クロスチャネル

クロスチャネルとは、【顧客との接点に複数のチャネルがあり、顧客管理（CRM）システムや在庫管理システムを連携させている状態】を表す。各チャネルの情報を連携させることで、総合的なアプローチを行う。マルチチャネルの状態から、管理システムの情報が一元化され、リアルタイムで更新されるため、例えば実店舗の在庫がなくオンラインショップの在庫がある場合に顧客に案内することが可能で、販売活動をより最適化することで、販売機会の損失を防ぐことができる。しかし、システムの情報が統合されている一方で各チャネルは独立しているため、店舗で支払いをしてオンラインショップから自宅に配送する、などは実施することができない。チャネルによって顧客体験が異なる場合があり、マルチチャネルと同様に、別チャネルで体験したものを同一のブランドとして認識されづらく、異なるブランドとして受け取られる場合がある。関連する用語に、「オムニチャネル」や「マルチチャネル」、「O2O」がある。