スポーツジムのアルバイトで採用されるための3つのポイント

大学生などの間では、いまスポーツジムでのアルバイトの人気が高いようです。

施設内でお客様に対してトレーニングの指導をするので、人々の健康の意識向上に役立てるとてもやりがいのある仕事のひとつと言えるでしょう。

スポーツジムだけに限らず、アルバイトをするとなればまず超えなければいけないのが「面接」の壁です。

スポーツジムでのアルバイトを受ける際に、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

今回は働けるスポーツジムの種類や平均給与、そして採用されるための3つのポイントについて紹介します。

これからスポーツジムで働きたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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スポーツジムの種類

一口に「スポーツジム」といっても今は様々な形態のジムがあります。

そして、大学生など学生を対象にしたアルバイトの募集は民間のスポーツジムである場合が多いです。

色々な施設が併設されている複合型フィットネスクラブから、24時間営業しているトレーニングマシン特化のスポーツジムでの募集がメインとなります。

複合型フィットネスクラブ

トレーニングマシンやランニングマシン、そしてダンスやヨガなど大勢でレッスンするためのレッスンスタジオ、プールや温泉といったフィットネスに関する施設が数多く併設されたスポーツジムです。

利用者は子どもから大人まで年齢層が幅広く、朝9時から夜22時～23時の時間帯で営業しているところがほとんどです。

大学生のアルバイトの場合は、平日の夕方や土日のシフトに入る人が多いと言われています。

トレーニングマシン特化型スポーツジム

ベンチプレスやハーフラック、ダンベルなどのフリーウェイトやトレーニングマシンに特化した小規模なスポーツジムのことです。

有名なエニタイムフィットネスなどは24時間営業で、こういったジムはスタッフアワーという時間帯で10:00~19:00の時間帯のいずれかで勤務します。

1店舗あたり同じシフトで2～3人程度で入るのが一般的です。

パーソナルスポーツジム

トレーナーがマンツーマンで指導してくれるパーソナルスポーツジムは、個人の体力や目標に合わせたオリジナルのトレーニングプランを指導してくれる分利用料金が高いのが特徴です。

そのため、接客の対応や指導する内容が高度で、ハイクオリティなサービスであることがうかがえます。

パーソナルスポーツジムでのトレーナーは未経験者の採用枠はほとんどありません。

もし、上記のようなスポーツジムのアルバイトが経験が少しでもあれば、働ける可能性は上がるでしょう。

スポーツジムのアルバイトの仕事内容と時給相場

スポーツジムでのアルバイトの仕事は、主にフロントスタッフとインストラクターの2つに分けられます。

複合型フィットネスクラブの場合は職種別で募集されることが多く、どの職種が希望か面接時に聞かれます。

その一方、特化型ではフロントスタッフがトレーニングマシンの利用方法を教えるなど、簡単なインストラクター業務も兼任するところもあります。

フロントスタッフ・事務スタッフ

業務内容は利用者の受付、入退会の手続き、フィットネス関連グッズの販売、その他問い合わせの電話対応、見学者への施設の案内と説明などが挙げられます。

施設やレッスンの予約状況を確認して調整やキャンセルの対応をして、スムーズにレッスンができるようにサポートすることもあります。

インストラクター／トレーナー

インストラクターやトレーナーは、トレーニングマシンの安全かつ効果的な使い方をレクチャーしたり、その人にあった運動方法や食事内容の提案をするのが仕事です。

また、スポーツジム内で実施されるスタジオレッスンや、水泳など特定のフィットネスを教える教室を担当する場合もあります。

館内の清掃

施設内の日常的な清掃はアルバイトが担当することがほとんどです。

トレーニングエリアやレッスンスタジオの床、器具の掃除や消毒のほかにも、消毒に使用した紙類やペットボトルなどのゴミ捨て、更衣室やトイレ、シャワールームといった水まわりの清掃も担当します。

スポーツジムのアルバイトの時給相場

スポーツジムのアルバイトの時給は、フロントスタッフよりもインストラクター業務の方が高い傾向にあります。

2022年8月の三大都市圏（首都圏・東海・関西）におけるスポーツジムの平均時給は、受付が1,137円、スポーツインストラクターが1,168円です。

さらに、トレーナー経験者やよりスキルが必要なパーソナルトレーニングが指導できる能力があると昇給が期待できるでしょう。

1ヶ月の平均給与

1ヶ月の平均給与はおよそ72,000円が相場です。

現役のインストラクターのなかでも知識やスキルが豊富な人は時給が高くなるといった傾向があります。

また、フロアスタッフ業務でも月間の勤務日数が多い人は月に100,000円以上を稼ぐケースもあるので、稼ぎたい人はできるだけシフトに入るのが良いでしょう。

早朝や深夜、繁忙期は時給が上がるジムもあるので、希望のジムが該当しているかチェックしてみるのも良いかもしれません。

給与相場から見えるポイント

インストラクターとして休日に1日じゅう働ける人は、月間給与が高くなりやすいです。

先述のように、インストラクターはフロントスタッフよりも時給が高くなるため、平均の月間給与を上げる要因のひとつとなっています。

スポーツジムのバイトの面接で採用されるポイント3選

ここからは、スポーツジムのバイトで採用のカギとなるポイントを3つに分けて紹介します。

これからジムのバイトに応募しようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

ポイント①志望動機が明確

アルバイトの面接の場で最も重要なのが「なぜこのスポーツジムに入りたいのか」を明確に伝えられることです。

数あるスポーツジムの中でなぜここを選んだのか、どういうポイントを差別化させたのかを面接官はチェックしています。

どこでも通用するような回答では「別にうちで働かなくても他のところでも良いのでは？」と思われてしまうでしょう。

大切なのは、自分の言葉でしっかりと志望動機を明確に伝えられることです。

面接を受ける際には志望動機を明確化させた上で、どのようなそのスポーツジムで貢献できるのかを答えられるようにしておきましょう。

ポイント②誤字脱字のない丁寧な履歴書

提出用の書類である「履歴書」や「職務経歴書」は、学歴・職歴、資格などを記入する以上にその人の「性格」が非常に反映されやすいです。

ぐちゃぐちゃな紙に殴り書きで書かれたような文字では、誰も履歴書を読もうとはしません。

相手にわかりやすく簡潔に読みやすい字で書くことを念頭において履歴書を作成する必要があります。

具体的には、以下のポイントを抑えると良いでしょう。

• 書式が間違っていないか
• 年号の表記は正しいか
• 最初から最後まで、丁寧で読みやすい字体で書かれているか

履歴書の書き方次第で「仕事の丁寧さ」や「一生懸命さ」がアピールできます。

逆に、履歴書が汚いと「この人は雑に仕事をするかもしれない」「働く意欲を感じられない」などの、マイナスの印象を与える場合もあるので要注意です。

作成するのに少々手間はかかりますがだからこそ履歴書の出来は採用・不採用を分ける分水嶺となるのです。

ポイント③元気で明るく健康的な印象

スポーツジムで働くスタッフはみんな元気で明るく、健康的な人たちばかりです。

スポーツジムは、心身ともに健康になるための場所でもあります。

だからこそ、スポーツジムで働くスタッフも明るく健康的なイメージが必要不可欠です。

逆に、声が小さく病弱な印象のあるスタッフがいると「このジム、本当に大丈夫かな…？」とお客様に悪い印象を持たれてしまうこともあります。

「この面接に来た子は健康的でさわやかだなぁ」と、このような印象を面接官に持ってもらうためにも自分の元気さや明るさをアピールすることが重要です。

日頃から食生活や睡眠など気をつけて、本番当日は体調や髪、肌など身だしなみもしっかり整えておきましょう。

スポーツジムの面接でよく聞かれる質問

スポーツジムでのバイト面接では、シフトや職種の希望などの一般的に聞かれる質問のほかにどのようなことを聞かれるのでしょうか。

スポーツジムの面接でよく聞かれる質問をまとめたので、是非参考にしてみてください。

スポーツジムバイト面接での質問例

• 志望動機・応募理由
• 曜日や時間などシフト希望
• 勤務開始可能日
• 通勤手段と通勤時間
• 運動経験

おすすめの志望動機

・家からアクセスがよく通いやすいので、シフトに入りやすい

「自宅からジムまでは徒歩○分と近く、学校帰りや休日にも通いやすいと思い応募しました。平日なら○時から、休日は○時～○時まで働けます。」

・身体を動かすことが好き

「もともと身体を動かすのが好きなので、運動ができるスポーツジムのアルバイトを探していました。こちらのジムは以前に会員として利用したことがありますが、スタッフの方々の対応も良くいつも気持ちよく利用できたので、自分もこちらで働いてみたいと思って応募いたしました」

・接客が好き

「人と接することが好きなので、以前から接客業のバイトをずっとしていました。

こちらのジムは以前に何度が利用したことがあって、その際にスタッフの方が笑顔でアドバイスをしてくれたのを覚えています。

運動が苦手な私でも楽しく運動ができたのはそのときのスタッフのおかげです。

私もお客様に心も体も元気になってもらう接客ができるようになりたいと思い、このたび応募いたしました」

面接時の服装や注意点

スポーツジムは運動経験者や運動に意欲的な人が集まりやすいです。

そのため、面接ではできるだけ元気な印象をアピールする必要があります。

ハキハキと明るい印象になるように、面接の服装は私服OKですが清潔感のある服装にしましょう。

スポーツジムという仕事柄、健康的・活発さ・清潔感などを伝えられる服装がおすすめです。

派手な服装や伸ばしっぱなしの髭、派手なネイル・アクセサリーなどは印象が悪くしてしまうので控えてください。

髪型は女性の髪が長い人は結んで、男性はさっぱりと整えておきましょう。

スポーツジムのアルバイトは楽しい？経験者のリアルな評判

実際にスポーツジムでのアルバイトを経験した人達に聞いた、スポーツジムバイトのメリットとデメリットについて紹介します。

自分の性格や適性とスポーツジムでのアルバイトがマッチするかどうかをチェックしてみてください。

スポーツジムのバイトのメリット

仕事は思っていたよりも楽

スポーツジムのアルバイトは、ほかのバイトと比べると簡単なものが多いため、慣れてしまえば楽かもしれません。

大手フランチャイズのジムではマニュアルも完備されているので、覚えてしまえば楽しく働けるようになるでしょう。

基本的には同じ作業の繰り返しなので、慣れてしまえば楽でした（21歳／大学3年生／女性）

 

無料でジムが利用できお得

スポーツジムのアルバイトであれば、勤務地のジムを無料で利用できるところもあります。

シフトの入っていない日に学校帰りや休みの日の使用も可能です。

・スポーツジムの施設が無料で使い放題だったので、運動好きには嬉しかったです（19歳／大学1年生／男性）

 

コミュニケーションスキルが磨ける

フロントスタッフやトレーナーは、ジムに来る幅広い世代の人とのコミュニケーションが欠かせません。

そのため、今後社会に出た時にも役立つコミュニケーションスキルを磨く場として非常に優れています。

様々な年代の方がいらっしゃるため、きちんとした立ち振る舞いや、子供たちにも理解してもらいやすい説明の仕方が身につきました（21歳／大学3年生／男性）

 

アルバイトで仲間ができる

同世代のアルバイトスタッフが多い大きなスポーツジムでは、仲間ができやすく和気あいあいとしたにぎやかな雰囲気の中で働けるのも大きなメリットのひとつです。

大学生が多かったです。勤務中に話す機会が多いので自然と仲が深まり、休みの日も遊びに行ったり飲みに行ったりしていました（21歳／大学3年生／女性）

デメリット

一方、働いていて感じたきつかったことや辛かったことにはどのようなものがあるのでしょうか。

お客様が少ないと暇

忙しい時間帯と暇な時間帯の差が激しく、特にお客様が少ない時間帯は時間がゆっくりと過ぎて辛いという声があります。忙しくしていた方が楽しい人にとってはデメリットかもしれません。

お客様が少ないときは、かなり暇を持て余していました。待ち続けるだけの時間はきつかったです（22歳／大学4年生／女性）

お客様からのクレーム対応が大変

スポーツジムの窓口であるフロントスタッフをしていると、どうしても利用者からのお問い合せが集中しやすいです。

中には、クレーム対応をすることになって大変な思いや辛いことがあるかもしれません。

様々な性格のお客様がいるので、対応が難しい方の接客や、クレームを受けたときは辛いと感じました（22歳／その他／女性）

スポーツジムでのアルバイトはこんな人におすすめ

スポーツジムでのアルバイトが合っている人の特徴をまとめたので、自分と職業のマッチ度をはかる際に参考にしてみてください。

 運動するのが好き 

スポーツジムでのアルバイトは体力勝負となる場面も多いです。運動好きであることはもちろん、体力に自信があった方がより活躍できるでしょう。

コミュニケーションを取ることが得意 

スポーツジムではインストラクター業務やフロントスタッフ業務など、人と接する機会が多い業務も多いです。

そのため、人と話すことやアドバイスすることが得意な人の方がスポーツジムでのアルバイトが合っているでしょう。

 将来はスポーツと関連した仕事に就きたい 

将来的にスポーツに関わる仕事がしたい人にもおすすめです。スポーツメーカーでの勤務や自分自身がトレーナーとして本格的に活動する際にも役立ちます。

どのようなバイトを始めようか悩んでいる方は、ぜひスポーツジムのバイトにチャレンジしてみてください。

スポーツジムのアルバイトがしたい！よくある疑問を解決

最後に、スポーツジムでのアルバイトをしたいと思っている人からのよくある疑問をまとめました。

スポーツジムのアルバイトに関してお悩みの人はぜひ参考にしてみてください。

疑問①運動が苦手でも大丈夫？

もし運動が苦手だとしても、スポーツジムのバイトは応募可能です。

身体を動かす仕事以外に受付や清掃がメインのスタッフを募集しているスポーツジムもあります。

また、インストラクター業務に応募するとしてもアルバイトがお客様に直接指導する機会はあまりないので、運動が苦手でも問題ありません。

運動経験よりも、笑顔で丁寧な接客ができるかどうかのほうが大切です。

疑問②女性でもできる？

スポーツジムスタッフは男性が多いイメージがありますが、最近はインストラクター業務を担当する女性も増えてきました。

ただし、男性のクライアントが多くダンベルなどの重い器具を扱うインストラクターの場合は、女性だと大変な場面があるかもしれません。

最近は女性専用のスポーツジムも増えてきています。

当然スタッフも女性のみを募集しているジムなので、女性専用のスポーツジムをバイト先の候補として検討するのもおすすめです。

疑問③大学生でもインストラクターはできる？

大学生でもインストラクターやトレーナーとして勤務することは可能です。

特に必要な資格もないので、アルバイトとして入社後に研修さえ受ければインストラクターになれます。

運動が好きな人や運動経験が豊富な人は、面接時にアピールしておくのが良いでしょう。

疑問④髪色やネイルは自由？

あくまでも接客業のため、派手で奇抜な髪色や業務に支障が出てしまうような長さや色のネイルは控えてください。

ジムによっては髪色が制限されている場合もあるので、事前にバイトの求人から髪色やネイルに関する事項はチェックしておきましょう。

疑問⑤太っているけど大丈夫？

太っていたとしても、しっかり仕事ができていれば全く問題ありません。

むしろアルバイトを通じて痩せられれば、ある意味スポーツジムの実績ともなるでしょう。『どんなマシンを使ってどのようなプログラムをして痩せたのか』など、ダイエット目的で通っているクライアントから相談を受けることがあるかもしれません。

もし痩せたいという意思があるのであれば、『ジムで働きながら痩せる』というのを目標にしてみるのもおすすめです。

疑問⑥シフトの日数や時間はどれくらい？

スポーツジムのアルバイトは、基本的に『週1〜2』から入れる場合が多いです。

また、『1日3〜4時間』から働けるスポーツジムも多く、大学やサークルで忙しい方でも続けやすいバイトと言えるでしょう。

ただ、ジムによって土日のどちらかは必ずシフトに入らなくてはいけないところもあるので、こちらも事前にチェックしておくのがおすすめです。

まとめ

今回は大学生に人気のアルバイトである「スポーツジムでのアルバイト」について紹介しました。

スポーツジムのアルバイトは、勤務地や希望する仕事によって業務内容や時給が変わります。

今後スポーツジム開業したいと考える人は、アルバイトでしっかり経験を積んでおきましょう。

スポーツジムでのアルバイトを考えている人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

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