健康運動指導士の役割を職場別に徹底解説!

 

「健康運動指導士ってなに」?

「どんな役割があるの?」

「職場では何が求められるの?」

こんな悩みはありませんか?

健康運動指導士の資格を持っていても求められる役割は職場によって違います。

そこで本記事では健康運動指導士と共に10年以上仕事をしてきた私が、職場別に健康運動指導士の役割求められるものを詳しく解説します。これから健康運動指導士を目指される方はもちろん、既に活躍されている方にも役割を再確認してもらえる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

健康運動指導士とは

健康運動指導士は一生涯、国民が健康でいれる事を目的に設立され、さまざまな病気や疾患などへの対策として運動プログラムの作成や運動指導を行う運動の専門家です。2007年度(平成19年)からは公益財団法人「財団法人健康・体力づくり事業財団」が定める民間資格となっており、活動の幅を大きく広げています。同団体が認定している資格を取得することで「健康運動指導士」として活動することができます。

パーソナルトレーナーやインストラクターとは違い、生活習慣病に関する知識を学んでいるため、医学の観点からプログラム作成や運動指導を行うことができるのが強みです。

特にここ数年はコロナ禍になり、運動不足の深刻化が年齢問わず問題視されており、糖尿病や高血圧、肥満などをはじめとする生活習慣病へのリスクが非常に高まっています。その中で予防医学として適切な運動を教えることができる健康運動指導士の需要はこれから更に高まり、活躍の場が増えていくと考えられます。

健康運動指導士として登録されている人数は全国で18,283人おり、内訳は以下の通り。

  • アスレチッククラブ・フィットネスクラブ等 3,915人
  • 診療所・病院等 2,853人
  • 介護老人保健・福祉施設等 1,220人
  • 保健所等1,305人
  • 学校 1,178人
  • フリーで活動等 2,513人

(出典:健康・体力づくり事業財団|健康運動指導士とは

近年はフィットネスクラブだけでなく病院や介護施設での活動が増加傾向にあります。いかに健康運動指導士の役割が今後、必要とされていくかがわかります。

健康運動指導士の職場での役割は?

健康運動指導士の役割は保健医療の関係者たちと協力し合い、安全で効果的な運動プログラムを作成し、指導をすることです。

医療制度の改革に伴い、生活習慣病予防が健康な人生を築くことだけでなく、医療費の見直しや高騰する費用対策としても運動指導の重要性は高まっています。

そして2008年度からはじまった特定検診・特定保健指導では健康運動指導士は運動の指導者として大きな役割を成し遂げています。

なぜなら、持病や既往歴がある方にも運動を指導できる数少ない専門家だから。

健康運動指導士は、厚生労働省が掲げる政策「健康日本21」「健康フロンティア戦略」「医療制度改革」の中心となる課題の生活習慣病、そして介護予防を担っています。

健康運動指導士が活躍する職場4選

健康運動指導士の活動はとても幅広いです。今回は代表する4つの職場をご紹介します。

他にも健保組合や保健所、フリーランスで活動などさまざまな職場で活動していますが以下の4つで全体の約5割に携わっています。

  1. フィットネスクラブ
  2. 病院・医療施設
  3. 介護施設
  4. 学校

①フィットネスクラブ

ジムに来られてる方は比較的健康な人が多く、個人に合わせた運動プログラムの作成が主になります。高齢者や運動に慣れていない初心者の方は「どんな運動が自分に合っているのか?」が分からないため、はじめは体力をつけるプログラムなどを紹介します。

最近ではメディカルフィットネスなど医療分野と提携している施設もあり、より専門性が高いプログラムを提案でき、生活習慣病予防として改めて運動の重要性が必要とされています。

②病院・医療施設

病院で働く健康運動指導士の役割で大切なことは医療従事者との連携です。患者の身体面での改善を求められる為、高度な技術力が必要となる上に精神面でのサポートが必要な場合もあります。適度な運動はストレスを減らすことができるため、コミュニケーションをしっかりとって患者へのサポートが求められます。

③介護施設

介護施設での健康運動指導士の役割は、介護事業者と連携して運動プログラムを進めること。介護施設でメインとなるのはやはりリハビリテーションです。身体が思っているように動かない人や身体に不具合もを抱えている人も多いので、指導内容の見直し変更が必要となる場合がよくあります。柔軟、且つ的確な運動プログラムを求められます。

④学校

学校では、生徒1人ひとりの体力や能力に合わせて運動プログラムを作成していき、課題がある場合は一緒に実践します。運動機能向上は当然として、子供たちが相手の場合は、安全で快適、そして「楽しい」プログラム作成が求められます。運動をすると筋力や神経の発達が促されると同時に、骨や筋肉が鍛えることによって、体力が向上するので疲れにくくなります。子供時代から運動習慣を身につけることによって将来の肥満生活習慣病になるリスクが減らしましょう。子供時代から運動習慣のタネを蒔くことも健康運動指導士の役割の1つといえます。

 

職場では何が求められるの?

現場での健康運動指導士は下記の能力が求められます。

  1. 予防医学や運動指導においての高い知識
  2. コミュニケーション能力
  3. 身体を細部まで視る力

①予防医学や運動指導においてに高い知識

健康運動指導士は医療関係者と連携するため、患者の状態や容体には敏感でなければなりません。そのために疾患の名前やそれに関わるさまざまな情報の知識が必要なります。また新しい手法やデータや論文も日々増えていますので普段から知識をインプットし、勉強熱心な人材が求められます。さらに、一般のスポーツクラブやフィットネスクラブなどで働く場合でも、運動中の怪我の応急処置や運動プログラムを組む上で医療知識が必要になる場合があります。

②コミュニケーション能力

健康運動指導士は常に「人」を相手にします。そのため高いコミュニケーション能力が必要とされます。高度な技術力があってもそれをうまく相手に伝えられないと意味がありません。専門職として高い技術力を持っていても、対応や愛想が悪く仕事を失っている人もいます。プログラム作成から運動指導を1人で行う場合もあれば、他の人と連携して動く場合もよくありますので相手の伝えたいことを理解する力は必須といえます。この能力は現場以外でも使えるものですので鍛えていて損は全くないと思います。介護施設などでは高齢者が多く、高齢者とのコミュニケーション能力も視野に入れておきましょう。これから更に日本は高齢化社会になるため、コミュニケーション能力が高い人材は重宝されます。

③身体の細部まで視る力

相手を視る力は必要です。患者の身体を良くするためには、やはり患者の身体をよく視る必要があります。身体の動作パターンだけでなく相手の得意は動きや苦手なもの、趣味嗜好まで把握することで患者の健康の手助けを、より一層サポートすることが可能となります。老若男女問わず、同じ人はこの世にいません。そのため、意識的に相手に興味を持つことによって自分にしかできないサポートができるようになり、現場の仲間や患者からの信頼を得ることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

健康運動指導士の役割は職場によって変わってきます。実際に現場でやることはあまり変わりはないのですが「1人で動く」のか「連携して動く」のかで内容や状況は変わってきます。そして場所によって求められものも違います。正直、人の数だけ病気症状も違い、用意していたものが通用しないことも多々ある、だからこそ勉強や知識を多方面から学び続ける必要がある思っています。それがこれから更に高齢化する日本を担う健康運動指導士の求められる役割です。

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