現在、鍼灸師は医療業界のほかに美容や介護福祉などさまざまなジャンルで活躍しています。特に、スポーツ業界ではスポーツアスリートのケガの回復や予防、コンディショニングを目的としてスポーツ鍼灸が用いられています。
通常の鍼灸治療とは治療の目的や使用する鍼も異なるので、専門的な知識や技術が必要になります。それでは、スポーツ鍼灸を職業にする場合はどのような技術を習得すればよいのでしょうか?
そこで今回は、スポーツ鍼灸や鍼灸師としてワンランクアップするためにおさえておきたい技術について紹介します。鍼灸師として今よりもスキルアップしたい人におすすめの内容なので、ぜひ最後までお付き合いください。
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鍼灸治療とは「鍼」と「灸」を用いて身体の不調を整える東洋医学の治療法です。そして「スポーツ鍼灸」とはアスリートの疲労回復やコンディショニング、故障の治療を目的とした鍼灸施術を指します。
通常の鍼灸施術では、人間が本来もつ自然治癒力を最大限に引き出して身体の不調を緩和させます。それに対してスポーツ鍼灸は、日々進化し続ける最新スポーツ医学の理論と高い治療技術が求められます。
スポーツ鍼灸はスポーツ医学と東洋医学の知識を活用して献身的なケアを行うことで、身体の状態をより良い方向へ改善させることが可能です。故障した部位に鍼をすることで、筋肉の緊張緩和や血流の改善が認められ、競技パフォーマンスアップ、競技の早期回復につながります。
さらに全身のツボを鍼や灸で刺激することで胃腸や自律神経機能、ホルモンバランスを整えられるので、さまざまなスポーツ障害や疲労回復にも効果があります。
このように、スポーツ鍼灸はプロからアマチュアまで、幅広や年代、種目において利用されています。プロのアスリートだけでなく、運動量が多い仕事をしている方や普段からジムに通う方にもスポーツ鍼灸はおすすめです。
スポーツ障害の例
スポーツ障害は、オーバートレーニングや不適切な練習方法などが原因で発症します。別名「使いすぎ症候群」と呼ばれることもあります。例えば、走ると膝が痛む「ランナー膝」、ボールを投げると肩が傷む「野球肩」、ゴルフで玉を打つ瞬間に肘の内側が痛む「ゴルフ肘」などが代表的です。
これらのケガに対して効果的なアプローチできるのが「スポーツ鍼灸」です。
スポーツ鍼灸/鍼灸師としてワンランクアップするために必要な技術
スポーツ鍼灸では、痛みをほとんど感じずに治療する接触鍼法で施術するのが一般的です。注射針を刺されるような感覚がないため、鍼治療が初めての方でも安心して施術を受られます。
鍼灸治療は一人ひとりの体調や患部の状態、年齢、治療経過によって使用する鍼を変えながら施術を進めます。特にスポーツ鍼灸に特化した技術を駆使すれば、ケガの予防やコンディショニングといった効果も高まるでしょう。
ここからは、主にスポーツ鍼灸に役立つ鍼灸師としてワンランクアップできる技術について見ていきましょう。
毫鍼(ごうしん)
現在の鍼灸治療で最も多く使われている鍼です。鍼を刺した部位の筋肉の緊張を緩和させて、循環を改善する効果があります。さまざまな経穴と呼ばれるツボに刺激を加えるので、多種多様の効果が期待できるとされています。
ベテランのはり師による治療では痛みをほとんど感じることはないです。通常の鍼灸治療のほかにスポーツ鍼灸でもよく使われる鍼で、太さは最も細いもので毛髮と同じ太さの直径0.12㎜と非常に細くなっています。毫鍼は最も多く使われている鍼ですが、駆け出しの鍼灸師にとっては扱いづらく失敗すると患者に痛みを与えてしまうこともあります。
毫鍼による施術をマスターできれば、鍼灸師としても確実にワンランクアップできるでしょう。
置き鍼(円皮鍼)
円皮鍼は、形状や大きさによって置き針や皮内鍼(ひないしん)とも呼ばれる鍼です。置き鍼は直径1㎝の丸いシールの真ん中に細く短い鍼がついていて、それをツボに貼ることで痛みや身体の不調を緩和させます。
通常の鍼は短くても数㎝の長さですが、この円皮鍼は1㎝にも満たないほどの長さです。そのため、鍼が怖くて刺せない方でも抵抗なく施術を受けられます。湿布と違いかぶれにくく、鍼を動かす手技も同時に行えるので症状の軽減も早く即効性があるのが特徴です。
スポーツ診療の場合は痛みの強い部位や不快な部位に継続的な治療をすることで、不調を緩和させることができます。また、固くなった筋肉部分の緩和などにも効果があります。肉離れや捻挫などのスポーツによるケガの痛みにも効果的なので、スポーツ鍼灸に特化した技術を習得したい人は置き鍼をマスターするようにしましょう。
てい鍼(小児鍼、円てい鍼)
てい鍼とは鍼を刺さない治療法たり押圧したりして血流の改善や凝りをほぐす、毛細血管を増やすなどを目的に治療しています。
材質は多種様々で、チタンや銅、ステンレス製などがあります。てい鍼治療のメリットは乳幼児から小中学生にも大人と同じ施術が行える点です。本来てい鍼は古代中国で小さな子どもや虚弱体質な患者に向けてつくられた鍼なので、幅広い年齢層に向けて安心安全な施術ができます。
形状は堤型で先が丸くなっているため、皮膚に刺さらないことが最大の特徴です。さすったり加圧したりして皮膚へ軽い刺激を与えるため、大人でも身体に敏感な方や先端恐怖症の方にも用いられます。
スポーツ鍼灸ではスポーツによる全身疲労の回復や、筋肉の使い過ぎによるスポーツ障害とその予防などに効果を発揮します。日々のハードなトレーニングによる心身の疲労や緊張状態を取り除いて回復させるのにも有効なので、スポーツ鍼灸を目指す人はぜひてい鍼の技術を磨くようにしましょう。
パルス(電気鍼)
電気を流す電気鍼の効果は、鍼に低周波の電気を通すことで普段使わないインナーマッスルを他動的に動かせます。そうすることで引き締めたい筋肉に直接アプローチしたり、凝り固まった筋肉を緩めることが可能です。
電気を流すパルスは、鍼に低周波の電気を通すため普段使われない深層部の筋肉を意図的に動かすことが可能です。パルスによって必要な筋肉を引き締めたり、凝り固まっている筋肉を緩めるといった効能があります。また、リンパを効率的に流して血行を良くすることでむくみ解消などの効果も期待できます。
パルスによる施術は痛みがほとんどなく、むしろマッサージされているような心地良さがあります。電気の強さは患者が痛みを感じないレベルで最も強くするのが最も効果的です。そのため、強さは個人の症状や体質、体格などを考慮して治療を進めていきます。
カッピング
鍼灸治療とは別になりますが、カッピングもプラスアルファの手法として会得しておくのもおすすめです。カッピング(吸い玉)は従来中国の民間療法でした。
プラスチックやガラス製のカップを皮膚に密着させて、陰圧(引く力)を使って於血(おけつ)というドロッとした血液の滞りを吸引して血液循環を改善させる治療法です。筋肉にも同時に刺激を与えられるため、血液の循環を改善できるとされています。
カッピングによる刺激は、押すよりも引く力の方が強いので、施術を終えた直後は心地よく感じられる人も多いです。また、施術後しばらくしてだるさを感じたら、血行促進の効果が表れている状態とされています。スポーツ業界では主にパフォーマンスの向上を目的に使用されています。
身体の表面にカップを密着させて皮膚や筋肉を吸引するので、施術後はカップをのせた箇所はピンクや赤、紫色の痕が残るのが特徴です。痕が消えるまでには1~2週間かかると言われています。
ハンマー投げで有名なあの室伏広治選手も、疲労回復法のひとつとしてカッピングを利用していました。疲労回復やストレス軽減の効果が非常に高いので、スポーツ業界でもカッピングを活用しているアスリートは非常に多いです。
スポーツ鍼灸で覚えておくべき3つのツボ
スポーツ鍼灸をする上でよく使われるツボについて覚えておけば、より効率的に施術することができます。ここでは、スポーツ鍼灸で覚えておくべきツボ3選をまとめました。覚えておけば日常生活でも活用できるツボなので、ぜひ試してみてください。
委中(いちゅう)
委中は膝のちょうど真裏にあるツボです。このツボは四総穴(しそうけつ)と呼ばれる非常に重要なツボのひとつでもあり、腰背部の疾患にも効果的とされています。軽く膝を曲げ、押しやすい体勢で押してみましょう。
ふくらはぎの引きつりによる膝の痛みにも効果的です。また、足腰の痛みや足の疲れを緩和する効果もあるので、スポーツをする際はウォームアップやクールダウンのストレッチに取り入れるのもおすすめです。
承山(しょうざん)
承山はふくらはぎの中央ライン上にある、膝の裏とくるぶしの中間点のツボです。「膀胱経(ぼうけい)」という腎臓や膀胱といった「水」とかかわりのあるツボの仲間とされています。膀胱経に属するツボは、背骨や腰、膝などの疲れや冷えと関係が深いです。
ふくらはぎの疲れやねんざ、足のむくみといった症状にも非常に効果的です。ランニングのあとや何となく体がだる重いという時に押してみましょう。就寝中にこむら返りになってしまったときにもこのツボを押すと症状が緩和されます。
懸鍾(けんしょう)
懸鍾は、外くるぶしから指4本上でその周辺にある骨の内側のツボです。別名「絶骨」とも言われ、骨髄の病に効くとされています。足首の疲れやねんざ、頸部のこわばりといった症状の緩和に効果的です。
親指をツボに当ててゆっくり5秒間押し、ゆっくり離すのを5~10回繰り返しましょう。こうすることで、静脈の流れが良くなるとされています。また、背骨周辺を温めるのも効果的です。睡眠の質を上げる効果もあるため、就寝の1時間前にこのツボを押すのもおすすめです。
スポーツ鍼灸と一般的な鍼灸との違い
内容 | スポーツ鍼灸 | 通常の鍼灸治療 |
対象 |
| 生活で身体に不調をもっている人 |
目的 |
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治療方針 |
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|
通常の鍼灸治療では、主に肩こりや腰痛、膝の痛みなどの症状をもった患者に対し心身の不調の改善を目的とした施術が行われます。また、身体の外側だけでなく内側に対してアプローチすることがあるのが特徴です。
それに対してスポーツ鍼灸は筋肉にアプローチする施術が多く、スポーツによるケガの治療や予防、競技のパフォーマンス向上を目的とした施術が行われるという大きな違いがあります。東洋医学だけではなく、スポーツ医学や整形外科的の知識も必要となり、総合的なアプローチをすることも求められるでしょう。
スポーツ鍼灸の3つのメリット
スポーツ鍼灸には、通常の鍼灸治療とは違うさまざまな効果が期待できます。ここからは、スポーツ鍼灸の3つのメリットについて見ていきましょう。
疲労の早期回復
アスリートが万全のコンディションで試合にのぞむためには、日々のトレーニングによる疲労を回復させることが不可欠です。疲労回復させるには、血行の改善や質の良い休息が必要です。
スポーツ鍼灸は全身の血行を促進させて、自然治癒力を高める効果があります。ハードなトレーニングで乱れがちな自律神経も整えられ、身体全体をリラックス状態にしてくれるので、より疲れが残りにくい身体になります。
怪我の予防
アスリートにはスポーツによるケガや故障はつきものです。そういったケガを未然に防ぐことで、身体に負担をかけずに日々のトレーニングに励むことができます。故障が起きやすい箇所にあらかじめ鍼治療をすれば、その部位の血行が良くなって柔軟性がアップします。そうすることで、ケガをしにくい状態をキープすることができるでしょう。
西洋医学は「病気になってから治す」という理論が主流ですが、東洋医学では「病気を未然に防ぐ」という理論が基本です。鍼灸治療は東洋医学の理論に基づいているため、ケガや病気を未然に防ぐことを目的としたスポーツ医療にぴったりです。
毎日の体調管理や定期的な身体のメンテナンスをしていれば、ハードなトレーニングや本番の試合でもケガのリスクは大幅に減らせます。そのため、常に故障が起きやすい部位には鍼治療などの処置を行ってケガをしにくい身体づくりをしていくことが重要です。
パフォーマンスの向上
スポーツ鍼灸は、様々な種目に対応したアスリートのパフォーマンス向上にも効果があります。鍼灸師は骨格の歪みや体調管理についても知見があるので、正しい身体の使いかたや適切なトレーニング法についてもアドバイスできます。
スポーツ医学の観点からも治療やアドバイスを受けられるので、パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。鍼灸師の中にはその知識と技術を活かし、プロのアスリートにトレーニング法や食事管理などを指導するスポーツトレーナーとして活躍している鍼灸師も多いです。
まとめ
鍼灸治療の中には「スポーツ鍼灸」と呼ばれる治療法があります。スポーツ鍼灸はおもに疲労改善といったコンディショニングやケガの予防、そしてパフォーマンスの向上といった目的に特化した治療法です。
通常の鍼灸治療と目的が異なるため、実際の施術で用いられる器具や技術も違ってきます。今回紹介したスポーツ鍼灸に必要な技術は基本中の基本です。しかし、その基本をマスターしていなければ応用技術を身につけることはできません。まずは今回紹介した技術をしっかりと身につけて、スポーツ鍼灸の手技を磨いていきましょう。
鍼灸師はさまざまな知識を身につけなければいけませんが、その分やりがいも感じられ幅広い業界で活躍できる職業です。特にスポーツ業界ではケガの治癒力や疲労回復力の高さが認められ、鍼灸師のニーズが非常に高まっています。
スポーツ鍼灸を通じてスポーツ業界にかかわりたい方は、今回の記事を参考にしながらワンランクアップした鍼灸師を目指してみてください。
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