近年、高齢社会化に伴って高齢者の健康維持が大きな課題の1つとなっています。そんな課題を解決するための1つの方法として、注目が高まってきているのがシニアヨガです。シニアヨガに関する知識を得るための講座や資格にはどのようなものがあるでしょうか？
この記事ではシニアヨガに関して詳しくご紹介していきます。
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シニアヨガはその名が示す通り、高齢者が行えるようなヨガです。普通のヨガとの違いは椅子などの補助器具を利用してヨガを行うことで、より安全かつ負荷が少ない状態でヨガを行うという点です。
シニアヨガは通常のヨガよりもかなり強度がかなり弱く設定されてはいますが、それぞれの身体の状況によって強度に変化を加えるため補助器具を利用します。
現在、介護施設や高齢者施設などでシニアヨガが注目を集めており、実際にそれらの施設でシニアヨガが取り入れられてきています。その理由として、シニアヨガを行うことによって得られる効能があります。
- 筋力アップ
- 血行促進
- リラックス効果
これらの効果は特に筋力の低下などが顕著になりやすい、高齢者に非常に重要なものです。ヨガを行うことで、筋力の増進効果が期待できるため弱っている筋肉を回復させることが期待できます。またリンパなどが詰まってしまっている場合は、ヨガを行うことで血流の促進を促すことで全身の老廃物を流す効果も期待されます。
またヨガというエクササイズを通して身体を動かすことで期待できるリラックス効果に加え、ヨガのポーズなどの習得や身体を動かす事で認知症にも効果が期待できます。
シニアヨガを指導していくインストラクターは、シニアヨガに関しての知識をしっかりとした知識が必要となります。具体的には強度の低いアーサナや補助器具の使い方をマスターしておく必要があります。またシニア世代の方があまり無理してエクササイズを行うと逆に体調が悪化してしまう可能性もあるため、しっかりと受講者それぞれの状況などを見極めながら指導を行っていく能力も必要となります。
シニアヨガインストラクターになるための知識を身につけることができるように、さまざま講座が開催されているためこれからシニアヨガのインストラクターを目指す方はそれらの講座の受講を検討することもおすすめします。
シニアヨガ講座の選び方
シニアヨガの講座はさまざまな団体で開催されています。それらの講座を選ぶ際の基準となるポイントをご紹介していきます。これから受講を検討されている方は、これらのポイントを確認しながら自身に最適だと思う講座を選んで行くとよいでしょう。
ここでは選ぶさいのポイントを5つの項目に分けてご紹介していきます。
受講方法
シニアヨガの講座を受講する方法には大きく分けると3つの種類があります。それぞれの受講方法に、メリット・デメリットが存在するため自身のライフスタイルにはどのような受講方法が最適であるかを加味して検討してみることをおすすめします。
1つ目の受講方法は通学して講座を受講するというものであす。実際に講座を開講しているヨガスクールなどに通いそこで講座を受講します。この受講方法のメリットは直接講師から指導を受けることができるため、細かいニュアンスや指導時の声がけなどを実際に体感できるという点です。また他の生徒と交流することができるため、自分と同じ目標を持った方々と交流できるというメリットもあります。
2つ目の方法は通信講座です。通信講座の場合は自宅で自分のタイミングで学習を進める事ができるというメリットがあります。スクール開講の時間などになかなかスケジュールが合わないという方でも安心して、しっかりと知識を身につけることができます。
3つ目はオンライン講座の受講です。オンライン講座では講座開講中に講師への質問がその場でできるという点が通信講座と比べた場合のメリットです。またスクールまで通う必要が無く自宅の近くで講座が開講されていない方でも受講しやすいというメリットもあります。
内容・流派
ヨガにはさまざまな流派がありそれぞれの流派によって、ヨガに対する考え方や呼吸法、指導内容などが異なります。そのため自分が学びたいシニアヨガの内容や流派など、すでに決まっている方はその内容を教えている講座を受講することをおすすめします。
シニアヨガでは無く通常のヨガに通っている方などは自身のスクールに相談してみることで、最適なシニアヨガ講座を紹介してもらえる場合もあります。
資格を取得できるか
講座を受講することでシニアヨガに関する資格を取得できる場合もあります。これからシニアヨガを仕事にしていこうと考えている場合は、資格を取得しておいた方が職場を探す際に有利になる場合もあります。そのためその後のキャリアのために資格の取得を検討している方は、自分が受講する講座で資格の取得が検討できるのかも確認しておくとよいでしょう。
費用
講座選びの際に重要なポイントの1つとなるのが、講座の費用面です。類似する講座でも通学やオンライン講座などの受講方法や運営する団体によって費用が大きく異なる場合があります。そのため自分の目的とあった講座を数種類比べて、最も価格の良い講座を選ぶというのも1つの選定基準となります。
就職支援などがあるか
講座受講後、実際にシニアヨガのインストラクターなどとして活躍していく事を検討している場合。講座終了後に就職先の斡旋など就業のための支援制度が用意されているのかも確認しておくとよいでしょう。支援制度が用意されている場合はこれまで実際にどのような施設が就職先となっているのかを確認しておくとよいでしょう。
シニアヨガのおすすめの講座9選
ここまでご紹介してきた基準も踏まえた上で、シニアヨガに関するおすすめの講座を9つこの記事ではご紹介していきます。
めぐりヨガ
出典：https://meguriyoga.com/
めぐりヨガでは「シニアヨガ 指導者養成講座」というシニアヨガ講座が開講されています。めぐりヨガは一般社団法人国際ウェルネスケア協会から認定を受けているヨガスタジオです。
通常のヨガクラスを開講している傍らで、様々なインストラクター養成講座も開催しています。その1つがシニアヨガ指導者要請講座です。
この講座は全部で3日間、合計16時間をオンラインでの受講となります。
ヨガの理念や基礎から、シニアヨガの実践知識やポーズまでをオンラインで学ぶことができます。また講座の内容はアーカイブされているため、受講後何度でも内容を見返すことができます。講座の費用は59,800円となっています。
アヤボディアーキテクチャー
出典：https://www.aya-bodyarchitecture.net/
アヤボディのシニアヨガインストラクター要請講座を開講しています。この講座は高齢者のための介護予防を目的とした優しいヨガを学ぶことができます。アヤボディアーキテクチャーは東京、名古屋、神戸、福岡の4つの都市にスクールを構えています。
シニアヨガインストラクター要請講座は、オンラインと通学を組み合わせて受講することができるため、どちらのメリットも享受することができるのもポイントです。
また卒業後のサポートも充実しており、卒業した後も補講や就職のサポートが受け放題となっています。
講座は全部で5回となっており、各回17,000円の合計85,000円が講座費用となっています。
LILAYOGA
日本統合医学協会が認定しているLILAYOGAが開催している、メディカルシニアヨガインストラクター要請講座は受講後に日本統合医学協会協会認定メディカルシニアヨガインストラクター資格を取得できる講座です。
ヨガだけでなく医学知識を踏まえた知識を取得することで、シニアヨガが取り入れられている介護の現場でも即戦力となるインストラクターを要請することを目的としています。
講義6時間と実技15時間で講座は構成されており、講義に関してはオンラインで受講することができるようになっています。講座受講費用は128,000円となっています。
一般財団法人日本能力開発推進協会
出典：https://www.jadp-society.or.jp/course/senior-yoga/
一般財団法人日本能力開発推進協会は医療、福祉、介護をはじめ、食文化や芸術など、あらゆる分野に携わる人々の教養を高め、職業実務能力の向上を図ることを目的としている団体です。その中で高齢者の健康増進を目指すインストラクターを育成する講座として、シニアヨガインストラクターの講座です。講座受講後にはシニアヨガインストラクター資格を取得することができます。資格取得には認定講座を受講後試験に合格する必要がありますが、講座の受講費用は60,600円、受験料が5,600円となっています。
YMCメディカルトレーナーズスクール
YMCメディカルトレーナーズスクールは一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会や全米ヨガアライアンスといった様々な団体から正式認定されているスクールです。国内6都市にあるスクールで講座を受講することができるようになっています。講座の受講時間は合計21時間で平均的な受講期間は1～2ヶ月程度となっています。講座費用は113,000円となっており、卒業後にはIHTA認定 シニアヨガインストラクター資格を取得することができます。
アンダーザライトヨガスクール
出典：https://lp.underthelight.jp/?gclid=EAIaIQobChMIgvX5m9Wy_AIVhDMqCh0H7wB7EAAYASAAEgLND_D_BwE
全米ヨガアライアンスの最古の認定スクールの１つであるアンダーザライトヨガスクール（UTL）は多くの認定ヨガインストラクターを育成してきた実践を持つヨガインストラクター要請スクールです。そんなUTLではUTLシニアヨガ指導者養成コースが開催されています。2日間で合計16時間の授業を受講する内容となっており、オンラインでの講座は8時間となっています。オンラインで学ぶ座学はアーカイブで何度も見ることができるようになっています。費用は合計57,900円となっています。
ヨガジェネレーション
出典：https://shop.yoga-gene.com/program/684/
ヨガジェネレーションはさまざまなヨガの講座やイベントを開催しており、その数は年間で1300本以上にのぼります。講座の開催数の実績を基にオンラインでも受講しやすい体制などもしっかりと整備されているため、遠方の方でも安心して受講できるようになっています。また実際に講座も全国21箇所で開催されているため非常にアクセスしやすい講座ということができます。そんなヨガジェネレーションのシニアヨガ指導者養成講座は4日間で合計22時間の講座となっており、全てオンライン受講となっています。費用は101,200円となっています。
YOGA ヴィオラトリコロール
大阪に拠点を置くヨガスタジオヴィラトリコロールが開催しているシニアヨガインストラクター資格コースはヴィオラトリコロールが認定している、シニアヨガ 20時間トレーニングコース終了証を授与できます。さらにヨガの世界的資格であるRYT資格取得のための受講要件にも充当できます。講座の受講スタイルはオンラインと通学のハイブリットとなっており、費用はテキスト代込みで69,410円となっています。
OM YOGA
出典：https://omyogagroup.com/ryt500/senior
OMYOGAのシニアヨガ講座の特徴は講師全員が上級ヨガインストラクターであると同時に医療従事者でもあるという点です。そのため現場で即戦力となる生きた知識を学ぶことができるため、その後シニアヨガのインストラクターとして活躍していく事を検討している方にもおすすめの内容となっています。講座は全てオンラインでの受講となっており、2日間で全15時間の講座となっています。講座の費用は36,300円となっています。
OMYOGA公式HP
まとめ
高齢者の増加によってその健康維持は大きな社会的な問題となっています。そんな中高齢者に最適なエクササイズとして考案されたシニアヨガはこれからも需要が増加されていく可能性が非常に高いです。またシニア世代の生活水準の向上を担うことのできる、シニアヨガのインストラクターの仕事はやりがいのある仕事でもあります。これからシニアヨガのインストラクターを目指す方はぜひこの記事でご紹介した講座の受講も検討してみてください。
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