趣味の一環でクライミングをしているという人も多いのではないでしょうか。
最近はボルダリングなど室内でできるクライミングもブームになっているので、よりスポーツとしての認知度も高まりつつあります。
ブームになっているからこそ、最近はクライミングの資格を持つインストラクターのニーズも年々高まっているのが現状です。
クライミングのインストラクターはどんな資格を持っていて、どのような内容の指導をしてくれるのでしょうか。
そこで今回はクライミングインストラクターになるための資格3選を解説していきたいと思います。クライミングについての基礎知識や資格を取るまでの流れ、受験資格なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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▶︎ まずは資料ダウンロード!そもそもクライミングって何?
本来クライミングとは英語で「登る、這い上がる、よじ登る」という意味ですが、スポーツにおけるクライミングにはさまざまな意味があります。
一般的に意味する「クライミング」とは、自然の山などにある岩や人口的に造られたホールドを掴んで登っていく「ロッククライミング」を指します。そして、ロッククライミングと呼ばれるジャンルは以下の2種類に分けられます。
①エイドクライミング
エイドクライミングは、足場や手をかける場所が全くない岩壁をハンマー、ハーケン、カラビナ、埋め込みボルトを使うスタイルのクライミングです。
主に険しい山を登る技術として使われるスタイルなので、上級者向けの登り方と言えるでしょう。エイドクライミングは19世紀にヨーロッパでアルプス登山が開始されはじめた時期に、傾斜の急な山を登る技術として発明されました。
道具を使用すれば個人のスキルに関係なくどんな岩場でも登れることに対して疑念の声が上がり、安全確保のための道具を除き自分たちの手で登る方法を編み出したい人たちによって生み出された手法です。
②フリークライミング
エイドクライミングとは異なって、道具を一切使用せずに自分の手と足だけで登るクライミングのスタイルです。
さらに、フリークライミングはロープを使って安全を確保する「ルートクライミング」とロープをつけずに登る「ボルダリング」に分けられます。
ボルダリングというと室内にあるたくさんホールドがついた人工の壁を登る遊びというイメージがありますが、室内でも自然の岩場でも、「ロープを使わないクライミング」であればボルダリングに分類されます。
ロープを使用して安全確保が必要とされる大きな岩壁をロープなしでクライミングするスタイルを「フリーソロ」と呼ぶこともあります。
そして、ルートクライミングは「トップロープクライミング」と「リードクライミング」に分けられます。ロープがあらかじめ到着地点からかかっているのがトップロープクライミングです。
リードクライミングは基本的にクライマー(登る人)とビレイヤー(地面でロープを確保する人)の2人組で行われます。クライマーが登りながらあらかじめセットしてあるクイックドロー(ヌンチャク)にロープをかけていくスタイルです。
クライミングインストラクターとは
ここでは、クライミングインストラクターの概要や仕事内容、給料について紹介します。
概要
クライミンインストラクターの中には、クライミング用のジムオーナーやクライミングスクール講師、ルートセッターなど幅広く活躍している人が多いです。
クライミングほかのスポーツと比べると命に関わる大きな事故が起こる可能性が高いです。そのため、クライミングインストラクターには安全に楽しむために確かな指導力やリスクマネジメントできる能力が求められます。
クライミングスキルの高さも必要があるのはもちろんのこと、応急処置といった専門的な知識があるクライミングインストラクターがいれば、クライマー初心者でも安心してクライミングができる環境となるでしょう。
資格を持ったインストラクターがいるからこそ、クライミングはより身近なスポーツに発展していったのかもしれません。
仕事内容
クライミングインストラクターは、ジムの壁や自然の岩壁でお客様にクライミングを教えたり、お客様の補助や安全管理をしたりするのが主な業務内容です。またジムによっては受付業務、各種案内、ジム内のショップ販売といったスタッフ業務も行う場合があります。
さらに、人工壁に新しいホールドを設置して、課題を作るルートセットも業務のひとつです。
給与
クライミングのインストラクターの給料ですが、正社員1年目だと月給15万~20万円が相場です。経験や実績によって昇給していきますが、どれくらい昇給するかは会社によってかなり差があるようです。
会社によっては社内オリジナルの資格を設けているところもあり、資格のグレードに応じて給与を設定するケースもあります。公的な資格を取得すれば、資格手当として給与に反映されたり評価アップにつながる可能性もあるでしょう。
クライミングのインストラクターにおすすめの資格3選
クライミングは一歩間違えると命にかかわる大きな怪我をするリスクもあります。そんな時に、資格を持ったインストラクターにクライミングの指導をしてもらえればお客様からも絶大な信頼と人気を得られるでしょう。
ここからは、クライミングのインストラクターとして活躍するのにおすすめの資格3選を紹介していきます。クライミングの資格を取りたい人はぜひ参考にしてみてください。
①インドア・クライミング・インストラクター
インドア・クライミング・インストラクターは、国内のジムなどの人工壁でボルダリングやリードルートを、インストラクターとして有償で指導できる能力があることを認定された資格です。
インドア・クライミング・インストラクターはその名の通り「室内での指導のみ」可能な資格となっています。そのため、講習や試験の内容も範囲が狭く限定的でクライミング系の資格としては取得しやすく費用も安いのが特徴です。
受験資格
受験資格は満20歳以上、健康的かつ体力があって日本山岳ガイド協会によって定められたクライミング経験や技術があることを認められた者、なおかつクライミング経験年数が3年以上ある者です。
試験内容
書類審査を通過後、技術適性試験が2日間、筆記試験が1日、レスキュー技術講習と人工壁講習・検定試験と危急時対応技術講習が2日間です。
それぞれの試験で合格した者だけが次の講習や検定に進めるシステムになっています。
②スポーツ・クライミング・インストラクター
スポーツ・クライミング・インストラクターは、国内で一般ガイドブックに記載されている「クライミングエリア」と呼ばれる岩場、またはクライミングジムなどの人工壁でボルダリングを有償で指導できる能力があることを認められた資格です。
この資格は室内の人工壁のみではなく、アウトドアの岩場でも指導を行えるという特徴があります。インドア・クライミング・インストラクターに比べると試験範囲も広くなり資格取得が困難です。費用も高額にはなりますが、インドア・クライミング・インストラクターと比べると就職の際有利になるでしょう。
受験資格
受験資格は基本的にインドア・クライミング・インストラクターと同じです。スポーツ・クライミング・インストラクターは実際の岩場でのクライミングスキルがあることも条件に加えられます。
試験内容
試験の流れも、インドア・クライミング・インストラクターとほとんど同じです。そこに加えて新たにクライミング技術と安全管理の講習、セルフレスキュー技術の講習を受ける必要があります。
③フリー・クライミング・インストラクター
フリー・クライミング・インストラクターとは、国内で一般のガイドブックに「クライミングエリア」と記載されている岩場やクライミング用のジムなどの人工壁で、ボルダリングやシングルピッチ、マルチピッチのインストラクションを、コーチとして有償で指導できる資格のことです。
フリー・クライミング・インストラクターはクライミング系資格の中で最も広範囲な指導が可能な資格です。そのため、求められる知識やスキルも高く受験料も最も高くなっています。
しかし、現時点ではクライミングに関する資格としては最も高難易度のため実力の証明になると言えるでしょう。
受験資格
受験資格は満20歳の健康的で体力があり、日本山岳ガイド協会指定のクライミング経験と技術水準を満たしたクライミング経験年数が5年以上ある者です。
ほかの2種類の資格と比較して最も高い技術が求められるため、資格取得もかなりハードルが高いです。
試験内容
試験の流れは先ほどの2資格と同様です。これらに加えてマルチピッチクライミングとワークレスキュー講習と検定を受けなくてはいけません。
クライミングの資格取得までの流れ
3種類の資格について紹介しましたが、クライミング系の資格取得までの流れはどれも共通です。それでは、資格取得までにどのような流れをたどるのかを確認してみましょう。
①書類審査
書類審査料: 5,000 円
書類審査申請時に以下の書類を提出(資格の追加取得や資格移行の場合も同様)
- 書類審査申請書(顔写真2枚つき)
- 住民票
- クライミング歴を証明する書類(インストラクター歴がある場合は合わせて記載)
- 健康診断書(書類審査日前より1年以内に発行された診断書)
- 山岳遭難保険もしくは傷害保険加入証書の写し
②実技適性試験(2日)
実技適性試験料 : 40,000 円
トップロープクライミング、ボルダリング、リードクライミング、ビレイ、ロープワークとの実技。また安全管理に関する認識、用具の知識、ルールとマナーの確認。実技試験の合格者は筆記試験の受験資格を得られる。
③筆記試験(1日)
筆記試験料:15,000 円
筆記試験と小論文(テスト2科目と小論文)を実施。実技適性試験の合格者で記試験料を納入している者のみ受験票を送付。
筆記試験
- 基礎的知識と業務関連…マネジメント、コミュニケーションスキル、インストラクター概念、フリークライミング概論と倫理
- 専門知識と安全管理…クライミングスキル、クライミングギア、安全管理とマナー、トレーニング理論、故障とケア
小論文
クライミングインストラクターとしての責務や役割、インストラクターに必要な資質についての論文筆記試験の合格者はレスキュー技術義務の講習を受講可能。
④レスキュー技術義務講習(2日)
講習費用:40,000 円
初動対応、搬送、引き上げ降ろしの講習を行う。レスキュー技術義務講習を終えると人工壁講習・検定を受験可能。
⑤人工壁講習および検定試験(2日)
講習・試験費用:40,000 円(2日)
ボルダリング、トップロープ、リードクライミングの指導、、レスキュー技術、ルートセット、人工壁での安全管理など
⑥クライミング技術と安全管理 : 講習および検定試験(3日)
講習・試験費用:50,000 円
- 諸注意(お客様の安全管理、天候の自然環境の確認、岩場までのアプローチや現況)・ルールトマナー
- 事前説明、クライミング技術、支点の構築技術、確保技術(リードとトップロープ)、懸垂下降と仮固定、用具の説明、インストラクターとしての指導方法、安全管理
⑦セルフレスキュー技術: 講習・検定試験(3日)
講習・試験費用:50,000 円
事故発生時の対応、搬送や引き上げ下ろし技術、自己脱出技術など
⑧危急時対応技術講習会(2日)
講習費用:25,000 円
インストラクターの安全管理意識を確認する上で重要な講習会となっている。本科目を受験しない場合は認定通知書が発行されないため、前もって講習会受講日程をよく確認しておくこと。
※他資格を所持しており、既に危急時対応技術講習会かファーストエイド講習会を受講している場合は免除可能。
クライミング・インストラクターの将来性
「クライミング」の認知度は年々高くなり、検索数も上昇傾向にあります。特に近年ボルダリングができるジムは日本各地に急増し、人気を集めています。
今後もクライマーの人口は右肩上がりで増えていくことが予想されます。それに伴い、クライミングインストラクターのニーズも年々高まりを見せるでしょう。
クライミング資格に関するよくある質問
最後に、クライミングの資格取得に関するよくある質問をまとめたので、資格を取ろうか考えている人は参考にしてみてください。
資格がないとクライミング指導できないの?
クライミング資格は国家資格ではありません。そのため、資格がなくとも指導自体は可能です。近年増えているボルダリングジムなどでは、クライミングそのものが未経験であっても求人が出ることがあります。しかし、安全な指導をする上では基礎的な知識は最低限学んでおいた方が良いでしょう。
クライミング系の資格を取得すると、どんなところに就職できる?
クライミング、ボルダリングを専門としたジムなどが主な就職先です。中にはプロのクライマーとして世界的な大会で実績を残し、フリーランスとしてルートセッティングやパーソナル指導をしている人もいます。
クライミング系資格を取るためにはどのような勉強が必要?
クライミング系資格の筆記試験の出題範囲は、クライミングの基礎知識、インストラクター業務関連知識、専門知識、安全管理の4つがメインです。
基礎知識は気象に関する用語や意味、業務関連知識はインストラクターの責務や理念、リスクマネジメント、コミュニケーションスキルなどが問われます。専門知識だとクライミング技術とクライミングギアの知識、安全管理、ファーストエイド、スポーツ科学など幅広い分野から出題されます。
出題範囲の内容は日本山岳ガイド協会が出版している『フリークライミング・インストラクター指導教本』に記載されているので、このテキストを中心に勉強しましょう。
まとめ
クライミングを指導する仕事に就きたいと思ったら、まずはクライミングに関する資格を取得するのがおすすめです。クライミングは危険が伴うスポーツなので、安全かつ的確な指導ができるインストラクターの存在は必須です。
正しい知識と高いクライミングスキルを持ち合わせたインストラクターになるには、今回紹介した資格を持っておくと就職にも有利になります。近年クライミングは日本国内でも人気を集めているため、今後よりクライミングインストラクターの需要は高まってくるでしょう。
人気のインストラクターを目指すために、まずは資格取得を最初のステップにしてみてください。
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