ガラケーとは、【ガラパゴス携帯（ケータイ）の略】である。由来となった「ガラパゴス諸島」は太平洋に浮かぶ諸島の名称で、他の国や島と交流がなかったため、独自の進化を遂げた植物や動物が数多く生息する。ガラパゴス諸島の生物進化のように周囲とかけ離れた独自の進化をすること、国際規格とは違う方向で発達することを「ガラパゴス化」と呼び、日本独自の機能を盛り込んだ携帯電話のことを「ガラパゴス携帯」「ガラケー」と呼ぶようになった。ガラケーの特徴はワンセグ機能やおサイフケータイ、赤外線通信、着うた、着メロ、メガピクセルカメラなどで、スマートフォンにおいてもこれら日本独自の機能を搭載しているものがあり、「ガラホ」「ガラスマ」などと呼ばれている。類似する用語に「フィーチャーフォン」がある。これは主に通話機能をベースとし（ベーシックフォン）、そこにワンセグ機能やカメラなどの特徴的な機能を搭載している携帯端末を指す。スマートフォンと異なり、ガラケーやフィーチャーフォンはそれぞれのキャリアのアプリ、システムのみを利用することができる。
