【2022年度】神奈川衛生学園専門学校の募集学科・コースをご紹介！

神奈川衛生学園専門学校という学校をご存知でしょうか。鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師、看護師など医療従事者を目指す学生が通う学校として医療業界では名の知れている有名校でもあります。

本学園では2つの学科に分かれていて、それぞれ目指したい職業に合った学科で講義や実技演習を受けます。2つの学科はそれぞれ特徴や授業スタイルも異なるので、入学を希望している際はあらかじめチェックしておいた方がよいです。

そこで今回は、神奈川衛生学園専門学校の募集学科の概要について詳しく見ていきたいと思います。本学園への入学を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

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神奈川衛生学園専門学校とは

まずは神奈川衛生学園専門学校はどのような学校なのか、その詳細について見ていきましょう。自分が行きたい学校についてよく調べておけば、実際に通うときのイメージがつきやすくなります。まずは学校の概略についてしっかりとチェックしておきましょう。

教育理念

「心ある、そして考える医療人を育てる」

「私たちの学ぶ技術は芸術であり、科学であり、職業でもある」という考えを基盤として、学生一人ひとりの個性を尊重しながら患者となる人たちに寄り添い相手を思いやれる心を育んでいきます。ひとつの観点にとらわれず思慮深く考え、医療を実践できる力をつけていくことが目的です。

そして生命の尊厳と人格を尊重して常に考慮、推理、判断して、医療を実践できる能力を養います。さらに「保健」「医療」「福祉」を視野に入れつつ、知識や技術の専門性を高めて社会の発展に貢献できる人材を育成していきます。

チーム医療を身につける教育

神奈川衛生学園専門学校とは、東洋医療総合学科と看護学科の2学科を有する医療系従事者を目指すための専門学校です。一人ひとりの「考える力」を培い、時代の求める医療人の育成を目的としています。また、個人だけでなくチームとしても活躍できるように「チーム医療」を身につけられる教育も行っているのが特徴です。

長年の教育実績と独自の教育ノウハウ

本学園には代々継承されている伝統的な「あん摩」の技術があります。この技術を学ぶために本学園へ入学した生徒も少なくありません。ここでしか身につけることができない本物の手技を現場で活かせる実践力を身につけるために、現役の講師陣によるマンツーマンレッスンなどの実習も行っています。

また、昨今注目されているリンパ浮腫治療の基礎知識や技術について理解を深める機会もあります。原因、症状、メカニズムといったリンパドレナージの基本的なスキルを得るためのカリキュラムも満載です。

5,000人以上の医療人を輩出した就職実績

神奈川衛生学園専門学校では5,000人以上もの卒業生を輩出しており、彼らは今も各医療分野の最前線で活躍しています。こういった卒業生たちの活躍によって求人件数も増加しているので、今後在学生が病院や企業からスカウトされる可能性も高くなるでしょう。

また、学生が各企業担当者から直接話が聞ける就職ガイダンスも随時実施しています。さまざまな病院や企業の社風、実際に働く様子について聞けるため、就職後の自分が働く姿をイメージしやすくなります。看護学科では1年次から病院説明会を開催しているため、就職を希望している病院について触れる機会も多いです。

最新の設備と過ごしやすい学習環境

図書室や食堂、トレーニングルームといった設備が充実しているのが本学園の特徴です。学生が過ごしやすい環境を考えて設計された校舎なので、学生たちものびのびと楽しくキャンパスライフを送ることができます。

校内にはウェイトトレーニングマシンも設置されていて、アスレティックトレーナーの授業でも頻繁に使用する機会があります。実習室の各ベッドに設置されている小型液晶モニターでは教員の実演映像を見られるので、難しい鍼灸やマッサージの技術の演習も可能です。

地域貢献

「地域に信頼され、地域と共に歩む学園」をモットーに、地域の健康づくりのために教育活動支援などを積極的に行っています。学内にある「附属はりきゅう臨床施設」は地域の人々への治療室として、横須賀・三浦地区民の健康維持に大きく貢献しています。

神奈川衛生学園専門学校の附属施設と教育支援施設

ここでは、神奈川衛生学園専門学校内外の附属施設と教育支援施設について紹介していきます。

附属施設

はりきゅう臨床施設（附属臨床施設）

附属はりきゅう臨床施設は、「地域に信頼され、地域と共に歩む施設」を目的として創設された施設です。施設内には鍼灸、あん摩マッサージ指圧のための治療室があります。学生が実践力を磨くための場として、そして地域の健康管理施設として、誰でも気軽に利用できる施設として親しまれています。

横浜国際プールはりきゅうマッサージ室

こちらは横浜市都筑区にある「横浜国際プール」の施設内に設置されているマッサージ室です。当施設では、鍼灸やマッサージの施術だけでなく、トレーニング指導も行っています。

肩こりや腰痛といった症状緩和、リラクゼーション、そしてプロのアスリートや一般のフィットネス愛好者へ向けた競技力の向上を目的とした施設です。専門のスタッフが在中しているので、多くの人々の健康に関する相談も随時受け付けています。

教育支援施設

中医学教育臨床支援センター

天津中医薬大学といった中国の大学との共同教材開発や学術交流、鍼灸による認知症改善の研究、認知症患者対に向けた教材開発や教材のeラーニング化など、さまざまな教育支援を行う施設です。

また、日本初となる「医療・介護・鍼灸」の3分野が連携した認知症専門鍼灸師の育成事業を展開しています。さらに、多くの高齢者が健康に過ごすための入居施設の連携事業も推進中です。

リンパ浮腫教育支援センター

本学園のマッサージ治療室と連携を取りながら、リンパ浮腫治療のための専門セラピスト育成における技術協力や支援を行っている施設です。また、大学や医療機関や地域の患者の協力のもと、リンパ浮腫治療を安全に実施するための研究、治療用物品の開発にも取り組んでいます。

神奈川衛生学園専門学校の募集学科

神奈川衛生学園専門学校の学科には2種類の学科がありますが、学科ごとの特色や学べる分野は全く異なります。ここからは、神奈川衛生学園専門学校で募集している学科についてその詳細を見ていきましょう。

東洋医療総合学科（3年制：定員80名）

3年間で6つの資格取得が可能

この学科でははり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の3種類の医療系国家資格だけでなく、健康運動実践指導者、救急法救急員、アスレティックトレーナーの資格取得を目指すことができます。

3年間で鍼灸マッサージ師とアスレティックトレーナーの資格を同時に取得できる日本唯一の学校です。これらの6つの資格を取得できれば、健康づくりからスポーツ医療の観点からの治療といった幅広い医療ニーズに応える力が身につきます。資格取得のための学習サポートとして放課後には教員と共に勉強会を実施する機会が多いことも、本学園が人気な理由のひとつです。

豊富な実技授業

あん摩や鍼灸といった治療は、施術者が患者に触れることが必要です。そのため、患者が触れられたときに感じる嫌悪感なく、この人なら任せられるという「安心できる手」を創らなくてはいけません。

本学園では患者に安心してもらえる「手」を創るべく、実技授業にも力を入れているのがポイントです。総授業時間数の60%以上が実技や演習実習となっているので、プロのあん摩マッサージ指圧師になるための土台作りもしっかりできます。

実技では複数の教員が学生と一緒になって鍼灸やあん摩の実演をする授業を行います。また、臨床実習では3～5名の教員が実技指導を担当します。授業中だけでなく放課後にも実技室を解放し、教員と実習することも多いそうです。

豊富なスポーツ系の授業

神奈川衛生学園専門学校では、東洋医学とスポーツ医学を中心とした幅広い知識と技術を身につけられるようにスポーツ系の授業にも力を入れています。

授業内では「スポーツ栄養学」「スポーツ心理学」「健康運動実践」「運動処方」といった科目が学べるので、スポーツ医学の知識も身につけられるのが本学科の特徴です。トレーナーとしてアスリートの運動指導だけでなく、負傷した際の治療や介抱ができる「本物のトレーナー」を目指すことができます。

民間スポーツクラブと同様の設備が整った施設も校内に設置されているため、実践的な演習を行うことも可能です。

看護学科（3年制：定員40名）

69年の伝統ある学科

神奈川衛生学園専門学校は開設以来69年にわたり看護教育に携わってきました。そして、約5,000人もの医療従事者を輩出してきた実績があります。長年培った教育ノウハウや就職実績、そして各病院とのネットワークを活かしつつも医療の現場で働きたい学生たちをしっかりサポートしていく体制が整っています。

徹底した学習サポート

看護学科の授業形態は少人数制です。少人数での授業のため、一人ひとりの知識や技術の成長を確認しつつ授業を進められるメリットがあります。教員のこまやかなサポートもあり、各々が授業に集中して実りある時間が過ごせるような授業体制となっています。

充実した学習環境

小児、妊産婦、老人介護といった幅広い看護にも対応できるよう、神奈川衛生学園専門学校では最新設備を導入して実践的な看護実習を行っています。太陽の光がさして明るく清潔感がある実習室は、学生たちの間でも人気のあるスポットです。

神奈川衛生学園専門学校の学科別カリキュラム

ここでは、神奈川衛生学園専門学校の学科で実際に行われているカリキュラムの一部について紹介していきます。

東洋医療総合学科のカリキュラム

後藤流按腹(あんぷく)術

後藤柳三郎翁氏が考案した、神奈川衛生学園専門学校に代々受け継がれている手技を学べる授業です。

マニュアルセラピー（総合東洋医療）

機能解剖、運動学、生理学といった基礎医学知識に東洋医療学のエッセンスを加えた総合的なマニュアルセラピーを学ぶことができる演習です。

ドイツ式オイルマッサージ

ドイツで行われているクラシックオイルマッサージの演習です。オイルを使用したマッサージの手法やテクニックを習得できます。

東洋医学概論

鍼灸の基礎とも言える中国伝統医学の基礎知識、そして鍼灸医療の実技を経験豊富な教員から学ぶことができる座学講座です。

エアロビクス

実技で体験しながら有酸素運動理論を学習していく実習形式の授業です。エアロビックダンス、ボクササイズ、ヒップホップといったエアロビクスを取り入れていて、楽しく身体を動かしながら学ぶことができます。

テーピング（スポーツ傷害概論）

足や指などの関節にテーピングをして負傷しやすい部位を補強する訓練をします。テーピングは関節を固定することでその動きを制限し、ケガの予防や再発防止をすることも可能です。授業ではテーピングのほかにストレッチングについても学ぶ機会があります。

看護学科のカリキュラム

看護概略論

「看護」とは何か、の定義やその対象になる人々について学びます。人々の健康を守るためにどのような社会システムがあるのかについても理解を深められる授業です。グループワークや病院見学もあるので、実際の看護の現場で専門的な知識を深められます。

基礎看護技術演習

実践力の基礎となる力を身につけるための授業です。座学で学んだ科学的思考のプロセスをもとに、どんな場面でも問題解決ができるように現場で通用する技術を養っていきます。実際に授業を行う基礎看護実習室には最新の設備も整っているので、医療現場に近い状況での演習ができるのもポイントです。

高齢者疑似体験

手足に重りをつけたり特殊眼鏡やヘッドフォンを装着したりして、高齢者が送っている日常生活を疑似体験する演習です。加齢による筋力や聴力、視力の低下を体験できるので、実際の介護の現場でどのように看護援助をしたら良いのかについて学ぶことができます。また、高齢者とのコミュニケーション対応力向上にもつながっていきます。

リンパドレナージ療法

リンパ浮腫の原因、症状、メカニズムといったリンパ浮腫に関する基礎的な知識を身につけられる授業です。症状の緩和を目的としたリンパドレナージの基礎から応用までのスキルも習得できるので、患者への治療やアフターケアをするための実践力を養えます。

神奈川衛生学園専門学校で目指せる職業

神奈川衛生学園専門学校の卒業生たちは、卒業後にどのような職業に就くことができるのでしょうか。ここでは学科ごとの進路についてその一例を紹介していきます。

東洋医療総合学科

• 治療院
• 病院、医院（整形外科）
• 福祉、介護（在宅訪問、鍼灸マッサージ）
• 進学（教員養成課程）
• アスレティックトレーナー、スポーツインストラクター
• 美容鍼灸

看護学科

• 病院
• リハビリセンター
• 児童福祉施設
• 老人福祉施設
• 保育所、乳児院
• 保健所

神奈川衛生学園専門学校のサポート制度

神奈川衛生学園専門学校では、学費サポート制度のほかにもさまざまなサポート制度があります。ここからは、国家試験サポートと就職サポートについて詳しく解説していきます。

国家試験サポート

3年間を通じて、看護師国家試験合格に向けて講師陣が一丸となって学生をサポートしていきます。必要に応じて個別授業を実施したり、WEBを活用した模擬試験、さらにはメンタル面のサポートも行います。

国家試験に関する最新の情報も入手できるので、出題傾向に沿った練習問題に触れる機会も多いのが本サポートの特徴です。

就職サポート

本学園では1年次から病院説明会を開催します。横須賀市近隣の病院から実際に働いている職員が来校し、卒業後の働き方や患者とのコミュニケーションの取り方といった説明をしてくれる場です。早い時期から2年後の就職について考え、準備をする機会にもなります。

まとめ

神奈川衛生学園専門学校は、鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師、看護師などを目指す学生のための専門学校です。それぞれのキャリアに合ったコースで学びを深めて、3年間かけて資格取得や技術の習得をしていくことができます。

東洋医療総合学科は主に鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師を目指す学生向けの学科で、長い歴史をもつ伝統の手技を学ぶ機会もあるため学生からも人気の学科です。看護学科はその名の通り看護師を目指す学生のための学科で、少人数制の授業形態で専門知識や技術をじっくりと身につけることができます。

どちらの学科も実力派の講師陣による講義、そして最新の設備による実技演習があるため、一人ひとりの成長にあったカリキュラムで勉強することも可能です。

この学校の卒業生は看護師や鍼灸師として医療現場の最前線で活躍しています。独立開業して自分の鍼灸院やマッサージ店を開いた卒業生も数多くいます。同じように活躍したい方は、この神奈川衛生学園専門学校への入学を検討してみてはいかがでしょうか。

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