「三菱重工業の年収はどのくらい高いのか」「平均年収1,000万円超は自分にも当てはまるのか」「中途採用ではどの給与条件を見ればよいのか」と気になっていませんか。
結論からいうと、三菱重工業株式会社の2024年度有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は10,176,595円、つまり1,017.7万円とされています。ただし、この数字は提出会社ベースの平均であり、職種、勤務地、勤務形態、賞与、基準外賃金、採用時の評価によって個人の年収は変わります。
この記事では、三菱重工業の公式会社案内、有価証券報告書、新卒・キャリア採用の募集要項、公的な労働条件情報をもとに、平均年収の読み方と応募前に確認すべきポイントを整理します。
- 三菱重工業の公式平均年収と対象範囲が分かる
- 平均年収が高く見える理由と注意点を確認できる
- 新卒初任給と中途採用の給与条件の見方が分かる
- オファー面談で確認すべき質問を整理できる
三菱重工業の平均年収は1,017.7万円
三菱重工業の2024年度(2024年4月1日から2025年3月31日)有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は10,176,595円です。万円換算では1,017.7万円となります。提出会社の従業員数は22,347人、平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は18.9年です。
有価証券報告書では、平均年間給与は2024年4月から2025年3月までの税込金額で、基準外賃金および賞与を含み、その他の臨時給与は含まないと説明されています。平均年収1,017.7万円は公式情報ですが、全職種・全勤務地・中途入社者の提示年収を保証する数字ではありません。
| 項目 | 公式情報 | 読み方 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 10,176,595円(1,017.7万円) | 税込、基準外賃金・賞与を含む |
| 従業員数 | 22,347人 | 提出会社の就業人員数 |
| 臨時従業員数 | 2,250人 | 年間平均人員を外数で記載 |
| 平均年齢 | 42.5歳 | 中堅・ベテラン層を含む平均 |
| 平均勤続年数 | 18.9年 | 長期在籍者を含む平均 |
参照元メモ
平均年収は「提出会社」ベースで読む
有価証券報告書の平均年間給与は、三菱重工業株式会社の提出会社ベースの数字です。連結子会社、国内外拠点、セグメント、職種、勤務地、勤務形態によって条件が異なる可能性があります。
三菱重工業の会社規模と事業内容
三菱重工業の公式会社案内では、社名は三菱重工業株式会社、創立は1884年7月7日、設立は1950年1月11日、本社所在地は丸の内および田町です。事業内容は、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙とされています。
会社案内では、資本金は2,656億円、社員数は連結78,861人・単独23,262名、2024年度の連結売上収益は50,271億円、連結受注高は70,712億円とされています。年収を理解するには、提出会社の平均年収と、連結グループ全体の規模を分けて見ることが重要です。
| 項目 | 公式情報 | 年収を見るときの意味 |
|---|---|---|
| 会社名 | 三菱重工業株式会社 | 提出会社とグループ会社を分けて見る |
| 創立 | 1884年7月7日 | 長い事業基盤を持つ重工メーカー |
| 資本金 | 2,656億円 | 会社概要上の基本情報 |
| 連結売上収益 | 50,271億円 | 2024年度のグループ規模 |
| 社員数 | 連結78,861人/単独23,262名 | 有価証券報告書の平均年収対象人数とは時点が異なる |
民間平均給与と比べると高い水準
国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円、正社員(正職員)の平均給与は545万円とされています。
三菱重工業の提出会社ベースの平均年間給与1,017.7万円は、これらの民間平均給与を大きく上回る水準です。ただし、国税庁の統計は幅広い業種・企業規模・雇用形態を含むため、単純比較だけで判断するのは不十分です。比較は目安に留め、転職判断では自分に提示される条件を確認する必要があります。
| 比較対象 | 金額 | 注意点 |
|---|---|---|
| 三菱重工業の平均年間給与 | 1,017.7万円 | 提出会社ベース、基準外賃金・賞与を含む |
| 民間給与所得者の平均給与 | 478万円 | 1年を通じて勤務した給与所得者全体 |
| 正社員(正職員)の平均給与 | 545万円 | 国税庁調査の正社員・正職員平均 |
転職Tips
平均年収は「自分の提示年収」ではない
平均年収は会社研究の入口として有用ですが、転職時の提示年収は経験、職種、勤務地、勤務形態、賞与、残業時間、入社時期で変わります。平均年収をそのまま希望年収の根拠にするのではなく、求人票とオファー条件で補強しましょう。
新卒初任給は大卒27.5万円・修士了29.5万円
三菱重工業の新卒採用募集要項では、2025年4月初任給として、大学卒は月給275,000円、修士了は月給295,000円、博士了は経歴に応じて個別設定とされています。
諸手当には、有扶手当、超過勤務手当、通勤交通費支給などがあります。昇給は年1回、賞与は年2回です。勤務地は本社、工場、国内外の拠点を含み、入社後に国内外への居住地変更を伴う異動の可能性がある旨も明記されています。初任給は若手入口の条件であり、実際の年収は賞与・手当・時間外勤務・評価で変わります。
| 区分 | 初任給 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 大学卒 | 月給275,000円 | 2025年4月初任給 |
| 修士了 | 月給295,000円 | 2025年4月初任給 |
| 博士了 | 経歴に応じて個別設定 | 個別確認が必要 |
| 賞与 | 年2回 | 6月・12月 |
| 勤務時間 | 所定労働時間8時間 | フレックスタイム制あり、勤務地で異なる |
中途採用は経験・能力・求人票別条件の確認が重要
三菱重工業のキャリア採用募集要項では、給与はこれまでの経験・能力等を考慮の上、会社規定により支給するとされています。諸手当は有扶手当、超過勤務手当、通勤交通費など、昇給は年1回、賞与は年2回です。
勤務地・業務内容は募集職種一覧から各求人票を確認する形式です。勤務時間は所定労働時間8時間、フレックスタイム制あり、本社労働時間帯は8時30分から17時30分で、勤務地によって異なるとされています。中途採用では、平均年収よりも応募職種ごとの役割・勤務地・等級・オファー条件を確認することが現実的です。
- 応募職種が研究開発、設計、生産技術・管理、現地建設、品質保証、システム開発、知的財産、営業、資材調達、経理・財務、法務、人事などのどれに該当するか
- 採用時の役割、等級、期待される成果が何か
- 基本給、賞与、基準外賃金、超過勤務手当、通勤交通費の内訳
- 勤務地が本社、日立、横浜、相模原、小牧、名古屋、清須、神戸、高砂、三原、呉、広島、下関、長崎などのどこか
- 将来の国内外異動や居住地変更を伴う転勤可能性があるか
- 初年度と通常年度で賞与対象期間や年収見込みがどう変わるか
転職裏情報
重工メーカーは「事業領域」と「拠点」で条件差を確認する
三菱重工業は、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙など事業領域が広い会社です。平均年収だけでなく、自分の配属候補で残業、勤務地、評価、手当がどう扱われるかを確認しましょう。
三菱重工業の年収が高く見える理由
三菱重工業の平均年収が民間平均より高く見える背景には、提出会社の平均年齢が42.5歳、平均勤続年数が18.9年であること、基準外賃金・賞与を含む平均であること、重工業メーカーとして大規模プロジェクト、技術開発、品質、安全保障、グローバル対応など幅広い専門性が求められることが関係します。
有価証券報告書では、提出会社の従業員がエナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙、全社共通など複数セグメントに分かれていることも確認できます。年収の高さだけでなく、事業領域・勤務地・勤務形態・期待役割もセットで見ることが必要です。
| 年収に影響しやすい要素 | 三菱重工業で見るポイント | 転職前の確認方法 |
|---|---|---|
| 事業領域 | エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙など | 配属候補と職務内容を確認 |
| 職種 | 研究開発、設計、生産技術、品質、営業、調達、管理など | 求人票と面談で担当業務を確認 |
| 勤務地 | 本社、各工場、国内外拠点 | 初任地と変更範囲を確認 |
| 賞与 | 募集要項では年2回 | 評価反映と初年度対象期間を確認 |
| 手当 | 有扶手当、超過勤務手当、通勤交通費など | 対象条件と支給額を確認 |
福利厚生・休日・勤務時間も年収と一緒に見る
キャリア採用募集要項では、休日・休暇は完全週休2日制(土曜日・日曜日)、祝日、年末年始、夏季休暇、年次有給休暇22日、リフレッシュ休暇、結婚休暇、出産休暇、忌引休暇などが示されています。
福利厚生には、財形貯蓄制度、従業員持株会、介護休業・勤務制度、寮・社宅、総合病院、スポーツ施設などがあります。額面年収だけでなく、勤務時間・休暇・勤務地・手当を含めた実質的な納得感を確認しましょう。
転職Tips
勤務地と変更範囲は必ず見る
三菱重工業の新卒募集要項では、将来的に国内外への居住地変更を伴う異動の可能性がある旨が示されています。中途採用でも、初任地だけでなく、将来の勤務地変更や海外勤務可能性を確認しましょう。
応募前・オファー面談で確認すべき条件
厚生労働省は、仕事を探すときには求人票や募集要項で労働条件を確認し、採用時には労働条件通知書などの書面で確認することを案内しています。特に賃金、就業場所、業務内容、始業・終業時刻、休日などは重要な確認項目です。
三菱重工業へ応募する場合も、平均年収だけで判断せず、自分の職種・勤務地・役割に対して提示される条件を確認しましょう。基本給、賞与、基準外賃金、超過勤務手当、勤務地、将来の異動・転勤可能性を分けて確認することで、入社後の認識違いを減らせます。
テンプレート
オファー面談で使える確認質問
提示年収の内訳について、基本給、賞与想定、基準外賃金、超過勤務手当、通勤交通費、各種手当を分けて確認させてください。
採用時の職種、等級、期待役割と、評価で重視される成果指標を教えてください。
初年度と通常年度で、賞与対象期間や想定年収に違いがあるか確認したいです。
勤務地、転勤、海外勤務、就業場所の変更範囲について教えてください。
有扶手当、寮・社宅、介護関連制度、福利厚生の対象条件を確認させてください。
テンプレート
応募前に整理する自己メモ
現職年収:基本給、賞与、残業代、手当を分ける。
希望条件:最低年収、納得年収、理想年収を分ける。
活かせる経験:研究開発、設計、生産技術、品質、営業、調達、経理財務などの成果を書く。
働き方:勤務地、転勤、海外勤務、フレックス勤務、残業への希望と制約を整理する。
確認事項:賞与、手当、配属先、勤務地、初年度年収を質問リストにする。
三菱重工業が向いている人・慎重に確認したい人
三菱重工業は、エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙など、社会インフラや産業基盤に関わる大規模事業を持つ会社です。技術やものづくりに関心がある人にとって魅力がある一方、勤務地や勤務形態、職種ごとの業務内容は事前に確認が必要です。
| 観点 | 向いている可能性がある人 | 慎重に確認したい人 |
|---|---|---|
| 事業領域 | エネルギー、インフラ、防衛・宇宙、産業機械に関心がある | 特定の製品や地域だけに固定して働きたい |
| 働き方 | 本社・工場・国内外拠点を含めて検討できる | 勤務地や勤務形態を完全に固定したい |
| キャリア | 大規模プロジェクトで専門性を高めたい | 平均年収だけで判断したい |
| 年収 | 賞与・超過勤務手当・評価を含めて総合的に見られる | 固定給だけを重視したい |
転職裏情報
同じ三菱重工業でも配属先で働き方は変わる
本社、研究所、工場、事業部門、国内外拠点では、求められる専門性や繁忙期、関係者、評価される成果が変わります。応募時は職種名だけでなく、配属候補の役割、勤務地、残業、手当をセットで確認しましょう。
まとめ:三菱重工業の年収は平均1,017.7万円。ただし職種・勤務地・オファー条件を確認
三菱重工業の2024年度有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は10,176,595円、つまり1,017.7万円です。平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は18.9年で、平均年間給与には基準外賃金および賞与が含まれます。
一方で、中途採用で重要なのは、平均年収そのものではなく、自分に提示される基本給、賞与、基準外賃金、超過勤務手当、職種、勤務地、初年度年収です。応募前から確認項目を整理し、面談・オファー時には書面ベースで条件を確認しましょう。