「マネーフォワードの年収は高いのか」「平均年収と求人票の年収レンジはどちらを見ればよいのか」「エンジニアやビジネス職ではどのくらい違うのか」と気になっていませんか。

結論からいうと、マネーフォワードの第14期有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,233,561円、約723.4万円です。ただし、これは提出会社平均であり、グループ全体や全求人の提示年収をそのまま表す数字ではありません。

この記事では、有価証券報告書、公式採用情報、国税庁の民間給与実態統計調査をもとに、マネーフォワードの年収水準、職種別給与例、転職時に確認すべき条件を整理します。

  • マネーフォワードの公式平均年収と対象範囲が分かる
  • エンジニア、デザイナー、マーケティング、カスタマーサクセスの給与例を比較できる
  • 固定手当、賞与、時間制度を求人票で確認するポイントが分かる
  • 自分の経験がどの職種・年収レンジに合うか考える材料が得られる

マネーフォワードの平均年収は723.4万円

マネーフォワードの有価証券報告書(第14期、2024年12月1日から2025年11月30日)では、提出会社の平均年間給与は7,233,561円です。万円換算では約723.4万円となります。

同じ開示では、提出会社の従業員数は1,707人、平均年齢は34.3歳、平均勤続年数は2.9年です。平均年間給与には、賞与および基準外賃金が含まれるとされています。

項目 公式開示の内容 読み方
平均年間給与 7,233,561円 約723.4万円。賞与・基準外賃金を含む
提出会社の従業員数 1,707人 臨時雇用者数246人は外数
平均年齢 34.3歳 比較的若い組織であることが分かる
平均勤続年数 2.9年 成長企業・中途採用比率の高さを踏まえて読む
連結従業員数 2,839人 グループ全体の規模を見る指標

参照元メモ

平均年収は「提出会社平均」として読む

有価証券報告書の平均年間給与は、マネーフォワード提出会社の平均です。グループ会社、職種別、勤務地別、等級別の給与とは異なるため、転職判断では公式求人の給与例とセットで確認しましょう。

職種別の給与例は求人票で見る

マネーフォワードへの転職を考える場合、平均年収だけでなく、公開求人の給与例を見ることが重要です。公式採用ページでは、職種やポジションごとに月額・年額の給与例、固定手当、時間制度、賞与の扱いが示されています。

確認時点で公開されていた求人例を見ると、エンジニアリングマネージャー、バックエンドエンジニア、プロダクトデザイナー、マーケティング、カスタマーサクセスなどで給与レンジが異なります。

職種・ポジション例 公式求人上の給与例 確認ポイント
シニアエンジニアリングマネージャー 年額10,008,000円から15,000,000円 管理監督者、固定手当、裁量労働制・フレックスタイム制の可能性
バックエンドエンジニア 年額6,408,000円から11,004,000円 専門業務型裁量労働制、固定手当、勤務地
リードプロダクトデザイナー 年額6,504,000円から13,008,000円 裁量労働制、ポートフォリオ、出社・リモートの運用
マーケティング職 年額4,008,000円から10,008,000円 経験領域、担当プロダクト、固定手当
カスタマーサクセス 月額442,000円から750,000円 年額換算、固定手当、フレックスタイム制

上記はあくまで公開求人の一例です。実際の提示条件は、職種、等級、経験、勤務地、雇用形態、選考評価によって変わります。特にマネーフォワードはエンジニア、ビジネス、デザイナー、コーポレートなど職種の幅が広いため、平均年収よりも応募ポジションの給与レンジを優先して確認することが大切です。

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平均年収723.4万円は高い?民間平均と比較

国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円、正社員の平均給与は545万円です。マネーフォワードの提出会社平均723.4万円は、これらの平均より高い水準にあります。

ただし、比較対象が違う点には注意が必要です。国税庁の統計は全国の給与所得者を広く対象にした平均で、マネーフォワードの数字は上場企業の提出会社平均です。「高いかどうか」は、あなたが応募する職種の市場相場と役割の重さで判断するのが現実的です。

比較対象 平均給与 見方
マネーフォワード提出会社 約723.4万円 賞与・基準外賃金を含む提出会社平均
民間給与所得者全体 478万円 全国の給与所得者全体の平均
正社員 545万円 正社員・正職員の平均

転職Tips

SaaS企業の年収は「職種」と「等級」で大きく変わる

マネーフォワードのようなSaaS企業では、エンジニア、PdM、デザイナー、セールス、カスタマーサクセス、コーポレートで求められる経験が異なります。平均年収だけで判断せず、自分の職種でどの等級・責任範囲を任されるかを確認しましょう。

マネーフォワードの年収が高く見える理由

マネーフォワードの年収が高く見える背景には、SaaS・FinTech領域の専門性、プロダクト開発力、事業成長フェーズ、職種の専門性があります。

有価証券報告書では、事業セグメントとしてBusiness、Home、X、Finance、全社共通などの従業員構成が示されています。主力のBusinessセグメントでは、法人向けバックオフィスSaaSに関わる開発、営業、マーケティング、カスタマーサクセス、管理部門など多様な職種が関わります。

  • クラウド会計・人事労務・経費精算など法人向けSaaSの専門性がある
  • エンジニア、PdM、デザイナー、ビジネス職の専門人材を採用している
  • AI、FinTech、バックオフィスDXなど成長領域に投資している
  • 中途採用・グローバル開発組織など、経験者採用の比重が高い
  • 求人によって固定手当、裁量労働制、フレックスタイム制などの設計が異なる

転職裏情報

年収レンジが広い求人は「役割の幅」も広い

マネーフォワードの公開求人には、同じ職種でも年収レンジが広く設定されているものがあります。これは、候補者の経験、等級、任せる範囲、マネジメント責任によって提示条件が変わるためです。応募前に、自分が下限・中間・上限のどこに近い経験なのかを整理しておくと、面接で条件確認がしやすくなります。

求人票で確認したい固定手当と賞与

マネーフォワードの複数の求人では、所定・法定時間外および法定休日労働45時間分、深夜労働40時間分の固定手当を含む旨が記載されています。また、基本報酬とは別に、半期ごとの評価を踏まえたハイパフォーマンス賞与が支給されることがあるとされています。

ここで重要なのは、提示年収をそのまま手取りや固定給として受け取らず、固定手当・賞与・追加支給条件を分けて確認することです。

確認項目 確認する理由 質問例
基本給 固定手当を除いた給与の土台を見るため 提示年収のうち基本給はいくらですか
固定手当 時間外・休日・深夜労働分の扱いを理解するため 固定手当の対象時間と、超過分の支給条件を確認できますか
賞与 年収に含まれる変動要素を把握するため ハイパフォーマンス賞与の対象条件と過去の支給有無を教えてください
時間制度 裁量労働制、フレックスタイム制、管理監督者で働き方が変わるため このポジションではどの時間制度が適用されますか
勤務地・出社頻度 ハイブリッド勤務でも出社条件があるため 出社頻度と勤務地変更の範囲を確認できますか

テンプレート

オファー面談で使える年収確認メモ

提示年収:月額、年額、基本給、固定手当、賞与を分けて確認する。

固定手当:対象時間、超過分の追加支給、深夜・休日労働の扱いを確認する。

評価制度:昇給、賞与、等級変更の評価期間と基準を確認する。

働き方:裁量労働制、フレックスタイム制、管理監督者、出社頻度を確認する。

入社後の役割:担当プロダクト、チーム規模、責任範囲、変更の範囲を確認する。

マネーフォワード転職で年収を上げたい人の準備

マネーフォワードへの転職で年収アップを狙うなら、求人票の年収レンジを見るだけでなく、自分の経験がどの職種・等級に合うかを整理する必要があります。

特にSaaS企業では、プロダクト理解、顧客理解、開発・営業・カスタマーサクセスの連携経験が評価されやすくなります。単なる職務経験ではなく、事業成長や顧客課題の解決にどう貢献したかを説明できる状態にしておきましょう。

  • 担当したプロダクト、顧客、業務範囲を具体的に整理する
  • 売上、ARR、解約率、導入社数、改善率、開発生産性など成果指標を整理する
  • マネジメント経験がある場合は、人数、役割、育成、採用、評価経験を分けて書く
  • エンジニア職は技術スタックだけでなく、設計・運用・改善・チーム貢献を示す
  • ビジネス職は顧客課題、商談規模、継続率、部門連携を説明できるようにする

FiiTJOBでは、給与だけでなく、職種、勤務地、働き方、将来のキャリアを並べて求人を比較できます。マネーフォワードのような成長企業を検討する場合も、同じSaaS・IT・バックオフィス支援領域の求人と比べることで、条件の妥当性が見えやすくなります。

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まとめ:マネーフォワードの年収は平均と求人レンジを分けて見る

マネーフォワードの平均年間給与は、有価証券報告書ベースで約723.4万円です。民間給与所得者全体や正社員平均と比べても高い水準ですが、この数字は提出会社平均であり、全職種の提示年収を保証するものではありません。

転職判断では、平均年収に加えて、応募ポジションの給与例、固定手当、賞与、時間制度、勤務地、担当範囲を確認しましょう。マネーフォワードで年収を上げたいなら、自分の経験がどの職種・等級・責任範囲に合うかを言語化することが重要です。

平均年収は企業理解の入口です。実際の応募では、求人票とオファー条件を照らし合わせ、自分のキャリア希望に合うかを具体的に判断していきましょう。

参照元