ダイレクト・マーケティングとは、【企業が顧客一人ひとりと直接的なコミュニケーションをとりながら注文や問い合わせ、購入を働きかけるマーケティング手法】を指す。多くの場合でデータ化された顧客情報を活用して顧客とコミュニケーションをとり、その内容もデータ化し蓄積することによって、相手の反応を測定しながら、一人ひとりに合ったアプローチを実施する。商品の販売時だけではなく、販売後もダイレクトメールなどでコミュニケーションを続けることで、顧客との信頼関係を構築し、ブランドロイヤルティの醸成を図る。ターゲットの属性に合わせたアプローチを実施することから、ターゲットを絞り込まないマス・マーケティングと比較して費用対効果が高いのが特徴である。広告やアプローチに対する反応を数値化することもできるため、効果を測定しやすく、改善の手立てを立てやすいこともダイレクト・マーケテイング実施のメリットと言える。デメリットには、自社Webサイトの運用や顧客データベースの構築などが必要となるため、投資費用の回収に時間がかかることなどが挙げられる。
