肉体美を競う筋肉の大会・コンテストの4種類を紹介

近年フィットネスブームによってボディメイクにいそしむ人が増えてきた一方で、そんな背景に伴いコンテストに出場する人も多くなってきました。

しかし行われている大会の数や種類が多いため、自分に合ったコンテストを選ぶのが難しい状況なのも事実。

そこで今回は肉体美を競う筋肉の大会・コンテストの4種類を紹介します。

「一度、ボディビルの大会を観戦してみたい！」「ボディビル大会に出場してみたい！」という人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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ボディビルのカテゴリについて

ボディコンテストの主な種類（カテゴリー）は以下4つです。

まずは、それぞれの特徴について簡単にまとめたので解説していきます。

ボディビル
メンズフィジーク
クラシックフィジーク
スポーツモデル

ボディビル

ボディビルは今回紹介するカテゴリーの中で最も多くの筋肉量が必要です。

全身すべての筋肉が審査対象となり、そのほかにも筋肉のバランスや脂肪の少なさ、筋繊維の出方なども評価されます。

衣装はビルパンツと呼ばれるボディビル専用のパンツを着用し、クラス（階級）は体重別で分けられます。

主なポージングはこちらです。

フロントダブルバイセップス
フロントラットスプレッド
サイドチェスト
バックダブルバイセップス
バックラットスプレッド
サイドトライセプス
アブドミナル＆サイ
モストマスキュラー

メンズフィジーク

メンズフィジークはボディビルよりも筋肉量は問われない、スポーティで爽やかなカテゴリーです。

とはいえ、近年のメンズフィジークはボディビル化が進んでいるため、筋肉量が多くなってきているのも事実。

ふくらはぎも評価対象になるという噂もありますが、公式からの発表はされていません。

ポージングは以下の3種類のみです。

フロントポーズ
バックポーズ
サイドポーズ（団体によっては無い）

クラス（階級）は慎重別で、競技の際はサーフパンツを着用しますが

サーフパンツであればシンプルなデザインでも派手なものでもOKです。

しかし、サーフパンツのサイズによっては上半身が小さく見えることもあるので注意が必要です。そのため、自分の体格に合ったカッコ良く見えるサーフパンツを着用することが大切です。

クラシックフィジーク

クラシックフィジークは下半身の評価がなく、上半身のみの評価となるのが一番の特徴です。

ウエストの細さや肩幅の広差に加えて、ボディビルの特徴である下半身の評価も入ってきます。

主なポージングはこちらです。

フロントバイセプス（団体によっては無い）
フロント・ダブルバイセップス（団体によっては無い）
サイドチェスト
バックダブルバイセプス
アブドミナル＆サイ
サイドトライセプス（団体によっては無い）
バキュームポーズ（団体によっては無い）
クラシックポーズ

クラシックフィジークにはボディビル要素の強いポージングが多いため、メンズフィジークよりもボディビルに近い競技とも言えるでしょう。

衣装はクラシックフィジーク専用のトランクスを着用し、クラス（階級分け）は慎重別となっています。

クラシックフィジークはまだ歴史が浅いカテゴリーですが、すでに多くの選手が参加しており今後さらに盛り上がりを見せるクラスのため要チェックです！

スポーツモデル

最後のスポーツモデルは全身の造形美を競うカテゴリーで若干特殊です。

適度な筋肉量やしっかりVシェイプがある肉体、そしてステージングなどモデルらしいトータルの美しさを追求する競技とも言われています。

ポージングは基本的に以下の3つのみです。

フロントポーズ
サイドポーズ（大会によっては無い）
バックポーズ

衣装はスポーツも出るようのパンツ、クラス（階級分け）は身長別です。

スポーツモデルは体重制限がないものの、ボディビル並に筋肉が大きすぎるとモデルらしらがなくなって減点対象となってしまいます。

有名な大会・コンテスト①ベストボディジャパン

まずは、ベストボディ・ジャパンの大会の趣旨や概要について解説します。

ほかの大会との違いをイメージしながら読み進めてみてください。

ベストボディ・ジャパンの概要

ベストボディ・ジャパンとは、一般社団法人ベストボディ・ジャパン協会が主催するボディコンテストです。

「日本中・世界中が笑顔で満ち溢れ、心身ともに健康的な生活を過ごすこと」を目的として創立されました。

ボディコンテストには、筋肉の大きさに重きを置く「ボディビル」と、均等の取れた美しさが評価対象となるフィジークがあります。

ベストボディ・ジャパンは、見た目の美しさも競う大会の先駆け的なコンテストです。

ベストボディ・ジャパンの大会としての特徴は以下のとおりです。

世界初！男女それぞれ年齢別に階級分けが分かれている（ほかのボディコンテストでは、身長や体重別に分かれているケースが多い）
ポージングが特徴的
日焼けをしてエントリーする参加者が多い（ベストボディ・ジャパン公認のサロンもあります）

主催者である一般社団法人ベストボディ・ジャパン協会の概要についても見てみましょう。

一般社団法人ベストボディ・ジャパン協会は、2013年1月に設立された団体です。

第1回のベストボディ・ジャパン大会は2012年11月に開催されました。

ベストボディ・ジャパンのコンテスト運営のほか、各種イベントの開催・オンラインショップの運営・グッズ販売・公式レッスン開催・公認ジムやスタジオとの提携などの事業をおこなっています。

ベストボディ・ジャパン大会に参加するための準備

ベストボディ・ジャパン大会はコンテストであると同時に、競技としての側面もあります。

そのため、大会にエントリーして入賞を目指すためには、トレーニングや食事制限が不可欠です。

また、ベストボディ・ジャパン大会に参加するにあたって、次の準備をする必要があります。

グッズ（サーフパンツ、ボクサーパンツ、ポップアップグッズ）の購入
マッスルトレーニング
ポージングの練習
セミナーの受講
食事の制限や身体のメンテナンス

筋力量が大きな評価ポイントとなるボディビルと比較すると初心者が取り組みやすい大会です。

とはいえ、入賞を目指すにはしっかりと準備を整える必要があるでしょう。

続いて、ベストボディ・ジャパンの大会概要を解説します。

各都道府県で地方大会が実施されている

ベストボディ・ジャパンの大会は、各都道府県で大会が実施されています。

4月から9月頃にかけて地方大会が開催され、競技者は居住地にとらわれず、出場を希望する地域の大会にエントリーできます。毎年多くのエントリーがあり、観戦するためのチケットも販売されています。

事前に写真・書類審査がありますが、大会には何度もエントリーすることができます。

それぞれ大会ごとに規定が設定されていますが、審査基準とポージングはすべて共通となっています。

日本大会が開催

例年11月頃に、全国大会の位置づけである日本大会が開催されます。

日本大会への出場は、地方大会の上位入賞者のみがエントリー可能です。

エントリー費用はいくら？

大会によって異なりますが、エントリー費用は10,000円前後となっています。

有名な大会・コンテスト②サマー・スタイル・アワード

（出典：https://www.fitnesslove.net/compeinfo/34676/）

続いて、サマー・スタイル・アワードの大会の趣旨や概要を解説します。

ほかの大会との違いをイメージできるよう特徴や趣旨を紹介します。

サマースタイルアワードの概要

サマースタイルアワードとは、株式会社ドリームコレクションが主催しているフィットネスコンテストです。

プロデューサーが元総合格闘家で俳優の金子賢さんが務めていることで話題になっている、比較的新しいコンテストです。

ボディメイクのコンテストは一般的に体重で階級が分かれますが、このサマースタイルアワードでは、世界で初めて身長別のクラス分けをしています。

2015年に創設されたばかりの新しい大会ではありますが、すでに有名人の出場やサマースタイルアワードならではの特徴が話題を呼び、年々盛り上がりを見せています。

サマースタイルアワードの特徴

サマースタイルアワードは名前にもある通り、夏を題材としていて、その夏が最も似合う男性・女性を決めるフィットネス競技であることをコンセプトとしています。

フィットネス文化が広がる中で、各々が目標を掲げ、健康的かつ自信に満ち溢れた気持ちで夏という季節をもっと楽しめるように、大会を開催しています。

ボディビルのような筋骨隆々な体格というより、体脂肪が少なく腹筋が割れ、筋肉のアウトラインがはっきりとしたボディメイクが審査されます。

BBQや海で体を見せる機会が増える夏に向け、「健康的でたくましく、スタイルが良く、そしてかっこよさを追求する」のがサマースタイルアワードです。

サマースタイルアワードに参加するための準備

甲子園部門や親子部門を除き、18歳以上の方ならだれでも参加ができるのも大きなポイント。

特別な資格などもありません。

出場するカテゴリーを選ぶ

サマースタイルアワードのカテゴリーは非常に数が多いため、どれが自分に合ったカテゴリーなのかをチェックしておく必要があります。

また、大会ではWエントリーを推奨しており、舞台に立ってポージングすることに慣れるのも良いでしょう。

また、サマースタイルアワードの予選は全国各地で行われていて、毎年冬になると開催日時や会場の詳細がホームページにて確認できるようになっています。

エントリーする

自分が出場したいカテゴリーが決定したら、あとは公式サイトから必要事項を入力してエントリーするだけです。

地方の予選大会で上位入賞できれば、決勝に進出できます。

ポージング練習する

ボディメイクのコンテストでは、身体づくりのほかにポージングの練習が不可欠です。

サマースタイルアワードでは、プロの認定講師のポージングセミナーを開催しているため、フィットネスコンテストが初めての方や経験が浅い方はセミナーの受講をおすすめします。

費用を用意する

フィットネスコンテストに出場する際は、まずエントリー費が必要です。

場合によっては規定の水着を購入する費用もかかります。

また、必須ではありませんがポージング練習のためのセミナー料を受講する人は受講料もかかります。

有名な大会・コンテスト③FWJが主催のコンテスト

（引用：https://physiqueonline.jp/competition/fwj/）

FWJとは「Fitness World Japan」の略称です。

「フィットネス競技を通じて、国籍や偏見などの人種差別をなくし、国民の健康促進、社会・文化の発展並びに国際親善に寄与する。」をモチーフにフィットネスコンテストの企画や運営をおこなうフィットネス団体です。

2020年1月にNPCJという名からFWJという名に改名しました。

FWJが主催するコンテストのカテゴリー（男性）

男性部門は3つのカテゴリーに分けられます。

着用する衣装が違うなど、審査基準がそれぞれ異なります。カテゴリー別に詳しく紹介するので参考にしながら自分にあったカテゴリーを見つけてみてください。