「ボクシング経験を活かしてインストラクターの仕事がやりたい」
「でもボクシングインストラクターって、具体的にどんな仕事をするんだろう?」
「自分でもできるかな?求人はある?」
今回は上記のようなお悩みにお答えする記事です。
ボクシングというスポーツは誰でも知っていますが、ボクシングインストラクターの仕事は、あまり馴染みがありません。ボクシングに関わる職業につきたいと考えている人なら、具体的な仕事内容を知りたくて、雑誌やネットで調べているのではないでしょうか。でもあまり良い情報がないのが現状です。
そこで本記事では、ボクシングインストラクターの仕事内容について整理して、まとめました。最後まで読んで頂ければ、不透明だったボクシングインストラクターの仕事内容を、鮮明にイメージできるようになるはずです。
記事を書いている筆者はフィットネス業界で働いた経験が10年以上あるので、フィットネス系、スポーツ系の情報には詳しいと思います。
簡単に読めますので、ボクシングインストラクターに興味のある方はぜひご覧ください。
ボクシングインストラクターの仕事内容
さっそくボクシングインストラクターの仕事内容を解説します。
前提として、この記事は「プロボクサーの指導者」ではなく、アマチュアの一般レベルを指導するインストラクターを想定した内容です。
プロを対象とすると、指導者の仕事は「試合で勝つ」だけが目標となり、対象者も限定されてしまいます。しかし、プロボクサーを育てる仕事以外にも、一般の人にボクシングを通じて身体づくりを伝えたり、楽しさを感じてもらったりすることも立派な仕事。
例えば、フィットネスジムのスタジオでボクササイズのレッスンを担当したり、ボクシングジムで一般の人へボクシングを教えたり、プロボクサーでなくてもボクシングの魅力を伝える仕事はいくつもあります。
どこで働くにしても、ボクシングインストラクターの仕事は主に以下の5点です。
- ボクシングの指導
- ボクササイズの指導
- 事務作業
- 掃除
- 営業
それぞれ解説します。
ボクシングの指導
ボクシングインストラクターのメイン業務が「ボクシングの指導」です。あたり前だと思われるかもしれませんが「指導」はとても奥が深く、間違った考えで指導してしまうインストラクターは少なくありません。
具体的には次のことを考えて指導します。
- ボクシングをやる人は何者なのか
- ボクシングをやる目的は何なのか
- 何を教えるのか
- どの順番で教えるのか
ボクシングをやる人は何者なのか
誰に指導するか、はとても重要です。
なぜなら相手によって指導する内容や強度、言葉遣い、立ち位置、すべてが変わるから。
例えば、18歳の男子と50歳の女性では、まったく同じ内容でボクシングを教えることはできません。18歳男子であればガンガン勢いのあるトレーニングができますが、50歳女性なら安全性を優先することになります。
その他にも、体格や経験、性格、既往歴、など「誰に」教えるのかを把握する必要があります。
ボクシングをやる目的は何なのか
目的や目標を明確にすることも必要です。「プロになりたい」のか「ダイエットがしたい」のかわからなければ、的外れの指導内容になります。なぜボクシングを習おうと思ったのか、まずは目的を共有することから始めます。
何を教えるのか
対象者と目的がわかったら、何を教えるかを考えます。ボクシングインストラクターはボクシングのすべてを教えることが仕事ではありません。やろうと思ってもできないでしょう。相手に合わせて必要な要素をピックアップして教えていきます。
ダイエット目的の人に、強いストレートの打ち方が必要かといえば、おそらく不要です。怪我をしないように安全にジャブを打つ練習のほうが大事なはず。指導する要素を選択することもインストラクターの仕事です。
どの順番で教えるのか
意外と忘れがちなことが、教える順番です。小学生で例えると、1年生の時はコレ、2年生の時はコレ、と教える順番が決まっています。そうでないと教育はうまくいかないからです。
ボクシングの指導も同様で、基礎的な要素から徐々に難しいトレーニングへと進めていきます。最初からいきなり1発KOのやり方など教えてはいけません。順序良く教えることが大事です。
ボクササイズの指導
ボクシングインストラクターは、ボクササイズを指導できると仕事の幅が広がります。
ボクササイズとは、エアロビクスにボクシングの要素を取り入れたグループレッスンのこと。主にフィットネスクラブのスタジオでおこなわれます。
ボクシングの型をマネるだけなので、ボクシングに詳しくない人でも指導できるかもしれません。ですが、マンツーマンでボクシングを指導する技術と、集団に対して指導する技術は別物。
声のかけ方やレッスンの進め方など、ボクシング以外の知識を学ぶ必要があります。ボクシングインストラクターとして幅広く活動したいなら、ボクササイズについても勉強して、できる仕事を増やしましょう。
事務作業
仕事内容で盲点なのが事務作業です。ボクシングインストラクターを仕事にするには、指導だけでなく事務作業も並行してやらなくてはいけません。カルテを書いて整理したり、顧客リストを作成したり、必要な業務はたくさんあります。
少なくとも以下のスキルは身につけておくべきです。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- 電話応対
- PCスキル
- SNSの基礎知識
事務作業は避けて通れない大切な仕事なので、書籍やYouTubeなどで勉強しておきましょう。
掃除
掃除をあまく見てはいけません。ボクシングインストラクターにとって掃除は立派な仕事です。
あなたは成功者と呼ばれる人の多くがトイレ掃除をとても大切に考えていることをご存じでしょうか?
- 鍵山秀三郎(イエローハット創業者)
- 松下幸之助(パナソニックグループ創業者)
- 本田宗一郎(HONDA創業者)
- 稲盛和夫(京セラ、KDDI創業者)
などはビジネス界で知らない人はいないほど有名です。また、
- タモリ
- ビートたけし
- 郷ひろみ
- 和田アキ子
などの一流芸能人と呼ばれる人たちも、掃除を大切にしていることで知られています。
日本では昔から「掃き清める」という言葉があるように、掃除をすることでその場所を清め、浄化するという意味をもちます。また、目に見えるものだけでなく、心の中も浄化することに繋がると考えられています。一流のボクシングインストラクターになりたければ、掃除仕事を率先してやるべきです。
営業
最後に紹介する仕事は、営業です。営業とは「何かを売る活動」のこと。ボクシングインストラクターであれば、売るモノは2つ。
- 自分を売る
- 契約先が売りたいモノを売る
自分を売る
ボクシングインストラクターのあなたは、自分を買ってもらわなければ仕事ができません。スポーツクラブやボクシングジム、あるいは個人に買ってもらって、収入を得るのです。
黙っていては誰もあなたを買ってくれないでしょう。まずはあなたがボクシングインストラクターであることを知ってもらうことです。そして、何ができるか、どんな価値があるのかをアピールするといった営業が必要です。
契約先が売りたいモノを売る
スポーツクラブに努めたとしましょう。そのクラブが「ボクシンググローブを売りたい」としたら、グローブを売る活動=営業があなたの仕事になります。
そのグローブの特徴をわかりやすくアピールして、購入する価値を伝え、買ってもらう。ボクシングを指導するだけではなく、営業活動の仕事もまわってきます。
ボクシングインストラクターになる方法
さて、ボクシングインストラクターの仕事のイメージができたところで「どうすればボクシングインストラクターになれるの?」と疑問に思うかもしれません。ここからは、具体的にインストラクターになる方法を解説します。
結論は、それほど難しくない、です。
なぜかというと、プロトレーナーを目指さない限り、ボクシングのライセンスといった特別な資格はいらないから。
もちろんプロボクサーのライセンスをもっていれば、それだけ指導者としての価値は上がるでしょう。しかし、プロボクサーでなければインストラクターの仕事ができない、なんて規則はありません。
誰でも次の3ステップで、ボクシングインストラクターとして活動できます。
- ボクシングを習う
- ボクシングを勉強する
- ボクシングを教える
それぞれ解説します。
ステップ1・ボクシングを習う
最初のステップは、あなた自身がボクシングを習うことです。
ボクシングについて何もわからなければ、指導することなんてできません。まずは自分が実際にボクシングを教えてもらうことが、一番の近道です。
注意点は、単にボクシングを教わるだけでなく、指導のやり方を覚えること。
指導する側になりたいのですから、ボクシングインストラクターがどのように指導するのか、必ず観察してください。
ステップ2・ボクシングを勉強する
次のステップは、ボクシングについて深く勉強することです。
これはボクシングを習いながら、並行してできます。書籍やブログ、YouTube、学習教材、どんな媒体でもいいので、知識を吸収してください。
勉強が必要な理由は「知らないことは教えられない」から。
小学生が大学生に勉強を教えられないように、自分がわからないことは他人の教えることは当然できません。プロボクサーでも知らないようなことまで、徹底的に勉強しましょう。
ステップ3・ボクシングを教える
自分で習って、勉強もしたら、最後はボクシングを誰かに教えてみましょう。
誰かに教えることは、自分でボクシングを学ぶよりも難しい技術です。教える技術を向上させるには、とにかく経験が大事。まずは身近な人へ、たくさん指導して経験を積んでください。
そして教えることに慣れてきたら、もうボクシングインストラクターとして働けます。ボクシングジムやスポーツクラブの求人を探して、勇気を振り絞ってチャレンジするときです。
ボクシングインストラクターの求人情報
「ボクシングインストラクターの求人ってどうやって探すの?」
求人を探すときは、求人サイトを利用します。おすすめはスポーツ業界に強い求人サイトを使うこと。
残念ながらボクシングインストラクターの求人は多くありません。一般的な求人サイトを探しても見つからないことがほとんど。でもスポーツ業界に強いサイトであれば、求人が見つかる可能性があります。スポーツに強い求人サイトを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
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フィットネスジョブは、スポーツ・フィットネスの求人サイトです。フィットネス業界では知らない人はいないでしょう。パーソナルトレーナーやインストラクター、ジムスタッフといった職種ごとに求人情報を検索できます。
まとめ
いかがでしたか?
ボクシングインストラクターについて最後にもう一度整理しておきます。
主な仕事内容は次の5つ。
- ボクシングの指導
- ボクササイズの指導
- 事務作業
- 掃除
- 営業
ボクシングインストラクターになる方法は次の3ステップ。
- ボクシングを習う
- ボクシングを勉強する
- ボクシングを教える
仕事を探すときにおすすめの求人サイトは以下の4つ
- スポナビキャリア
- doda
- PLMキャリア
- フィットネスジョブ
近年ボクシングは、ダイエットやストレス発散ができるフィットネスとして人気が高まっており、ボクシングインストラクターの需要も増えてきました。この記事で仕事内容の疑問は解消されたと思います。
将来は好きなことを仕事にしたい、スポーツに関わりながら収入を得たい、と考えているなら、ボクシングインストラクターの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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