フィジカルコンディショナーって？資格取得のメリットは？

近年、パーソナルトレーナーの資格として「フィジカルコンディショナー」が注目されています。

「フィジカルコンディショナーって何をするの？」

「フィジカルコンディショナーの資格修得するメリットを知りたい」

「資格取得を目指しためには、どのような勉強方法があるの？」

上記のような悩みを抱えていませんか。

基本的には、フィジカルコンディショナーの資格を持たない方でも、パーソナルトレーナーとして働くことが可能です。

しかし、パーソナルトレーナーとして働くにあたって、知識や技能、指導スキルを身につけるために、資格取得することをおすすめします。フィジカルコンディショナーは、フィットネスやスポーツ業界で有名な資格であるため、就職や転職に有利になりますよ。

そこで今回は、フィジカルコンディショナーとは何かと資格取得のメリットをご紹介します。また、フィジカルコンディショナーの資格取得までの勉強法も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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フィジカルコンディショナーとは？

通常のトレーニング指導だけでなく、人間の本来のエネルギーに働きかけることができるのがフィジカルコンディショナーです。人間の本質へのアプローチをして、生命力を高めるような運動指導を目指します。

お客さまの目標や目的に合わせて、トレーニングプログラムを考案するとともに、筋肉の働きなどを分析や評価して、修正する知識や技能を有しています。フィットネスクラブやスポーツジムなどのスポーツ施設にて、お客様に対してんの運動指導に活かすことができるでしょう。

ちなみに、フィジカルコンディショナーは日本ホリスティックコンディショニング協会（JHCA）が採用している民間資格の1つです。

 日本ホリスティックコンディショニング協会とは？

日本ホリスティックコンディショニング協会（JHCA）とは、2004年に設立されパーソナルトレーナーの人材育成を行う職能教育機関です。健康や美容、運動指導による予防医学などを学び、スポーツ現場で活躍できる運動指導者を支援する団体になります。

大手フィットネスクラブと提携してパーソナルトレーナーの人事の紹介やスキルアップセミナーなどの営業支援をしています。毎年、約2,500名のJHCA資格保有者が、さまざまな現場でパーソナルトレーナーとして活躍しています。

フィジカルコンディショナーってどんな資格？

これからフィジカルコンディショナーを目指すにあたって、受験資格は何があるのか、どのような試験内容なのか気になる方が多いと思います。フィジカルコンディショナーの資格概要や試験内容、受験資格を詳しく見ていきましょう。

資格概要

ストレッチやレジスタンストレーニング、エアロビックエクササイズなどの基礎的なテクニックを学んで、一人ひとりに合わせたトレーニングプログラムを作成や指導ができます。国内のフィットネスやスポーツ業において、認知度が高い資格です。特に、パーソナルトレーニングジム業界では、フィジカルコンディショナーの資格を保有していることで、活動が認められるスポーツジムが多いです。

 試験内容

フィジカルコンディショナーの試験には、筆記試験と実技試験があります。

試験内容は以下の表でまとめていますので、確認してみましょう。

フィジカルコンディショナーの試験は、パーソナルトレーナーの資格の中では珍しく、鍛錬度チェックの項目があります。トレーナーやコンディショニングに関する理論だけでなく、実技もしっかりと鍛錬しておくことが必要です。

受験資格

フィジカルコンディショナーの資格を取得するためには、以下の受験資格を満たすことが必要です。

• JHCA会員である
• ストレッチやエアロビックエクササイズ、バランスボールなどの基本理論を修得または指導経験がある

ただし、体育大学やスポーツ系の専門学校へ通っている場合は、トレーナーとしての運動指導の経験が乏しいです。そのため、実技において鍛錬度チェックにおいて基準重量をクリアすることが条件になります。試験では、トレーナーの理論を身につけるだけでなく、運動指導などを求められます。フィジカルコンディショナーの資格は、学歴や経歴で判断されることがないため、未経験の方でもしっかりと勉強すれば合格できるトレーナー資格です。

フィジカルコンディショナーの資格取得するメリット

フィジカルコンディショナーの資格取得するにあたって、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、パーソナルトレーナーとして資格取得するメリットを3つご紹介します。

コンディショニングに関するスキルの向上

フィットネスやスポーツ業界で働くためには、武器となるトレーナー資格を保有すると仕事に有利になります。フィジカルコンディショナーの資格は、コンディショニングに必要な知識と技能を身につけることができるのでスキル向上につながります。お客様が、安心して運動指導を任せたいトレーナーとして、資格を持っている人から教わりたいと感じる方が多いです。コンディショニングの専門資格を保有すると、お客様のニーズに合わせてトレーニングプログラムやコンディショニングを行うことが可能です。トレーナーとしてのキャリアアップにつながりますし、地位の向上も期待できます。

独立してスポーツジムを経営

フィジカルコンディショナーの知識や技能があると、独立してスポーツジムなどを経営ができます。基本的には、個人でフィットネスジムなどを開業するにあたって、協会や団体が保有する認定資格を取得しているトレーナーが多いです。パーソナルトレーナーとしての必要な知識や技能を磨くだけでなく、お客様の信頼を得ることができます。また、個人で経営するためには、トレーナーの経験や実績だけでなく、経営ノウハウやビジネススキルなども学ぶことが求められます。

パーソナルトレーナーの講師

フィジカルコンディショナーは、パーソナルトレーナーを養成するための講師として活動できます。フリーランスとなり、地方で研修会や講習会を開催して、新しいパーソナルトレーナーの人材育成に貢献できます。しかし、コンディショニングの専門的な知識や技能を教えるためには、ご自身が経験や実績を積み、しっかりと勉強することが必要です。常に、新しい知識や技術を学びながら、指導力やコミュニケーション能力を身につけることが求められます。JHCAが開催している研修会やトレーナーのコミュニティに参加して、新しい技能を磨くことで講師になる道が開きます。

フィジカルコンディショナーの勉強方法

フィジカルコンディショナーの資格取得を目指すためには、どのように勉強すればよいのでしょうか。ここでは、フィジカルコンディショナーになるための勉強方法についてご紹介します。

トレーナー養成スクールの講座で学ぶ

JHCAでは、フィジカルコンディショニングが学べる講座を開講しています。フィジカルコンディショニングに必要なストレッチ方法や姿勢・動作チェック、筋機能向上エクササイズなど幅広く学ぶことができます。専門的なコンディショニングを学び、お客様のニーズに合わせたトレーニング方法を習得することが可能です。また、認定試験の対策に必要な資料も充実していますので、積極的に活用しましょう。基本的には、講座は土日に開講していることが多く、仕事で忙しい方でも資格取得を目指すことができます。

スポーツ・健康系の大学または専門学校に通う

フィジカルコンディショナーを資格を取得するために、解剖学や生理学、スポーツ学などがしっかりと学べるスポーツ・健康系の大学や専門学校に通うことをおすすめします。事前に、スポーツトレーナーの基本知識を学んでおくと、コンディショニングの専門知識や技能の習得に役立ちます。お客様が安心して任せられるトレーナーを目指すためには、知識と技能をしっかりと身につけておくことが重要です。また、フィジカルコンディショナーの資格とともに役に立つ専門資格を取得することができるので、就職や転職に有利になります。

 スポーツジムなど実践経験を積む

大学や専門学校に通うことなく、スポーツジムなどで実践経験を積んでからフィジカルコンディショナーの資格修得を目指す道もあります。フィジカルコンディショナーが活躍するスポーツ施設にて、知識や技能を学ぶとともに、ご自身のトレーニングスキルやトレーニング指導スキルを磨いていきます。スポーツ施設で働きながら、鍛錬や実践経験を積み、指導力も身につけることができるので実技試験の対策にもなります。

フィジカルコンディショナーの他にJHCAが認定している資格とは

JHCAが認定している資格は、フィジカルコンディショナーの他に2つありますのでご紹介します。パーソナルトレーナーとしてスキルアップをしたい方におすすめの資格です。

ホリスティックコンディショナー（JHCA-HC）

フィジカルコンディショナーやパーソナルトレーナーより上の難易度であり、より専門的な指導をしたい方に向けた資格です。正しい体軸を確保するとともに、神経や筋機能へのアプローチだけでなく、腰痛やひざ痛などにも対処できます。資格取得するには、フィジカルコンディショナーの認定者であること、JHCAが主催する講習会を修了していることが条件になります。

上級ホリスティックコンディショナー（JHCA-HCAD)

フィジカルコンディショナーとパーソナルトレーナーの上級者者向けの資格です。神経や筋、関節へのアプローチして関節機能障害への的確な対処ができるスペシャリストです。腰痛やひざ痛などのケアコンディショニングへの対処もできます。資格取得するには、ホリスティックコンディショナーの認定者である、資格取得後3年経過していること、JHCAの主催する講習会を修了していることが条件です。

まとめ

フィジカルコンディショナーは、日本ホリスティックコンディショニング協会（JHCA）が認定している民間資格です。フィットネスやスポーツジムのトレーナーは、フィジカルコンディショナーの資格取得を採用しているケースが増えています。パーソナルトレーナーとして働く上で、就職や転職などに有利な資格です。

受験資格としては、JHCA会員であること、ストレッチやエアロビックエクササイズなどの基本理論を修得または指導経験がある方が対象です。資格取得するメリットとして、コンディショニングのスキル向上することができ、パーソナルトレーナーの講師として人材を育成することが可能です。また、独立開業してスポーツジムを経営する道もありますよ。

フィジカルコンディショナーの資格を取得するには、養成スクールの講座を利用する、スポーツ・健康系大学や専門学校に通い知識や技能を学びます。また、コンディショニングを専門に扱うスポーツ施設に就職して働きながら資格取得を目指すこともできます。ぜひ、フィジカルコンディショナーの資格取得を目指して、パーソナルトレーナーとしてステップアップしましょう。

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