ストレッチのメリットと資格取得方法をご紹介！

「ストレッチって何？」
「ストレッチができるメリットを知りたい」
「そもそもストレッチ関係の資格なんてあるの？」

トレーナーに興味がある方なら上記のことを考えたことはありませんか？

昨今の新型コロナウイルスの影響で在宅ワークの人も増えたこともあり、お身体にお悩みを抱えている人は多くいらっしゃいます。
このような状況もあってかストレッチ専門店も増加傾向にあります。

この記事ではストレッチを学ぶメリットと資格の取得方法に紹介していきます！

ストレッチというと何を思い浮かべるでしょうか？スポーツ前の準備運動であったり、スポーツ後のクールダウンを想像する方も多いのではないでしょうか。中にはストレッチをしてもらうためにお店に行く必要なんてないのでは、と思われる方もいらっしゃることでしょう。

普段から気軽に何気なく行うものだけに、あまり意識して考えたことないかもしれません。ただ上述の通りストレッチは最近のブームの一つであります。また単に準備運動で留まるだけでなく、ストレッチには日常生活の多岐にわたって様々な効果を期待することができます。そこで最初にストレッチの基礎についてみてみましょう。

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ストレッチを学ぶメリットは？

1.身体に纏わる学問を学ぶ入り口に最適

トレーナー業、インストラクター業では必ずと言っていいほど、筋肉や骨、関節等の人体の構造や正確な状態、動きを学ぶ解剖学の知識が欠かせません。

正しくストレッチを行うには解剖学の基礎を理解していることが必要です。正しくストレッチをかけるためにも必須な知識であることはもちろんですが、トレーナー業として欠かすことができない筋肉の名前や作用などストレッチを学ぶ過程で解剖学の基礎知識を押さえることができます。初心者の方がいきなり難しい資格取得に取り組むことも良いと思いますが、身近なストレッチを通して「身体の基本的に知識」を学ぶことは非常にシンプルで理解が深まるものであると思います。

2.効果が広い、体質改善ができる

ストレッチは身体全身に対するアプローチができるため種類が豊富であり、頭から爪先にかけてカバーできる範囲が非常に広いという特徴があります。

大きく動的ストレッチと静的ストレッチに分けられますが、筋肉の柔軟性向上、それに伴い血流や神経の流れを良くします。固くなった筋肉に引っ張られていた骨の位置も変わってくるので姿勢改善の一躍を担うことも可能です。例えば「腰痛＝腰が悪い」では無い場合があります。別のところに原因があり、その結果腰が痛くなるということは往々にして起こり得ています。その原因箇所にアプローチすることで原因から対応できるのがストレッチになります。また近年自律神経の乱れから眠りが浅い人が多くいらっしゃいます。神経系も筋肉の中を走っていますので、筋肉が硬くなると神経も圧迫されるので自律神経が乱れてしまうのです。その結果交感神経と副交感神経がうまく機能せず、眠りが浅くなってしますのです。このような方にもストレッチで筋肉の柔軟性を上げることで自律神経を整えて行くというアプローチもできると言うことです。

スポーツ前後のメンテナンスなけでなく、健康面や美容面でも効果を発揮することができるのです。針や接骨院とはまた違うアプローチをすることができる点も差別化を図ることができますね。

3.活躍の場が多い、現職のプラスαになる

整体師やアスレチックトレーナーの方がストレッチを学ぶことで現在の仕事の幅を広げることも可能です。血流を良くすることからも、健康や美容の方面でのサービスで需要があります。

健康面では身体が硬い、筋肉が動かせていないために起こりうる不調の根本からアプローチすることができます。トレーナーの視点が非常に重要になってきますがそのあアプローチを丁寧にすることで首の不調や腰の不調など、現代社会の人々が抱える悩みについて一緒に向かって行くことができます。また上述していますが筋肉の柔軟性が上がることで血流を良くすることができます。血流が良くなることで身体の血色が良くなり、見た目の印象も変えて行くことができます。

姿勢が良くなることで健康面でのアプローチもできますが、同時に美容面でもアプローチすることができます。スタイルはとても良いのに姿勢が悪いことで悩んでいる女性の方もいらっしゃいます。エステとはまた違って視点から美容に対するサポートもすることができると言うことですね。

またスポーツ関係のお仕事では、ストレッチではその人が正しく使えていない筋肉にアプローチすることができます。普段の姿勢や生活習慣、過去の運動経験からからどうしても上手に使えていない筋肉が各々存在します。ストレッチでは正しく関節を動かして筋肉を伸ばすことで、普段使えずに眠っている筋肉に刺激を与え、徐々に正しく動かすようにアプローチができます。

トレーナー職をしている方はこの効果を用いることで、より幅のあるトレーニングを実施することが可能になります！ストレッチを学びスポーツ×健康、スポーツ×美容など、活躍できるフィールドを増やしていきましょう。

ストレッチの資格にはどんなものがあるの？

上記のようなメリットがありますが、一体ストレッチ関連の資格はどのようなものがあるのでしょうか？実はストレッチのいいとことは「門戸が広く入りやすい」ことです。要点を短期で学べ習得できる資格講座が豊富にあります。スポーツトレーナーの仕事には資格は必須ではありません。ただパーソナルトレーナー等は調べてみるとある程度の経験や資格取得が求められております。当然といえば当然ですが…。ストレッチの分野はトレーニングの分野と比較してみるとまだ歴史が浅いです。需要と供給が一致してないとも言えますので。本当の初心者でも活動を始めることができます。中には就職してから研修を通じて資格取得を促してくれる企業もあるようです。

ではどのような資格があるのでしょうか。短期でも資格が習得できる講座、スクールをご紹介します。注意点としてはストレッチに関する資格は理学療法士や柔道整復師といった資格とは違い、国家資格はありません。民間の資格となります。

日本ストレッチング協会認定ストレッチトレーナー

日本ストレッチング協会は「ストレッチを通じて、幅広い年齢層に対し、健康維持増進に関する事業と指導者の育成、資質向上を図ることで、社会の福祉に寄与すること」を目的としています。その一部として資格取得認定事業を行なっています。

日本ストレッチング協会の認定資格は、機能解剖学やバイオメカニクスなどといった、幅広い専門知識を各種基準点をクリアした方に与えられる資格です。現在認定資格は4種類あり、誰でも受講可能なJSA-CSTS（ストレッチングトレーナーセルフ）ではセルフストレッチの方法や指導から、ストレッチの基礎、関節の動きなど、機能解剖学に基づいた知識を身に付けることができます。上級のJSA-CSMになるとCSTS資格認定講習会を独自開催する権利が得られます。

資格は最短1日で取得可能となっており、費用は受講料と入会費、そして認定料が必要です。

国際ボディメンテナンス協会

国際ボディメンテナンス協会は、美容や健康などのボディメンテナンスに特化した協会です。ボディメンテナンスに関する様々な資格の認定事業を行い、確かな知識と技術を持った専門家を育成しています。人材育成と独立開業を推進し、組織と個人を支えるインフラとして、世界を健康にすることを目的としています。

全3種類の資格があり、初級では基礎知識と技術を習得してインストラクターとしてサービスを提供することができます。触診法や姿勢チェック・改善、ストレッチ技術などストレッチに必要な技術を習得し、身体理論に基づいたスストレッチを提供できるトレーナーを目指します。上級となると国際ボディメンテナンス協会の各資格コースの講師としてベーシック、アドバンスインストラクターを育成することができます。

資格取得は最短で15時間、費用は受講料、会費が必要です。資格取得試験自体はWebでの受験が可能です。ストレッチに関する資格以外にもパーソナルトレーナー、コンディショニングトレーナ、ヨガインストラクター、ピラティスインストラクター、タイ古式マッサージセラピスト等の資格取得コースも運営しているようです。

メディカルグローアップアカデミー

台湾、シンガポールを含め全国で200店舗以上を展開するストレッチ専門店「Dr,Stretch」の技術を学ぶことができます。技術や知識だけでなく、店舗で長年積み重ねた経験から接客やメニューの構築のノウハウも学ぶことができます。MGAで学ぶ「コアバランスストレッチ」はJリーグチームでも取り入れられており、海外ではスペインでの技術提供も行われております。Dr.Strechで働いているトレーナーと同様の研修を受けることでできるようですね。実際に働いてるトレーナーの中には実際にJリーグのチームに帯同している方もいらっしゃるようです。

費用は受講料が必要となり、応募するコースによって料金が異なります。体験入学も無料で行われているようです。また運営している会社に入れば研修として資格取得もできます。

日本ストレッチトレーナー学会

日本ストレッチトレーナー学会は、正しいストレッチ、正しいストレッチ専門店の在り方を指導、育成、規制して行くことで「ストレッチトレーナー」や「ストレッチ専門店」が正しく営業活動を行うように環境を整えることを目的に設立されています。また「ストレッチトレーナーの公的資格化」や「姿勢教育の義務教育化」を目指しています。

日本ストレッチトレーナー学会認定試験は、ストレッチトレーナーとして必要であると判断した知識が備わっているかを判断するための試験です。試験に合格すると日本ストレッチ学会のHPに掲載されることができます。費用や試験内容については名述されておりません。ただストレッチ業界の第一人者である兼子忠司氏が代表理事を務めていることもあり、トレーナーを目指す方は合格しておきたい試験であるとも言えますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか？ストレッチを仕事に活用できる場面は多く存在します。ストレッチ専門店で勤務する、フリーランスという形態で働く、独立開業する、パーソナルトレーニングに付加価値を付ける、スポーツ教室やワークショップを行うなどアイデア次第で多くの可能性を秘めております。ストレッチブームがまだ浅いため、需要が高いながらトレーナー人口がまだ少ないのです。前述しましたが民間の資格でもあるので、単独の資格として即高収入とはなりませんが、付加価値として活かすことができる場面も多く、長く「誰かのために」学ぶことができます。また視点を変えると「身近で大切な人のケア」もすることができます。スポーツを頑張っている子どもの日々のメンテナンス、日々のお仕事を頑張っているパートナーの身体のケアなど仕事としてだけでなく、日常生活から活かせる場面は必ず出てきます。

ちなみに著者は全くの未経験からストレッチトレーナーとして活動しています。スポーツトレーナーという仕事にもともと興味があったのですが、どこからスポーツの業界に飛び込めば良いのかわからずにいました。そんな時に転職サイトや店舗を通して知ったのが「ストレッチ」というジャンルでした。調べてみると入社後1から学べるとのこと。不安はありましたが、転職を決めました。研修で本当に1から学ぶことができ、細かい身体の知識は全くありませんでしたが自分の身体の状態や動かし方を研究することで徐々に知識と理解を増やすことができました。ストレッチトレーナーでしっかりと経験値を蓄えて、ゆくゆくはスポーツを頑張っている人のサポートをしたいと思っています。

上述しましたが門戸は本当に広いと思います。自分のしたいことと照らし合わせて、ストレッチを取り入れて見てはいかがでしょうか。また未経験でも興味のある人は思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか。ストレッチを入り口に自分のしたいことへとつなげていくことも十分に可能だといえます。

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