理学療法士の仕事内容や指導方法・必要な適正についてご紹介!

理学療法士はリハビリテーションを主とした業務を行う職業です。「実際にどんなことをしているのか?」、「どういったことを指導するのか?」という点について今回は紹介していきます。また、「どんな人が理学療法士に向いているか?」という適正についても解説していきます。

理学療法士の仕事内容

理学療法士の仕事内容は、リハビリテーションの実施が一番重要な仕事になります。
リハビリテーションの内容は物理療法運動療法の2つに分けられています。
物理療法は温熱療法や電気刺激療法など物理的な手段を用いた治療のことを言います。
一方、運動療法は運動を行っていただくことで身体機能の改善を図る治療のことを言います。

理学療法士が関わる対象者

理学療法士は病気やケガを受傷した患者様に対してリハビリテーションを実施する職業です。理学療法士は様々な疾患の患者様と関わります。例えば、骨折やケガ、関節疾患を有している整形外科疾患、脳梗塞や脳出血などといった脳卒中を代表とした脳血管疾患、肺炎やたばこが原因とされる慢性閉塞性肺疾患などといった呼吸器疾患、心筋梗塞や狭心症などの心臓病を有している心疾患、年齢や以前のケガなどで著しく体力や筋力が低下したことで生じる廃用症候群などがあげられます。

その他にも、子どもで心身に障がいを持っている障がい児や、スポーツ分野ではアスリートと仕事をする場合もあります。大学院に行き卒業できれば、大学の教員として働くこともあります。その他、一般企業で活躍する場合もあります。

リハビリテーション以外の業務

リハビリテーション以外の業務としては書類業務や環境設定、他職種やご家族への説明などがあげられます。

病院勤務での書類業務としては、日々のカルテ記載や、月に1度リハビリテーション内容・目標などを記載するリハビリテーション総合実施計画書の作成、介護保険を持っている患者様の場合は目標設定・支援管理シートという書類を3か月に1度作成する必要があります。

環境設定の業務というのは患者様の自宅内や生活圏での環境設定を提案するということです。
自宅退院後も安全な生活を送ることができるように、自宅内に転倒リスクの高い場所はないかを検討し、必要があれば手すりの設置や段差の解消など環境設定を提案します。患者様の生活は退院してからが本番になります。そのため、退院後まで責任を持って、患者様の安全な生活を考えることは理学療法士として重要なことです。

他職種やご家族への説明というのは、現在の身体状況を説明する業務です。患者様のリハビリテーションの経過や現在の運動能力は担当した理学療法士が1番把握しています。そのため、それを情報提供として他職種へ伝えたり、必要があればご家族へ説明する機会もあります。

理学療法士の指導内容

理学療法士はリハビリテーション中に指導を行い、患者様の運動機能の改善やより良い生活となるように指導を行います。その内容がどういったものがあるのか紹介していきます。

トレーニング方法の指導

理学療法士として、運動療法を行う際に、患者様に指導し、運動を行っていただきます。また、自分で行うことができる自主トレーニングの指導も行います。

トレーニングは、1回教わっただけで簡単にできるものは多いですが、それぞれに注意点やポイントがあります。それは、理学療法士が学習してきた知識を持って指導しているものです。
トレーニングと言っても、「このトレーニングは何回やればいいのか。」、「一日にどのくらいやってもいいのか。」、「負荷はどれくらいにするべきか。」「どのくらいの時間をやればいいのか。」など運動の種類によって異なります。また、患者様の身体能力に合わせて、指導する内容も変えています

例えば、90歳で転んで骨折をしてしまった方と、40歳で事故で骨折してしまった方では指導方法は大きく異なります。この2人の患者様に同じトレーニングをしてはいけないことは容易にわかりますが、患者様の年齢や現在の運動機能、心肺機能、目標などによっても指導する内容は異なります。そのため、理学療法士はそれらを考えて指導しなければいけません。

また、トレーニングだけではなくストレッチなど身体のメンテナンス方法も指導します。トレーニングはもちろん重要なことですが、それと同じくらいに筋肉をほぐしたり、伸ばしたりしておくことも重要です。ストレッチに関しても患者様に状態によって、行った方が良い場所は変わるため、理学療法士がそれを評価し、正しい方法を指導することも必要なことです。

動作の指導

理学療法士は人間の動作を細かく診ることができる専門職であり、基本的な動作についての指導も行います。基本的な動作とは、寝返り、起き上がり、座る、立ち上がり、歩きなどのことを指します。特に高齢者では、起き上がりを自分で行うことができない患者様や、うまく立ち上がることができない患者様は多くいらっしゃいます。その患者様に対して、「どの点ができていないからこの動作ができないか。」を分析し、指導を行います。理学療法士は動作分析について、学生の頃から重点的に勉強を行います。正しく評価できないことには、正しく指導することはできないからです
高齢者でなくとも、歩行分析を行い、よりよい歩行となるようにトレーニングを提案したり、インソール作成を行ったりといったことをする場合もあります。

生活上の指導

理学療法士はトレーニングや動作の指導ばかり行っていると思われがちですが、それはやや異なります。理学療法士はその知識を生かして、患者様が生活上で気を付けなければならない点について指導を行います。

生活上の指導としては、自宅内を安全に過ごすために手すりや杖の使用を促したり、危険な場所の歩行を控えていただいたりなどと自宅内または屋外で安全に転倒しないような指導を行うことが多くあります。
また、患者様によってはとってはいけない姿勢というものが存在します。例を挙げると、人工股関節全置換術の手術を行った患者様は、股関節を過度に曲げたり、過度に内股になったり、横座りを行ってはいけなかったりといった注意点があります。この姿勢を取ることは脱臼のリスクがあるため、その姿勢はとってはいけません(手術の術式によってとってはいけない姿勢は異なります。)。人工膝関節全置換術の手術を行った患者様は、深く膝を曲げる姿勢や正座をすることは禁じられています。

以上に挙げたように患者様によっては、このような姿勢を取ってはいけません。「その姿勢を取らないでください。」と口で言うだけではなかなか理解することは難しいです。患者様それぞれに今まで暮らしてきた生活があり、生活スタイルは異なります。そのため、患者様がどういった生活をしているかを聴取し、その中で禁止された姿勢を取りそうな場面を、その姿勢にならないように指導していきます。
そういった生活を見据えた指導も理学療法士の指導する内容の一つです。

介助方法の指導

理学療法士はリハビリテーションを行う上で、動作の介助を多く行います。車いすからベッドへ移る場面やベッドから起き上がる場面など自力では動くことができない患者様に対して介助を行います。理学療法士がリハビリテーションを行っている間であれば、理学療法士がやりますが、四六時中理学療法士ができるわけではありません。また、理学療法士は患者様の運動能力を一番把握している存在です。そのため、どの介助方法が適切な方法であるかを他職種へ指導します。介護士や看護師へわかりやすく介助方法を指導するのも理学療法士の仕事です。時には、ご家族への指導を行う場合もあります。ご家族は専門的な勉強をしているわけではないため、退院後に力ずくで患者様の介助に当たって腰を痛めてしまうという話も少なくありません。そこで理学療法士が退院前に、ご家族に直接介助方法を指導したり、書面で介助方法を指導したりすることもあります。

理学療法士の適正

理学療法士という職業は患者様と接してリハビリテーションをしていきますが、理学療法士を目指している人は自分が向いているのか不安に思う方もいるかもしれません。そこでどんな人が理学療法士に向いているか解説していきます。

コミュニケーション能力のある人

まずはコミュニケーション能力です。理学療法士に限らず、仕事をするにあたって必要になる能力です。特に理学療法士は医療職であることから多職種連携が重要となります。多職種との連携により、患者様の情報をより正確に把握し、よりよいリハビリテーションの提供につながります。また、理学療法士はリハビリテーションを業務としており、1日の仕事の大半を患者様と1対1で過ごすことが多くなります。理学療法士は多くの人とコミュニケーションを取る時間も多い仕事です。そのため、理学療法士にとってコミュニケーション能力は必要不可欠な能力です。

病院勤務では高齢者の患者様が多いですが、働き場所によっては子どもから高齢者までの幅広い年代を対象とします。また、他の職種が医療従事者とも限らないことも大いにあります。理学療法士の強みを生かすためにもコミュニケーション能力は重要な能力です。

多様な視点から物事を考えられる人

理学療法士は患者様の目標に向かってクリアしなければならない課題を多様な視点から考え、それを改善し、目標を達成していくようにリハビリテーションを行います。理学療法士は病名を診断する職業ではありませんが、患者様ができないことはなぜできないのかということを考える必要があります

例えば、骨折を受傷した患者様が歩くことができないのはなぜだろうと考えたときに、「痛みのせいだろう。」と他の情報を確かめずに決めつけてしまうのはよくありません。「痛みのせいなのか。」、「関節が動きにくくなっていないか。」、「筋力低下はないのか。」、「感覚が鈍くなっていないか。」、「他にもともと持っている病気はないか。」などとあらゆることを考える必要があります。全く精査しないまま決めつけで行っても症状の改善は見込めません。「何でその動作ができなくなっているのか。」ということを正確に評価して原因を突き止め、リハビリテーションに当たる必要があります

また、自分が持っている情報だけでなく、他の職種から得られる情報が重要になる場合もあります。コミュニケーションをとって情報を得るというのは、多様な視点からみるというにも重要となります。

体力に自信のある人

理学療法士が行うリハビリテーションは運動を一緒に行ったり、介助業務を行ったりと体力を消耗する仕事です。ほとんどの動作が自分でできる患者様であれば介助業務はほとんどありません。しかし、自分で動くことができない患者様の場合は全部に介助が必要であるため、相当の体力が必要となります。また、脳血管疾患を受傷された患者様のリハビリテーションとして、装具療法があります。片脚が麻痺した患者様に装具を装着し、立ち上がり練習や歩行練習などの基本動作練習を行います。そのような介助も体力を消耗する業務です。リハビリテーションを行うのは室内ですが、夏場は暑く特に体力を消耗しやすくなります。そのため、理学療法士は体力も必要な仕事であることが言えます。

思いやりの心がある人

患者様のリハビリテーションを行う理学療法士として最も大事な適正であると言えます。そもそも理学療法士は病気やケガを受傷した患者様に対して回復することを目的にリハビリテーションを行います。「どんなに頑張っても給料は同じだ。」、「良くなったところで何も感じない。」というような人は、理学療法士として続けていくには、やりがいを感じづらく、後々大変になってくることが予測されます。

そこで「この患者様を少しでも良くしてあげたい。」、「どうやったら良くなるのか。」と自分なりに考えて行動できる人こそ、理学療法士に向いていると言えます。このように接していくことでやりがいも生まれていきます。理学療法士はやりがいのある仕事だと言いますが、思いやる心がある人にとってはやりがいを感じる素晴らしい仕事です。

 

まとめ

理学療法士の仕事内容、指導内容はリハビリテーションのみならず、多岐に渡ります。理学療法士は身体機能や運動能力を把握するプロとして責任を持つ必要があります。その分、やりがいも多い人の役に立つことができる職業でもあります。自分が理学療法士に適しているかどうか確かめ、人の役に立てるような理学療法士となりましょう。

 

 

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