「パーソナルトレーナーとして独立・開業を考えているが、どういうものかわからない」
上記でお悩みではないでしょうか。
実際に現状「パーソナルトレーナー 独立」「パーソナルトレーナー 開業」と検索しても、ネット上にはパーソナルトレーナーの独立・開業に携わったことのない方が執筆した記事やブロガーが書いた推論しかなく、実践に基づいた施策がないためこれらの情報を鵜呑みにするのは大変危険だと感じます。
そこで月間15万人以上がジム探しで利用するジムメディア「FitMap」を作り上げ、実店舗「ダイエットパートナー」の運営も行なっている株式会社FiiTが、パーソナルジムのフランチャイズに関する全てを執筆しました。
パーソナルトレーナーの独立・開業でお悩みの方は、この記事を全て読み込むことで、パーソナルトレーナーの独立・開業において変化が訪れることをお約束します。
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・パーソナルトレーニングの集客ができてない…
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▶︎ まずは資料ダウンロード!パーソナルトレーナーのキャリアアップ
年収をベースにパーソナルトレーナーのキャリアアップについて紹介します。
パーソナルトレーナーと一口で言っても、その勤務形態は大きく4つに分けられるため、それぞれの働き方の年収・給料を紹介します。
①ジム・パーソナルジムで正社員として働く
24時間ジムや大型のフィットネスクラブ、パーソナルトレーニングジムに正社員として所属して働く方法です。
給与形態はサラリーマンと近く、固定給のみ、もしくは固定給+インセンティブ(歩合給)の場合がほとんどです。インセンティブはセッション数や入会率により上下するジムが多く、腕の見せ所です。
給料は20万〜22万円が相場です。
固定給+インセンティブ(歩合給)の給料形態であれば成果に応じて給料を上げることが可能ですが、高くても30万円程度で天井となる場合がほとんどです。
②パーソナルジムで業務委託契約で働く
個人事業主としてパーソナルトレーニングジムと業務委託契約を結び、店舗を利用してトレーニング指導を行います。
1セッションごとに給料が発生し、1セッションあたり2000円~3000円が相場です。
セッションをこなせばこなした分だけ給料アップが見込めますが、セッション数を左右する集客面が店舗の集客力に依存していますので自由に収入を増やせるというわけではございません。
また、労働時間に限度もあるため天井もあります。
給料はセッション数に応じて上下し、0~50万円です。
③フリーランスとして働く
②の業務委託契約を結ぶ働き方と同様に個人事業主として活動するのですが、②はジムとお客様の契約ですが、フリーランスはトレーナーとお客様の直接契約です。パーソナルトレーナーが集客、価格調整、日程調整、場所取りなど業務に関することを全て行います。
レンタルジムやお客様の自宅で指導を行うケースが多い。お客さまが支払う料金から経費を除いたものがそのまま給料となります。
要するスキルが多く、ハードルは高いが、価格を自身で決定できるため集客さえできれば給料を大幅に伸ばすことも可能です。しかし、集客ができなければ給料は0です。
自身でパーソナルジムを開業するよりも集客面で苦戦することが多いと思われます。
年収は0~1000万円です。
④パーソナルジムを経営・開業
パーソナルジムとして物件を取得し、パーソナルジムを開業・経営した場合の年収を紹介します。
集客、顧客管理など全ての経営業務を行います。お客さまが支払う料金から経費を除いたものがそのまま給料となりますが、フリーランスと比べて必要経費が多いため、集客ができなければ赤字になります。
要するスキルがとても多く、ハードルが高いがその分給料を伸ばすことができます。
1店舗経営なら年収は-300円~1000万円。もちろん経営がうまくいけば、1500万円程度まで1店舗だけの経営で伸ばすことも可能です。
また、店舗展開をすれば給料は青天井になります。年収として1億を超えることも理論上不可能ではありません。
しかし、経営に失敗すれば赤字となり、倒産となれば借金が残るためハイリスクです。
スキルに自信がない方や、手堅く収入を伸ばしていきたい方はフランチャイズに加盟し、パーソナルジムを開業するのがおすすめです。
パーソナルジムの開業に必要な知識・スキル
パーソナルジムを開業する前に固めておきたい知識・スキルを紹介します。
物件に関する知識
パーソナルジムの開業を行ううえで、まずは物件に関する知識を持つことが必須です。
「物件の知識」と一言に言っても様々な要素が含まれますが、最低でも以下の要素を見極められるだけの知識は有しておきましょう。
- 床の耐荷重について
- 必要坪数や天井高について
- 防音設備について
- 空調・排給水設備について
ここで全てを解説することはできませんが、上記4つはパーソナルジムの物件選びで必須のポイントです。
もし契約した物件が、4つのポイントのうちいずれか1つでも至らない部分があった場合、パーソナルジムの開業自体が難しくなるケースもあります。必ず物件契約前に予習しておきましょう。
パーソナルトレーナーとしての知識
当然ですが、パーソナルジムの運営にはトレーナーとしての知識が必要です。
当たり前のことですが、残念ながらパーソナルジムの中には「一般人の筋トレ知識レベル」でパーソナルトレーナーを名乗っている方が多くいます。当然、知識や指導力がないパーソナルトレーナーの元からはお客さんは去っていきます。
確かにパーソナルジムの数は増え、開業へのハードルは年々下がってきています。しかしジム数が増え競合ひしめく市場だからこそ「パーソナルトレーナーとしての実力」が求められているのです。
中には「開業や運営だけ自身で行い、指導は別のトレーナーに任せる」というオーナーさんもいます。しかしオーナー自身に最低限のトレーナー知識がなければ、本当に雇ったトレーナーが優秀なのかも判断できません。
自分で指導を行うならばもちろん、もしトレーナー業を他のスタッフに任せるとしても最低限の知識は保有しておきましょう。
「どうしたらパーソナルジム」を開業できるのかの把握
まず、当たり前の話ですがパーソナルジム開業するためには「どうしたらパーソナルジム」を開業できるのかの把握が必要です。
把握が必須な項目は下記の3つです。
①開業資金
下記の表はパーソナルジムの開業にかかる資金を概算したものになります。
物件取得費 | 家賃3ヶ月分(1ヶ月あたり30万円で計180万円) |
内装工事費 | 200万円〜400万円 |
電気・空調・換気設備工事費 | 8万円〜15万円 |
給排水設備工事費 | 60万円〜80万円 |
家具・健具工事費 | 70〜80万円 |
マシン設備費 | 50万円〜120万円 |
上記金額を全て足すと合計500万円〜850万円ほどの総額となります。もちろんこれら全てが発生しない場合もありますし、物件取得費は家賃によっても異なります。
ただし、おおよその金額として上記の金額をインプットしておきましょう。パーソナルジムの開業のための第一歩は「予算組みを行うこと」です。上記の金額を理解しておくだけで、開業資金の予算組みに大いに役立つはずです。
②開業資金の調達方法
パーソナルジムの開業資金を調達する方法は、主に以下の3つの方法があります。
- 自己資金などを利用する・・・自身が保有する貯金などを開業資金に充てる
- FC契約(フランチャイズ契約)による資金援助・・・FC制度のあるパーソナルジムと契約を行い資金援助を受ける
- 日本政策金融公庫(日本公庫)からの融資・・・日本政府の公的機関からの資金援助
最もリスクの少ない方法はもちろん『自己資金の利用』です。経営破綻という最悪のケースでも債務を負う必要がありません。
しかし実際に500万円を超える開業資金を、全て自身の貯金で賄える人は多くありません。そんな方は他の2つの資金調達方法の利用をまず検討しましょう。
③物件の選び方
パーソナルジムを開業するための重要項目として、運営を行う店舗の物件を探す必要があります。
パーソナルジムを開業するための物件選びでは、主に下記の2種類の選択肢があります。
- スケルトン物件・・・一からジムをデザインできる新築物件
- 居抜き物件・・・以前に商業施設などが運営されていた物件
どちらを選ぶかは、自身の意向や予算に寄ります。例えば「一からジムをデザインしたい!」という方ならば、スケルトン物件を。「できるだけ費用を安く抑えたい」という方ならば、居抜き物件がオススメです。
また最近ではスケルトン物件よりも、居抜き物件で開業を行うパーソナルジムが多くなってきました。その理由は「圧倒的にコストを抑えられる」からです。
以前に「どの様なお店が営業していたか」にもよりますが、内装・塗装のための工事費用が圧倒的に抑えられるのです。特に以前パーソナルジムを運営していた居抜き物件があれば、工事費の中でもかなりのコストがかかる『給排水工事費用』や『空調設備費』を大幅にカットすることができます。
集客方法
集客はパーソナルジム経営において最も難しく最も重要な項目です。店舗を開業したら勝手にお客さんが訪れるということはありませんので、集客戦略を練りましょう。
①オフライン施策
- 看板設置
駅や店前、商業施設等に看板を設置し、認知度を上げて集客に繋げる施策です。費用は月額制でかかり、契約期間は長い(半年以上)のことが多い。24時間ジムや大型フィットネスジムがよく使う施策です。
- ビラ配り
駅や店前等でビラを配る集客施策です。営業力さえあれば直接的に集客に繋げることが可能であり、ジムオーナー様や社員様が行うこともできる施策です。
- ポスティング
ビラを家やマンションのポストに入れ、認知度を上げて集客に繋げる施策です。費用は部数や配る範囲によって変わります。ジムオーナー様や社員様が行うこともできる施策です。
②オンライン施策
- WEB広告
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、ポータルサイト掲載などのお金をかける集客施策です。お金はかかりますが、従量課金製のため適切に運用することができれば無駄打ちを抑えることが可能です。
- SEO
GoogleやYahoo!の検索画面で上位表示をし、集客をする施策です。上位表示さえできてしまえばお金をかけずに集客をすることができます。しかし、上位表示には専門のスキルが必要です。
- MEO
Googleマップの検索画面で上位表示をし、集客をする施策です。「Googleマイビジネス」に登録することで無料で集客ができます。SEOと違い、専門のスキルは必要なく比較的簡単な施策なので必ず行いましょう。
- SNS
SNSはTwitterやInstagram、YouTubeなどで情報発信を行い集客に繋げる施策です。もちろん既に万単位のフォロワーがあなたにいれば集客は可能でしょうが、数百・数千程度だと十分に集客することは難しいでしょう。
またパーソナルトレーニングというマイナーな商品を売っている以上、あなたが抱えているフォロワーが「パーソナルトレーニングをしたい」と思っている方は少なく、あまり効率の良い施策とは言えないでしょう。
ただコツコツと有益な情報を更新していくことで、資産にはなっていくので長期的な施策として実行すると良いでしょう。
パーソナルジムの開業に届出は必要か
法人化せずにパーソナルジムを開く場合は個人事業となり、その本人は個人事業主となります。
個人の場合は「個人事業の開廃業等届出書」を税務署へ提出しなければいけません。現住所の所轄の税務署に開業後 1 ヵ月以内に提出を行いましょう。
また、都道府県税事務所にも個人事業開始申告書を提出しましょう。
パーソナルトレーナーとしてのビジネスが安定してきたら、節税を目的とした法人化を検討していきましょう。
個人事業主のままだと、高い税金を払い続けることになる可能性があります。
法人化することで、場合によっては大きな節税効果が期待できます。
パーソナルジムの開業に資格は必要か
結論から申し上げますと必須ではありません。
もちろん業務上に必要な知識やスキルがNESTAなどの資格にも含まれていますが、パーソナルトレーナー自体資格が必要ない仕事。つまり、顧客へ価値(身体の変化・健康維持)を提供できれば何の問題もありません。
そのため、資格などを取得するための専門学校やパーソナルトレーナー養成スクールは必須ではありません。ご自身がやりたいこと、できることを踏まえた上で、必要なものがあると感じれば専門学校やパーソナルトレーナー養成スクールに通い資格を取得しても良いでしょう。
パーソナルジムの開業手順
(1)現状資金の把握、開業の目的、目標設定を行う。
まずは自己分析を行いましょう。持っている資金はもちろんのこと、持っているスキル、独立したら着いてきてくれそうなお客さんの数は把握が必須です。それに加えて、なぜ開業という選択肢を選んだのかの理解、1年後・5年後・10年後の目標設定を行いましょう。
(2)1をもとにビジネスモデルを設計する
自己分析の結果をもとにビジネスモデルを設計しましょう。下記項目の把握は必須です。
- ビジネスモデル
- 必要資金
- 集客方法
(3)物件探し
ビジネルモデルをもとに物件探しを行いましょう。基本的にテナント物件を探すことになりますが、パーソナルジムとして開業が可能かどうかを管理会社に問い合わせることは必須作業です。
パーソナルジム開業可能の承諾を取らずに開業してしまった場合、強制閉店となるケースもございます。不動産の高額な違約金が発生することになってしまうので開業可能の承諾は必ず取りましょう。
また、内見なしで契約ができる物件もございますが内見は必ず行いましょう。物件の図面が不確かなことや図面には記載されていない要素があることもあります。
パワーラックの導入を考えている場合は天井高2.5m以上の物件を選びましょう。
(4)内装工事、マシン導入
内装が必要なスケルトン物件、内装してブランディングを強化する場合は内装工事を行いましょう。内装のやり方や内装業者に指定がある場合もあるので本部への確認は必須です。
自身で内装を行うDIYは資金を抑えることができます。
マシン組み立ては1人では行えない場合がほとんどです。特に大きめのマシン(パワーラックなど)は1人では構造的に組み立てられないものもあります。最低でも3人はマシン組み立て要因として人員確保が必要です。
(5)集客開始
オープンに向けて集客施策を実施します。HP制作やオンライン・オフライン広告の出稿、ポータルサイト掲載、口コミ対策等やらなければいけない施策はたくさんありますが、力を入れて実施しましょう。売上に直接的に影響します。
(6)パーソナルジムオープン
業務開始です。お客様満足度の最大化を目指しましょう。
株式会社FiiTが運営のパーソナルジム「ダイエットパートナー」
本記事を執筆している株式会社FiiTが運営しているパーソナルジム「ダイエットパートナー」のフランチャイズの紹介します。
ダイエットパートナーは「失敗しないパーソナルジム開業」をコンセプトに開業・経営の支援を行なっています。
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初期費用を抑えたローリスクローリターンの収益モデルですが、店舗展開を前提とした仕組み作りを得意としているため年収1千万円以上の収入を得ることも可能です。
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