人びとのあいだで健康志向が高まり、病気の予防や介護を必要とする状態を防ぐという考え方が主流である今、その一助となる理学療法士を目指す人が年々増加しています。
理学療法士に興味はあるが、実際の仕事内容はぼんやりとしか知らない、どんな勉強内容で、資格を取った後はどんな場所で仕事をするのか知りたい!と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では理学療法士やリハビリテーションの意味、現在の人口や理学療法士に向いている人はどのような人物かという点から、実際の勉強内容や就職までの流れを紹介していきます。
最後には理学療法士とは実にやりがいのある、将来的にも多くの可能性を持っている魅力的な職業だと感じていただけることでしょう。
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▶︎ まずは資料ダウンロード!1 理学療法士、リハビリテーションの意味
理学療法士は正式にはどのような職種とされているかご存知でしょうか?
「理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」とされています。
とても難しく書かれていますが、病気、けが、加齢、障害などで 身体機能が低下した人へ、身体機能を維持・改善させるために運動、温熱、電気、水、光線などで治療を行う職種の人たちです。
「理学療法士」と聞くと同時に思い浮かぶのは「リハビリテーション」です。リハビリテーションは専門の職種が行う訓練という言葉のイメージがありますが、実はもっと大きく広い意味があります。
「re」(再び、戻す)と「habilis」(適した、ふさわしい)の英単語から成り立つ言葉で、機能回復の訓練という意味に加え「その人が人間らしく生きていく」という大きな範囲まで含まれています。
リハビリテーションには理学療法士だけでなく、作業療法士や言語聴覚士、その他の医療従事者、そしてその人の家族のサポートも必要です。
2 理学療法士の歴史、人口
リハビリテーションが治療と並ぶ部門として言われ始めたのは、意外にも今から約60年前です。その後、日本初の理学療法士の養成施設が作られ、国家資格としても定められました。
現在理学療法士の資格を持っているのは2021年で19万人です。
2011年は9万人であったことから、10年間でほぼ倍に増加しています。このままでは飽和するのでは?と思われがちですが、今の日本は高齢化が進み、今後はさらに加速し「超高齢化社会」になります。働く世代が減るにも関わらず国民一人ひとりの医療費負担は増加する一方となり、病気や介護を必要とする状態をそもそも予防することが重要になってきます。病気や介護の予防には理学療法士は必要不可欠で、今後はさらに需要が高まる職業であります。
3 理学療法士に向いている人
まず第一に人とコミュニケーションを取ることが好きな人です。理学療法士の仕事は「人」を対象にします。子供から高齢者まで様々で、病気の人、怪我の人、介護を必要としている人など様々な背景がある人です。その人々の身体機能をサポートするためには本人はもちろんのこと、その家族、他の医療関係者と日々コミュニケーションを取り、信頼関係を築き、その人が適切な方向へ回復するようにリハビリテーションを行わなければなりません。
次に継続して勉強することができる人です。
医療は日々進歩しています。そのため、常に新しい知識や技術を取り入れ続ける必要があります。適切なリハビリテーションを行うためには、定期的に勉強会や学会に参加すること、職場の上司や先輩から助言もらい、自分を客観的に見ることなど、いつも学ぶという姿勢を忘れず、探求心を持ち続けることが重要です。
また、自分自身が健康的であることもとても大切です。
理学療法士の仕事は体力も必要とされます。元気に働けるように健康的な生活を送ることはもちろんのこと、理学療法士自身が不健康な状態、または不摂生な生活をしていると、そのリハビリテーションにも説得力が欠け、信頼関係を築くことが難しくなります。まずは自分自身の健康管理ができていることや、健康について意識を高く持っていることは良い理学療法士になるための大切な要素です。
4 理学療法士になるための学校
理学療法士は「国家資格」であるため、国家試験に合格することが必須です。国家試験は誰でもいつでも受けることができるものではなく、国家試験を受けるための受験資格が必要です。それには定められた一定期間を養成所で勉強しなければなりません。4年制大学、短期大学(3年制)、専門学校(4年制、3年制)などの種類があります。
代表として4年制大学と3年制の専門学校の違いを説明します。
一つ目に修業期間の違いです。
4年制大学はその名の通り修業期間は4年間です。既に社会人経験を積んでいることや年齢的な理由で少しでも早く資格を取得したい場合は3年制の専門学校を選択するのがよいでしょう。ただし3年制の場合は4年制よりも期間が短い分、学習のスケジュールが非常にタイトで、勉強のスピードについていけないこともあります。もしキャンパスライフというものに憧れているのであれば、4年制大学に行くことをお勧めします。
次に、大学と専門学校では与えられる学位が違います。学位とはいわゆる学歴です。
大学を卒業すると「学士」、専門学校を卒業すると「専門士」という学位が与えられ、学士を取得するとより深く研究することができる大学院へと進むことができます。学士を取ったから就職時に有利、専門士だから不利、ということはありません。将来的に進みたい道によって、大学か専門学校かを考えるとよいでしょう。
また、教育内容にも違いがあります。
どちらにも共通しているのは「専門科目」は必須であることで、ここでいう専門科目とは「理学療法士として働くための知識や技術」です。大学ではこれに加えて「基礎科目」があり、一般教養など広い分野の学習をします。基礎科目は選択制が多く、好きな分野の勉強ができます。専門学校は国家試験の合格と、現場で働くための知識や技術を習得することが目的であるため、実践的な内容が多く、国家試験対策や就職のサポートが充実しています。
その他にも、入学試験の難易度や学費面での差はありますが、将来自分が進みたい道や目標、どのような学生生活を送りたいかによって学校を選びましょう。
5 学校での勉強内容
理学療法士になるための勉強には座学、校内演習、臨地実習、国家試験勉強があります。
座学ではテキストなどを用いて医学の基礎を学びます。
人体の構造や機能を学ぶ「解剖生理学」、運動の基礎を学ぶ「運動学」、リハビリテーションの基礎を学ぶ「リハビリテーション学」など、ほかにも多くの科目があり、進級するにつれ、どんどんと専門的な勉強になっていきます。
校内演習では学生同士が患者様役と理学療法士役に分かれて、実際の患者様へリハビリテーションを行う想定で取り組みます。理学療法士役で学びを得るのはもちろんのこと、患者様役になることで、「こんな風に声をかけてもらえると嬉しいな」と言った気持ちがわかるなど、相手の立場になって物事を考えることができるようになります。
臨地実習では実際の医療現場で学習します。普段学校で勉強を教えてくれている教員からではなく、バイザーと呼ばれる現場の指導者から教わります。実習期間は長いものでは数カ月に及ぶため、普段学校で一緒に過ごす友人に会うことが減り、また、実際の患者様と関わることや初めて接するバイザーから指導を受けることなど、いつもの学校生活とは違う緊張感があります。座学で学習したものと実際の現場の違いに苦しむこともあるかもしれません。臨地実習はまさに学生生活の中での最大の難関とも言えます。
そして最後に国家試験が待ち構えています。学生生活の締めくくりです。
国家試験はこれまでに勉強してきた知識や臨地実習で得た学びをもとに出されます。一般的には書店などで販売されている過去問題をもとに国家試験対策を行います。
問われる内容としては、身体の仕組みや機能などを問う基礎問題、専門的な問題が出される応用問題などから構成されています。国家試験で問われる内容は1年生から4年生までの授業内容なので、4年間の勉強をこつこつと真面目に取り組んでいたら恐れるものではありません。 また、国家試験は学校の入試とは異なり、定員は無く、合格ラインを超えた人全員が合格となります。学校によっては国家試験対策としてゼミが作られていることもあり、教員、学生一丸となって国家試験合格を目指します。
6 理学療法士が働く場
晴れて国家試験に合格したら次は就職です。理学療法士としての就職先は様々な場所があります。
まずは病院です。病院には脳梗塞後の後遺症などが原因でリハビリテーションを必要としている患者様、事故や転倒などによる骨折が原因でリハビリテーションが必要な患者様など様々な方が入院しています。そのような人々が元々の生活に戻れるようにサポートしていきます。
次に高齢者施設です。高齢者の増加にともないその施設も年々増えています。高齢者へレクリエーションなどを交えて介護の予防をします。病院に入院している患者様へのリハビリテーションは機能の回復が主な目的であることに対し、高齢者施設でのリハビリテーションは機能の維持が大きな目的です。病院の患者様と比べて、劇的に機能が回復するケースは少ないですが、少しでも自立した生活ができるようにサポートするという重要な役割を担っています。
また、スポーツ選手のサポートとして活躍している理学療法士もいます。
理学療法士がスポーツ選手と関わる場面といえば、怪我などの故障時といったイメージがありますが、それだけではありません。怪我の予防のために、怪我に繋がる恐れがある動作を改善したり、運動前後の身体のケアを指導したりしています。また、パフォーマンスの向上のために効率的なトレーニング方法も指導することによって、選手がベストな状態でいられるようサポートすることも行っています。活躍が認められると、プロチームに所属することができたり、選手と個別に契約を結び、一番近くで選手を支えることができるようになります。
ほかにも、資格取得後、より深く専門的な学びを得たい場合や研究職を志す場合、大学院へ進学する人もいます。大学院へ進学することにより、深めたい分野の研究を自分で行うだけでなく、それを他者に伝えるという論理的思考も習得することができます。大学院は始めの2年間で修士、さらに3年間学ぶことで博士の学位を得ることができます。
7 まとめ
今回は理学療法士に向けての勉強と就職までの流れをお話ししました。
理学療法士はリハビリテーションを行う職種とひとくくりに言っても、病院に入院中の患者様へのサポートはもちろんのこと、高齢者の身体的機能の維持や回復の援助、スポーツ選手の指導など、実に様々な場で活躍することができる素晴らしい職業です。
理学療法士として働く中で、患者様の身体機能がなかなか回復しなかったり、信頼関係を構築することの難しさに直面したりなど苦しい時もあるでしょう。しかし患者様から感謝の気持ちを伝えられた時や、相手の夢や希望を支えられたと実感できたときが理学療法士にとっての一番の喜びとなります。
たくさんの勉強や長期間に及ぶ臨地実習、最後には国家試験がありますが、理学療法士になりたい熱い気持ちがあれば大変な学生生活も乗り越え、立派な理学療法士になることができるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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