日本では高齢化が進み、平均寿命がどんどん延びてきています。
さらに医療が進歩したことにより、リハビリを行う人だけでなく
元気な中高齢者やスポーツを楽しむ人が増えています。
そこで気を付けなければいけないのが、
無理な運動や正しい知識を持っていないことによって起こるケガです。
せっかく元気に過ごせていても、ケガによって歩けなくなったりしてしまっては意味がありません。
また、運動中の体調の急変も忘れてはいけません。
中高齢者が運動中に体調不良を起こすことは度々ニュースで目にしていますよね。1人で運動を行うことにリスクがあるため、サポートをする人が必要になってきます。
そこで注目されているのが「シニアフィットネストレーナー」です。
人生をよりよくするために、リハビリや運動を行う中高齢者のサポートをする役割として
「シニアフィットネストレーナー」の需要は高まっています。
今回の記事ではシニアフィットネストレーナーはどんな仕事なのか、
またどんな働き方があるのか詳しく解説します。
シニアフィットネストレーナーとは
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シニアフィットネストレーナーは
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が管理する資格で
【SFT】と表記されることもあります。
中高齢者にストレッチ、コーディネーショントレーニング、レジスタンストレーニング、バランストレーニングなどを組み合わせたプログラムを提供する資格で、中高齢者の快適な暮らしをサポートする役割を担います。
NESTAは国際的に認知されている協会なので、
世界的に活動できるのでは?と思ってしまうかもしれません。
しかし、シニアフィットネストレーナーは地域ごとに資格認定が行われるため、
日本で取得した人は日本でしか資格を活かすことができないので、注意してください。
シニアフィットネストレーナーになるには
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シニアフィットネストレーナーの資格を取得するためには
16時間の講習会を受けた後、筆記試験に合格する必要があります。
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資格取得の流れ
- NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)HPより申し込みを行う
→一度決済が完了すると日程変更やキャンセルができなくなってしまうので、注意が必要です。 - 受講料63,000円(NESTAメンバーシップ会員は59,000円)を銀行振込またはクレジットカードで支払う
- 講習会、筆記試験を受ける
【講習会】- 受験資格:18歳以上
- 会場:東京、大阪、名古屋
- 日程:2日間、合計16時間
【筆記試験】
筆記試験は自宅で試験を行い、1週間以内に回答用紙を返送する「テイクホーム形式」。
講習会の内容をしっかり理解することができれば合格できる内容となっています。
採点はアメリカで行われるため、提出が遅れた場合は「不合格」となります。 - 合否を確認する
解答提出から4週間ほどで結果が届きます。
合格者には「認定証」が届き、これが資格取得の証明となります。
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カリキュラム内容
- 高齢社会とシニアについて
- 解剖学、機能解剖学
- 生理学
- シニア特有の疾病についての知識
- シニアに特化したトレーニングプログラムの作成
- レッスンの進め方
これらのカリキュラムで、現場ですぐに役立つ知識、指導法を学ぶことが可能です。
講習ではシニア世代のマインドを学ぶこともできます。
私たちは身体が自由に動くため、シニア世代の考え方を理解するのが難しい場面が多くあります。そのため、講習を通してシニア世代の考え方を学ぶことで、運動やリハビリへの心理的な不安を理解することができるようになります。
高齢者に寄り添ったサポートができるシニアフィットネストレーナーを目指せます。
シニアフィットネストレーナーと似ている資格
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似ている資格には「高齢者体力つくり支援士」があります。
高齢者体力つくり支援士とは、内閣府所管の公益財団法人体力つくり指導協会が認定する資格です。
資格の取り方はシニアフィットネストレーナーと同じく、講習会と筆記試験。
受験資格と資格において大きな違いが3点あったので、以下にまとめました。
| シニアフィットネス トレーナー | 高齢者体力つくり支援士 | |
| 受験資格 | 18歳以上 | いずれか1つに該当していること
|
| 有効期限 | なし(更新不要) | 資格取得日から4年間 (有効期限1ヶ月前までに8単位の取得することで更新) |
| 資格の種類 | 1種類 | マスター資格、ドクター資格 (ドクター資格はマスター資格取得後に講習を受けることができる) |
仕事スタイルはシニアフィットネストレーナーと同じです。
シニアフィットネストレーナーの仕事スタイル
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シニアフィットネストレーナーの活躍の場はどんなところにあるのか。
調べていくと大きく3つの仕事スタイルがありました。
どの仕事スタイルでもシニアフィットネストレーナーの資格を持っておくことで、マッサージやストレッチ、栄養指導ができる人材として活躍できる可能性が広がります。
1.フィットネスクラブ
中高齢者が健康増進目的や介護予防で利用するのがスポーツジム、フィットネスクラブです。
介護の予防に向けたトレーニングを行ったり、個人に合わせたメニュー作成や、運動の指導、サポートなど幅広い業務に関わります。
給料面は1年目では年収200~300万円くらいが相場と言えます。
フィットネスクラブの従業員となるので、トレーナーとしての実績や勤続年数によってその後の年収が変わります。
2.リハビリ型デイサービス
リハビリ施設でのデイサービスや、利用者さんの自宅に訪問して機能回復のためのトレーニングを一緒に行います。
高齢者や病気やけがでマヒが残った方が、より生活しやすいように指導していく仕事です。
マッサージやストレッチなどを行うだけでなく、栄養指導も行うなどサポートは多岐にわたります。
こちらも施設に就職する形のため、1年目の給料は年収200~300万円くらいが相場になります。関連した資格(保健師、栄養士、柔道整復師、看護師、理学療法士など)を取得することで、仕事や給料の幅が広がるでしょう。
3.フリーランス
フィットネスクラブや施設に雇われるのではなく、個人でSNSや営業を通じてシニアフィットネストレーナーとしての資格を活かす方法もあります。
個人で講演会を行ったり、高齢者向けの健康増進教室などでアドバイスを行います。
もちろんフィットネスクラブや施設と契約をして働くこともできるので、自分で仕事の内容や働く場所を自由に選べるメリットがあります。
しかし以下のような問題点もあるのが事実です。
- 仕事を自分で取ってこないといけない
- 給料が安定しない→1件あたりが高額な可能性はあるが、仕事が取れないと収入は0になってしまう
フリーランスとなると営業力などシニアフィットネストレーナーの資格とは異なる分野の知識も必要になりますね。
様々な働き方があるので、自分に合った働き方を見つけてみてください。
シニアフィットネストレーナーの問題点
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シニアフィットネストレーナーの弱点として、認知度の低さが挙げられます。
大手フィットネスクラブでの採用条件や業務委託の必須資格の中に「シニアフィットネストレーナー」はほとんど含まれていません。
とはいえ、これからのシニア向けフィットネスビジネスはこれから拡大していく見込みです。需要は増えていくので、中高齢者に向けた指導をしていきたい人にはぴったりの資格と言えるでしょう。
さらに求人情報を見てみると、シニア向けのフィットネスを行う施設では資格を問わず採用している傾向です。そこで「シニアフィットネストレーナー」を持っておくことで、あなたの強みとしてアピールできる材料となる資格です。
パーソナルトレーナー関係の資格を取ったうえで、より専門性を高めるためにシニアフィットネストレーナーの資格を取ることもおすすめです。
まとめ
今回の記事ではシニアフィットネストレーナーの資格取得から仕事スタイルまで、徹底解説しました。
シニアフィットネストレーナーは18歳以上であれば誰でも受験可能なため、挑戦しやすい資格となっています。
仕事のスタイルもフィットネスクラブへの就職だけでなく、介護施設やリハビリ施設、フリーランスなど様々です。しかし、まだ認知度の低い資格のため、この資格を持っていたらどこでも仕事ができる!という資格ではありません。
ですが、介護予防などの需要が高まっていることから、今後の高齢化社会に欠かせない資格となる可能性は大いに考えられます。
他のトレーナー資格などと一緒に組み合わせて持っておくことで、あなたの仕事の幅を広げてくれる強みとなるはずです。
ぜひシニアフィットネストレーナーの資格取得を目指してみてください。
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