「アスレティックリハビリテーション」という言葉を聞いたことがある人は少ないかもしれません。しかし、実はプロのアスリートやスポーツチームにおいては非常に関わりの深い言葉でもあります。
普段私たちがケガをしてしまったときは、ケガの完治や日常生活が送れるレベルまでの体力の回復を目的とするリハビリをします。それに対してこのアスレティックリハビリテーションは、さらに鍛えられたアスリートに特化したリハビリプログラムになっています。
今回は、そんなアスレティックリハビリテーションについての概要やこのリハビリの目的について紹介していきます。この記事でアスレティックリハビリテーションについての理解を深められるようになっているので、最後までぜひ読んでみてください。
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スポーツによるケガや故障に対するリハビリテーションの総称で、治療と予防の両面からアスリートをサポートしていきます。
日常生活が送れるまでにケガが回復した後、本来行っていたスポーツ活動ができるように復帰するためのリハビリという位置づけです。スポーツができる身体づくりをするためのリハビリなので、通常の老人介護のリハビリテーションとは全く異なるプログラムです。
また、ケガをする前以上にパフォーマンスを発揮できるように競技能力の向上を図るプログラムの導入も可能です。理学療法士や作業療法士の指導のもと、選手それぞれの特徴や競技ごとの特性に合わせたプログラムもあるので、より安全かつ早期にスポーツへ復帰できるように指導してもらえます。
現役のアスリートだけでなくシニアアスリートやスポーツ愛好家に対しても健康維持や関節機能の保持を含めたリハビリテーションも行うことがあります。自宅でもひとりでできるような運動の指導から病院で行うプログラムまで、スポーツへの復帰までアスリートを全面的にサポートするのがこのアスレティックリハビリテーションです。
アスレティックリハビリテーションのリハビリ効果
どのような疾患があるかにもよりますが、早ければ当日中には疼痛が軽減したり痛みがなくなることもあります。10~15歳ごろの成長期の子どもに起こりやすいオスグッド病などは、およそ2週間でのスポーツへの復帰が可能です。
このように、施術したその日に痛みが軽減する場合もあれば、長期にわたってリハビリが必要なケースもあります。
アスレティックリハビリテーションの流れ
アスレティックリハビリテーションは、大きく5つの段階に分けて実施されます。
①保護期~治療期
ケガをした直後の炎症や腫れといった痛みを和らげる作業です。ケガの直後48~72時間は患部を冷却し、炎症がおさまった場合はその後温めるようにします。温められる段階にきたら、次に関節の可動域を回復させるためのストレッチや筋力維持の訓練を行います。
②訓練前期~調整期
患部の腫れがなくなり関節可動域が動くようになったら、次は痛みのない範囲で筋力増加のためのトレーニングを行います。最初の負荷は自重からはじめて、さらにチューブやダンベルといった比較的軽い負荷をかけていくようにします。下肢のケガの場合は体重をかけない状態からスタートして徐々に重さをかけるように調整していく段階です。
③訓練後期~活動期
日常生活を不自由なく送れるようになったタイミングで、競技への復帰を目指して患部の強化を目的としたトレーニングを導入します。軌道が安定しているマシントレーニングからフリーウエイトトレーニングへと徐々に強度を高めていきます。
この段階では筋力を7割程度まで回復させることが目的です。競技に近い動作を行い、違和感がないかどうかも確認していきます。
④復帰期
競技への完全復帰を目指して、筋力だけでなく瞬発力やスピードが必要なトレーニングを実施する段階です。実践を踏まえたシミュレーショントレーニングを行いますが、その際は必要に応じてサポーターやテーピングなども使用します。
⑤再発予防期
同じケガを繰り返さないように筋力や手先の細かな動きを維持しつつも、再発防止のためのトレーニングや患部のケアを行っていきます。ケガや障害が起こった原因や競技の特性について理解を深め、競技復帰へ向けてケガをしにくい身体作りを並行して実践する、いわば復帰までの最終段階です。
アスレティックリハビリテーションの目的
- ケガからの回復
- ケガの再発予防
- 競技パフォーマンスの向上
- 関節可動域、筋力、持久力バランス力の向上
日常生活が難なく過ごせる程度の状態では、スポーツの際の動作は負荷が大きすぎて身体が耐えられません。さらにケガの再発が起きたり患部付近のケガにもつながっていまいます。そこで必要になってくるのがアスレティックリハビリテーションです。
アスレティックリハビリテーションはダッシュやジャンプといったスポーツの基本動作やそれぞれの競技に必要な能力を取り戻すためのリハビリでもあります。二度と同じ部位をケガすることなく、そしてさらに以前よりも競技パフォーマンスを向上させるのが最大の目的です。
アスレティックリハビリテーションの対象者
アスレティックリハビリテーションは、プロからアマチュアまで多くのアスリートが対象になることがほとんどです。
ここでいうアマチュアとは、社会人クラブ活動での部活や企業スポーツなどの競技レベル、そして地域のスポーツチームやサークルの活動レベルまでさまざまです。種目もサッカー、ラグビー、陸上競技、水泳、テニスなど、幅広い競技が対象になっています。
プロやアマチュアだけでなく、シニアアスリートや日常的にジムなどで運動をしている一般の方に対しても健康維持や身体機能向上のリハビリテーションも行うこともあります。
代表的なスポーツ障害
スポーツ時の外傷および「使いすぎ症候群」といわれる慢性的な痛みを有するスポーツ障害のある方が対象です。
- 野球肩、野球肘
- テニス肘
- ゴルフ肘
- ジャンパー膝
- ランナー膝
- 平泳ぎ膝
- 足関節外側靭帯損傷(捻挫)、
- オスグッド・シュラッター病
- 腰痛症
- 腰椎椎間板症
- 鵞足炎
- 肉離れ
- 腸脛靭帯炎
- シンスプリント
- 疲労骨折
- その他、腰、膝、足、の慢性時痛など
アスレティックリハビリテーションの効果は、ケガをした直後の方に効果があるのはもちろん、ケガをしてから長年痛みに悩まされている方にも効果が認められます。
アスレティックリハビリテーションとメディカルリハビリテーションの違い
アスレティックリハビリテーションとは別に「メディカルリハビリテーション」と呼ばれるリハビリもあります。それでは、このふたつのリハビリには両者にどのような違いがあるのかについて解説していきます。
メディカルリハビリテーションとは
メディカルリハビリテーションとは、手術直後またはケガをした直後から行われるリハビリテーションです。不自由なく日常生活が送れるまで回復できるように、患部の痛みや腫れの軽減や関節可動域の改善といった治療を行っていきます。
ケガや後遺症の痛みで身体が思うように動かない患者に対して「立つ」「歩く」「座る」といった作業を医師や理学療法士、作業療法士で編成されたチームでサポートしていくのが、このメディカルリハビリテーションです。
アスレティックリハビリテーションとメディカルリハビリテーションとの違い
メディカルリハビリテーションは日常生活が送れるレベルにまで回復させるのが目的なのに対し、アスレティックリハビリテーションは、スポーツへの復帰やパフォーマンス向上を目的としているため、この両者のリハビリの性質は大きく異なります。
一般的に、メディカルリハビリテーションで通常まで体力が回復した段階で、スポーツへの復帰を目指すアスレティックリハビリテーションに移行する流れが一般的です。ケガや手術の直後の状態から日常生活を過ごすのに欠かせない動作ができるようになるまでのサポートは、スポーツへの復帰の第一歩です。
アスレティックリハビリテーションはメディカルリハビリテーションがあってこそのリハビリだと言えるでしょう。
アスレティックリハビリテーションを行う上での注意点
アスレティックリハビリテーションをするにあたって、しっかりとケガを完治させてパフォーマンスを高められるようにするにはあらかじめ留意しておくべきポイントがあります。ここでは、そのアスレティックリハビリテーションをスタートするときの注意点についてまとめています。
競技の特性にあったリハビリを実施する
1点目は、アスリートが行う競技の内容に沿ったリハビリテーションを行うべきという点です。なぜならば、サッカーや陸上競技、水泳やバスケットボールなどすべての競技はそれぞれ主に使う筋肉が異なるからです。
人によってケガをした部位も違えば、専門にしているスポーツも異なります。自分が強化すべきなのは筋力なのか、跳躍力なのか、脚力なのか、しっかりと専門医と相談する必要があります。
リハビリの状況をチームにも共有する
リハビリに励んでいる患者だけではなく、チームメンバーやスタッフの全員がリハビリの状況について共有しておくことも大切です。そうすることで、患者の現時点での回復状態や、あとどれくらいで復帰できるかということも全体に共有できます。
効率的なリハビリを行うためにも、自分が所属するチームにはリハビリの進行状況について随時共有しておくのがよいでしょう。
体調管理に気をつける
リハビリの最中に無理をしすぎてケガが再発したり、症状が悪化してしまうケースもあります。そのため、専門医の指示を仰ぎながらしっかりと自分の身体を管理することが重要です。早く復帰したいからと言って、指定されたトレーニングプログラム以上のトレーニングを行ってしまうと逆に復帰に時間がかかる場合もあります。
また、リハビリの最中に病気になってしまいうまくリハビリが進められない場合も考えられます。そのため回復状況に応じた適切なプログラムの作成が必要です。
モチベーションやメンタルのサポートをする
アスレティックリハビリテーションが予定していたよりも長引いてしまうことも考えられます。そのため、患者のモチベーションが下がってしまってなかなかリハビリが進まない状況になることもあります。
患者が焦りや不安を感じるあまりメンタルが弱くなってしまっているケースもあり、スポーツへの復帰ができたとしても最高のパフォーマンスが発揮できないこともあります。そういったケースを防ぐためにも、患者のモチベーションやメンタルのサポートは常にしていかなくてはいけません。
身体の機能回復だけでなく、メンタルのケアまでトータルでみていくのがアスレティックリハビリテーションです。
アスレティックリハビリテーションを指導する職業
アスレティックリハビリテーションを実際に行う人たちはどういった職業についているのでしょうか。実際にリハビリを担当するのは、以下の職業の方々です。
スポーツリハビリトレーナー
アスリートがベストパフォーマンスを発揮できるようにサポートするトレーナーです。トレーニング理論やリハビリに関する知識があるので、トレーニングプログラムの作成や栄養指導、マッサージ、ケガの応急処置も担当します。
理学療法士
医師の指導のもと、「立つ」「歩く」「座る」といった日常動作の基本となる大きな動きのリハビリテーションを行う専門家です。平行棒を使っての歩行練習や、筋肉や関節を動かす練習などを行います。筋肉など身体の構造について熟知しているので、アスレティックリハビリテーションを担当することが多いです。
アスレティックトレーナー
スポーツの現場でアスリートがケガをした際に、応急処置やケガの評価、復帰までの手順を考案およびサポートをしてくれるトレーナーです。スポーツの現場に限らず高齢者に向けて健康づくりのためのプログラムを作成することもあります。
柔道整復師
脱臼やねん挫、骨折などの故障を、投薬や出血をともなう手術を行うことなく整復や固定といった方法で治療を行う専門職です。スポーツの現場でケガをしてもすぐに治療ができるという強みがあります。
鍼灸師
鍼や灸を使って全身のツボや筋肉に刺激を与えることで病気の改善や健康回復を図る、東洋医学の専門家です。アスレティックリハビリテーションでは、鍼灸医療のほかにもテーピングやマッサージといったコンディショニングの場面で力を発揮することが多いです。
まとめ
アスレティックリハビリテーションとは、ケガをしたアスリートを対象にケガの予防や再発防止、そしてスポーツへの復帰を目指すべく実施されるリハビリのことです。大きく5段階に分けてリハビリを進めていき、ケガの回復具合などに応じてトレーニングプログラムも変えていきます。ケガの状態にもよりますが、軽度のものであれば施術したその日のうちに痛みが軽減ないしは消失させることも可能です。
アスレティックリハビリテーションを進めていく上でいくつか注意点もあります。ケガの再発を防ぐことやメンタルケア、チームと協力してリハビリを進めていくことが挙げられます。そうすることで、リハビリを効率的かつ効果的に進められるでしょう。
アスレティックリハビリテーションという言葉自体あまり耳なじみがなかった人も多いかもしれません。しかし、スポーツにでケガをした人たちにとってこのリハビリは復帰のための重要なステップのひとつです。このリハビリに関する知識を知っておくだけでも、スポーツや医療業界への見方が少し変わってくるかもしれません。
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