「FMSってどんな資格なの?」
そう思う人も多いのではないでしょうか。
実際、まだFMSの資格取得をしている人は日本国内でも少ないです。
しかし、この資格を取得すればトレーナー業などフィットネス業界にいる人にとって非常に役立つものとなります。
そこで今回は、FMSの資格についての概要やトレーニングに活かせるメリットについて紹介していきます。
将来トレーナーを目指したい人や、フィットネス業界に興味がある人、トレーナー系の資格取得を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
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▶︎ まずは資料ダウンロード!FMSとはどんな資格か
FMSとは、アメリカ人の理学療法士であるグレイ・クック氏とリー・バートン氏によって開発された理論のことです。
指定のトレーニングを実施する人の身体機能を7つの基準で判定・評価してそれぞれの人に最適なトレーニングプログラムのベースとなる情報を得るのが目的とされています。
FMSはFunctional movement screen(ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン)の略称で、しゃがむ動作・踏み込む動作・またぐ動作など各関節の可動域や体幹の安定性などについて評価します。
当初は高校生をターゲットとした評価制度でしたが、現在は高校生だけでなく、世界中のプロスポーツチームでも積極的にFMSが導入され始めました。
さらに一般の人までFMSは広がりをみせ、トレーニングプログラムづくりの指標ともなっています。
7つの評価方法をクライアントやアスリートに実践するのは、トレーニング前に動作を評価して障害になる可能性がある身体の問題点を見つけ出すことです。
それをもとに身体の可動域などを改善できるエクササイズを行って、改善されたか再度チェックも行います。
FMSの7つの基準
グレイ・クック氏とリー・バートン氏が考案した7つの基準とは以下の通りです。
- オーバーヘッド・ディープスクワット
バーを持ち、ばんざいの状態でフルスクワットを行うテスト - ハードル・ステップ
バーを肩に担ぎ、地面に立てたハードルをまたぐテスト - インライン・ランジ
背中でバーを掴み、台の上でランジを行うテスト - ショルダー・モビリティ
左右の手をグーにし、上下から拳を背中の後ろで近づけるテスト - アクティブストレート・レッグレイズ
ボックスを膝の下に置き仰向けに寝て膝を伸ばしたまま足を上げるテスト - トランクスタビリティ・プッシュアップ
うつ伏せになり、体幹をまっすぐにしたまま腕立てをするテスト - ロータリー・スタビリティ
バーを跨いで四つん這いになり、対側・同側の肘と膝を伸ばしくっつけるテスト
これら7つの項目をクライアントに実践してもらうことで、それぞれの項目について、1~3点の点数式でパーソナルトレーナーが評価していきます。
21点満点のうち何点獲得したかどうかを評価し、クライアントの身体能力をチェックします。
あくまでも理論・知識を問う資格なので、実技試験は行いません。
FMSの資格取得するための方法
FMSは団体主催のセミナー(3日間)に参加した後で、オンラインテストを受けることで取得できます。
合格率は非常に高いので、初心者でもチャレンジしやすい資格のひとつと言えるでしょう。資格の主催団体が行っているセミナーは「レベル1」と「レベル2」に分けられ、この2つのレベルのセミナーを3日間にわたって受講するという流れです。
☆セミナー受講費用…129,600円
難易度
3日間のセミナーを受講後、オンライン上で試験を受験して合格すればFMSの資格が与えられます。
オンラインでの受験システムということもあって、例年の合格率は高いです。
難易度は決して高くないので、しっかり勉強しておけば高確率で合格できるでしょう。
FMSの評価制度
ここからは、FMSをトレーニング指導の現場で活かせるメリットについて紹介します。
FMSの評価方法から見られることは次のことです。
・連動性
・可動性
・柔軟性
・動的安定性
・静的安定性
連動性は各部位がバラバラに動かずにきちんと連動して動いているかどうかをチェックします。
これは、主に運動パフォーマンスに大きく関わる項目です。
一見同じように思える可動性と柔軟性には、以下のような違いがあります。
可動性…自分でコントロールして動かせる範囲
柔軟性…他力で動かせる範囲
動的安定性とは運動動作が安定するかどうか、それに対して静的安定性は、関節が止まるべきポイントでしっかり止まるかどうかについて評価するポイントです。
また、点数評価は以下の通りです。
・正しい動作ができた場合→ 3点
・誤ったフォームや動作中の代償動作を伴うアライメント不良がある場合→2点
・動作パターンが不十分で実施困難な場合→1点
・疼痛により動作困難→0点
☆評価のポイント
・左右どちらも同等に評価して、左右で点数の低い方の結果を最終スコアとして算出する
・動きの指導は一切行わない(もし必要な場合は最低限の指示を繰り返すだけ)
・採点に迷ったら低い方のスコアをつける
FMSのメリット
FMSの大きなメリットは弱点を把握して改善できることです。
正しい身体の使い方をクライアントに理解してもらうことで、動作も正しく機能させられるでしょう。
さらにケガの再発防止や軽減、運動機能向上、ボディメイク効率化といった多くのメリットがあります。
そのほかにも特筆すべき多くのメリットがあるので、いくつか紹介します。
肩こり・腰痛に効く
FMSのトレーニングは筋肉をストレッチして、今まで使われていなかった筋肉を動かせるようになることで血行を促進させることができます。
痛みや違和感の原因である疲労物質が排出されるため、さらに筋肉の緊張が和らいで肩こりや腰痛の軽減にもつながるでしょう。
痛みや疲れをとってスムーズな動きができる筋肉をつくりたい人は、ぜひFMSを実践してみてください。
リハビリにも最適
FMSトレーニングで使われているマシンは、整形外科や介護施設などのリハビリ施設でも使用されています。
FMSでのリハビリトレーニングは、低負荷かつ患者自身でコントロールしながら可動域の改善に取り組めるため、身体への負担が少ないのが大きなメリットです。
脳や神経、筋肉の協調性を高めて、身体機能回復にも非常に効果的なトレーニングです。
健康寿命向上
FMSはシニア世代のクライアントにとって運動不足や体力低下による 転倒防止・生活習慣病の予防にも最適です。
FMSトレーニングは一般的な筋トレと違って、リラックスして筋肉に負担が少ない状態で行います。
主に柔軟性の向上を目的にしたトレーニングのため、 負荷をクライアント自身で調節しながら行えます。
そのため疲労感や筋肉痛も起こりにくく、体力に自信がない高齢者の人でも安心して実践できるでしょう。
柔軟性・関節可動域UP
FMSトレーニングは、筋トレとストレッチの両方を組み合わせたトレーニングとも言えます。
FMSでは、日常生活やケガなどでかたくなってスムーズな動きができなくなった筋肉や関節の本来の動きを取り戻す効果があります。
年齢や性別に関わらず、クライアントそれぞれのニーズや目標に合わせた最も効果的なトレーニングができるのが大きなメリットです。
そのため、心拍数や血圧の急激な上昇が起こりにくく柔軟性や関節可動域の向上を目指せるでしょう。
FMSのデメリット
先ほど、FMSのメリットを紹介しましたが、FMSにはいくつかのデメリットも存在します。
ここからは、FMSを実施する際に注意すべき3つの注意点について紹介します。
指導時間が短くなる
トレーニングにFMSを組み込むとなると、かなりの所要時間を要してしまいます。
採点の結果報告や、その結果をどのように改善していけばいいのかなどのフィードバックも行わなくてはいけません。
一般的にはパーソナルトレーニングは時間制です。
パーソナルトレーナーはクライアントに対して限られた時間の中で、安全かつ効率的なサービスを提供する義務があります。
さらにFMSのような体力テストは、定期的に複数回実施することに意義があります。
そのため、FMSを取り入れると、実際のトレーニング時間がどうしても短くなってしまうのです。
情報の特別性がない
FMSで入手できる情報は、普段行っているウォームアップやトレーニングでも十分に知ることができてしまいます。
例えばFMSには、仰向けに寝転んだ状態で脚を持ち上げる「アクティブ・ストレートレッグレイズ」という評価項目があります。
このテスト項目では太もも裏の筋肉やハムストリングスの柔軟性を調べられますが、これらの情報はルーマニアンデッドリフトなどのトレーニングでもハムストリングの柔軟性について分かってしまうのです。
このようにFMSにはこの評価方法別のコスパのよい情報がないのです。
身体能力が向上しにくい
FMSでは、身体が機能的に動くかどうかを判断するため、7種類のテスト項目から評価するものです。
テスト項目の中を見てみると、FMSは特に柔軟性に特化したトレーニングが多いです。
そのため女性は特にほぼ全てのテスト項目において初回のテストで満点が取れます。
女性にとってはFMSはさほど難しいテストではないかもしれませんが、身体機能の向上や筋肥大といった目的を果たすためにはあまりこれらのスキルは向上しにくいでしょう。
FMSをどう活かす?実例を紹介
それでは、FMSをどのように活かせば良いのかその実例について見ていきましょう。
猫背のクライアントに対するFMS活用方法
とあるクライアントは猫背の状態が何年も続いていて、肩を上げる動作に問題があってさらに動作時は肩を上げると痛みが出ると言います。
このようなクライアントが急にベンチプレスやチンニングをすると、肩の痛みが悪化してしまう恐れがあります。
ベンチプレスでは可動域が制限されて正しい動作ができずに、肩を痛めてしまうでしょう。
チンニングの際は肩が上がらずに、スタートの体勢を取れない可能性も考えられます。
そのクライアントのフォームが悪いわけではなく、あくまで可動域制限があると考えるのが無難でしょう。
まずはFMSの7つのチェック項目でクライアントの身体能力をチェックして、そこから改善アプローチをしていきます。
クライアントの身体機能を評価したあとで「どうして、このトレーニングを行うのか?」についてトレーニングの指導の理由を説明できるようになれば、クライアントからの信頼も得られやすくなるでしょう。
FMSを使用したセッションの流れ
FMSをセッションに取り入れたいという方は、一般的に次のような流れをとります。
①クライアントの目標・目的についてヒアリング
②姿勢・動作をFMSのチェック項目で確認し、現状の身体能力と予測される不具合を伝える
③姿勢や動作の改善エクササイズを行う
④目的やレベルに合ったトレーニングを指導して、最初は軽めの負荷で動作チェックをする
⑤動作に問題がないと判断すれば、クライアントのトレーニングレベルに合った負荷でトレーニングを続けていく
FMSを有効活用すれば現状の身体状況を把握を行いやすく、クライアントからの信頼度が高まり満足度を得やすいでしょう。
クライアントからより信頼を得たいトレーナーになるためには、FMSは非常におすすめと言えます。
FMS取得後の活躍の場と必要性
FMSの資格を取得した後でどのような場所で活躍でいるのか、またこの資格の必要性について解説します。
活躍の場
FMSとは、人間の身体の仕組みや解剖学に基づいて、理学療法士が開発したトレーニング理論です。
そのため、クライアントの身体に無理な負荷をかけずにそれぞれのクライアントに応じた適切なトレーニングプログラムを作成できるようになります。
活躍の場としてはパーソナルトレーニングジムやリハビリを行う介護福祉施設などが挙げられます。
必要性
パーソナルトレーニングジムに通うクライアントは、その多くが運動不足や筋力不足の状態です。
そのようなクライアントに対して、無理な負荷での筋力トレーニングを実施させた場合、筋肉や関節などを傷めてしまう可能性があります。
無理のないトレーニングプログラムを個々に作成できるようになる点において、FMSは有効な知識となるでしょう。
まとめ
今回はFMSという資格の概要について解説しました。
FMSは人間の身体の仕組みや解剖学に基づいて、理学療法士が開発したトレーニング理論です。
そのため、無理のないトレーニングプログラムを個々に作成する際に非常に役立ちます。
ほかのパーソナルトレーナーと差別化を図るためにも、FMSの資格取得はおすすめです。
資格取得の難易度も易しく取得しやすいので、気になる人はぜひ受験してみてください。
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