今、柔道整復師という職業が医療現場のみならず幅広い職場で活躍を見せています。「接骨師」「ほねつぎ」という名前でも知られるこの柔道整復師は、手術をせずに骨折や脱臼、ねん挫といった症状の治療を行い、薬を使わない患者自身の自然治癒力を活かした回復法を実践するスキルがあります。
柔道整復師を目指して就職や転職活動をしている人も多いですが、一体どうしたら柔道整復師になることができるのでしょうか。また、柔道整復師になるための国家資格を取得するのにかかる費用も気になるところです。
そこで今回は、柔道整復師になる方法や資格取得までの費用について紹介していきます。柔道整復師が活躍できる職場についても説明するので、自分の適性やキャリアプランに合った職場を探してみてください。
・本当にアクセスあるジム検索サイトへ掲載したい
・コスパ良く掲載できるジム検索サイトを探している
・パーソナルトレーニングの集客ができてない…
そんな方向けに、業界最大級のアクセス数を誇るジム検索サイト「FitMap」は特におすすめ!サイトへの掲載にかかるスピードは最短即日1時間と早く、価格も大手サイトと比較し安くてコスパも◎。お気軽にご相談ください。
▶︎ まずは資料ダウンロード!柔道整復師とは
柔道整復師という言葉に聞き覚えがなくとも「接骨院や整骨院の先生」なら知っている人も多いのではないでしょうか。また、「接骨師」「ほねつぎ」と呼ばれることもありますが、それらの職業の正式名称が柔道整復師です。
柔道整復師は主にねん挫や打撲、骨折、脱臼といったケガを、出血をともなう手術をすることなく包帯固定やテーピングで治療を行う専門家たちです。その専門性から、整骨院や接骨院のほかにもスポーツの現場、介護施設などでも活動しています。
年収
整骨院勤務となった場合、初任給の平均は約20万~26万円です。事業規模の大きな医院では健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険などの福利厚生も完備しているところが多いです。一方、個人経営で従業員5人以下の場合はこういった福利厚生がないこともあるので、確認しておく必要があります。
平均年収は300万~600万円ですが、治療する患者の数が多いほど収入が増える歩合制を導入している医院ではこれよりも多い年収が期待できます。アルバイトやパート働く人も多く、時給は約900~1200円のところが多いです。
将来性
未だかつてない高齢社会を迎えた日本ですが、現在はケガや病気のない健康な身体で人生を送れる「健康寿命」を維持するための活動が活発に行われています。
高齢者は転倒などの事故がきっかけで寝たきりになって動けなくなることもあるので、年齢を重ねてもしっかり自分で歩き続けられるようにすることが大切です。
筋肉や関節にかかわるケガを専門的に扱える柔道整復師は、そんな高齢社会における医療の最前線で今後ますます活躍を見せるものと思われます。
柔道整復師の仕事内容
柔道整復師の具体的な仕事内容についてご紹介します。ここでの内容を把握して、仕事をするときのイメージをつかんでおきましょう。
評価
患者から症状や具合について聞く「問診」から始まり、患部を観察する「視診」、患部に直接触れてケガの状態や程度を確認する「触診」をして患者のケガに対して評価を下します。
整復法
骨折したり関節が外れた部位を元の状態に戻す治療法です。問診や視診、触診で患部の状態を確認後、けん引や圧迫などによって元の状態に戻します。中でも脱臼の整復は経験がないと難しい治療となっています。
固定法
骨折や脱臼をした部位に包帯や三角巾、副木を使用して患部を固定する治療法です。患部を動かないように固定することで、無理な動きが加わらずに治療効果を高めてより早く完治させることができます。
手技療法、物理療法
損傷した組織を回復させる後療法のひとつです。自らの手でさまざまな方法で患部に刺激を与える方法を「手技療法」、熱や電気、光といったエネルギーを発する機材で患部に刺激を与える方法を「物理療法」といいます。
これらの治療法によって、患者のもつ自然治癒力を最大限まで高めることができます。
運動療法
こちらも後療法のひとつで、リハビリを目的として行われる治療法です。患部を動かすことで治療中に低下した身体機能を回復させる方法です。骨折後にギプスで長い間固定して関節が固まってしまい、動かしづらくなってしまっている場合などにこの治療法を行います。
柔道整復師がおすすめな理由
ここ数年で柔道整復師のニーズが急増しています。なぜ柔道整復師が人気を集めているのか、その理由について見ていきましょう。
長く働ける
柔道整復師は有資格者以外が治療業務に携わることが禁じられています。受動整復師の施術を受けたい場合は有資格者から施術してもらうことが不可欠なので、代替のきかない仕事として定年まで長く安心して働けるのが特徴です。雇用先によっては定年制を設けていない医院もあるほどです。
開業が可能
数ある医業従事者資格の中で、日本国内で独立開業が許されている資格は限られています。開業は医師のほかに鍼、灸師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師だけに認められた特権です。
専門の技術を学べる
骨折、脱臼、打撲やねん挫の症状に対して出血をともなわない柔道整復師独自の施術を身につけられます。身につけた技術はさまざまな場所で活かすことができるので、柔道整復師としての進路が数多くあるのが特徴です。
柔道整復師になる方法
柔道整復師になる方法は大きく3つのステップに分けるができます。ここからは、その詳しい経緯について見ていきます。
①国家試験の受験資格を得る
柔道整復師の国家試験を受けるためには、まず定められた受験資格を得なければなりません。
その受験資格を得るためには、高校卒業後に柔道整復師養成課程、または柔道整復師学科のある専門学校や4年制大学または3年制短期大学に通います。専門学校や大学で基礎科目と実技を修得し、卒業試験に合格することでようやく国家試験の受験資格を得ることができます。一般大学の卒業者や社会人の場合でも条件は同様です。
なお、中卒者の場合は、高卒と同様の学歴が必要なので、高校に通い卒業するか、あるいは高等学校卒業程度認定試験に合格しなくてはならないことを覚えておきましょう。
②国家試験に合格する
専門学校や大学で基礎科目と実技を修得すれば、毎年3月に実施される国家試験の受験資格を得られます。
柔道整復師国家試験の試験科目は、以下の通りです。
- 解剖学
- 生理学
- 病理学概論
- 運動学
- 一般臨床医学
- 外科学概論
- 関係法規
- 衛生学・公衆衛生学
- 整形外科学
- リハビリテーション医学
- 柔道整復理論
上記の科目から120問ほどの問題が出題され、解答時間は2時間30分です。こちらはマークシート形式での解答となります。
③就職活動をする
国家試験に合格後、いよいよ就職活動に入ります。柔道整復師は整骨院や接骨院だけなくさまざまな職場で活躍できるので、自分の適性やキャリアプランにあった職場を探していきましょう。
柔道整復師に必要な学費と学校の選び方
柔道整復師を目指すための学費は決して安いわけではありません。しかし、柔道整復師という職業の求人は年々増えてきています。今後の需要について考えると、将来性が非常に高い職業でしょう。それでは、柔道整復師になるために必要な学費について詳しい金額を見ていきましょう。
平均的な学費
柔道整復師になるために必要な費用は主に学費と国家試験の受験料です。以下はその内訳例です。
入学金 | 300,000円 |
授業料(3年間の場合) | 3,500,000円 |
設備教材費、実習費 | 250,000円 |
国家試験受験手数料 | 16,500円 |
合計 | 4,066,500円 |
柔道整復師になるには3~4年間学校に通う必要がありますが、その平均的な費用は3年間でおよそ300~500万円です。言われています。1年間で100万円の学費が必要になる計算です。
専門学校の場合、知識を学ぶ講義よりも技術を身につけるための実習授業が多くなるので、その分の施設費や機材費、人件費などで学費が高額になってしまいます。逆に18時以降に授業が始まる夜間部の場合は、学費が少なくて済む学校も多いです。
一方で大学は4年制の場合は500万円以上、3年制の短大は400万円以上の学校多いと言われています。学校によっては学費減免制度が設けられていたり、学費の全納、分納を選択できたりします。
柔道整復師になるための学校の選び方
夜間部がある学校を選ぶ
夜間部(夜間コース)がある学校であれば、昼間は働かなくてはいけない社会人でも柔道整復師を目指すための勉強ができます。
学費支援がある学校を選ぶ
柔道整復師養成施設の多くは、入学希望者の経済的負担を軽減するために教育ローンや学費分納制度を設けています。この制度を活用すれば、経済的に余裕がない人でも安心して通うことができるでしょう。
就職支援がある学校を選ぶ
卒業後も就職相談などのサポートをしてくれる学校を選ぶのもおすすめです。支援がある学校はジョブチェンジの際もスムーズに転職することができるでしょう。また、ほとんどの学校で実際の学校の雰囲気を見られるように学校説明会やオープンキャンパスが開催されます。いくつかオープンキャンパスに参加して養成校を比較検討してみるのも学校選びには大切です。
柔道整復師が活躍できる職場
柔道整復師には医療現場だけでなくさまざまな職場で活躍できます。どういった職場で働けるのか、具体的な就職先についてご紹介します。
接骨院や整骨院
柔道整復師が勤務する最もメジャーな就職先です。接骨院や整骨院では主に打撲、ねん挫などの外傷や痛みに対して手術や注射、投薬などの手法には頼らず人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出す治療法を施します。
近年は健康な身体づくりや、慢性的な肩こりに腰痛、そしてダイエットを目的とした施術を自由診療で取り入れる接骨院も増えています。そのニーズに伴い、もみほぐしや骨格矯正といった技術の研修にも注力している医院が多いようです。
介護施設やデイサービス
高齢社会に伴い需要が高まっているのが介護施設やデイサービスといった職場です。主に筋力が低下した高齢者を対象に筋力の向上を目的とした運動の指導を行います。
デイサービス利用者へのリハビリテーションの提供も行うため、利用者との円滑なコミュニケーションが必要な場面も数多くあります。介護業界で経験を積みたい方におすすめの就業先です。
病院や整形外科
病院や整形外科では、骨格系と運動器系疾患の診療を行います。リハビリテーションの他に整復治療やギプスの装着、テーピングが主な業務内容です。
また、背骨や脊髄に施術を行なう「脊髄外科」や「手足の外科」「肩関節外科」に関する専門知識が必要です。骨粗鬆症や関節リウマチ、痛風の施術を取り扱うこともあります。
スポーツトレーナーとして活躍する
プロのスポーツチームの専属トレーナーとして活動する機会もあります。柔道整復術の技術はスポーツでのケガや故障への対応に活用されている場面も多いです。
そのため、専属トレーナーとして所属することでアスリートのケガの手当てに迅速に対応できたり回復後のケアまでサポートすることができます。
企業の福利厚生
一般企業の従業員に対する福利厚生の一環として、企業やオフィスビルへ訪問してそこに勤務する従業員へ施術を行う仕事です。従業員の休憩時間に日々の疲れを癒すリラクゼーションを目的とした施術を行うことが多いです。
従業員の生産性向上を目指すべく、ここ数年でリラクゼーションのための施術のニーズは急増しています。企業への訪問という形で柔道整復師を派遣する会社も、今後増えていくでしょう。
柔道整復師に求められる適性
柔道整復師が仕事をする上で求められる人物像や適正についてご紹介します。職業とのマッチングミスを避けるためにも、ここで重要な適性をしっかり確認しておきましょう。
健康な心身
柔道整復師は手技や身体の力を駆使して患者を治すので、患者の手本となるように施術者自身が心身ともに健康であることが必要です。
体調不良などで施術者が不健康そうに見えると、患者にも不安を感じさせてしまいます。そのため、柔道整復師は体調管理や心身のセルフケアにもきちんと気を遣わなくてはいけません。
コミュニケーション能力
問診などで患者の話に耳を傾けることは、ケガの原因や症状の程度を知るためにとても重要です。患者の中には症状をうまく説明できなかったり、話すこと自体が不安な人もいます。そのため、相手の話を真摯に聞き取ったり、気持ちに寄り添って話そうとする気持ちが大切です。
また、症状や施術方法について正確に伝える「インフォームドコンセント」を実行するためにもコミュニケーションスキルは必要になってきます。
まとめ
柔道整復師になるためには、まず道整復師養成課程のある専門学校や大学への進学が必須です。そこで3~4年の教育を受けてから、国家試験を受験することとなります。国家試験は年に1度しか実施されず問題数も多めではありますが、しっかりと対策をすれば合格できる難易度です。
国家試験受験料や学費はすべて含めて300~500万円ですが、学校によっては学費支援制度が設けられているので、経済的な負担が少なく通うこともできます。現在柔道整復師は医療現場だけでなく幅広い業種で活躍できるので、ご自身の目標に向けて理想のお仕事を目指しましょう。
ジム運営者必見!おすすめ提携サービス一覧
株式会社FiiTは、業界最大級のジム検索サイト「FitMap」による集客支援はもちろん、WEBマーケティングのコンサルティングからパーソナルジム開業・マシン販売など多岐にわたりご支援しております。
弊社が提携しているパートナー企業様を一覧にしました。ご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせいただいた後、資料の送付及び担当よりご連絡させていただきます。
WEB集客数が大幅UP
・本当にアクセスあるジム検索サイトへ掲載したい
・コスパ良く掲載できるジム検索サイトを探している
・パーソナルトレーニングの集客ができてない…
そんな方向けに、業界最大級のアクセス数を誇るジム検索サイト「FitMap」は特におすすめ!サイトへの掲載にかかるスピードは最短即日1時間と早く、価格も大手サイトと比較し安くてコスパも◎。お気軽にご相談ください。
資料ダウンロードはこちら【初期費用無料】
ジム経営の総合相談窓口
お客様の現状やなりたい姿を徹底的にヒアリングをした上でお客様に寄り添って最適な提案をさせていただきます。開業、集客、採用、マシン導入、システム構築、HP制作、広告運用、店舗展開、物件探し、内装工事、サービス設計などジム経営に関する全ての業務がサポート範囲です。お気軽にご相談ください。
相談は無料です。必ず有意義な時間にします。
ご相談申込みはこちら【初回無料】
InBody
「InBody」はパーソナルジムでの導入率が非常に高く、細かい数値まで見れるためとても人気な体組成計。フィットネス業界ではInBodyの数値が標準として計測されるケースもあるほどジムやパーソナルジムで重要な機材です。
当サイトを運営する株式会社FiiTはInBody公式代理店のため、通常価格よりお安く卸すことが可能です。見るだけなら無料ですので、詳しくは下記のカタログ資料請求(無料)にてご確認ください。
詳細の資料請求・料金確認はこちら
STORES予約
STORES予約は、顧客管理はもちろん、Googleカレンダーと相互連携して予約管理を実施・効率化できるパーソナルジム顧客管理システムです。
予約以外にも、決済の難しい月謝を簡単に設定できる決済機能や、来店率・申込率向上が期待できるカレンダー予約や予約リマインドなどのマーケティング機能なども搭載。
他のシステムと比較しても月額料金が安く使いやすい上、最初は無料お試しで始めることができるため、パーソナルジムに非常に人気の高い顧客管理システムです。
料金や詳細の機能は資料に記載しています。見るだけなら無料で損することはないため、下記よりお気軽に資料ダウンロードしてみてください。無料で始めるためのリンクもご案内しております。
詳細の資料請求・料金確認はこちら
パーソナルジム業務効率化システム「トレマワン」
WEB管理システムとトレーナー用/ユーザー用の2つのアプリを用いて、パーソナルジム運営に関わる多くの複雑な業務をデジタル化するだけでなく、トレーナーの顧客対応を専用アプリのみでも実施できるようにします。
また、アプリを用いた食事アドバイスのみの有料サービス化なども可能としており、ジムの売上向上にも繋がります。
詳細の資料請求・料金確認はこちら
パーソナルトレーナー特化の求人サイト「FITNESS SALON」
他社求人サイト掲載に加え、約8000人ほどのトレーナーにアプローチを可能としています。
また初回掲載企業様限定でトライアルプランを適応させて頂いております。
詳細の資料請求・料金確認はこちら
パーソナルジム特化の不動産・物件探し「パーソナルジム不動産」
ご希望のエリアや予算内の物件探しはもちろん、集客を加味した立地調査など合わせて提供いたします。
物件探し依頼はこちら!
ジム・パーソナルジム特化の内装「ジム内装」
「ジム内装」サービスは、フィットネス業界、特にパーソナルジム業界を中心に展開。ただのおしゃれなジムを作るだけではなく、集客に影響できる設計も含め提案しているのが特徴的です。
また株式会社FiiTでは月間30万人が利用する業界最大級のジムポータルサイトFitMapを運営しており、約500店舗以上のジム事業者と関わりもあるため、パーソナルジム業界でウケるデザインや集客に繋がる内装、やってはいけないポイントなども熟知しております。
【施工イメージ】
内装のご相談はこちら!