本記事では、スポーツ栄養学で取得できる様々な種類の資格や、就職先をご紹介します。数多く存在する資格や、その資格を活かした就職先を知ることで、計画的にスポーツ栄養学を学ぶことが出来ます。事前に理解しておくことで、遠回りせずに済みますし、失敗することを極力少なくすることができます。まずはやってみて理解していく、という意見もあるかと思いますが、大まかな概要を知っておくだけでも得だと思います。
スポーツ栄養学の資格では、メジャーな資格から少しマニアックな資格まで多々あります。そういった資格を活かして「どんな仕事をしたいのか」「どんな自分になりたいのか」を考えるきっかけになってくれれば幸いです。本記事はこんな方にオススメです。
・スポーツ栄養学の取得できる資格を知りたい
・資格を取得した後、どんな仕事ができるのかを知りたい
・自分にはどんな資格が向いているのか知りたい
・それぞれの資格の難易度や取得方法について知りたい
スポーツ栄養学とは
スポーツ栄養学とは、食事や栄養の管理を通じて、運動愛好者が安全で効果的に、そしてアスリートが競技で最高のパフォーマンスが発揮できるようサポートする職業です。一般的な栄養学とは少し異なり、幅広い方を対象とした栄養学ではなく、栄養とスポーツを掛け合わせた内容となっています。
スポーツ栄養学の対象者は、日頃から運動を楽しむ人はもちろん、スポーツを楽しむ人やそれを指導・応援する人、運動をする子どもの親、プロを目指しているアスリートなどが挙げられます。そういった人たちが怪我のないよう、最大限運動を楽しめ、競技で結果を出すために、スポーツ栄養学の知識を学ぶ方が多いカテゴリーとなっています。
どんな資格があるのか
では資格の種類をそれぞれ解説していきたいと思います。資格の内容や取得するメリット、取得の方法の3つを中心に、より具体的にお伝えしていきます。
スポーツフードアドバイザー
資格の内容
スポーツフードアドバイザーとは、日本能力開発推進協会 (JADP)が認定している資格で、「アスリートが競技で活躍できるよう食事面でサポートできる技術」を持った証がある人のことを言います。
具体的には、アスリートの栄養管理に必要な基礎知識やアスリートの要望に合わせた食事指導やレシピ考案などができる資格です。アスリート1人ひとりのトレーニングやコンディションをしっかりと理解し「いつ、何を、どれくらい食べればいいのか」をアドバイスしながら、勝てる身体づくりを提案・サポートする提案するスペシャリストです。一流のプロスポーツ選手からスポーツチームをはじめ、成長期の小中学生など、幅広い年代のアスリートに必要な「身体を育むための指導」を行なう役割も担っています。
取得のメリット
スポーツフードアドバイザーを取得すると、様々な場所で活躍することができます。例えばプロアスリートやチームのコーチ、子どものスポーツを応援する親など、幅広い方へアプローチできます。他にもフィットネスクラブや料理教室の講師としてなどとしても活躍できますので、まだ先の仕事内容が定まっていない方は、オススメの資格となっています。
取得の方法
スポーツフードアドバイザーの資格を取得するためには、協会が公式に認定している「キャリカレ」の受講が必須となっています。実務試験はなく、指定のカリキュラムを受講してから受験をすることができますので、気軽にチャレンジすることができます。ネットで申し込みをし、教材が家に届くので、在宅で学ぶことができるので、時間がない社会人や主婦の方にも受験しやすい環境が整っています。合格率は約70%ほどなので、受験に向けてしっかりと準備すれば合格できるラインとなっています。
キャリカレへの受講はこちら
公認スポーツ栄養士
資格の内容
公認スポーツ栄養士とは、JSNA(japan sports nutrition association) という協会が公式に認定している資格で、自分自身の健康管理はもちろん、組織の監督やコーチなどの指導者という立場からアスリートの食事を管理・提案する知識を習得することができます。
活躍の場として、スポーツチームや専門学校などといった様々な場面で活躍されている方が多く、現在の公認スポーツ栄養士登録数は436名(2021年度10月現在)とかなり少なく希少性が高い資格とされています。
取得のメリット
公認スポーツ栄養士は、他の資格と比較しても非常に知名度と権威性が高い資格となっています。現在公認されているスポーツ栄養士の登録者数は436名(2021年度10月現在)と少ない中での有資格者となれるので、取得することによって信頼性を大きく高めることができます。
実際に、資格を取得した方の多くは「スポーツ関連の仕事に活かすことができる」という点を取得するメリットに挙げています。今後スポーツ関連の仕事に就きたいと考えている方にとっては、取得するメリットは絶大だと思います。
それだけ信頼性のある資格ですから、取得することで仕事の依頼が増えることも多く「スポーツ栄養学の専門家」として認知されるレベルの知識を得られるため、科学的根拠に基づいた専門性の高い指導を行えるようになります。
取得の方法
これだけ信頼性の高い資格ですから、取得は非常に難しくなっている印象です。様々な条件があり、そのうちの一つに資格取得のために講座を受講する必要があります。その講座を受講するためには、管理栄養士の資格を有し、22歳以上であることなどの条件があります。管理栄養士の資格をまず取得するために学ぶ必要があり、取得までに多くの時間の労力を消費する必要があります。しかし、これだけハードルの高い資格ですから、その難しさから取得をあきらめてしまう方も多いでしょう。しかし先ほど解説したスポーツフードアドバイザーに比べ、公認スポーツ栄養士になることができれば、その分希少性が高くなるメリットがあります。
公認スポーツ栄養士の公式HPはこちら
スポーツフードスペシャリスト
資格の内容
スポーツフードスペシャリストとは、JAFA(一般社団法人日本能力教育促進協会)が公式認定しているスポーツ栄養のスペシャリストを目指す人向けの資格です。
スポーツ選手の食事に関連する知識だけはなく、栄養素面で最適なサプリメントの知識も習得できるので、アスリートにとって頼れる存在になれるでしょう。また他にも資格取得を通じて栄養や食事の面のみならず、アスリートのコンディション調整方法やドーピングに関する知識など、アスリートのパフォーマンスを支える上で欠かせない知識を幅広く習得できる点が魅力です。
取得のメリット
スポーツフードスペシャリストは、その他のスポーツ栄養士資格よりも、アスリート・競技者の指導に特化した知識を学ぶことができます。アマチュアのアスリートからプロのアスリートまで、幅広いアスリート・競技者を様々な面からサポートしたいと考えている方や、家族にアスリートを目指している人がいる場合は、非常に役立つ資格です。また食事や栄養の面だけでなく、ドーピングの規則や競技パフォーマンスの向上に役立つサプリメントの知識についても学べる資格なので、スポーツに携わる際には必ず役立つでしょう。
取得の方法
スポーツフードスペシャリストの資格を取得するためには、formieという通信講座を受講し、試験に合格することによって認定を受けることができます。formieはJAFA(一般社団法人日本能力教育促進協会)の認定校とされています。formieは様々な資格を定額で安価で学べるサービスで、講座はスマホで手軽に勉強と試験の受講ができることから、忙しい方でも勉強に着手しやすいメリットがあります。通信講座でサポート体制が不安という声も聞こえてきそうですが、ネットで気軽に質問や相談に応えてくれる環境が整っています。取得までのスピードは平均2か月ほどと言われており、比較的短期間で資格を取得することができます。
スポーツフードスペシャリストの資格取得はこちら
アスリート栄養食インストラクター
資格の内容
アスリート栄養食インストラクターは、JIA(日本インストラクター技術協会)が公式に認定しているスポーツ栄養士の資格で、主にアスリートをサポートするための栄養知識を学ぶことができます。自分への資格というより、アスリートをサポートする資格になるため、競技の特性やアスリート個々人の要望やなりたい姿に合わせて提案する能力を養うこともできます。
取得のメリット
アスリートへの指導に特化した資格になるため、すでにそういった仕事をしたいと考えている方は非常にオススメな資格となっています。また特化している分、他の資格に比べて狭く深く理解できるため、差別化を図ることができるでしょう。
主にスポーツジムでトレーナーを目指している人やすでに活動している人、スポーツチームに所属したい方やすでに属している方は、取って得しかない資格となっています。
取得の方法
通信講座での受講がオススメです。「SARAスクール」へ受講を申し込み、試験を受けることなく、卒業課題を提出することで資格を取得できます。比較的気軽に取得することができますので、忙しいビジネスマンや主婦にオススメです。
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資格取得後の就職先について
では、スポーツ栄養で取得した資格で、どういった就職先があるのかを、項目に分けて解説していきたいと思います。実際に資格を取得しても、自分がイメージしている仕事ができないと困ってしまいますよね。あらかじめ明確なイメージを持つことで、資格取得の勉強もモチベーション高く取り組むことができるでしょう。
アスリートのサポート
まずは資格取得後の就職先として、アスリートのサポートに関連した仕事です。アスリートを一人ひとりサポートすることもあれば、スポーツチームなどの組織を対象とした方法など、様々です。どちらかというと実際にスポーツチームやスポーツ団体に所属して、アスリートの食事管理や身体づくりなどを行なっているスポーツ栄養士は多いようです。担当している競技やそのアスリートに合っている食事内容やサプリメントの摂り方を提案・実行します。アスリートが競技で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、トレーニングだけではなく食事や栄養面の管理が、以前よりも重要性が認知されているため、今後も高い需要が期待できる仕事内容だと考えています。
医療施設やスポーツジムでサポート
医療施設やスポーツジムでの就職先も人気です。
医療施設では、入院している方や通院中の方へ、適切な食事や栄養を提案し、実行に移してもらいます。他にも整体師をしている方も保有していることがあります。これらはスポーツに特化した仕事内容ではありませんが、一緒に働いている方と差別化できることが大きなメリットです。スポーツ栄養学以外の仕事だったとしても、触れる機会がゼロではないので、他者よりも希少性が高くなります。
またスポーツジムでも同じことが言えます。トレーニング指導に付随して、食事面でのサポートもできます、とクライアントに提案するだけで他のトレーナーと差別化を図ることできます。ジムに通っている方は健康への意識が高い方が多いので、トレーニング指導だけではなく食事への関心も強いのでアドバイスしやすいです。通っているお客様にとって、正しいトレーニング手法を知ることも重要ですが、平行して正しい食事の方法も知ることで、より大きな成果につなげることができます。
料理教室や講演で
スポーツ栄養学を学ぶことで、料理教室や講演でも活躍することができます。対象者は、自身がアスリートである方や、家族や友人などがアスリートでそのサポートをしたい方が多いです。
料理教室では料理という分野で、さらにアスリートというオプションを付けることで、より多くの方に目が留まり、興味をもってもらうことができます。なぜなら、アスリートに特化した料理教室はまだまだ少ない印象ですし、スポーツを楽しむ人口は多いので、非常に需要のある仕事内容だと考えています。
また講演では、スポーツ栄養学について幅広い知識が求まられますが、非常にやりがいのある仕事でしょう。自身の肩書きも必要になってきますが、人に伝える・教えることができれば、自身もスキルアップを図れますし、多くの方へ自分を知ってもらうきっかけ作りをすることができます。講演では会社に属して活動するよりも、ある程度経験を積んで独立してからが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。スポーツ栄養学には、まだ紹介しきれなかった資格もあります。その資格を取って何をしたいのか?を明確にすることが重要だと思います。資格取得はゴールではないからです。何か挑戦する際には、資格の保有は非常に自信につながりますし、取得までの過程で多くの知識と技術を身に付けることができます。また、クライアントに提案・ヒアリングする際に自身の肩書きを提示することで、権威性の法則という心理が働き、クライアントの反応と成約率などは格段と高まります。ぜひこの機会に資格の取得を検討してみてください。
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