近年は、世の中の健康や美容の意識が高まり、セラピストやカイロプロクターを目指す方が多くなりました。しかし、実際に人の体に触れて症状を緩和させたり、ケガを治療したりするには国家資格や免許が必ず必要となります。
また、日本でまだ法律が整備されていない治療においても、指圧に関する知識と技術は必要になります。
この記事では、日本独自の治療法として知られる指圧がどういったものなのかを詳しく解説します。また、実際に指圧師を目指す方のために、日本指圧専門学校の就職先や資格について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
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指圧とは、指や手を使って身体のツボに圧をかけて刺激し、自然に備わった治癒力を高める治療法です。日本に古くからある手技療法や中国から伝わったあん摩、さらに戦後アメリカから流入したカイロプラクティックなどのマッサージなどと複雑に関係し、現在の指圧があります。
指圧とは何なのか、詳しく説明します。
指圧の歴史
明治時代以降アメリカからカイロプラクティックをはじめとしたマッサージが日本に流入しました。
日本には当時からさまざまな手技療法が存在しており、柔道活法に使われる手当の要素もありました。
また、中国から伝わった東洋医学に基づくあん摩の技術もあり、これらが組み合わさった結果「指圧」というものが完成されたと言われています。
日本では戦後、それまでに存在していた数多くの療法が禁止されましたが、指圧は「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」で認められています。
現在海外でも指圧の存在は知られており、「SHIATSU」という言葉で日本独自の療法として伝わっています。
指圧の特徴
指圧は他の多くのマッサージなどと違い、揉んだり叩いたりするようなことはしません。指や手の平を使って、身体のツボにじっくりと圧をかけます。また、指圧を行う際は後述する「指圧の三原則」のもとで、患者の体質や症状に合わせた治療を行います。
服の上から静かに筋肉にアプローチし、体の中心部分から末端部分に向けて治療をするのが指圧の特徴です。また、指圧は薬を使ったり手術を行わない為、非常に安全で副作用のリスクも低いことが知られています。
指圧の三原則
指圧には3つの原則があります。垂直の原則、持続の原則、集中の原則があり、それぞれ詳しく解説します。
垂直の原則
指圧では筋肉に対して垂直に圧力をかけることが大切になります。なぜなら、垂直に刺激を与えないと圧力がうまく筋肉に伝わらず、必要以上に身体に刺激を与えることになるからです。
指圧では、術者と患者が無駄に力むことなく、リラックスした自然な状態が理想的とされています。そのため、垂直の原則に則って、必要最小限の力で指圧を行います。
また、人間の身体は曲線でできているため、肌の面に対して垂直に圧力を与えることは簡単ではありません。
持続の原則
指圧は、患者の身体を叩いたり揉んだりするような動的な療法ではありません。指や手の平でゆっくりと持続的に圧力をかけます。
目安としては2〜7秒と言われていますが、患者の症状によってどれくらい持続させるかは異なります。また、治癒の目的によっても持続時間は変わります。
集中の原則
指圧はただ指や手の平を使って治療するだけのものではありません。指圧を行う者は精神を集中させ、自分の指を通して感じる患者の微妙な意識の変化を感じ取る必要があります。
精神の集中は目に見えるものではないためおろそかにしがちですが、現場で実際に働いてみるとこの「集中の原則」の大切さがわかります。
ただ作業として手を動かすだけでなく、どれだけ慣れても心で患者と接しなければなりません。実際、施術を受ける患者は無意識に、施術者の心遣いを感じ取ることがあります。
指圧によって得られる効果
指圧は筋肉に直接アプローチするため、筋肉の疲労やこりをほぐす効果がとても高いと言われています。また、本来身体に備わっている自然治癒力を高めることで、血液の循環や疲労物質の排出も促され、リラックス効果が高まるのが特徴です。
また、神経や骨にもポジティブな影響を及ぼすため、指圧は身体のさまざまな不調を治して体調を整えてくれます。
日本指圧学会は、これら指圧によって得られる効果についての研究をまとめています。しかし一方で、指圧がもたらすポジティブな効果は期待できないという声もあり、完全には解明されていません。
指圧の使われ方
指圧は強い力で刺激を与えて効果を引き出すと思っている方がいるかもしれませんが、実際そんなことはありません。
指圧は安全な手技療法なため、さまざまな場面で使われます。たとえば、慢性的な肩こりや腰痛の解消、足先の冷え性の改善などです。また、スポーツにおけるケガの治療や予防、リハビリなどに使われることもあります。
さらに指圧の及ぼす効果は非常に多岐にわたるため、上記以外にも姿勢改善や消化器系の健康を目的とした治療も存在します。
現在日本では、指圧を使った療法を行うために「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格が必要です。
ここからは、指圧についてより詳しく学べる「指圧専門学校」について、詳しく説明します。
日本指圧専門学校とは
日本指圧専門学校は、厚生労働省によって認められた日本で唯一の指圧専門の学校です。1940年に、指圧によって人々の健康を支えられるよう、浪越徳治郎氏によって創設されました。
浪越徳治郎氏は創設当初より、指圧の有効性や科学性、普遍性を認めており、現在ではアメリカやカナダ、メキシコやスペインなど数多くの地域で「SHIATSU」という名前で広まっています。
そんな日本指圧専門学校は80年以上の歴史を誇り、現在では世界各国で人々の健康に貢献しています。
魅力的なカリキュラム
80年以上の歴史と伝統を持つ日本指圧専門学校には、数々の卒業生を輩出した実績と一流の指圧師として活躍するための質の高いカリキュラムが用意されています。
指圧は手の平や指だけを使った手技療法のため、繊細な身体の使い方が求められ、患者と自分との微妙な息遣いまでも感じ取らなければなりません。
また、厚生労働省から認可を受けた指圧専門の学校ですが、人体の構造にかかわる基礎的な分野である解剖学や病理学を学ぶことで、国際的に幅広く健康に貢献できる人材育成にも力を入れています。
実習やインターンシップが充実
日本独自の手技療法である指圧は、身体にかかる微妙な圧力を巧みに扱って、患者の症状緩和を図ります。そのため、座学によって得た知識だけで実践することは難しく、経験の量が指圧師としての実力を育むと言っても過言ではないでしょう。
日本指圧専門学校では実技や実習の時間に重きを置き、確固とした技術を身体に落とし込めるようなプログラムを豊富に準備しています。
また、2017年から日本大学のスポーツ科学部と提携し、トレーナー教育に力を入れています。スポーツ選手のコンディショニングや、ケガの応急処置からリハビリまでをサポートできるアスレティックリハビリテーションまで、競技の現場で必要とされる技術を教育しています。
日本大学陸上競技部合宿トレーナー帯同研修では、トレーナーとして必要なスキルを身に着けられます。
人とのつながりを大事にする校風
日本指圧専門学校には、10代から50代まで幅広い年齢層の方が集まって、ともに指圧について学びます。また、それぞれ経歴や現在の環境まで違うため、初めは驚くかもしれません。
この、人とのつながりを大事にする校風は、実際に指圧師として多くの患者と接する際に非常に役に立ちます。また、人間同士のコミュニケーションによって育まれた精神は、ロボットやAIなどには決して取って代わられることのないものです。
日本指圧専門学校で取れる資格
日本指圧専門学校では、国家資格取得を目指すカリキュラムが豊富に用意されています。資格取得を前提にした教科書や学習に時間のかかる解剖生理学の補講、本番を意識した模擬試験などで生徒の国家資格取得をサポートします。
そのため、資格取得を目指す方は安心して勉強でき、学校ですべてが完結します。そこで、日本指圧専門学校で取得できる資格についてまとめました。参考にしてください。
あん摩マッサージ指圧師
日本指圧専門学校の卒業生の多くは、指圧の知識をふんだんに使って指圧師の資格を取ることが少なくありません。「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」によって、あん摩マッサージ指圧師として働くためには国家資格が必要となります。指圧のみならず、叩いたり揉んだりするあん摩やマッサージの知識を使って、患者の症状を緩和します。
また、あん摩マッサージ指圧師は開業権が認められているため、独立して自分の治療院を開くこともできます。
日本指圧専門学校では3年間のカリキュラムを修了した後、年に1回実施される国家試験に合格すれば、あん摩マッサージ指圧師として働けます。
NSCAパーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
健康意識や美容意識の高まりから、近年トレーニングに取り組む方が増えました。それに伴い、ボディメイクや健康維持の方法を指導するパーソナルトレーナーを目指す方も増えています。
その中でも、NSCA-CPTはアメリカを中心に多くの国で認められている権威性の高い資格です。多くはトレーニングジムで働くことになりますが、訪れるお客様は年齢や体格も違い、トレーニングの目的も異なります。それぞれに応じたトレーニングメニューを提案し、技術レベルに応じた補助が必要となるため、身体の運動生理学や栄養学なども必要となります。
日本指圧専門学校はNSCA認定校であり、NSCA-CPTの資格取得が可能です。あん摩マッサージ指圧による身体のケアに関する知識と、トレーニングや運動パフォーマンスに関する知識を合わせることで、さらに幅広い業界でプロのトレーナーとして活躍できます。
介護支援専門員(ケアマネジャー)
あん摩マッサージ指圧師としての実務経験があれば、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格試験を受けられます。
介護支援専門員は、介護保険サービスを利用する高齢者の問題点を把握してケアプランを計画し、実行して進捗状況を観察し、目標を達成するのが仕事です。デイサービスや訪問介護といったサービス事業所と利用者のつなぎ目としての役割を担います。
あん摩マッサージ指圧師自身がケアマネージャーとして働くことで、一人ひとりに合ったプランを提案できるため、介護支援専門員の資格を同時に取得する方もいます。
機能訓練指導員
機能訓練指導員は、介護の現場で高齢者が自立して生活できるように筋力を強くする指導を行います。リハビリテーションや、運動を通じて、自力で生活できるように訓練します。
機能訓練指導員という資格はありません。しかし、介護施設において機能訓練指導員として働くためには、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師、作業療法士や理学療法士などの資格を持っていないといけません。そのため、指圧を学ぶことで機能訓練指導員として働けるようになります。
日本指圧専門学校の就職先
以上のように、日本指圧専門学校では数多くの資格を取得でき、それらをバックアップする体制ができています。また、多様化する卒業生の進路を支援するために、毎年2回の合同会社説明会が開催されており、どんな人でも参加できて個別の相談が可能です。
具体的に卒業生の就職先を紹介します。
治療院
卒業生の多くは治療院で働くことになります。来院されるさまざまな患者様の症状に合わせて治療を施し、多くの人が健康的に過ごせるようにサポートします。保険適用外の自由診療の場合がほとんどです。
訪問リハビリマッサージ
自宅で過ごす高齢者を訪問し、自力で生活ができるように機能訓練を行ったり、指圧の技術で症状をやわらげたりします。老人ホームや介護施設で働くこともあります。
接骨院、整骨院
接骨院や整骨院ではあん摩マッサージ指圧の技術を活かせます。
トレーナー、スポーツクラブ
近年では、指圧を含めた身体に関する学びを深めた人が、トレーナーとして活躍することも増えました。健康維持を目的とする一般人から、スポーツにおけるパフォーマンスの向上のためにトレーニングするスポーツ選手まで、対応する相手は具体的な職場によって異なります。
日本指圧専門学校ではケガやリハビリに関する知識が増えるため、より実践的なアプローチができます。そのため、指圧とパーソナルトレーナーの組み合わせはとても良いと言えます。
まとめ
日本指圧専門学校の就職先や資格についてまとめました。日本で独自に生まれ、現在では国境を越えて世界各国で知れ渡っている「指圧」。今後はさらに、その需要が高まることでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
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