ここ最近はフィットネスブームが加速しており、24時間ジムやパーソナルジムに通う女性も急増しています。
現在では女性専用ジムも多くなってきている背景から、女性のジムトレーナーも非常に人気を集めている現状です。
女性がジムトレーナーになるのは難しいと思われがちですが、実は女性こそトレーナー職が適していると言われています。
本記事ではどのようにしたら女性ジムトレーナーになれるのか、また女性がジムトレーナーとして働くメリットはどのようなものがあるのかについて紹介したいと思います。
ジムトレーナーとして働きたい女性必見の内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
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最近の日本フィットネス業界において、女性のジムトレーナーの存在が目立ってきています。
それでは、日本での女性トレーナーの数が増加傾向にあるのか、その理由について見てみましょう。
日本国内のジムトレーナーの多くは女性
近年は、全国のジムやフィットネスで働く7～8割のトレーナーは女性というのが現状です。高校～大学までスポーツ選手やアスリートとして活躍していた女性が専門学校などに進学し、そこからジムやフィットネスへトレーナーとして就職するケースが増えています。
専門種目ごとにも女性トレーナーがいて、エアロビクスやスイミング、ヨガといったジャンルでも活躍していることが多いです。様々な種目のレッスンが増えていることも、女性トレーナーが増えている要因のひとつかもしれません。
指名率が高い
最近はハードなトレーニングをする女性が急増しており、一緒にいてモチベーションが上がるような人とのトレーニングが求められるようになりました。
お客様のなかには男性のトレーナーよりも同性のトレーナーの方がモチベーションが上がる人や、男性に自分の身体を触られることに抵抗がある人やトレーニング風景を男性に見られたくない人などさまざまです。そういった要望のある人にとって女性トレーナーは非常に貴重な存在です。
男性の場合、女性トレーナーにトレーニングしてもらうと緊張感があってより集中できるという人もいます。これらが女性トレーナーの指名率が高い理由となっています。
美意識が高いためトレーナーに向いている
女性は美容と健康に関して男性よりも圧倒的に知識量が豊富で意識も高いです。
そのため、女性トレーナーは肌や髪の手入れもしっかりしていて体型もしっかりキープしています。
同性から見れば「理想の女性像」となっているため、目標にしたいあこがれの存在としても顧客のモチベーションとなるでしょう。
女性トレーナー専門のジムが増えている
最近は女性専用のトレーニングも急増しているので、その分女性トレーナーのニーズも高まっています。
女性の場合、筋肉を増やすためだけでなくのではなく、ボディメイクや産後ケアなどさまざまな目的でジムに通っている人がいます。
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こういった多様化したニーズに適したプログラムを指導するためにも、女性トレーナーの存在はますます必要となるでしょう。
女性こそジムトレーナーがおすすめな理由
今、女性こそジムトレーナーとして活躍するのがおすすめな理由について見ていきましょう。
人材不足
近年テレビCMや広告でもフィットネスクラブやジムの宣伝を目にする機会が増えてきました。
フィットネス人口の増加や健康志向や美意識の高まりなどによって今後ますますジムやフィットネスクラブの数は増えていくでしょう。
そんな中で、現場ではまだまだトレーナーの数が圧倒的に足りていないという状況が続いています。さらに言うと女性トレーナーの数がまだまだ足りていないのが現状です。
特にパーソナルトレーニングを希望するお客様の7割は女性となっています。そばで一緒に支えてモチベーションを上げてもらえる存在として、女性トレーナーの存在は非常に大きいです。
ホスピタリティを活かせる
女性特有の細かいところまで行き届いた配慮、いわゆるホスピタリティを活かせるのもポイントとなります。
パーソナルトレーニングの際は体調に合ったトレーニングメニューをすぐに考案したり、生理の時のダイエットやトレーニングについてアドバイスができたり、さらにプライベートなことまで親身になって話を聞いてくれるといった親切でお客様第一の行動を得意とする女性トレーナーは非常に多いです。
この「人の話を聞く」「親身になって相談を受ける」といったことは男性よりも女性の方が向いています。もともと女性は相手の表情を読み取って感情を察したり共感したりすることに長けているので、コミュニケーション能力にも優れている人材が多いです。
そのため、女性はジムトレーナーという職業とも非常に相性が良いとされています。
ジムでのトレーニングは効果が出やすい反面ハードなので継続が非常に困難です。そのため、身体だけでなく心のケアもできるようなホスピタリティがあるのはトレーナーとして大きな強みとなるでしょう。
女性がジムトレーナーになるメリット
女性がジムのトレーナーになるとどのようなメリットがあるのかについて見ていきましょう。
男性よりも活躍できる可能性がある
第一に、男性よりも女性の方がこの業界で活躍できるケースが多いことが挙げられます。先述の通り、現状は男性よりも女性の方がトレーナーとして活躍しているため、女性の方がトレーナーとしてもニーズが高い傾向にあります。
また、女性専用のジムも増えてきている背景から女性の顧客を指導するための女性トレーナーの存在も年々増加傾向にあります。そのため、このフィットネス業界においては男性よりも女性の方が就職口を見つけやすいというメリットもあるでしょう。
健康や美に対する意識が高くなる
他の人にトレーニング指導する立場だと自分がお手本になる必要があるため、健康や美容に対する意識が高くなるというメリットがあります。
女性らしい身体づくりを行うための勉強や最近のフィットネス業界でのトレンドなども取り入れていくと良いでしょう。
顧客のモチベーションとなるためにも、自分自身のスタイルをキープするための意識も高くしていかなくてはいけません。
女性特有の悩みに寄り添うことができる
女性のジムトレーナーは、女性特有の悩みに寄り添えるという大きな特徴があります。
- 生理による体調不良や体重・精神の変化
- 脚や二の腕などの部分痩せがしたいという要望
これらの女性によくあるニーズや身体の変化などに対しては男性よりも対応しやすいでしょう。
女性のジムトレーナーの場合こういった悩みを自分自身で経験しているケースが多く、解決法やどのように対処すべきかなどもきちんと心得ています。
女性特有の悩みにアプローチしやすい点は、女性ジムトレーナーにとっての大きな強みのひとつとなるでしょう。
ボディタッチへの抵抗が少ない
女性トレーナーによるボディタッチは比較的抵抗が少ないため、トレーニング効果をより高められるというメリットもあります。
トレーニングによて使われている筋肉を意識するために適度にボディタッチを使うことは有効です。しかし、男性トレーナーによるボディタッチに抵抗がある女性のお客様が多いという現状もたしかにあります。
その点、女性のジムトレーナーであれば男性トレーナーと比べてボディタッチへの抵抗が少なく、ストレスも感じにくいです。
その分トレーニングにも集中できてパフォーマンスを上げることができるでしょう。
女性専用ジムで働ける
最近増えてきた「女性専用ジム」という形態のフィットネスジムで働けるのも大きなメリットでしょう。
ここ数年で「女性スタッフしかいない方が安心して通える」というニーズは急激に増えてきています。そのため、女性の方がこのフィットネス業界においては就職の際にも選択肢が広がります。
職場もキレイで華やかな内装であることが多いので、職場に通うモチベーションも普通のジムよりずっと高くなるでしょう。
女性ジムトレーナーになるデメリット
女性ジムトレーナーになるからといって、大きなデメリットは特にありません。しかし、強いて1点挙げるとすれば以下のデメリットには注意が必要でしょう。
高負荷のトレーニングを指導する必要がある
場合によっては、高負荷のトレーニングを指導しなくてはいけないことがあります。
男性がトレーニングする際にはかなり高重量で追い込んでいる人もいますが、女性ジムトレーナーの場合そういったお客様のサポートをするのが非常に難しくなるでしょう。
同性の指導であればそこまで高重量を扱うことはないかもしれませんが、もし高負荷のトレーニングをサポートする場合はしっかり自分がコントロールできる重量を把握しておく必要があるでしょう。
女性がジムトレーナーになる方法
男女にかかわらず、ジムトレーナーになるために絶対に取っておかなくてはいけない公的な資格はありません。
しかし、資格があれば採用の際に有利に働きクライアント獲得にもアピールポイントとなるため取得する人が非常に多いです。
資格がなくてもジムトレーナーとして仕事自体はできますが、トレーニングに関する知識やスキルは必要不可欠です。
一般的には体育大学やスポーツ科学などが学べる専門学校に入学し、運動生理学や機能解剖学、栄養学、スポーツ心理学、トレーニング科学といった分野を学んでから在学中に民間資格を取得するケースが多いようです。
卒業後は、フィットネスクラブやスポーツジム、スポーツチームなどに配属される場合が多いでしょう。
通常のトレーナー業務のほかに施設内の清掃や受付、デスクワークなどの業務をこなしていく必要がありますが、経験を積んでゆくゆくは自分のジムを立ち上げるといった人もいます。
ジムトレーナーの仕事内容
ジムトレーナーは、ダイエットや筋力増加、ボディメイク、コンディショニング、競技パフォーマンス向上というようにさまざまな分野を幅広く指導できるようにならなくてはいけません。
また、実際のトレーニング業務以外にも以下のような仕事を担当することもあります。
カウンセリング
カウンセリングでクライアントがどんな身体を目指しているのかなど具体的な目標を把握します。
トレーニングプログラム作成
カウンセリング内容をもとに、クライアントに合った効率的なトレーニングプログラムを作成します。
トレーニング指導
作成したプログラムに沿っトレーニング指導、フォームのチェックなどを行います。
食事のアドバイス
身体づくりにはバランスのとれた食事が欠かせません。そのため、ジムトレーナーがクライアントに食事内容のアドバイスを行うこともあります。
メンタルケア
トレーニング継続のためにメンタルのケアが必要になるケースもあります。そのため、クライアントと密にコミュニケーションをとって信頼関係を築き上げることも重要です。
その他
ジムトレーナーは、クライアントへの指導のほかに自分自身が鍛える必要があります。さらに最新のトレーニングや器具、栄養に関する知識を取り入れるための勉強会も随時実施しているジムもあるようです。
新規顧客獲得のための活動として、ホームページやブログ、SNSなどでジムのPRをするのも大事な仕事のひとつです。
女性必見！ジムトレーナーになるためのおすすめ資格
ジムトレーナーになるためにの必須資格はありませんが、これから紹介する資格を取得しておけば今後さらに活躍の幅を広げられるでしょう。
ここからは、ジムトレーナーを目指す人必見のおすすめ資格3選を紹介します。
資格①NESTA-PFT
NESTA-PFTは、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会（NESTA）が認定する資格です。
プロとして健康、体力、そして心身の状況をサポートできる知識やスキルがある者に与えられる資格で、合格率は50～60％と言われています。
こちらは実技試験がないため、テキストを使ってしっかり勉強しておけば合格も可能でしょう。
NESTA-PFTの受講にはまず以下3つの条件のうち1つ以上満たさなくてはいけません。
- トレーナーやインストラクターの実務経験が1年以上あること
- 1年以上フィットネス系企業での勤務経験があること
- 体育系または医療系の大学・専門学校を卒業していること
ここからさらに以下の4つの事項全てに当てはまれば認定試験を受験できます。
- NESTAJAPANからテキストを購入していること
- CPR/AEDを習得・保持していること
- 日本国籍あるいは日本での就労可能な在留資格があること
- 満18歳以上で高等学校卒業以上、または高等学校卒業程度認定資格試験合格者、あるいはNESTA認定カリキュラム修了者
資格②JATI-ATI
JATI-ATIとは、日本トレーニング指導者協会（JATI）が認定するトレーナー系資格です。
一般人からトップアスリートまであらゆる目的に応じて、科学的根拠にもとづいた運動プログラムの作成と指導ができる者だという証明が可能になります。
JATI-ATIはJATIが認定を行っている資格の中でも初級レベルにあたります。そのため、講習会に参加して実習を受ければ比較的容易に取得できる資格の分野です。合格率は例年50〜70%となっています。
JATI-ATIを受講するためには、以下の3つの事項に当てはまらなくてはいけません。
- JATIの会員である
- 養成講習会を受講し、その上で学習課題を提出済である
- トレーニング指導者認定試験に合格する
資格③NSCA-CPT
NSCA-CPTは米国が資格認定を行っている資格で、トレーニングの評価・動機づけ・教育・コンディショニング全般の指導が総合的に行える人材を認定する資格です。
指導対象者はアスリートに限らず、年齢や性別、経験を問わず幅広い人々に対してトレーニング指導ができる能力が身につきます。
合格率は約70％～80％で実技試験もないので、公式問題集やテキストで勉強すればさほど合格も難しくないでしょう。
このように基礎学習ができていれば資格取得は難しくありませんが、基礎知識がない人は専門的な学習をしっかりと行う必要があります。2～3日で習得できる内容ではないので、数ヶ月は時間に余裕をもってじっくり勉強するのがおすすめです。
まとめ
今回は女性がジムトレーナーになるメリットや魅力について紹介してきました。本記事でも紹介したように、最近では女性専用ジムが増え始めていることから女性ジムトレーナーのニーズも高まりを見せています。
女性は男性よりもホスピタリティの面で優れていますし、女性特有の悩みにも対応できるなどのメリットが多いです。
急激なジムの増加に対してまだまだ女性ジムトレーナーの数は少ないのが現状なので、今後さらに女性ジムトレーナーの求人数も増えていくでしょう。
フィットネス業界で働きたいという女性は、ぜひ一度ジムトレーナー職に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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