与・手当・勤務地条件を整理できる

ヤマハの平均年収は783.7万円

ヤマハ株式会社の第201期(2024年4月1日から2025年3月31日)有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,837,409円です。万円換算では783.7万円となります。提出会社の従業員数は3,423名、平均年齢は43歳8ヵ月、平均勤続年数は18年6ヵ月です。

有価証券報告書では、平均年間給与は賞与および基準外賃金を含むと説明されています。つまり、月給だけではなく、賞与や時間外勤務なども含めた年収ベースの数字です。平均年収783.7万円は公式情報ですが、全職種・全勤務地・中途入社者の提示年収を保証する数字ではありません

項目 公式情報 読み方
平均年間給与 7,837,409円(783.7万円) 賞与・基準外賃金を含む
従業員数 3,423名 提出会社の就業人員数
平均年齢 43歳8ヵ月 中堅・ベテラン層を含む平均
平均勤続年数 18年6ヵ月 長期在籍者を含む平均
対象資料 第201期 有価証券報告書 2025年6月23日提出のEDINET資料

参照元メモ

ヤマハ発動機とは別会社として確認する

「ヤマハ 年収」で検索すると、ヤマハ株式会社とヤマハ発動機株式会社の情報が混ざることがあります。この記事では、楽器・音響機器などを主力とするヤマハ株式会社を対象にしています。ヤマハ発動機の年収や採用条件は別会社の情報として確認してください。

ヤマハ株式会社の会社規模と事業内容

ヤマハ株式会社の公式会社概要では、創業は1887年、設立は1897年10月12日、資本金は285億34百万円です。主要事業は、ピアノ、電子楽器、管弦打楽器などの楽器事業、個人向け・法人向け音響機器、電子部品などの音響機器事業、その他の事業です。

2025年3月末時点の売上収益は4,621億円、連結従業員数は18,949人です。上場証券取引所は東京証券取引所プライム市場で、証券コードは7951です。年収を理解するには、提出会社の平均年収と、連結グループ全体の規模を分けて見ることが重要です。

項目 公式情報 年収を見るときの意味
会社名 ヤマハ株式会社 ヤマハ発動機とは別会社
創業 1887年 長い歴史を持つ音・音楽領域の企業
資本金 285億34百万円 会社概要上の基本情報
売上収益 4,621億円 グループ規模の参考値
連結従業員数 18,949人 提出会社の平均年収対象人数とは異なる

民間平均給与と比べると高い水準

国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円、正社員(正職員)の平均給与は545万円とされています。

ヤマハ株式会社の提出会社ベースの平均年間給与783.7万円は、これらの民間平均給与を上回る水準です。ただし、国税庁の統計は幅広い業種・企業規模・雇用形態を含むため、単純比較だけで判断するのは不十分です。比較は目安に留め、転職判断では自分に提示される条件を確認する必要があります。

比較対象 金額 注意点
ヤマハ株式会社の平均年間給与 783.7万円 提出会社ベース、賞与・基準外賃金を含む
民間給与所得者の平均給与 478万円 1年を通じて勤務した給与所得者全体
正社員(正職員)の平均給与 545万円 国税庁調査の正社員・正職員平均

転職Tips

平均年収は「自分の提示年収」ではない

平均年収は企業研究の入口として有用ですが、転職時の提示年収は経験、職種、勤務地、評価、賞与、時間外勤務で変わります。平均年収をそのまま希望年収の根拠にするのではなく、求人票とオファー条件で補強しましょう。

新卒初任給は学士26.3万円・修士28.5万円

ヤマハ株式会社の2027年度新卒・第二新卒採用情報では、2025年4月実績の基本給として、博士300,000円、修士285,000円、学士263,000円、準学士234,000円が示されています。

諸手当には、テレワーク勤務手当、家族関連手当、エリア手当などがあり、時間外・休日・深夜勤務に対する割増も示されています。賞与は年2回、昇給は年1回です。初任給は若手入口の条件であり、実際の年収は賞与・手当・時間外勤務・評価で変わります

区分 基本給 確認ポイント
博士 300,000円/月 2025年4月実績
修士 285,000円/月 2025年4月実績
学士 263,000円/月 2025年4月実績
準学士 234,000円/月 2025年4月実績
賞与 年2回 6月・12月。初年度の扱いは確認が必要

中途採用は年齢・学歴・経験を考慮して条件提示

ヤマハ株式会社のキャリア採用情報では、職務経験や専門知識を活かせる採用情報が案内されています。正社員の募集要項では、応募資格は募集職種により異なり、原則として職務経験を持つ人がキャリア採用の対象とされています。

給与は、年齢・学歴・経験などを考慮のうえ、面談時に条件提示するとされています。諸手当には、時間外、休日出勤、深夜、家族関連、エリア事業所、営業外勤、テレワーク勤務手当などがあります。中途採用では、平均年収よりも職種別求人と面談時の提示条件を確認することが現実的です。

  • 応募職種が技術開発、企画管理営業、スタッフ系などのどれに該当するか
  • 採用時の役割、等級、期待される成果が何か
  • 基本給、賞与、基準外賃金、時間外勤務手当の内訳
  • テレワーク勤務手当、家族関連手当、エリア手当の対象条件
  • 勤務地、転勤、将来の異動可能性
  • 初年度と通常年度で賞与対象期間がどう変わるか

転職裏情報

ヤマハは「職種」と「勤務地」で条件を確認する

ヤマハ株式会社は楽器、音響機器、電子部品、その他事業を持つため、研究開発、品質保証、調達、営業、企画、管理系などで求められる経験が変わります。平均年収ではなく、応募職種の期待役割と勤務地条件を確認しましょう。

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ヤマハの年収が高く見える理由

ヤマハ株式会社の平均年収が民間平均より高く見える背景には、提出会社の平均年齢が43歳8ヵ月、平均勤続年数が18年6ヵ月であること、賞与・基準外賃金を含む平均であること、楽器・音響機器など専門性の高い事業を展開していることが関係します。

また、第201期有価証券報告書では、2024年4月1日付でヤマハミュージックマニュファクチュアリングを吸収合併したことにより、前事業年度末から従業員数が1,082名増加したと説明されています。年収の推移を見る場合は、組織変更や人員構成の変化も確認することが必要です。

年収に影響しやすい要素 ヤマハで見るポイント 転職前の確認方法
職種 技術開発、品質保証、調達、営業、企画、管理系など 求人票と面談で担当業務を確認
勤務地 本社・事業所・国内外拠点など 初任地と変更範囲を確認
賞与 年2回 評価反映と初年度対象期間を確認
手当 テレワーク、家族関連、エリア、営業外勤、時間外など 対象条件と支給額を確認
組織変更 吸収合併などで人員構成が変わる場合あり 有価証券報告書の注記を確認

福利厚生・休日・勤務時間も年収と一緒に見る

新卒・第二新卒採用情報では、勤務時間はフレックスタイム制で、休憩時間は60分、所定時間外労働ありとされています。休日は土曜日、日曜日、国民の祝日、メーデー、年末年始、夏期休日などです。

休暇には、年次有給休暇、慶弔休暇、ファミリーホリデー、ライフサイクル休暇、産前産後休暇などがあります。キャリア採用でも、完全週休2日制、祝日、年末年始、GW、夏期など年間休日125日(2023年度)といった情報が示されています。額面年収だけでなく、勤務時間・休暇・勤務地・手当を含めた実質的な納得感を確認しましょう。

転職Tips

手当は「対象条件」を確認する

テレワーク勤務手当、家族関連手当、エリア手当、営業外勤手当などは、職種や勤務地、勤務形態、家族構成によって対象が変わる場合があります。制度名だけで判断せず、自分が対象になるかを確認しましょう。

応募前・オファー面談で確認すべき条件

厚生労働省は、仕事を探すときには求人票や募集要項で労働条件を確認し、採用時には労働条件通知書などの書面で確認することを案内しています。特に賃金、就業場所、業務内容、始業・終業時刻、休日などは重要な確認項目です。

ヤマハへ応募する場合も、平均年収だけで判断せず、自分の職種・勤務地・役割に対して提示される条件を確認しましょう。基本給、賞与、基準外賃金、時間外勤務手当、勤務地、将来の変更範囲を分けて確認することで、入社後の認識違いを減らせます。

テンプレート

オファー面談で使える確認質問

提示年収の内訳について、基本給、賞与想定、基準外賃金、時間外勤務手当、各種手当を分けて確認させてください。

採用時の職種、等級、期待役割と、評価で重視される成果指標を教えてください。

初年度と通常年度で、賞与対象期間や想定年収に違いがあるか確認したいです。

勤務地、転勤、就業場所の変更範囲について教えてください。

テレワーク勤務手当、家族関連手当、エリア手当、営業外勤手当の対象条件を確認させてください。

テンプレート

応募前に整理する自己メモ

現職年収:基本給、賞与、残業代、手当を分ける。

希望条件:最低年収、納得年収、理想年収を分ける。

活かせる経験:開発、品質、調達、営業、企画、管理、IT、海外対応の成果を書く。

働き方:勤務地、転勤、テレワーク、フレックス勤務への希望と制約を整理する。

確認事項:賞与、手当、配属先、勤務地、初年度年収を質問リストにする。

ヤマハが向いている人・慎重に確認したい人

ヤマハ株式会社は、音・音楽を原点に、楽器、音響機器、電子部品、その他の事業を展開する企業です。製品やブランドへの関心だけでなく、自分の専門性をどの職種で活かせるかも確認しましょう。

観点 向いている可能性がある人 慎重に確認したい人
事業領域 楽器、音響、電子部品、音・音楽領域に関心がある ヤマハ発動機と混同して応募先を見ている
働き方 専門性を活かしながら複数領域へ挑戦したい 勤務地や職種を完全に固定したい
キャリア 技術・企画・営業・管理などで長期的に成長したい 平均年収だけで判断したい
年収 賞与・手当・評価を含めて総合的に見られる 固定給だけを重視したい

転職裏情報

ブランド志望ほど「配属職種」を具体化する

ヤマハのようにブランド認知が高い企業では、企業名への関心だけで応募すると、実際の職務とのズレが起きやすくなります。応募前に、どの職種でどの経験を活かすのか、年収条件と合わせて言語化しておきましょう。

まとめ:ヤマハの年収は平均783.7万円。ただし職種・勤務地・オファー条件を確認

ヤマハ株式会社の第201期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,837,409円、つまり783.7万円です。平均年齢は43歳8ヵ月、平均勤続年数は18年6ヵ月で、平均年間給与には賞与および基準外賃金が含まれます。

一方で、中途採用で重要なのは、平均年収そのものではなく、自分に提示される基本給、賞与、基準外賃金、時間外勤務手当、職種、勤務地、初年度年収です。応募前から確認項目を整理し、オファー面談では書面ベースで条件を確認しましょう。

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