ファーストパーティークッキー（1st Party Cookie）とは、【ユーザーが訪問したWebサイトと同じドメインから発行されるCookie】のことを表す。関連用語に、異なるドメインから発行される「サードパーティークッキー」がある。プライバシー保護の観点からAppleやGoogleではサードパーティークッキーの利用の規制を強めており、サードパーティークッキーをブロックされやすいが、ファーストパーティークッキーはブラウザからブロックされにくいため、精度の高いトラッキングや効果測定をすることが可能である。Google AnalyticsなどによるWebサイトの効果測定に利用されている。ユーザーは、ファーストパーティークッキーが付与されることで、一度入力したユーザー名やパスワードを再度入力しなくてもログインをすることができるなどのメリットがある。一方広告主はユーザーの訪問情報などを把握することができるが、Webサイトを横断することはできない。また、ファーストパーティークッキーは、量の増加に伴い通信量も増えるため、サイトの負荷増大の原因となる。
