【理学療法士】夜間部のある専門学校をご紹介！

理学療法士は、活躍できる職場が幅広い魅力的な国家資格です。高齢者や障害者のリハビリだけではなく、フィットネスクラブのトレーナーや、プロスポーツ選手の専属トレーナーとしても活躍できます。

• 会社員として働いているけれど、理学療法士の資格を取って転職したい
• トレーナーとして働いているけれど、理学療法士の資格を取ってスキルアップしたい。

そんなひとにおすすめなのが働きながら学べる夜間部のある専門学校です。

この記事では、理学療法士の資格が取れる「夜間部のある専門学校」を5校紹介します。また学校選びのポイントや、夜間部のメリット・デメリットをまとめました。

働きながら理学療法士の資格を取りたいひとは、ぜひ参考にしてください。

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【理学療法士】夜間部のある専門学校

はじめに、夜間部で理学療法士の資格がとれる専門学校を5校紹介します。

夜間部の中でも特に、夜間学生のサポートに力を入れている学校を中心にまとめました。関東地区以外の学校も2校紹介しています。

※夜間部に力を入れているかどうかの判断基準として、学校ホームページに夜間部特集ページを設けている学校を選定しました。

時間割や実習期間、アルバイト先の紹介など、働きながら学ぶ学生にとって重要なポイントです。各学校の特徴をしっかり把握しましょう。

日本リハビリテーション専門学校

日本リハビリテーション専門学校は、東京23区内でPT学科夜間部として最も歴史がある学校です。夜間部でも高度専門士が取得できます。

※高度専門士とは…大学卒業資格である「学士」と同等の称号。

夜間部だけの支援金制度である「夜間部就学支援金」があり、学費面のサポートが充実しているところも特徴です。

希望の病院や施設のアルバイトを紹介してもらえますので、日中はリハビリ助手として働きながら学べます。

夜間部の国家資格合格率は、平均よりも高い90.2％。東京都内で学校を探すなら、ぜひ候補に入れてみてください。

社会医学技術学院

社会医学技術学院は、昼間部と比較して総額で18万円ほど学費が割安です。

夜間部対象の支援制度として

• アルバイト紹介制度
• 有資格者入学金減免制度

があります。

有資格者入学金減免制度は、医療福祉関係の資格を持っていれば、入学金が10万円減免されます。すでにほかの医療福祉関係の資格を取得しているひとは、お得になるためおすすめの学校です。

また、1週間に1回遠隔授業で学校に行かずに学べる日があり、時間を有効活用できます。

さいたま医療福祉専門学校

埼玉医療福祉専門学校は、国家試験の合格率が94％と全国の夜間部でトップクラスの実績があります。

多くの夜間部が4年制を採用する中、最短で資格を取得できる3年制を採用。

学費の総額は400万円以上の学校がほとんどですが、さいたま医療福祉専門学校は3年間の合計が355万円で、とても安いです。

土曜日や日曜日に希望者へ補講日があり、フォローアップ学習が充実しています。その結果が高い合格率にあらわれていると言えるでしょう。

3年間で資格を取得するため、1日の時間割が17:40〜21:45で、4年制の学校より長めです。

その分1年間早く就職できますので、急いで資格がほしい人におすすめです。

名古屋医専

東海地区で唯一、夜間部3年制で理学療法士の資格が取れる学校です。

国家資格補償制度、完全就職補償制度があり、資格取得と就職までのバックアップがしっかり保証されています。

さらに、卒業したあとも転職や再就職したいときにバックアップする「生涯バックアップ制度」も導入され、卒業後も頼りにできる学校です。

名古屋駅前で通学に便利なところも、働きながら通う学生にとって大きなメリットです。

大阪医療福祉専門学校

大阪医療福祉専門学校は、スポーツトレーナーとしてスキルアップしたい人におすすめの学校です。

2022年4月より夜間部に「メディカルトレーナーコース」が新設されました。

このコースでは、理学療法士の受験資格を得られることはもちろんですが、スポーツリハビリテーションを学ぶことにより、スポーツ分野のさまざまな現場での活躍が期待できます。

ただし、メディカルトレーナーコースは、週2〜3回14:40から学内・学外実習がありますので、日中の仕事量を調整しなければいけません。

しかし、在学中から中学校や高等学校の運動部で学生トレーナーを担当できるため、現場で知識・技術を身につけられます。卒業後に即戦力になれるところが特徴です。

日中働く時間が少なくなりますが、夜間部は昼間部よりも学費が安く設定されていますし、奨学金や学費サポートの活用も視野に入れながら検討するとよいでしょう。

理学療法士専門学校｜夜間部のメリット

ここまで夜間部がある理学療法士の専門学校を紹介してきました。それぞれの学校に特徴がありましたが、いくつか共通する点もみられます。

ここでは、各学校に共通する夜間部のメリットをまとめました。

学費が安い

夜間部の学費は、昼間部より安く設定されているところが多いです。4年間で100万円以上、差がある学校もあります。

夜間部のみ適用になる奨学金サポートを用意している学校もあるため、入学案内をしっかり確認しておくことをおすすめします。

時間を有効活用できる

夜間部は、短い時間で資格取得のために必要なカリキュラムを学ばなければいけません。

そのため、授業内容が凝縮されていて、短時間で集中して学べるメリットがあります。

学校から医療系のアルバイト先を紹介してもらえば、日中の時間を利用して現場で経験を積みながら、安定収入を得ることも可能です。

さまざまな年代や経歴の学生と関われる

夜間部に通う学生は、年齢や経歴が幅広いです。転職やスキルアップを目ざす社会人や、大学と並行して資格取得を目ざす学生、主婦（夫）などさまざまな人と交流できます。

理学療法士は、病院や施設などで多くの患者と直接関わる職業です。異なる環境にいる人との交流は、自分の視野を広げ、コミュニケーション力の向上にも役立つでしょう。

理学療法士専門学校｜夜間部のデメリット

夜間部はメリットが多い一方で、デメリットもあります。

以下の2つのデメリットを解説します。

仕事との両立

理学療法士になるために、実習は必須です。

特に最終年次（3年または4年生）の実習は、数カ月単位で複数回設定されている学校がほとんど。

理解のある職場で働いていないと、実習のために休みを取りにくいかもしれません。

進学する前に、職場で長期の休みを取得可能かどうか確認することをおすすめします。

また、夜間部がある学校の多くはアルバイトの紹介制度があります。

学校に通っている間は、紹介されたアルバイト先で収入を得るのも選択肢の一つです。

モチベーションの維持

仕事をしたあとに学校に行くことになるため、疲れてしまう日もあります。

自分が何のために学校に通っているのか、目的を見失うと挫折してしまうかもしれません。

• 資格を取って、今の職場での待遇を変えたい
• 今の仕事をやめて医療人として働きたい

学校に通う理由は人それぞれです。自分の目標と思い描く将来の姿をイメージしてから、夜間部への進学をおすすめします。

理学療法士専門学校｜夜間部を選ぶポイント

さいごに、夜間部のある専門学校を選ぶポイントを、以下の5点お伝えします。

学費

昼間部より夜間部のほうが学費が安く設定されている学校がほとんどです。一方であまり差がない学校もあります。

また、学費の中に実習費が含まれているかどうかも、学校によって違いますので確認が必要です。

例えば、A校とB校を比較して、A校のほうが学費が安かったが、諸経費も合わせて比較したらB校のほうが安かったというケースもあります。

入学案内やホームページに、学費やおおまかな諸経費が載っているためよく確認しましょう。

学びの年数

3年制または4年制の学校があります。夜間部の場合、4年制が多いです。

3年制の場合、昼間部でもカリキュラムにあまりゆとりがありませんが、夜間部だとさらに余裕がありません。

しかし、最低限の授業で最短で資格を取得でき、さらに学費も安く済むというメリットがあります。

いつまでに資格を取得したいか、どのくらい学びを深めたいか、自分の目標と学校のカリキュラムの内容を照らし合わせながら選択すると良いでしょう。

補習や就職のサポートの有無

夜間の場合、1日あたりの2〜3コマの授業が一般的です。

短い時間で凝縮した授業が行われるため、なかには学習内容についていけない場合もあるでしょう。

また、日中の仕事の都合で遅刻や学校を休まなければならないケースも考えられます。

そんなときに補習をしてもらえるかどうかは重要です。

学校によっては、希望者に対して土日に補講を設けています。授業終了後に、質問に丁寧に回答してもらえるかどうかもチェックポイントです。

ホームページに詳しく記載されていない場合がありますので、一度問い合わせて確認してみることをおすすめします。

実習期間や学習時間

実習期間は学校によってさまざまです。

最終年次（3年または4年）の前半で実習を終えて、後半は試験対策に重点をおくなど工夫している学校もあります。

大まかな時期をホームページに記載している学校が多いので、一度確認してみましょう。

夜間部特有の奨学金サポートの有無

理学療法士の専門学校は何かしらの奨学金がある学校がほとんどですが、さらに夜間部特有のサポートを設けている学校もあります。

奨学金は誰でも受けられるものではありませんが、応募してみる価値はありますので、積極的に活用しましょう。

また、卒業後に学校と関連のある職場に一定年数勤務することで、奨学金の返済が免除になる制度もあります。

学校によってサポートの内容は異なりますので要チェックです。

まとめ

今回は、理学療法士の資格が取れる夜間部のある専門学校をご紹介しました。

夜間部は、日中の時間を有効活用しながら、夜間に短時間でしっかりと学べるところが魅力です。

昼間部に比べると夜間部を設けている学校の数は少ないですが、その分、候補を絞ってじっくり検討できます。

自分の将来のために、どこの学校を選んだらよいか、ぜひこの記事を参考にしてください。

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